大きな投資によって手に入れる住まい。だから、その投資に見合う住まいでなければなりませんが、暮らし方も判断基準も住まい手それぞれに異なります。とても難しいテーマですね。
でも、今回はあえてその点について少し触れてみたいと思います。
投資に見合った住まいであるかどうかの物差しの一つに「満足度」があります。デザイン、間取り、性能、価格・・・いくつかの要素を総合して判断されるお施主様の心理的な満足度はとても分かりやすい指標です。住まいが完成した時、「思い通りの家ができた!」、いや「思った以上の家になった!」とお施主様が純粋に感じられた時、いい買い物ができたということになるのかもしれません。
ですが、そこに「時間」という要素を加えて考えてみるとどうでしょう?5年後、10年後、20年後・・・その時々に、お施主様の思いがどう変化していくのか?むしろ完成した瞬間よりも、その後長く長く続くご家族の人生に常に寄り添う住まいを通じて、お施主様の心の内から「この家を建てて本当に良かった」と感動が舞い戻ってくるような瞬間が何度もある・・・つまり、投資に見合った住まいであるかどうかは、建てた時から高い満足度を持続、あるいは時が経つほどに高まっていく、本当の意味で「永く住み続けられる」住まいであるかどうかということではないでしょうか。
そのために、作り手がやるべきこと、守るべきことはたくさんあります。
いつまでも飽きのこない普遍的な美しいデザインを提供すること。経年変化を味わいとして感じられる本物の素材を厳選すること。ご家族のライフスタイルの変化にも柔軟で価値の下がらない空間であること。お客様と私たちの人間関係が良好であり続け、深まっていくこと。そして、お施主様の住まいを何世代にも渡り見守り続けられるように、いかなる経済環境の変化にもびくともしない経営で会社が存続し続けること。私たちは、様々な角度から本当の意味で「永く住み続けられる」家づくりを追求していきたいと思います。
今後このブログで、一つひとつ紐解きながらお話していきたいと思います。
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