雨の日もまた
September 20, 2016
木の家マルシェの時に撮影したものですが、塩屋新田の家の玄関を開けた時に見える光景はこんな感じです。
写真ではなかなか伝わりづらいですが、こうして、中障子を開けた状態でお客様をお出迎えすると、玄関土間から庭先がチラリと見えます。ソトとナカをつなぐ空間の心地よさを訪れた皆様にも感じていただけるような設計になっています。そして、実は、弊社代表猪又のお気に入りのアングルの一つでもあります。
当日は、イベントとしてはあいにくの雨模様でしたが、アマゾンジャラ(水に強い耐久性のあるアマゾン原産の木材)を使用したウッドデッキに映る滴の波紋がなんともいえない表情を生み出しています。ここで暮らす人の目線で見れば、この雨もまた絶景に変わります。リビングから、あるいは離れに向かう外のアプローチの軒下で、おいしい珈琲を片手に、ずっと庭先を眺めていたくなります。
家づくりはモノづくりでもありますが、同時に大切な日常の‟コトづくり”でもあります。こうした日常の風景をどう生かすか?を真剣に向き合う設計・・・現在の住宅業界の事情を考えると、家づくりの現場でどれくらいこのことが大切にされているのか、少し気になってしまいました。
広告では非常に伝わりにくいニュアンス。そんな日常の風景の大切さを考える住宅会社であり続けたいと思います。
|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|デザイン住宅の新築・リフォーム|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|
木の家マルシェ大成功
September 19, 2016
昨日は上越モデルハウス塩屋新田の家にて「木の家マルシェ」が開催されました。その時の様子を少しご紹介します。
初めての試みである住宅街での小さな市場、しかも当日は朝から本降りの雨!出店者の皆様にもご負担をかけて全くご来場がなかったどうしよう?という一抹の不安をよそに、朝一番からお客様のご来場が続き、たいへん大勢のご来場をいただくことができました。本当にうれしい限りです。ご来場いただきました全ての皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
朝から終日雨模様でしたが、次々とお客様がご来場。
「塩屋新田の家」の玄関アプローチが、小さなマルシェの会場に変身。
隣のカーポート側も販売スペースに。
朝のミーティングの様子。この頃はまだお客様がどのくらい来てくれるのか未知数で、若干不安な表情(笑)
優しい語り口調が人柄を物語るこびと窯の笈川さん。そんな笈川さんの手づくりパンの味は間違いなし!本日はこびと窯さん目当てのお客様も多数ご来店。リピーターさんが多いのも頷けます。
スゥイーツ工房くみさんのお菓子は、全てオーナーの柴田さんご自身が育てた玄米を使用。パキスタン産の厳選された塩は現在一般には入手困難。素材へのこだわりの高さがうかがえます。もちろん味も最高!
土の香工房cotocotoさん。わずか1年ちょっとでここまで商品開発とブランディングをやり遂げる若き経営者の早津さんの今後の活躍が非常に楽しみです。イチオシは瓶詰のバジル塩麹。これ1本で絶品ジェノベーゼがおうちで楽しめます。
農業組合法人ファーム富岡さんの玄米は、限りなく農薬を使用しないで作られたこだわり米。収穫されたばかりの新米です!
おかげさまで、それぞれのお店も売れ行きは好調。夕方には品切れ続出。本当にありがたい結果です。
そして、住まいの見学の方もおかげさまで人気。大勢の皆様にゆっくりとご覧いただきました。「やはり自然素材の家は空気から違いますね!」「入った瞬間の木の香りがとてもいい」「小さくつくって大きく暮らすという意味がよく分かりました」と様々な声をいただくことができました。
2階に登場したハンモックと三角タープは、今回急遽ご協力いただけることになった株式会社ao(アオ)さんのガーゼ素材製。糸魚川発のファクトリーブランドで代官山にアンテナショップを展開しています。翌週末に予定している‟おうちキャンプ”でも活躍予定です。
キノイエの理念、マルシェの開催主旨に共感いただき、今回出店を決めて下さった「こびと窯」さん、「スゥイーツ工房くみ」さん、「土の香工房cotocoto」さん、そして「農業組合法人ファーム富岡」さんとの出会いは私たちにとっても新たな可能性を感じる素晴らしいご縁でした。笈川さん、柴田さん、早津さん、藤田さん、本当にありがとうございました。これからも長いおつきあいをよろしくお願いいたします。
木の家マルシェは、来月も開催予定で現在計画中で、その後もできれば月1回の開催ができればと考えています。出店者様のスケジュールにより、月ごとに入れ替わりもありますが、毎回理念を共有できるこだわりのお店が登場する予定です。
そして、いよいよ来週の9/24(土)・25(日)は、同会場(塩屋新田の家)にて、「秋の暮らし方見学会 ‟おうちキャンプ” 」が開催されます。おうちキャンプ?そうなんです。遠くの山に出掛けるばかりがレジャーではありません。お家を素敵につくると、こんな魅力的な週末がおうちで実現できます!そんな一つの暮らし方を体験していただける、他にない見学会です。こちらもどうぞお楽しみに!
|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|
雨の日にもかかわらず
September 18, 2016
本日は、初めての試み「木の家マルシェ」開催日でした。
予報通り、朝からあいにくの雨・・・にもかかわらず、朝から切れ目なく、本当にたくさんのお客様にご来場いただきました!住宅街で小さな市場・・・本当にお客様来るかな?という不安を吹き飛ばすかのような賑わい。各お店の販売の方も予想を上回る好調ぶりで、私たちもほっとしました。
スタッフ一同、この場をお借りして心より厚く御礼申し上げます。
キノイエの理念に共感していただいた個性的で素晴らしい出店者の皆様との交流も、私たちにとって非常に大きな収穫でした。本日のマルシェの様子、詳細につきましては、明日またご紹介させていただきたいと思います。
|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|
木の家マルシェ間もなく開催!~出店者の思い(後編)
September 17, 2016
昨日に続き、いよいよ明日9/18(日)開催予定の「木の家マルシェ」の出店者様の思いをご紹介させていただきます。
地元上越の無農薬米を生産・販売する「農業組合法人ファーム富岡」さん。仲間でチームをつくり、地元で育ったお米を生産者がそのまま地元の食卓へお届けしている頑固一徹な商売を貫いています。野生のサギ達もエサを求めて集まってくるという自慢の田んぼでは、化学肥料や農薬をできる限り使用しない安心安全なお米づくりにこだわり、一粒一粒大切に育て、今年で10周年を迎えています。「地元を大切にし、地産地消でがんばる人には共感する。心から応援したい。」と今回の出店を決めていただきました。
最後にご紹介するのは、「土の香工房cotocoto」さん。cotocotoさんでは、「発酵のまち上越」・「上越の自然豊かで四季折々の美味しい素材」を地域の皆さまをはじめ全国に発信しようと、食材をドライ商品や塩糀の商品作りに取り組んでいます。こちらのcotocotoさんも安心安全はもとより、地域に根差した商品づくりへのこだわりが強く、地元上越地域での住まいづくりを考えるキノイエとはとても馬が合うようです。
木の家マルシェは、いよいよ明日9/18(日)10:00~キノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」で開催です。ご近所に遊びに行くような気軽な気持ちでぜひお越しください。
また、今後の開催も検討しておりますので、趣旨にご賛同いただける出店仲間も募集しております。詳しくは、0120-470-456 又は info@kaneta.co.jp カネタ建設「木の家マルシェ」担当藤田までご連絡ください。
木の家マルシェ間もなく開催!~出店者の思い(前編)
September 16, 2016
いよいよ今週末9/18(日)、「木の家マルシェ」が開催されます。
会場は上越モデルハウス「塩屋新田の家」 。新興住宅街の中で1日限りの小さな市場。只今、スタッフが鋭意準備中です。
初めの試みですので、どのくらいのお客様にご来場いただけるか、全く未知数。ですが、スタッフ一同、楽しいマルシェにするべく、出店仲間の皆様と知恵を絞っていきたいと思います。
さて、このマルシェ開催にあたっては、開催趣旨に深く理解と共感をしていただいた出店者様のそれぞれの思いがあります。
まずは、天然酵母パンを製造販売する「こびと窯」さん。アレルギーやアトピーに関して非常に問題意識を持っており、そのため”イースト”や市販の”天然酵母”は一切使わない主義を貫いています。イーストなどを使わずふっくら焼き上げるのは至難の業ですが、それでも安心安全な手づくりの美味しさを伝えたいという思いを大切にしています。小さいお店ながらもその理念に共感し、少しずつリピーターさんを増やしています。今回のマルシェ開催にあたり、私たちキノイエの建物にもわざわざ足を運んで直接体感していただき、本物の安心安全にこだわる私たちの家づくりの考え方にも賛同していただいた上での参加となりました。参加にあたっては、「最初は売れなくてもいいので、この開催趣旨を理解していただける多くの人に知ってもらえればと考えているので、ついていきますよ。」という大変ありがたいお言葉をいただきました。私たちスタッフも勇気が湧いてきます。
そして、「スウィーツ工房くみ」さん。これまでもお菓子づくりに強い思いがあったものの、ご両親の介護など、様々な理由で本腰を入れることができずにいましたが、近年ようやく力を入れていける体制が整ったため、現在溢れるほどの創作意欲で、妙高市産こしひかり玄米粉100%にこだわり、お米つくりから一貫して添加物一切不使用の厳選素材のお菓子づくりを行っています。店舗を持たず、ご自宅で注文販売をメインにしています。くみさんにも、一度キノイエの住まいにまで足を運んでいただき、開催にあたってのお互いの思いをゆっくりと話し合いました。自然素材にこだわる姿勢、地元主義という考え方に深く共感していただいての出店となりました。
明日は、地元上越で無農薬米を生産する「農業組合法人ファーム富岡」さんと 、地元上越の厳選素材にこだわった乾燥食材を販売する「土の香工房cotocoto」さんのご紹介です。どうぞお楽しみに。
木の家マルシェは、いよいよ9/18(日)10:00~キノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」で開催です。ご近所に遊びに行くような気軽な気持ちでぜひお越しください。
すき間だらけの日本の住宅(後編)
September 15, 2016
昨日は、日本の住宅の高性能化はまだ発展途上ということ、中でも住宅のすき間が大きいと住宅の性能に大きな影響を及ぼし、様々な弊害を生むということについて触れました。本日はその続きで、このすき間面積を下げる取り組みと次世代省エネ基準との関係、住宅業界の現状についてお話ししたいと思います。
一般的に、住宅の隙間を測る基準として「C値」(隙間相当面積)と呼ばれる指標が使われます。C値とは、建物面積1㎡あたりにどれくらいのすき間面積があるかを示した数値になり、例えば、C値=3とすると、建物1㎡あたりに、3㎠の隙間が存在するということになります。
ちなみに、現在の日本のストック住宅の90%以上は隙間が大き過ぎてC値の測定ができないレベル(一般的には、C値=5㎠以上で測定不能になる)というのが実態で、そのすき間のサイズは40坪の家に例えると、新聞紙を広げた以上の大きさになるといわれています。また、そもそもC値の測定そのものを実施していない会社が大勢を占めているというのが実態なのです。
ところで、次世代省エネ基準には、外皮平均熱貫流率(UA値)と呼ばれる、住宅の断熱性能を表す指標が使われますが、実は、C値の測定義務がないのです。つまり、どれだけ断熱性能等級の高い建材を使用して、基準に満たした住宅を建てたとしても、すき間に関しては全くの無法地帯ということになります。例えていうなら、「カシミヤ100%の厚手のコートに無数の穴が空いていてたとしても、それは次世代基準をクリアしたコートです」となるわけです。これが2020年に義務化される次世代省エネ基準の姿なのです。(UA値については、また別の回でお話ししたいと思います)
ちなみに、一部では非公式ながら、次世代省エネ基準におけるC値の目安は5㎠/㎡程度であるといわれています。繰り返しますが、目安であって測定義務はありません。C値=5㎠/㎡とは1㎡当たりのすき間が5㎠という値で、延べ床面積40坪の住まいで例えるなら、すき間はA4サイズのノートパソコンの画面くらいの大きさになります。実は、多くの一般的な大手ハウスメーカーや工務店のC値平均が2~5㎠/㎡(まだ測定そのものを実施していない会社も多い)と言われています。実は、住宅にこれほどのすき間があると、前述した計画換気も不完全となり、全室空調の循環機能などに確実に影響します。結果、室内の空気汚染の心配に加え、足元と天井の温度差や部屋毎の温度差が拡大するという現象が生まれます。
それに対し、キノイエの家はC値=0.2~0.4㎠/㎡が標準です。例えば40坪の家の場合、その隙間は名刺のおよそ7割の大きさしかありません。ここまでのレベルになると計画換気はほぼ完璧で、室内の空気循環は安定し、冷暖房効率も目に見えて向上します。結果として足元と天井、ひいては1階と2階の温度差が解消されます。
ただし、すき間だけに意識を向けていても片手落ち。それだけではいい家にはなりません。巷にはC値レベルをもっと下へ下へと追求し、ことさらC値を強調する住宅会社も存在しますが、C値は0.5~0.3㎠/㎡の範囲であれば充分で、それ以下のC値競争はあまり意味を成しません。それよりもむしろ、どのような断熱施工を組み合わせるのかによって、はじめてコストバランスの良い高性能な省エネ住宅になります。
ちなみに、キノイエは、結露の心配のない最高レベルの断熱性能を持つフェノールフォーム断熱材と構造材をサンドイッチにしたパネルを組み合わせることで、職人の技量のばらつきの影響を受けにくい高い施工精度を保持しつつ、気密性と断熱性、そして同時に耐震性能を高水準で実現しています。
日本の住宅業界はデザイン的には進化していますが、その中身の大きな違いについては、ほとんどの消費者の皆様には伝わっていません。賢い住まいづくりには、買い手の皆様のちょっとした勉強が大きく左右します。
ちょっと難しいテクニカルな話になりましたので、本日はこの辺で。次回は断熱性能のさらに詳しいお話や、他の指標についても少しずつ紐解いて解説してまいりたいと思います。
省エネ建築士の資格を持つキノイエのスタッフたち
|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|
すき間だらけの日本の住宅(前編)
September 14, 2016
住宅の広告には、「高気密・高断熱」、「省エネ」、「ゼロエネルギー」等のフレーズが飛び交っています。各社は住宅の高性能化をしきりに宣伝し、消費者の皆様の心を掴もうと躍起になっています。
ここで、結論から申し上げますが、実は、日本の住宅の高性能化はまだまだ発展途上です。
政府は、改正された「次世代省エネ基準」を明示し、2020年までに全ての新築建造物の断熱化を義務化する方針を打ち出しています。そして、各社は自分たちのつくる住宅が、既にその基準に適合しており安心かつ省エネであることをしきりにアピールしています。しかし、果たしてその基準自体が具体的にどのレベルなのかを語る住宅会社が少ないように思います。(「次世代省エネ基準」をウィキペディアで調べていただけると、その位置づけが少しお分かりになると思います)
今回は、住宅性能の一端を握るものさしである「すき間」について例に挙げ、従来の一般的な住宅と次世代省エネ基準、そして私たちキノイエが快適標準性能と考える基準の違いについてお話ししてみたいと思います。
住まいの性能を語る際、いくら高品質の断熱材を使っていても、すき間だらけの家では全く意味がありません。すき間が大きくなるほど、建物の燃費が悪化するのはもちろん、外気が直接触れることで室温と外気温の温度差による結露発生のリスクが上がり、健康被害など様々な問題を引き起こします。
そして何より、気密性の悪い住宅は「換気不良」を起こします。つまり、「計画換気」の出来ない状態に陥り、汚れた空気がいつまでも住宅内を滞留することにつながります。穴だらけのストローではちゃんとジュースを吸い込めないのと同じです。
何となく「行き過ぎた高気密化は住宅を息苦しくさせ、空気を悪くする」「適度に隙間がある方が住まいの空気環境によい」「遮断ではなく自然との調和」ということをうたう住宅会社もあるようですが、それは建築セオリーから見ると全くの誤りです。中途半端なすき間住宅ほどたちの悪いものはありません。イメージに惑わされず、住宅性能の本質を具体的に語れる住宅会社を探すことがとても重要です。
少し長くなりますので、本日はここまでとして、続きは明日のブログにて詳しくお話ししたいと思います。
|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|
玄関ホールを使い倒す
September 13, 2016
住まいの設計で、多くの人が壁に当たるのが、「膨らんだ間取りをいかに縮めるか?」という問題。予算とのにらめっこでいちばん神経をすり減らす部分です。夢をたくさん詰め込めば詰め込むほど、それに比例して間取りは大きくなるものです。
そこで、キノイエでは、最初から間取りの足し算ではなく、「引き算する設計」を軸にしたプランニングを行っています。引き算する設計には、様々な極意があります。その一つは、「使わないスペースを極力排除する」、あるいは、「使う頻度の少ないスペースを極力縮める」です。そしてもう一つの方法、それは、「あまり使わないスペースを多機能化して使い倒す」です。
平牛の家 玄関ホール
その分かりやすい一例が玄関ホール。玄関ホールが使われるのは、自分たちの出入りと来客対応時。つまり、使うタイミングは非常に限られており、実際は閉じられたままで使われない時間の方が圧倒的に多いのです。見栄を張らない限り、本来のスペースとしては最小でいいということになります。小さくつくって大きく暮らす設計では、ここを小さくすることが原理原則になっています。
平牛の家 玄関ホールから外へのアクセス
しかし、キノイエでは、あえてこの玄関ホールを普通よりも広く取るケースがあります。まさに、「どうせあまり使わないスペースなら多機能化して使い倒す」の発想です。写真のように、塩屋新田の家、平牛の家どちらも玄関ホールはあえて広く土間スペースを確保し、リビングの中に取り込んでいます。リビング自体の設計面積は、わずか11~15帖程度とかなりコンパクトなのに、この玄関ホールを取り込むことで、こんなにも広々した空間に変わります。そして、この土間空間こそが、外のデッキスペースや庭、離れスペースなどに接続するハブのような存在となっており、一日の流れの中で幾度となく使われる、まるで第二の勝手口のような機能を果たしてくれます。
平牛の家 リビングから玄関ホール(障子で玄関ドアホールを隠した状態)
塩屋新田の家 玄関ホール(引き戸により、土間部分を2つの空間に仕切ることが可能)
「でも、来客があった時は丸見えじゃないの?」という疑問の声が聞こえてきそうですが、ご心配なく。たった一枚の引き戸を入れておくだけで、その時だけ空間を一度遮断し、小さな玄関ホールをつくります。そうすることで、急な来客や宅配便の受け取りなども、プライバシーを確保しながら応対が可能になるのです。
使う頻度が少なければ、発想を変えてよく使うスペースに取り込む。ちょっとしたことが大きな意味を持つ、引き算する設計のちょっとした極意。その一部のご紹介でした。
|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|
おうちキャンプ
September 12, 2016
先日ご紹介した情報誌『キノイエ タイムス』に掲載されている2番目のコンテンツ「秋の暮らし方見学会~おうちキャンプ」についてご紹介します。
ソトとナカをつなぐ、キノイエの住まいだからこそできる暮らし。
そこが住宅街であることを忘れるような空間がそこにはあります。
休日の朝、目覚めたその瞬間から、さぁ、おうちキャンプのはじまりです!
おうちを舞台に、他にはない休日の過ごし方提案です。
「おうちキャンプ」と命名したこのイベント、実際のキャンプを行うわけではありませんが、まさにキャンプ気分をおうちで味わえる暮らし方をぜひ皆様にも体験したいただきたい!というスタッフの発案から生まれた「暮らし方見学会」の第2弾企画です。(第1弾は「涼を楽しむ暮らし方見学会」)
会場は、キノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」にて。住まいは時として、家族にとっての最高のレジャースポットであるべき!このイベントで、そんな私たちの家づくりに対する思いが伝われば幸いです。
全開放する窓と広々デッキスペース
庭や離れとのアクセスが抜群に便利な土間スペース
あると絶対嬉しい「離れ」スペース
ソトとナカをつなぐ様々な暮らしのシーンをぜひ体験してください
外のスペースを最大限有効活用する設計
まるでロッヂのような寝室
そして、夕暮れからは・・・
“キャンドルナイトラウンジ”をやります!
秋の夜長、そっと聞こえるのは虫たちの演奏会。キャンドルの明かりを灯しながら見上げる星空。ウッドデッキに寝そべって、そんな秋の魅力を感じませんか?キノイエの住まいは昼間も素敵だけど夜の佇まいも魅力的。夕暮れからの空の色の移り変わりとともに表情が変わる。キャンドルの火を灯せば、幻想的な風景が庭先に広がります。「ただいま。おかえり。」家族団らんの大切な時間の過ごし方は一つじゃない。ぜひ、暮らしについて色々と語らいましょう♪(キャンドル点灯時間:5:30p.m.~7:00p.m.)
<おうちキャンプ開催概要>
開 催 日: 2016年9月24日(土)・25日(日)
時 間: 10:00a.m.~7:00p.m.
(キャンドルナイトラウンジ 5:30p.m.~7:00p.m.)
場 所: キノイエ 上越モデルハウス「塩屋新田の家」
上越市塩屋新田地内(きらめきタウン内)
https://goo.gl/maps/Sy7W184KAcz
お問合せ: 0120-470-456(キノイエ係 担当:藤田)
※宿泊体験ではありません。開催期間の好きなお時間に手ぶらでお越しください。
イベント詳細ページはこちら
|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|
いちばん伝えたいのは
September 11, 2016
先日、キノイエの「コンセプト会議」(勝手に命名)を行いました。内容はイベント企画や発信方法についてなど様々。
コンセプト会議とかっこいい名前を付けておきながら、実は、関係者数名でコーヒーを飲みながらフリートーク(笑)この日の大きなテーマは、キノイエの良さを伝えるために、いちばん大切なことは何か?でした。
結果、たくさんの素晴らしい意見、アイディアが飛び出しました。でも、落ち着くところ、いちばん大切なことは、「この家の何とも言えない心地よさをとにかく感じてもらうことだよね」という話に(笑)
いいものに理屈はいらない。感情を揺さぶる「何か」がある。その一点にフォーカスした伝え方を整理してみようという話になりました。仕事ながら、こういう時間が楽しいと思える環境に感謝です。
|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|