「塩屋新田の家」のファサードにひときわ大きな存在感を見せるこの木は、「長寿桜(チョウジザクラ)」と呼ばれる樹種です。別の書き方で「丁子桜」とも書きます。「桜」という名前がついているものの、サクラの仲間ではなく、ジンチョウゲの仲間で、「フジモドキ」という別名を持っています。
このチョウジザクラ、この時期は既に多くの葉が落ちていますが、開花期である春には珍しい青紫の美しい花が咲き、夏場には青々した葉が木全体を覆います。大きな特徴として、一本の茎の根元から複数の茎が分かれて立ち上がっている、いわゆる「株立ち」の木であることが挙げられます。株立ちの木は、しばしば園芸や盆栽の手法として好まれる木で、1本立ちの木に比べると細く軽やかさがあり、1本の木で幹の重なりを表現できるなど、自然の趣を感じさせてくれます。また、大木になりにくく高さも抑制できるという利点があります。
そして何より、私たちがこの木を塩屋新田の家のファサードに迎えた理由は、まさに字のごとく「長寿を願う」という、とても縁起のいい花言葉を持っているからでした。
キノイエのフラッグシップモデル第1号が、息の永いブランドとして地域に親しまれるように、そして、この住まいを選んだご家族お一人おひとりが末永く健康で幸せになりますようにと願いながら、このチョウジザクラはこの場所で時を刻んでいきます。
「塩屋新田の家」には、このほかにも様々な樹種が、庭やファサードに立ち並んでいます。それぞれの木に込められた思いなどを、今後このブログで少しずつご紹介していきたいと思います。
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