弊社の現場安全・衛生・マナーの向上を目的に昨年から新たに再編・発足された協力会「三丸会」。定期パトロールや安全衛生会議、各種情報などを「活動報告書」としてまとめ、毎月関係会社全社に配布しています。
「会社の代表宛に送られ、書類の山に眠ってしまうような資料ではダメ。現場に関わる社員さん全員に回覧できるような工夫を」、「文字だけではなく、なるべく写真や図解を多用して読みやすく」、「‟~しなければならない”口調では共感されない。‟みんなで○○を目指そう。”のように私たちの思い・熱意を伝える」等、定期活動報告書の中身も少しずつ改善を重ねてようやくここまできました。
建設業、工務店業界は、いわゆる労働集約型産業と呼ばれ、多くの技術者や職人の手によって一つの建造物がつくられる、まさに一現場一品生産の産業です。その分野の特殊技術を持った職人たちには、「いいものをつくりたい」という崇高なプライドがあると同時に、本人にも気づかない様々な「癖」もあります。そして、住まいは一人仕事ではなく、同時進行で多くの職種が連携しなければならないため、そこに関わるあらゆる業種の関係会社が、安全・衛生・マナーに関して息を合わせていかなければ、いくら腕のいい職人といえどけしていい仕事はできません。設計者にいくら素晴らしいアイディアやプランがあっても、個人の技量や才覚に任せきりの現場監理では、思い通りの建物にならないばかりか、いずれ様々なひずみが生じ、事故や瑕疵につながるリスクが高まります。
「信頼関係を築く」とは、単に親しい関係をつくることだけではなく、それ相応のエネルギーを使い、お互いがお互いの弱点を指摘し補い合う関係づくり、つまり手間暇かけて本気で向き合わなければ生まれるものではないと考えています。(住宅業界は、比較的この部分が弱いと言われています)
三丸会の安全衛生マナー大会の様子
この分野は、どこまでやっても終わりはありません。むしろ「ここは自分たちの弱点」と自覚し、常に改良改善を続けなければならないと肝に銘じています。それだけに、非常に地味で報われにくい作業も多い仕事。担当部長、三丸会役員の皆様をはじめ、関係者の皆様のご理解とご協力にひたすら感謝です。
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