じっくり学ぶ大切さ
February 26, 2017
週末のモデルハウス「塩屋新田の家」には、ご予約のお客様や、ふらっとご来場いただくお客様で、終日とても充実した時間が流れています。ずっと以前から気にしていただいて、そろそろ本格的に家づくりを考えはじめようと、初めてモデルハウスに足を運んでいただく方も多く、中には、キノイエの発表以前からカネタ建設のことを注目していただいていたお客様もいらっしゃったりします。
ご来場いただく皆様は、お一家族ごとに家づくりでお知りになりたい情報、密かに不安に感じているポイントなどが少しずつ違ってきます。ですので、キノイエで「暮らしの勉強会」と称してご用意している各種セミナー(「エコで健康な家づくり。」、「木の家づくりコンセプト」、「得する住宅ローンの選び方」、「暮らし方から考える土地相談会」等)の内容もお客様のお悩みポイントに合わせて、少しずつカスタマイズしながら丁寧にご説明させていただいています。
1つのセミナーは、30分~1時間程度の内容ですが、お客様も真剣に耳を傾けていただき、時にはたくさんの質問も飛び交いますので、気が付けば2時間があっという間という方も少なくありません。でも、この2時間という時間は、今後20~30年の住まいを決める上で、絶対に損しない価値ある時間だと私たちは確信しています。
私たちがセミナーでお伝えしていること、それは、単純な‟お得情報”ではありません。展示場に足を運び、営業マンの話を聞くと、その多くは「家は今が建て時(遅れてはいけない)」、「融資は○○万円まで大丈夫=○○万円の家まで建てることができる」、「当社の家は高気密高断熱で耐震等級云々の丈夫な家で・・・」という情報が嫌でも耳に入ってきます。もちろん、こうした情報自体、とても必要な情報ではありますが、それ以上にもっと大切なことがあります。それは、「30年後も後悔しない家づくりの‟考え方”をいかにして自分の懐に落とし込むことができるか?」ということです。
一生の家を決める上で、情報収集は大切なことですが、反対に住宅会社から舞い込んでくる大量の情報にお客様の頭の中も過熱し、その本質を見失いがちになります。本来、住宅会社・工務店は、その見失いがちな家づくりの本質、‟考え方”について、納得と理解が得られるよう、丁寧に説明する責務があります。私たちの行う「暮らしの勉強会」では、特にこうした部分に力を入れています。
実際、地元に暮らす工務店ならではの先人の暮らしの知恵(高性能デザイン住宅も建てる地域を間違えると失敗する)、住宅業界・不動産業界が話したがらない不都合な情報、家を持つ本来の目的とつい選んでしまう住宅のミスマッチ、20代・30代では気づきにくい30年後の住まいの価値観等、私たちのセミナーでお話しする内容があまり他では聞かない(他社が触れない)内容のためか、お客様からはとても新鮮に感じていただけるようで、自然にお客様から様々な質問が飛び出し、より深い話に進んでいくために、時の経つのが早く感じるようになっているようです。「本当に聞いてよかった!」と喜んでいただけるお客様が多いことは、私たちにとってもこの上ない喜びであり、家づくりの本分を全うしているという充実感があります。
繰り返しになりますが、家づくりの検討期間は、今後20~30年間の暮らし方を決める、一生でいちばん重要な勉強期間。焦りは禁物です。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、ほんの数日、数時間でもこうした学びの時間に使われることを私たちはお勧めします。
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