先月のブログでもお伝えした通り、昨日4月10日は弊社の創立記念日でした。ちなみに、弊社の創業は昭和8(1933)年。つまり、今年で創業84年になります。
毎年この4月10日は、曜日に関わらず会社の休日として設定されておりますが、同時にこの日は、カネタ建設の歴史よりもはるかに昔より脈々と受け継がれている地元糸魚川市の伝統祭「天津神社春大祭(通称:けんか祭り)」が執り行われる日。その歴史はなんと500年以上前から続いているとも言われている伝統行事です。今年の4月10日は、前後の雨予報の中、この日たった一日だけ晴天に恵まれたということもあり、平日にもかかわらず糸魚川大火からの復興を願う大勢の市民や来訪客で賑わいました。
以前にも書きましたが、天津神社春大祭は、大きく3部構成となっており、まず最初に「稚児のお練り」、続いて五穀豊穣・豊漁を祈願して2基の御輿をぶつけ合う「けんか神輿」、そして国の重要無形民俗文化財に指定されている「舞楽奉納」と、一日を通して多彩な催しが行われます。ちなみに、重要無形文化財の指定は新潟県内では4つのみ。なんとそのうちの3つは、糸魚川市内のお祭りであることはあまり知られていません。一説によると、この天津神社の舞楽は同じ糸魚川市(旧能生町)内の白山神社の舞楽と共に大阪四天王寺の舞楽を伝承しているといわれています。
ということで、この日は本社営業スタッフで桟敷席からの観覧を楽しみました。
けんか神輿の前に行われる稚児のお練りは、舞楽会の子供たちが扮する稚児たちが神社境内を1周半します。
その稚児たちが舞台中央に全員引き揚げられたところで、2基の神輿が境内を駆け回り、そして激しくぶつかり合います。神輿を担ぐのは、天津神社の氏子地区である押上地区と寺町地区の男衆。
それぞれの神輿には、引き手や担ぎ手などそれぞれの役割が与えられています。よく見ると、引き手の若衆の腕が全て繋がれています。この状態で全速力で走るわけですから、絶対に一人たりとも転倒や脱落が許されないというのが分かると思います。
2基の神輿は、走ってはぶつかり、走ってはぶつかりと合計で10回以上の激しいけんか神輿を繰り返します。この日は、天候に恵まれたこともさることながら、昨年の大火からの復興を願う意味でも例年以上の回数のぶつかり合いが繰り返されました。
長いけんか神輿のぶつかり合いが終了した昼過ぎからは、舞楽会による舞楽奉納が始まります。
この近隣では非常に由緒ある茅葺の本殿を前にしての舞楽奉納は、その鮮やかな衣装との相性もあり、非常に幻想的な風景で私たちを楽しませてくれます。
そうこうしているうちに、観覧している私たちスタッフも随分とお酒が進みました。ちなみに、内山部長が抱っこしているのは代表猪又の三女まおちゃん。笑顔で見守る女性もまた母親ではなく、今年から仲間に加わった広報担当の屋村(おくむら)さん。何も知らない人から見たら家族に見えます(笑)
境内の周辺では、たくさんの縁日が出店。近隣に位置する糸魚川小学校はこの日午前中で授業終了となり、昼にかけて多くの小学生が友達同士や親子が続々と詰め掛け、更に賑わいを見せていました。
神社境内までの沿道には近年植え替えられた桜並木が小さいながらも満開の花を咲かせていました。ちなみに、この沿道の改修工事もまた、ご縁があって私たちの会社が担当させていただいたものです。大きな桜並木通りに成長するにはまだ何年もかかると思いますが、創立記念日であるこの日を迎える度に、この木々の成長と共に会社の長寿と更なる成長を皆で喜びたいと思います。
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