昨日は、上越市内で「ecoハウスのしくみ大公開」と題した構造見学会を開催しました。
観測記録では日中最高気温33度を超す暑さ。建設中の建物内もさぞかし高温状態に・・・なることはなく、しっかりと気密・断熱処理された建物内は、仮設エアコンによって涼しい環境に。
この日、ご協力いただいたのは、構造材・断熱パネルを提供しているウッドリンク株式会社様、そして高性能サッシを提供しているYKKAP株式会社様。この日はカネタ建設を含めた3社の連携で、それぞれの専門分野から住まいの性能と違いについて分かりやすいレクチャーが行われました。この日お越しいただいた大勢のお客様も、非常に熱心に各社のセミナーに耳を傾けていらっしゃいました。
ウッドリンク様からは、構造用パネルの違いと連続地震に耐える壁面構造について、そして現在断熱性能が国内最高クラスと言われているフェノールフォームの性質、性能や耐久性などについて詳しく説明。そして、窓メーカーの大手YKKAP様からは、窓のグレードによる性能の違いや実際のモデル比較による結露発生のデモンストレーションも行っていただきました。
そして、お待ちかね。この建物の実際の気密測定をご来場いただきましたお客様の目の前で実施。はたして、気になるその結果は・・・?
隙間相当面積(C値)は、0.27㎠/㎡でした。現在の一般的な目安となっているC値=5㎠/㎡のわずか5.4%のサイズ。この住宅でいえば名刺1枚分以下のサイズしか隙間がないという超高気密住宅。ちなみに、弊社の社内基準では、C値=0.5㎠/㎡以下を設定していますので、宣言通りの好結果ということになり、測定結果が判明した瞬間、会場からも拍手が聞こえました。
この日お集まりいただいた皆様は、専門家に直接話を聞き、そして実際に目で見ることで違いを知り、将来の様々なリスク(初期建築費では見えない生涯コスト・健康被害・地震対策等)に対する知識と大きな確信を得られたのではないかと思います。多くの消費者の皆様は、漠然と「家はどれもそこそこ性能がよい」と考える傾向にあるようですが、こういう機会に自分の目で確認していただくことで、その危険性に少しでも気付き、自らいい家を見分ける術を手にしていただきたいと私たちは考えています。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
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