家族の歴史
August 14, 2017
弊社は、お盆期間の8月13日(日)~17日(木)の間、一部の業務を除き、休業とさせていただいております。住宅会社であれば、本来お盆は営業期間とするのが一般的ですが、日頃のスタッフたちの働きぶりと家族・親戚との時間を大切にするという思いから、お休みとさせていただいていただきました。
さて、弊社代表猪又もこの13日は地元でお墓参りと親戚回りをしてきました。その訪問先の一つである親戚宅でこんな写真をもらいました。
これは、3年前に亡くなった代表猪又の父(会長)の幼少の頃の写真(左側)。当時8歳、10歳の兄と二人で映ったこの写真の時代背景は終戦前の1943年、場所はなんと現在の北朝鮮の日本人学校だそうです。当時日本の統治下にあった清津(チョンジン)市という港町は、港湾工業都市として重要な拠点として多くの日本人が移住しており、この上越地域からも大勢の家族が移住していたようです。
その後、戦況が悪化し、多くの日本人が帰国を始める中、代表猪又の父親家族は日本が戦争に負けることを予測できず、そのまま清津市に残ったそうですが、その後の敗戦で状況が激変。朝鮮半島の山奥から逃げるように各地を転々と移動し、命からがら一年かけて帰国したという歴史があります。その間、兄弟は38度線付近の町でしばらく収容所に入れられ、労働を強いられる生活を送った経験も。周りで多くの仲間が栄養失調その他で次々と命を落としていく中、林檎畑での労働の際に口に入れていた林檎の栄養に助けられたのか、奇跡的に生還した兄弟二人は一年後、無事に祖国の日本に戻ることができたのだそうです。
現在の弊社があるのも、家族がこうして健康で過ごせているのも、こうした運命の歯車が回ってこそ。感謝の言葉しか見つかりません。お盆のお墓参り、親戚参りで、先人のお話に耳を傾けると様々な家族の歴史を知ることができます。非常に貴重な時間です。
お盆の連休期間、皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
代表猪又のいとこ家族。写真の他にもうひと家族いますので、お盆は通常総勢18人の大宴会になります。
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