上越市内で11月に完成予定の「雁木のある暮らし(仮)」の工事は、いよいよキノイエのアイデンティティともいうべき地元産の杉材を使った外壁並びに内外部天井仕上げに移行しています。
杉材は、糸魚川産の杉をオリジナルピッチで加工したものを使用しています。何十年経っても飽きのこないデザイン、かつどこにもない独特の美しさを・・・そんな思いから、設計段階で何度も何度も試行錯誤を繰り返し、材料の幅と隙間の幅を導き出しました。
製作にあたっては、地元の製材屋さんも協力していただき、職人さん自らの目で吟味した美しい木目の幅材のみを厳選しています。さらに、このサイズの幅材はキノイエのためだけにしか出荷されません。まさにこの地元産の杉板は正真正銘、キノイエ・オリジナルデザイン。キノイエのアイデンティティを象徴するアイテムとなっています。
内部天井のすのこ天井もキノイエのアイデンティティ。空気をたくさん含み断熱性に優れた杉の最大の特徴は細胞と細胞の間にたくさんの水分を含むことができるため、湿気を調整する機能に優れています。これがすのこ状になっているということは、板の四面全てが調湿機能を発揮するということにつながります。屋根下の断熱材は二重構造。外部からトップクラスの断熱性能をもつフェノールフォーム素材を、内側からは木質系繊維断熱材(ウッドファイバー)を敷き詰めてあります。これによって、驚くほどの蓄熱効果と防音効果が生まれます。
こちらの「雁木のある暮らし(仮)」の家は、11月に完成見学会を予定しています。詳細が決まり次第、イベントページにて、情報を更新させていただきますので今しばらくお待ちください。
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