見えないところでオンリーワン
March 13, 2018
先日、上越市内にて弊社の協力企業の担当者、現場従事者の皆様に集まっていただき、恒例の「品質向上勉強会」を開催いたしました。
品質向上勉強会は、毎回、弊社の家づくりの品質を左右する非常に重要なテーマをピックアップし、直接該当する専門業者はもちろん、それ以外の全業種の仲間で共有することにより、現場での品質維持向上を目指す独自の勉強会です。
勉強会は少しずつ進化。前回の反省を踏まえ、今回は、どの専門職種の方が見ても理解しやすいように、実例写真を多用し、NG事例 → 対処事例 といった説明に工夫改良するなどしたことで、参加された皆さんは異口同音に「非常にわかりやすかった!」という反応の他、「普段見落としていた部分に気付けて非常によかった」、「完成後は見えなくなる部分に対しての配慮がよく理解できた」、「施工についてだけではなく、仕事に対する意識についても非常に勉強になった」、「ひとつの建物を業者全体で(本当の意味で)共有することで、より良い家づくりにつながると思った」などなど、たくさんの声を頂戴することができました。
また、勉強会は参加者が聴くばかりではなく、弊社に対しても厳しい質問や指摘事項、改善要求なども参加者から発言が出ます。ある意味、私たちにとっても背筋が伸びるとても貴重な修練の場でもあります。
最後に、弊社施工管理担当の本山から参加者全員に向けて語られた『【品質の維持】と【品質の向上】では全く意味は違います。【品質の向上】は、ひと工夫が感じられる施工。協力業者の皆さんと一体になって向上し続けましょう。』という挨拶に、会場の一体感がぐっと高まったような感覚を覚えました。
家の品質を左右するのは、一人の作家や、本部が作成した設計マニュアルではなく、そこに集まった多くの専門職人によるハーモニーで決まるといっても過言ではないと思います。お客様にとっては「一生に一度の住まい」。つまりは、たった一回の本番演奏。だからこそ、高次元のパーフェクトなハーモニーを実現するためには、普段のこうしたリハーサルが重要になってくると私たちは考えています。
そして、毎回恒例の「飲みニケーション」。これは勉強会と同じくらいにとても大事です。ここで共有するのは、お互いの「心」。仕事としても、人としてもヨコの関係がとても大事。みんながお互いの人となりを知り、気心知れた仲間になることで、現場での最高のハーモニーが生まれるのだと思います。このあたりが、「地元に生まれ、地元で暮らす人々がつくる、血の通った住まい」という、いちばんの付加価値ではないかと個人的には思っています。
こうした取り組みは、なかなかお客様には見えない部分でもありますが、良質な住宅を細部まで貫徹させるという意味では非常に重要な取り組みになります。そして、実は意外にも、これまで上越エリアでこうした勉強会を開催していたのは弊社のみということです。地味で見えない部分ですが、実は上越地域でオンリーワンの品質追求集団、それが私たちなのです。
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