上越地域もいよいよ梅雨明けし、各地で真夏日となりましたが、全国的には、過去例を見ないほど同時多発的に西日本13府県を襲った豪雨被害がさらに拡大し、7月10日時点で死者は12府県で合計145人、安否不明者は6府県で58人に上るという大きな被害となりました。お亡くなりなりました大勢の皆様に謹んでご冥福をお祈り申し上げます。そして、今なお被災により避難生活を余儀なくされている大勢の皆様の一日も早い日常生活への復旧を願うばかりです。
さて、今回は各地で河川の氾濫による床下床上浸水による被害が広がりましたが、危険予知と避難のプロセスで、私たちもぜひ知っておくべきサイトがありますのでご紹介いたします。
これは、株式会社ウェザーニューズがリアルタイムで更新している「河川水位マップ」( https://weathernews.jp/s/topics/map/river_level.html )。降雨分布と共に各地の河川水位情報を「平常」、「水防団待機水位」、「はん濫注意水位」、「出動水位」、「避難判断水位」、「はん濫危険水位」、「計画高水位」の7段階に色分けして表示されており、自分たちの地域の河川の状態がどの程度の危険レベルにあるのかを瞬時に判断することができるようになっています。
この地域でも1995年(平成7)の今日、「7.11水害」と呼ばれる大規模な水害が発生しました。当時糸魚川市では、一級河川の姫川が大氾濫し、支流や付近の山腹斜面では、土石流や地すべりが多数発生し、平岩地区の住民500人以上がヘリコプターにより救出される事態となりました。また、この復旧活動の際に発生した蒲原沢土石流災害では14名が犠牲になっています。
いざという時、どこで情報を取得し判断するのかによって、ご自身はもとより、ご家族の安否ももしかすると明暗が分かれるかもしれません。ぜひこのサイトの情報も押さえておいてください。
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