母業は経営そのもの
February 4, 2019
インフルエンザの勢いが止まりません。先週、私代表猪又の妻もインフルエンザを発症し、数日間の隔離生活となってしまいました。4人の子どもたちと共に暮らすわが家の日常生活を支える司令塔が戦線離脱してしまったため、急遽私が家事をバトンタッチすることに・・・
普段ほとんど家事をしたことがなかった男がいざ現場に直面すると、それはもう苦労の連続です。朝夕の食事ひとつをとっても、それに付随する買い出しや食事後の食器洗いと後片付けなど、一連の作業は時間との闘い。夕食の時間から逆算して動き出さなければ、あっという間に夕食のタイミングを逃してしまいます。また、買い物に至っては、家にある食材の在庫をしっかりと把握しておきつつ、実際の料理に使う量を考えながら買わないと、料理の途中で再度買い出しに出かけなければいけなくなります。かといって、あれもこれもと無駄な買い物を続けてしまうと家計が破綻。何でも仕事に置き換えてしまうのは悪い癖ですが、この一連の作業はまさに経営そのもの。妻は日々緻密な原価計算と工程管理をしていたのです。こんなにも大変な仕事を当たり前だと流していた自分を大いに反省。あらためて妻に感謝です。
さて、そんな普段ほとんど料理をしたことがない男の厨房はいかに?・・・一応ですが、それなりにがんばってみました(笑)レシピサイトや過去の乏しい知識レパートリーの中から思いつくままに挑戦したメニューの一部がこちらです。素人の雑な料理なので、大目に見てください(笑)
初日の夜は、なるべくのど越しのいいものでスタミナ補給も考えて肉うどんに。具材となる肉と玉ねぎは、醤油とみりん、酒に出汁を加えるなど、しっかりと下味をつけています。
ある日の夕食は、豚と白菜のミルフィーユ鍋。TVCMで観てから、どうしても自分でやってみたかったメニューでした。
出汁は昆布(入れ過ぎ)をメインに、整える意味でほんだしを少々。
舞茸とほうれん草のおひたし。とにかく、短時間で作れるものを中心に。
市販のミートソースとトマトソースをブレンドし、ひき肉を加えた特性ボロネーゼ。子どもたちに大好評でした。
休日の朝は、子どもたちも喜ぶフレンチトースト。バターは焦げやすいということを痛感(笑)バニラエッセンスで香りづけもしてあります。
3種の出汁をブレンドしてじっくり煮込んだ具だくさんの特性豚汁。この他にも各種炒め物や汁物もたくさん挑戦しました。慣れてくると楽しいものですが、これを毎日繰り返している母親の仕事は本当に神業です。
高校に通う長男は、毎日お弁当が必須。なので、朝は5時過ぎからお弁当づくりに奔走。日々進化するチルド品たちのおかげで、大半は詰め合わせるだけなのですが、その詰め込み作業が鬼門。限られたスペースにどう詰めていくのか、パズルのように本当に難しい。それはまるで、住まいの間取りを考える設計士の気持ちにも似た感覚といっても過言ではありません(笑)
長男のお弁当に加え、休日は、小学生の娘二人のスキー教室のお弁当も追加。ここまでくると、わが子たちに喜んでもらいたい(がっかりさせたくない)という”こだわり”と、いい意味での”省略”を考えるようになります(笑)
繰り返しになりますが、母業はまさに経営そのもの。やはりお母さんは偉大です。あらためて、家づくりの中核を担うお母さんの生活動線はとても重要であるということ再認識しました。
ちなみに、弊社は母親設計士が何人も在籍しています。とてもありがたいことに、彼女たちの設計にはそういうエッセンスが「標準装備」されていることも他社との大きな違い。そんなことにもあらためて気付かされた社長でした(笑)
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