頸城の家 完成写真
November 22, 2019
先日、頸城の家の竣工撮影を行いました。
米山を望む田園風景に建つ小さな邸宅「キノイエ 頸城の家」。ゆっくり流れる時間、季節の移ろいで変わる表情、すべてが設計に組み込まれた自然素材の家は、糸魚川産の杉をふんだんに使用しています。
薄くシャープに伸びた片流れの屋根、黒の金属サイディングと木目のテクスチャの対比が美しい、キノイエならではのシルエット。周辺の景色に溶け込むようなデザインを意識しています。
こちら「頸城の家」は、11/30(土)・12/1(日)の2日間、完全予約制の見学会を開催させていただきます。
見学をご希望される方は、申込フォームより、見学希望日時をお知らせください。後日、スタッフより場所その他の詳細をお伝えさせていただきます。
頸城の家 完成見学会[予約制]
ご予約はこちら
https://www.kinoie-niigata.com/event/details_2508.html
<お問い合わせ>
【電話番号】0120-696-711
【電話受付時間】9:00a.m.~5:00p.m.
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地産の魅力
November 19, 2019
先日は、糸魚川市のお隣富山県朝日町の話題についてブログに書きましたが、今回も朝日町のネタをお届けです。
この日は、尾山製材株式会社さんが開催した「倉庫参観日」にお邪魔しました。こうしたイベントを開催して3年目になるそうです。倉庫セールでは、尾山製材がもつ豊富な材木を多数用意。一般の方からプロの方まで、様々な模様・用途の材木をご覧頂き、その場で購入もできるイベント。また材木の他に、虫喰い楢を使ったオリジナル木の道具ブランド「RetRe」のアイテムや、木のお手入れ用の「みつろうクリーム」の販売もしています。
そして、目玉となるのが、原木解体ショー。実際に目の前で製材機を動かして、大木を製材する瞬間を見学します。
その前に、製材についての講義。代表者の尾山嘉彦さんより、楽しい紙芝居で。この紙芝居がまたとても分かりやすくて面白いのです。
例えば、原木には、「腹」と「背」があり、それをどのように引いていくのかによって、見た目や性質に違いが出てくるということを、人間の身体を例えに出してこんな説明をします。
イラストがシュール過ぎます(笑)でも、原木から製材し、木材として生かされていく過程が非常によく分かります。
製材のことを楽しく学んだ後は、いよいよ原木解体ショー。長年寝かせてある、一見古くて朽ちたように見える丸太を見極めます。
実際に引いてみると、中から美しい原木のテクスチャが。
この日はたくさんの家族連れも見学に来られていました。
木目は樹種の違いはもちろんのこと、同じ樹種でも一つ一つ成長過程において様々な性質の違いが出ます。また、尾山製材さんでは、これまで虫食いにあって捨てられてきた楢の木の黒い斑点を「風合い」と捉え、その模様をいかした木工製品や建具を販売して話題になっています。地元の産品に新たな価値を見いだし、命を吹き込むことも地元企業の重要な役割であることを痛感させられます。
解体ショーの後は、地元のお米や野菜などのふるまいがありましたが、ここにも一工夫。なんと、炊飯器や汁物の鍋の中にも、サクラや楢などの木材を入れて香りづけしています。これがまたとてもおいしい!
地産の魅力をたくさん味わうことのできるイベントでした。
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空き家は地域の宝
November 17, 2019
先日、弊社代表猪又が理事を務める「空き家活用ネットワーク糸魚川(通称:いえかつ糸魚川)」主催による公開セミナーが開催されました。
いえかつ糸魚川設立3年目にして初の公開事業。「空き家は地域の宝、空き家から企業や地域を元気にしていく実例報告」と題し、講師としてお招きしたのは、お隣の朝日町からお二人のキーマン。家印株式会社代表取締役の坂東秀昭さんと、朝日町移住定住相談員の善田洋一郎さんです。代表猪又がどうしてもお招きしたいと懇願しての実現でした。
坂東社長(左)と善田氏(右)
坂東社長は、1974年富山県下新川郡朝日町にて、米、洋品、呉服などを扱う老舗商店の15代目として生まれ、2006年に坂東建築設計室を創業。その後、2015年に設計から施工まで一貫して行う、現在の家印(やじるし)株式会社を設立。実は、起業してから十数年間は、なかなか仕事がもらえず、ほとんど生計が成り立っていない状態を過ごしていたのだそうですが、ある時から考えを改め、「仕事は信用信頼や実績が大切」だという思いの下、時にはボランティアのような活動も含め、地域で困っている課題に素直に取り組むことから始めたそうです。そのいちばんの課題が空き家でした。空き家が毎年30件~40件というペースで増え続けていた当時の朝日町の地域課題に正面から向き合い、坂東社長自らが民間と行政の懸け橋となり、移住のサポート、地域のコミュニティーづくり、企業のサテライト拠点づくりや起業家育成道場など様々な活動を精力的に展開することで、朝日町の空き家増加数を3年間でなんと実質ゼロに導いた中心的役割を果たされています。講演では、そこに至るまでの経緯や様々な取り組み事例をお聞きしながら、糸魚川市の空き家対策のヒントにつながる貴重なお話をたくさんお聞きすることができました。
つづいて、パート2としてお話しいただきましたのは、朝日町の職員でいらっしゃいます善田洋一郎さん。長野県ご出身の善田様は、関西の大学を経て、愛知県でNPO法人に勤務。東京ご出身の奥様との結婚を機に、奥様の祖父母が暮らした住まいがある朝日町に2012年より移住(いわゆる「孫ターン」)され、現在、移住定住相談員として空き家情報バンクの運営を担当されています。朝日町に移住した頃は元々林業に従事していた善田さん。実は、「相談員にならないか?」と声をかけたのが坂東社長だったのです。
その空き家情報バンクは、2015年度に開設されましたが、現在130軒以上の空き家が登録されており、これまでに90件以上のマッチングを実現されています。善田さんは「移住体験お試し住宅」などの取り組みを発案されるなど、自らIターン者である視点を生かして、様々な取り組みを展開されています。この日はそんな善田さんから空き家バンクの運営や課題等についてお話しいただきました。
会場は、定員80名に対し、市外からも大勢の行政関係者や業界関係者の方々にご参加いただき、100名近いお申し込みで満員御礼状態。参加者の皆さんからは、「講師の熱量がすごくあり、地域の方を巻き込んでいる姿に感動しました」、「官民が協力して、いかに町内を盛り上げていこうという力強さを感じました」等、多くの賛辞をいただきました。
今回、快くご講演を快諾して下さった坂東社長からは、「糸魚川市は隣の町なのに互いの交流情報がほとんどなく、経済的な行き来もほとんどなく以前からとてももったいないと感じていました。連携することでお互いに欠けているところが補え、お互いにもっと良くなれて、継続すれば一緒に日本の空き家利活用先進モデル地域になりうると感じました」というお言葉を頂戴しています。今後、県をまたいだ隣同士の地域が連携し、全国に先駆けた空き家活性化の成功事例が生まれることが期待されます。
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「安国寺の家」
November 11, 2019
これまで「西本町の家Ⅱ(仮称)」とお伝えしてまいりました建築中の住まいの正式名称を「安国寺の家」とさせていただきました。
安国寺は、現在の上越市西本町1~2丁目に位置している古来の町名です。その昔、足利尊氏によって、元弘の乱以来の戦死者を弔うために全国各地に建立された「安国寺」の跡地がこの地域内にあることが町名の由来。600年の歴史を持つ氏神様が祀られている稲荷神社があります。
また、60年以上の歴史を誇る伝統の屋台と、御饌米奉納時の若衆の褌姿が特徴の安国寺の祇園祭が有名です。そんな歴史のある地区内に溶け込むように建てられたキノイエの住まいをぜひ皆様にもご覧いただきたいと思っています。
そこで、こちら「安国寺の家」は、12月14日(土)・15日(日)の2日間、一般公開の完成見学会を開催予定です。
見学会の詳細は、イベントページにて随時更新していく予定ですので、お楽しみに。
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頸城の家 予約制完成見学会開催
November 9, 2019
米山を望む見晴らしいロケーションの上に建つ「頸城の家」の完成見学会の開催日が決定しました。
開催日は、11月30日(土)・12月1日(日)の2日間(10:00~16:00)。完全予約制となります。
景色を取り込むように、母屋とゲヤの関係を少し斜めにふったデザイン、薄くシャープに伸びた片流れの屋根、黒の金属サイディングと木目のテクスチャの対比が美しい、キノイエならではのシルエット。周辺の景色に溶け込むようなデザインを意識しています。
見学をご希望される方は、こちらのイベントページにお進みいただき、お申込フォームより、見学希望日時をお知らせください。後日、スタッフより場所その他の詳細をお伝えさせていただきます。
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「高田の家」C値
November 6, 2019
先日、「高田の家(仮称)」の隙間相当面積(C値)の測定が行われました。
今回もとても良好な測定結果が出ました。
測定の概要につきましては、過去のブログにて解説していますので、手短なところで先日のブログ記事「隙間測定は全棟行います」をご参照ください。
前回のおさらいですが、上記3回の測定結果のレシートの中にある「総相当隙間面積:αA=○○㎠」という赤枠で囲まれた部分が、気密測定で算出されたこの住まい全体の実際の隙間面積の数値。外気の状況等でブレがあるため、基本は3回の測定結果のうち、中間の値を採用します。今回は1回目=31㎠、2回目=22㎠、3回目=30㎠なので、ここでは3回目の30㎠が採用になります。
これを元に、C値 = 家全体の隙間の合計αA(㎠) ÷ 延床面積(㎡)という計算式で算出すると、
C値 = 家全体の隙間の合計 30㎠ ÷ 延床面積 129.777㎡ = 0.231165769・・・ ≒ 0.2㎠/㎡(小数点第二位を切り上げした場合:0.3㎠/㎡)という好結果でした。
なんと、家全体の隙間の大きさが名刺の約半分強程度の大きさしかないという結果になります。これだけの気密性能を有しているからこそ、家全体への均等な空調効果が約束され、年間を通して天井から足元まで温度差なく、夏涼しく、冬温かい住まいが実現できます。
現在は義務化されていない(住宅会社の裁量に任されている)隙間相当面積(C値)の測定を全棟確実に行い、その実測数値を隠すことなくお客様にお示しできるからこそ、私たちは自信をもって地域トップクラスのエコハウスを語れるのです。
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