芽吹き
April 16, 2021
大雪の中に埋まって枝がしなったり、折れてしまった樹木たちですが、この数日の暖かさでつぎつきに芽吹きはじめました。
この1、2月は塩屋新田の家が誕生して初めて経験した35年ぶりの豪雪。家の周りに2m近くの雪が積もり、アプローチから雁木の玄関ポーチに入るのも一苦労の状況でした。
この大雪を体験し、キノイエ板壁材の越後杉たちも今年のような大雪を何十回いえ何百回と乗り越えてきたのだと思うと頭が下がります。
そして、改めて大雪の中で育つ杉のしなやかな強さを大切に感じることができました。
そして、これからの季節は厳しい冬を耐えてきた越後杉の板壁に新緑が映える季節になります。
私たちがこだわりぬいたキノイエの素材ひとつひとつのストーリーをお客さまにお伝えしていきたいと思います。
歴史ある街並みだからこそ
April 14, 2021
先日、上越市内にて地鎮祭が行われました。
青空と満開の桜を見ながら、あらためて四季のある日本の良さに気付かされました。
これから着工となる「陀羅尼町の家」は城下町高田の歴史ある古き良き街並みの中に建てられます。
間口が狭く、奥行きが広い「町家造り」が残る城下町高田。雁木(がんぎ)と言われる家の前に出した庇(ひさし)が有名で、かつては日本海側の諸都市で見られましたが、明治以降は減少しました。
高田地区では、現在も雁木が数多く残っており、その長さは日本一と言われています。そんな歴史的町並みの中で地域の皆様に親しんでいただけるように、そして桜の美しさになじむように設計されたキノイエ。
オーナー様も桜の並木越に「完成すればこのようにこの桜の後ろに我が家が見えるんですね」と嬉しそうにお話していました。
この桜は高田城址公園と同じく、樹齢100年以上の見事な「ソメイヨシノ」です。歴史ある街並みだからこそ選ばれるキノイエ。
今から来年の春が楽しみです