革の取っ手
February 25, 2022
モデルハウスや見学会に行くと収納を開けてみたくなります。
私もその一人です。
キノイエを見学に訪れたお客様は、収納を開ける前に一度、手が止まります。
「あ、革だ。」 そう、革なんです。
この取っ手の名前は「Tongue」。
デザイナーの小泉誠さんの作品です。日本を代表するデザイナーで、
建築から箸置きまで、生活に関わる全てのデザインを手掛けています。
デザイナー小泉誠氏 「Tongue」
シンプルで美しい・・・素材の良さを生かす家・キノイエにぴったりと言えるでしょう。
永く使えば使うほど味わいを増す。年月を重ねれるほど手に馴染みます。
モノづくりを大切にされている方のデザインには何か特別なものを感じます。
私たちがオーナー様の為に選んだもの、キノイエで使われているものにはすべて理由があります。
大きな取っ手がついるのが、当たり前ではない。
本物の素材感を是非見に来てください。
キッチンを暮らしの中心に
February 18, 2022
一昔前、台所は家族が集まるリビングとは切り離された部屋になっており、単に調理という家事をこなすだけの簡素な場所でした。
時代の流れと共に、住宅も変化し現在のようなキッチンスタイルの原型は昭和30年代に誕生した公団住宅と言われています。
団地の登場により、居室から少し離れた動線上にひっそりとあった台所が初めて居室の一角に配置されました。
今ではリビング・ダイニング・キッチンが一つの空間となったLDKが一般的になってきましたが、そんな中でもキッチンのあり方で暮らしは大きく変わります。
2019年竣工 「頸城の家」セミオープンの回遊キッチン
2017年竣工 「大和の家」L型の対面式回遊キッチン
コンパクトに作られた家の中にどのようにキッチンを寄り添わせ、家族の居場所を作るか。
例えばキッチンに廻れる動線を持たせ、家族の誰もが出入りし、みんなが見えているところで楽しく料理をする。
キッチンを暮らしの中心に考え、一緒にご飯を作り、一緒に食べる。当たり前ですが、少しの工夫で暮らしが変わる。
そしてもう一つ、キノイエの廻れるキッチンには「箱パントリー」というコンパクトなのに多機能な収納ボックスがあります。
建築家の趙海光(ちょう うみひこ)氏による設計でキノイエのコンセプトから生まれたオリジナルアイテムです。
2021年竣工 「陀羅尼町の家」箱パントリー
2016年竣工 「塩屋新田の家」箱パントリーとダイニング
壁を作らずに家具で空間を仕切ることにより、空間に奥行きを持たせることができます。
キッチンを暮らしの中心に考えると、家族の居場所に寄り添った、暮らす楽しさをもたらす場所になるのではないでしょうか。
町の風景の一部になる
February 11, 2022
キノイエが目指す家づくり。
それは「あんな暮らしがしてみたい」と人が憧れ、生まれ育った故郷や、この地域で暮らしたいと移住を決めたオーナー様が「最高の地元ライフ」と感じていただけること。
そして、オーナー様が選ばれた「場所」に、昔からそこにあったように「馴染む」事。
2018年竣工「上刈の家」
このキノイエは糸魚川の山々の景色を臨む田園の中に建てられました。
キノイエの薄くてシャープな片流れの屋根と杉の外壁は周囲の自然環境と良く調和します。
景色の良いところだけでなく、町なかに建てられることもあります。
2021年竣工「陀羅尼町の家」
「陀羅尼町の家」は上越市高田のいわゆる町家の中にあります。
古くから雁木のある通りで知られ、全国有数の豪雪地でもあります。
まちの風景に溶け込むには、敷地の中だけで設計を完結させないこと。
ソトに開き、地域の特性、周辺環境を大切にしなければなりません。
陀羅尼町の家は新築でありながら、周辺の歴史ある街並みに馴染んでいます。
町の風景の一部となるように。
私たちが大切にしていきたいキノイエの姿です。
2019年竣工「頸城の家」
kinoie「雪国の冬 足元から暖かい暮らし」見学会
February 4, 2022
明日からアンコール開催となるキノイエ「塩屋新田の家」の足元から暖かい暮らし見学会。
この時期に是非体感したい、床下エアコンを体感したいというお客様からお問合せをいただいております。
ブログにて度々紹介させていただいている塩屋新田の家ですが、kinoie 第一号のモデルハウスです。
他にはない、何十年経っても飽きのこないエバーグリーンなデザインと
糸魚川産の杉材をはじめ天然無垢の素材を程よく使ったサスティナブルな住宅。
どの部屋も室温が一定で、空気が淀まない―。
住まいの基本条件である温熱環境についてさらに一歩進んで取り組んだ住宅です。
今の時期にしか体感できない雪国の暖かい暮らしを是非ご覧ください。
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階段も家具のように
February 2, 2022
2階建ての家であれば必ず見かける階段ですが、階段は単に上り下りのための装置ではなく、空間や暮らしを演出する要素でもあります。
建築家・増田奏さんは「階段とは上の階の床がだんだんと下がってきたもの」とおっしゃっています。
キノイエの二階の天井はすのこ天井になっており、上がるにつれその空間の美しさが増します。
階段のあり方や見せ方、その家のインテリアに溶け込み馴染む素材。
そして、家具の一部のような存在感。
キノイエの階段からは、設計者のエネルギーが感じられます。
踏板も無垢の杉幅はぎ材で作り、一段一段踏みしめるごとに足裏から感じる本物の気持ちよさ。
素足で過ごしてほしいお家だからこそ、素肌に触れる部分にこだわりたい。
単なる昇降の装置ではなく家具のような美しさを備えた存在でもよいのではないでしょうか。
2月5日(土)~6日(日)にはキノイエモデルハウス「塩屋新田の家」にて見学会を開催いたします。
この機会に是非ご覧ください。
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