先日、「陀羅尼町の家」のオーナー様からトントゥの写真が届きました。
オーナ様手作りの桜の木のトントゥ
10月に定期点検に行った際にオーナー様から現場監督の本山に相談がありました。
「家の事とは関係ないのですが、本山さんにお願いがありまして・・・」と。
内容は裏の公園の桜の丸太をもらったのだが、それを斜めに切ってほしい。
というものでした。
加工後
陀羅尼町の家は上越市の高田にあり、昔の城下町で雁木(がんぎ)と言われる家の前に出した庇(ひさし)が有名な歴史ある古き良き街並みの中に建てられたキノイエです。
「新築でも古き良き街並みに馴染むように」とキノイエを選んでいただきました。
おうちは建て替えで、家の中から裏手にある公園の桜が借景できるよう設計されています。
この公園の桜は日本三大夜桜で知られる高田城址公園と同じ頃植えられた樹齢100年以上の見事な「ソメイヨシノ」です。
小さなころから慣れ親しんだ公園の桜の木、捨ててしまうのはもったいないともらった2つの丸太は、本山の手で加工され、オーナー様の元へ。
後日、素敵な完成写真が届き写真と共に、「おかげさまで、思ったようなものが作れました。ありがとうございました。トントゥと呼ばれるものです。あと2つ楽しみます。」と、添えられていました。
トントゥとは、サンタクロースが住むフィンランドの森や動物たちの小屋に棲んでいる妖精で、仲間のなかには人間が大好きで、そのひとの家に棲みついてしまうトントゥもいるそうです。
そんなトントゥは家の人々がいつも楽しく過ごせるように火事や病気からも守り幸福を招くとも言われています。
そして、トントゥはみんなとっても働き者で、クリスマスが近づくとサンタさんのお手伝いもするそうです。
陀羅尼町の家の玄関先にいる可愛いトントゥ。
オーナー様の写真にほっこりとして、少し早いクリスマスプレゼントをいただきました。
建築実例 「陀羅尼町の家」
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