昨年の10月に着工した、kinoie姫御前の家。
「姫御前」は ”ひめごぜ” と読みます。
この地はかつて姫御前という地名で、遺跡も発掘されているような歴史のある場所です。
そこに今、2棟の現代町家kinoieが並ぼうとしています。
奥に見えるのが、昨年お引渡しさせていただいたkinoie東寺町の家です。
設計プランや外装は異なりますが、設計思想は同じ。
まちの風景になじむような、低く安定感のあるプロポーションはどのkinoieも共通しており、それが複数棟並ぶと、美しいまちの風景へと変わります。
1つの家族が住む1つの家。それが家族のためだけでなく、地域の人のためにもなったら。
この道を通る人たちにも、なんだか気持ちいいなと思ってもらえるような、そんなまちの風景を目指しています。
そんな姫御前の家は、現在外部の施工がほぼ完了し、中で大工さんたちが天井や床を作っています。
外壁には、新光町の家と同じ、糸魚川杉を使用しています。
今はこげ茶のような色味で、木質感やあたたかみがありますが、経年変化でシルバーグレーに変わっていき、年々渋みのある格好いい色味になっていきます。
まちの風景をつくるkinoieですが、家の中からは景色を楽しみます。
こども部屋からは、糸魚川の山々が見え、1階の居間からは桜の木が見えます。
また、性能も高めながら、この家では太陽光発電も採用。
パッシブ設計の観点から、南面に勾配をつけていますが、その屋根の形状にしておくと、太陽光パネルも好条件で載せることができ、発電量が増えます。
電気代が上がり続けている中で注目されている太陽光パネル。
現在はさまざまな補助金も出ているので、採用しやすくなってきています。
これから内部を仕上げていきます。
完成見学会は5月に予定しております。
ぜひまちかどの風景から内部の心地よさまでご体感していただければと思います。
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