先日のインフルエンザの話題から、住まいと健康についてもう少し。
とある老人ホームでの調査で、木材を多く使用している施設では、インフルエンザや病気にかかる人、けがをする人、不眠の人の数が、あまり木材を使用していない施設よりも少なかったという結果が出ています。
また、それを裏付けるような研究結果として、マウスを使った実験があります。1987年に静岡大学農学部 伊藤晴康教授が行った実験では、鉄筋コンクリート造・鉄骨造・木造のそれぞれのゲージを作り、オスとメスのマウスを入れて飼育をし、成長・妊娠・出産・哺育・寿命を観察したところ、木製のゲージで生活するマウスの生存率が、金属やコンクリートのゲージより生存率が高いという結果が出ています。
今までは、木は心身にやさしいという感覚的なイメージだけがクローズアップされていましたが、今では、様々な研究結果から木質環境が健康の維持増進に果たす役割が科学的に明らかにされています。
木の家に住むということを、今一度、デザインだけでなく、健康と寿命というメリットから考えてみてもいいのではないかと思います。
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