「高田の家」C値
November 6, 2019
先日、「高田の家(仮称)」の隙間相当面積(C値)の測定が行われました。
今回もとても良好な測定結果が出ました。
測定の概要につきましては、過去のブログにて解説していますので、手短なところで先日のブログ記事「隙間測定は全棟行います」をご参照ください。
前回のおさらいですが、上記3回の測定結果のレシートの中にある「総相当隙間面積:αA=○○㎠」という赤枠で囲まれた部分が、気密測定で算出されたこの住まい全体の実際の隙間面積の数値。外気の状況等でブレがあるため、基本は3回の測定結果のうち、中間の値を採用します。今回は1回目=31㎠、2回目=22㎠、3回目=30㎠なので、ここでは3回目の30㎠が採用になります。
これを元に、C値 = 家全体の隙間の合計αA(㎠) ÷ 延床面積(㎡)という計算式で算出すると、
C値 = 家全体の隙間の合計 30㎠ ÷ 延床面積 129.777㎡ = 0.231165769・・・ ≒ 0.2㎠/㎡(小数点第二位を切り上げした場合:0.3㎠/㎡)という好結果でした。
なんと、家全体の隙間の大きさが名刺の約半分強程度の大きさしかないという結果になります。これだけの気密性能を有しているからこそ、家全体への均等な空調効果が約束され、年間を通して天井から足元まで温度差なく、夏涼しく、冬温かい住まいが実現できます。
現在は義務化されていない(住宅会社の裁量に任されている)隙間相当面積(C値)の測定を全棟確実に行い、その実測数値を隠すことなくお客様にお示しできるからこそ、私たちは自信をもって地域トップクラスのエコハウスを語れるのです。
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頚城の家(仮称)
October 28, 2019
現在上越市内で3棟同時に建築が進行中のキノイエの住まい。先日近況写真をお伝えできなかった「頚城の家(仮称)」の全体像が少しずつカタチになってきました。
上棟は既に8月に完了。ご覧の通り目の前の風景は米山を望む水田地帯。何物にも代えがたい最高のロケーションです。
薄くシャープに伸びた片流れの屋根、黒の金属サイディングと木目のテクスチャの対比が美しい、キノイエならではのシルエット。周辺の景色に溶け込むようなデザインを意識しています。
また、景色を取り込むように、母屋とゲヤの関係を少し斜めにふったデザインになっています。
今から完成が楽しみです。「西本町の家Ⅱ」、「高田の家」(それぞれ仮称)につきましても、今後少しずつ近況をお伝えしたいと思います。
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「ハタラク×ミライ」高校生編
October 18, 2019
昨日は、地元糸魚川白嶺高校にて職業人講話の授業が行われ、弊社代表猪又が講師として教壇に立ちました。
授業は「産業社会と人間」という科目。この授業は、毎年1年生を対象に外部講師を招いて行われますが、講師として地元企業経営者が招かれたのは数年ぶり。そこで、テーマを「私たちのハタラク×ミライを考える」としてみました。具体的には、カネタ建設の事業目的や地域とのかかわり方、そして15年間継続している地域還元型感謝祭「オレンジフェア」の生まれた背景や若手スタッフの活躍と成長などを交えながらお話しさせていただきました。
117名の生徒たちを相手にマイクを握った代表猪又、三回り近い年の差を超えて言葉を届ける難しさをあらためて実感したというのが率直な感想です。また、事前に社内にて20代若手スタッフのYさんにスライドの中身をチェックしてもらった際、Yさんからこんな一言が。
「社長、「昭和8年創業」って書いてありますけど・・・今の高校生は西暦で表現しないと分かりづらいですよ!」
昭和40年代の生まれの猪又、まさに目からウロコ。表現する言葉一つひとつに対し、年代ギャップを意識しながら選んでいかなければ伝わらないことを痛感する一コマ。この授業に向き合う過程で学びが深まったのは間違いなく猪又の方でした(笑)
117名の生徒さんたちと共有した「はたらく」ことについて考える50分間。どれだけ伝わったかは正直自信がありません。それでも、彼らのこれからの長い人生の中で、お届けしたフレーズや体験談の何か一つでもお役に立てばと願うばかりです。
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水害に遭った時は
October 14, 2019
猛威を振るった台風19号。この影響でこれまでに全国で少なくともおよそ5600棟の住宅が水につかり、700棟以上の住宅が全半壊や一部損壊の被害を受けました。そして、まだまだ現時点では詳しい状況が確認できていない地域もあり、被害がさらに増える可能性があります。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
さて、テレビでは各地の浸水した状況が続々と映像で報道されています。現時点では、床上まで水につかったのは栃木県や長野県など16の都県で3194棟、床下が水につかったのは埼玉県や静岡県など21の都県で2466棟となっていますが、今後被害状況は拡大することが予想されます。皆様のご家族やご関係者の中にも、もしかすると被災された方もいらっしゃるかもしれません。
では、実際、床上・床下浸水の被害に遭った場合、どのように行動すればよいのでしょう。
震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)が作った資料「水害にあったときに」がとても参考になります。震つなは、阪神・淡路大震災をきっかけに全国の災害関連NPOなどによって結成された団体。
この冊子では、過去の水害で被災した方々の経験から、水害にあった方がしなくてはならないことを、まずは再建までの見通しを立てることにはじまり、必要な手続き、家屋のかたづけと掃除方法など、具体的かつ詳細にその手順を含めてまとめてあります。
もし、ご関係者の中に被災された方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらをご参考にしてみてください。(画面リンクをクリック)
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隙間測定は全棟行います
October 11, 2019
先日は、「西本町の家Ⅱ(仮称)」の気密測定を行いました。気密の重要性はこのブログにて幾度にもわたり強調していることですが、おさらいのためにご紹介します。
カネタ建設では、キノイエブランドを含めた新築住宅は原則全棟気密検査を行います。気密試験では専用の気密測定器を使い、家の中の「C値」を調べます。C値とは、家の延床面積に対する 「 隙間面積 」 の割合を示す数値で、床面積1㎡当たりどれ位(何㎠)の隙間があるのかを表した数値です。この値がゼロに近いほど、隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
それでは、今回の結果を見てみましょう。逃げも隠れもできない実際の測定数値をそのままお見せします。
上記3回の測定結果のレシートの中にある「総相当隙間面積:αA=○○㎠」という赤枠で囲まれた部分にご注目。これが、気密測定で算出されたこの住まい全体の実際の隙間面積の数値です。外気の状況等でブレがありますので、基本は3回の測定結果のうち、中間の値を採用します。1回目=39㎠、2回目=33㎠、3回目=52㎠なので、ここでは1回目の39㎠が採用になります。
C値 = 家全体の隙間の合計αA(㎠) ÷ 延床面積(㎡)という計算式で算出されます。
C値 = 家全体の隙間の合計 39㎠ ÷ 延床面積 156.518㎡ = 0.249173・・・ ≒ 0.3㎠/㎡ という好結果でした。
以前のブログ(「すき間だらけの日本の住宅」/「住まいの呼吸法」)でもご紹介したように、日本の既設住宅の90%以上がC値=5㎠/㎡以上(5㎠/㎡を超えると、測定不能になるケースが大半)と言われておりますが、実際そのほとんどは未測定のため実態は不明です。仮に、C値=5㎠/㎡の場合、40坪の住まいであれば、すき間の大きさはA4型ノートパソコンの画面サイズとほぼ同じ位になります。これに対し、西本町の家Ⅱ(仮称)のC値は0.3㎠/㎡。40坪換算で、名刺の7割以下のすき間しかないという結果です。その差は歴然。これが夏冬の冷暖房機器の運転効率に大きな影響を与え、結果として光熱費の削減につながります。また、それ以上に隙間がないことによって結露からのカビの発生を防ぎ、長年にわたって健康な住まいを維持することができるのです。
ちなみに、この気密検査、私たちは建物の下地施工完了後と内装工事完了後に分けて2回実施します。仮に下地施工後の気密試験結果が良くても、その後の内装工事の段階で配線工事や配管工事、手直しなどで建物に再び穴をあける作業が行われるなどすると、このC値は途端に悪くなることがあります。このため、この気密試験を下地施工時1回のみで終わらせる(よい数値を残す)住宅会社もありますが、私たちは品質管理にこだわり、内装工事後に最後気密検査を行い、下地後の施工で隙間の発生がないかをチェックします。こうすることでお施主様にも「本物の性能値」を確認してもらい、安心していただくことができます。
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世代を越えて
October 7, 2019
先日は、糸魚川市内で、住まいのお引渡し式がありました。
故郷であったこの地を離れ、関東で長年ご商売をされてこられたご夫婦が、終の棲家として、思い出深い実家を解体、新築されたこの住まい。旧家の面影を随所に残しつつも、現代の生活スタイルに合わせた平屋の住まいとして生まれ変わりました。
お引渡し式に参加する私たちスタッフは、お施主様とちょうど親子の差、いや、スタッフによっては孫の世代にあたる年齢でしたが、出会いからお打ち合わせ、そしてお引渡しの日を迎えるこの日までに、まさに親子のような関係を重ねてきたように思います。
「いつでも遊びに来てちょうだい」
お施主様の温かい言葉に、スタッフの目にも涙。仕事を通じ、世代を越えて、こうして多くの人々の人生と暮らしに寄り添えることを心から誇りに思います。
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頚城の家・西本町の家Ⅱ・高田の家(仮称)着々と進行中
October 2, 2019
近いうちに少しずつ詳細をお伝えしていこうと思っていますが、現在、上越市内では、「頚城の家」、「西本町の家Ⅱ」、「高田の家」(それぞれ仮称)3棟のキノイエの住まいが建設進行中です。(この他に、糸魚川市内での計画も進行中)
まず「頚城の家(仮称)」は、米山を望むのどかなロケーションという最大の価値を活かし、母屋(ベース)と下屋(ゲヤ)を45度に振ったプランが特徴。現在、内部造作工事が大詰めです。(写真は後日)
「西本町の家Ⅱ(仮称)」は、密集した住宅街でありながら比較的大きな敷地を有しており、通常のキノイエの標準プランよりは少し大きな間取り構成。これによるコスト上昇や空間の間延びを防ぐため、メーターモジュールが基本のキノイエの設計ですが、今回は尺モジュールで設計。現在上棟が完了し、外部工事が進行中です。
「高田の家(仮称)」は、敷地裏に川が流れる閑静な住宅街の中に建設中。住宅密集地ですが、隣が実家という立地環境をいかし、二世帯の家族間交流、パブリックとプライベートのバランスを考えたプランになっています。現在、基礎工事と養生が完了し、明日より上棟が始まります。
完成見学会等の予定につきましては現在調整中です。決まり次第、また皆様にご報告させていただきます。
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食の宝庫ベトナム3
September 26, 2019
食のネタは調子にのってしまいます(笑)ベトナムの食をご紹介する最終回。今回は番外編として、やや口にするにはリスクがあったり、勇気を必要とするものも含めてご紹介します。
現地のことは現地の人に聞け。ということで、ドライバーさんからイチオシの食材を紹介してもらいました。それは、ハノイから車で4時間ほど移動する際にタインホア省という土地で出会いました。
「ネムチュア(Nem Chua)」というこの地方の特産物。なんだかちまきのように笹の葉のようなもので包まれた食材。実はこの葉っぱはバナナの葉です。
剥いてみると、中から出てきたのは、ソーセージのようなもの。調べてみると、「Nem」とは「春巻き・クレープ・細長いもの」など定義が広い言葉です。「Chua」とは「酸っぱい」という意味です。名前の通り、「酸っぱい豚肉の発酵ソーセージスティック」です。ビールのおつまみとして広く地元の人に親しまれています。しかし、これは要注意。生の豚肉を発酵させたものなので、寄生虫や菌類の感染リスクがあります。バナナの葉も衛生面では不安です。お腹の弱い人は要注意。でも美味しい!
次にご紹介するのは、南のメコン川クルーズで出会った一品。
主役はミツバチ。ハチミツ農園でこんな風に見せてくれます。
そのミツバチから採れたはちみつを使って・・・蜜蜂茶というものが振る舞われます。
注いだ瞬間からミツバチが寄ってくるので、ご覧の通り、飲むのも一苦労(笑)でも、その味は格別です!
最後に、ベトナムといえばベトナムコーヒー。「麝香猫(ジャコウネコ)コーヒー」が有名です。ジャコウネコは食通のグルメ猫として有名で、美味しいコーヒーの実だけを選り好んで食べるのだそうです。つまり、ジャコウネコが食べたそのコーヒーの実が糞として排出されたものを、よく洗浄し、乾燥させてできるのがジャコウネココーヒーというわけです。簡単に言えば、「ジャコウネコの糞から採れたコーヒー」となります(笑)ですが、コーヒーの実の中でも選び抜かれたコーヒーの実だけが最終的には残るということから、その味は評判通り。普通のコーヒーとは違う独特の甘い香りが特徴です。
衛生面では日本のような安心感はありませんが、現地で長年親しまれている食材一つひとつの味は本物です。ぜひみなさんもベトナム訪問の際、チャレンジしてみてはいかがでしょう?
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食の宝庫ベトナム2
September 24, 2019
前回の続きです。
ベトナムはなんといってもお米の消費大国。ベトナム人一人当たりの一日のお米の消費量は398gで、なんと世界第4位。日本のコンビニのおにぎりに換算すると、8~9個分に相当します。ちなみに、お米の消費大国だと思われた日本人の一人当たりの消費量は119gで世界第50位。ベトナム人の消費量のすごさがわかると思います。
ベトナムでは、白米のほか、フォーやフーティウ、ブンといった米製麺、ライスペーパーなど、様々な形でお米が食されています。
そして、日本と同じく南北に細長い国土を持つベトナムは海岸も広いのです。イカやエビをはじめ、豊富な海洋資源に恵まれています。
シャコもこんなに大きなものがレストランで提供されます。
白身魚も豊富。パクチーをはじめ、レモングラスや大葉、ドグダミなど様々な香草と合わせた料理が人気です。
その残りスープを使って、お米の麺(ブン)にこうしてかけて食べるのもベトナムならでは。
南の地方では、熱帯魚も素揚げにしてこのように(笑)ちょっとグロテスクですが、味は最高です。
このネタはあともう一回いきましょう(笑) 次回は番外編です。
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食の宝庫ベトナム
September 22, 2019
ベトナムは食の宝庫。フルーツ、海産物、そしてお米を主体にした様々な料理など、海外旅行をする日本人の中でも食べ物の人気が非常に高いのがベトナムです。先日と6月のベトナム訪問の際に撮り貯めた食のフォトスナップがありましたので、ダイジェストでご紹介したいと思います。
北の首都ハノイも南の都市ホーチミンも街に一歩足を踏み出すと、至る所に路上市場があります。
ベトナムのフルーツは種類が豊富。フルーツの王様、あるいはその独特の匂いから悪魔のフルーツともいわれるドリアンは新鮮で高品質のものがいつでも手に入ります。他にも、日本でもメジャーなマンゴーをはじめ、ライチ、マンゴスチン、ドラゴンフルーツ、ランブータンなど、日本では珍しい種類のフルーツが市場に豊富に並んでいます。
ドライマンゴーは安くて肉厚。半生の触感がお土産として大人気。
肉・魚類もこのように量り売り。昭和の時代、私たちのまちでも、小さなスーパーでは、魚や肉の量り売りが一般的でした。私もお手伝いで太刀魚や鮭の切り身を買いに近所のスーパーへ通った記憶があります。目の前の吊り量りで重さを確認後、新聞でくるんで手渡されたものです。
前回の記事でも紹介しましたが、バイク王国のベトナムでは、なんと市場もバイクでドライブスルー(笑)バイクに乗ったまま目の前でお会計。新鮮な光景です。
続きは次回に。
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