新人さんいらっしゃい(後編)
December 26, 2017
遅くなりましたが、今月16日のブログ記事「新人さんいらっしゃい」の続きです。弊社に来春入社予定の建築女子Iさんが先日2日間の入社前研修で製作に取り組んだ住宅模型の出来栄えはいかに・・・?
建築系の学科にて模型製作の実習経験を積んでいたIさん、手際が非常によく・・・
完成です。限られた時間の中で、しっかりと2作品仕上げてくれました。しかも、渡した図面から様々な想像を巡らし、指示になかった植栽の配置や車の製作まで考えてくれていました。技術や知識ではなく、喜んでもらいたいという気持ちから生まれる行動には、人の心を動かす何かがあります。
人生の中で、自分が携わった何かでお客様に感動を与えられることができるとしたら、これほど幸せなことはないのかもしれません。私たちの仕事には、そういう喜びが随所にあります。来年春に新しく入社されるIさんにも、一日も早くそんな喜びを味わってもらえたらと思います。
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素敵なイブを
December 24, 2017
みなさん、本日のイブはどのように過ごされましたか?
ご家族での旅行、お買い物、仲間でパーティー・・・それぞれの休日を楽しまれたことと思います。また、今夜は、お子さまたちにとっては、ちょっと眠れない特別な夜。それぞれのご家庭に素敵なサンタさんがやってくるといいですね。
今年3月に新しくオープンした富山県美術館にて
みなさんにとって素敵な聖夜でありますように。
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大火から1年(2)
December 23, 2017
糸魚川駅北大火から1年。現在被災地の駅北中心市街地では、少しずつ復興の槌音が聞こえ始めています。
先日は、弊社と協力業者会「三丸会」による現場の安全衛生マナーパトロールが行われ、ちょうど弊社で再建のお手伝いをさせていただいている住宅新築工事の上棟現場他が対象となりました。
この現場はちょうど被災された2世帯のお施主様が隣同士で近しい時期に弊社で再建工事を開始させていただいていました。
被災エリア並びにエリア外も含め、被災住宅の再建工事にあたっては、看板もしくはシートに「がんばろう糸魚川‼」の統一スローガンが書かれています。これから少しずつこのエリアにこの「がんばろう糸魚川‼」の看板が増えていくことになるでしょう。
一日も早く、このまちにかつての賑わい、いやそれ以上の賑わいが戻ってくることを願っています。
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大火から1年
December 22, 2017
市内中心部の家屋147棟を焼失させた糸魚川駅北大火から本日でちょうど1年が経過しました。この日、糸魚川市では「糸魚川市駅北復興まちづくりシンポジウム2017」が開催されました。
「カタイ絆でよみがえる 笑顔の街道 糸魚川」という副題が記されたこのシンポジウム、オープニングは地元糸魚川幼稚園の児童さんたちによるかわいらしい太鼓の演奏から始まりました。
司会進行は、地元出身のフリーキャスターで糸魚川ジオパーク大使でもある伊藤聡子さん。第1部では、大火にあたり多大な支援をいただいた皆様に対する市長表彰の後、「駅北大火から私の1年」をテーマに、大火を経験した3名の市民の方より当時の様子から現在までの1年とこれからについて語っていただきました。
最初に語っていただいたのは、江戸時代末期文化文政の頃の創業で195年の歴史を持つ純日本料理店「割烹鶴来家」の専務取締役の青木資甫子さん。続いてマイクを持ったのが、新聞配達店を経営する有限会社ニックひろせの取締役社長 本間寛通さん。お二人ともこの度の大火でお店を全焼してしまった被災者。しかしながら、鶴来家の青木さんは、すぐに自宅に仮設店舗を立ち上げ、「えちごトキめきリゾート雪月花」への料理の提供を1月から開始。ニックひろせの本間さんは、なんとお店を全焼しながらも被災翌日からも新聞配達を切らさずに継続するという、再開への情熱にあふれた素晴らしい人たちです。また、本間さんは糸魚川青年会議所のメンバーとして、この度の糸魚川復興支援ミュージカル「オデュッセイア外伝 未来へつなぐために」の企画に関わり、自らも演者として舞台に立っています。糸魚川の復興を支えるのは人の情熱であるということを、お二人の話を聞きながらあらためて考えさせられました。
そして、最後にお話しいただいたのは、被災エリアに隣接していた糸魚川小学校の渡邉寿敏校長先生。火災発生当時の学校の様子と、その後の生徒たちと被災商店街との関りについての説明がありました。糸魚川小学校は数年前から地域学習として、中心市街地の商店街に足を運び、地域の魅力を見つけるフィールドワークを継続してきました。今回の被災にあたり、「何かできることを」と考えた糸魚川小学校は、焼け残った商店街の八福神のすす落としやまちの復興の願う絵馬の寄贈など様々な取り組みを子どもたちと共に行ってきました。「子どもたちには、火事の記憶よりも、このまちの復興に関わったという記憶を残してもらいたい」という渡辺校長先生の言葉がとても印象的でした。
第2部は、特別講演として「えちごトキめきリゾート雪月花から、まちと地域へ」と題し、雪月花のデザイナーである川西康之さんより、これからの復興まちづくりに不可欠な住民や地域が主役のまちづくりについての非常に興味深いお話しがありました。こちらの内容については、また別の機会に少し触れたいと思います。
そして、閉会セレモニーでは、こども消防隊の発足式、被災エリア及び近隣住人を中心に大人と子どもで組織された「駅北火の用心夜回り隊」の出発式等が行われました。
また、このシンポジウムの後、夕方は駅北被災地につくられた賑わい創出広場にて、「復興イルミネーションプロジェクト」として「まちづくりらぼ」の皆さんが中心となって市民有志の手によって設営された手づくりのイルミネーションの点灯式が行われました。
駅前アーケードも市内企業や関係者の協賛によってイルミネーションが点灯。これからの1年はいよいよ糸魚川のまちが本当の復興へと力強く前進する1年になるのではないかと思います。
がんばろう糸魚川!!
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よく飲みよく語らう
December 21, 2017
今年も残すところあとわずかとなりました。そして、昨年発災した糸魚川駅北大火より1年が過ぎようとしています。月日の流れは本当に早いものです。
そんな中、昨日は弊社の今年最後の定例部門長会議が行われ、終了後に部門長みんなで忘年会を開催しました。
この度の糸魚川駅北大火で全焼被災された新潟最古の造り酒屋で現在工場を再建中の「加賀の井酒造」さんが富山県黒部市の銀盤酒造さんの設備で造った『純米大吟醸生原酒・しぼりたて』を今月5日より出荷されていましたので早速入手。懇親会の席では、みんなで加賀の井酒造さんの完全復活を祈念しながら、新酒の味を堪能させてもらいました。ちなみに、加賀の井酒造さんの製法は、地元糸魚川のミネラル豊富な硬水仕込みで、米本来の味がしっかり生きている味が特徴なのですが、銀盤酒造さんをお借りしての製法は軟水での仕込みとなるため、味の再現には相当ご苦労されたようです。しかし、さすがは加賀の井さん。やや辛口ですっきりとした中にもほのかな純米の香りが楽しめる風味を上手に表現されていました。
さて、部門長会議では結構重い空気の中、数々の案件について議論をするのですが、会議の時と懇親会の時とでは、なぜかみんなの口数が数十倍違います。乾杯してわずか1時間後には以下のような感じに・・・お酒の力は本当に底知れないものですね(笑)
よく飲んでよく語らう。役員幹部がこんな感じですので、このことが会社全体の明るい社風につながっています。これが私たちの最大の強みかもしれません。昨年の大火も含め、私たちの周りでは多くの試練がありますが、常に明るく前向きでいることこそ、未来を明るいものに変えていく原動力につながっていくと思います。
来年はきっとよい一年になるでしょう。
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素敵な一枚(2)
December 19, 2017
「大和の家」完成後のお施主様を交えた素敵な一枚をご紹介する第2弾。今回は、2階のプライベートスペースでの一枚です。後ろからパシャっと撮影してみました。
ハンモックはお施主様所有。後ろ姿だけなのですが、何でしょう?こういう関係っていいなぁと純粋に思います。こんな二人のゆっくりでやさしい時間さえあれば、もう何もいらない。家のデザインもポートレートの背景のようにぼやけてしまいそうです。
10年後、20年後、おじいちゃんおばあちゃんになってもまたここでツーショット写真を撮ってみたい・・・そんなふうに思える素敵な一枚でした。
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最高の地元ライフをスタート!
December 18, 2017
先日、上越市内で新築予定のお施主様をお招きし、弊社担当スタッフと協力業者交えてのスタートミーティングが行われました。
最初の出会いは1年以上前。たまたま通りがかりに完成見学会ののぼりを見て弊社のモデルハウスにご来場いただいたのがきっかけでした。その時は漠然と家づくりを考え始めた頃で、その後数多くのハウスメーカーや工務店を見て回った結果、「自然素材を使っていてデザインがいちばん良かったのでもう一度きちんと話を聞きたい」ということで半年後に再度ご来場。実はその間に奥様のご懐妊もあり、これから生まれてくるお子様の健康な暮らしを真剣に考えた結果、キノイエをお選びいただいたことでこの度の計画がスタートしました。なお、奥様はめでたく今月無事にかわいい女の子をご出産。よって、この日のスタートミーティングは旦那様が代表してのご出席となりました。
スタートミーティングは、そうしたお施主様とのなれそめやご家族の構成、ライフスタイルなどをはじめ、工事に関わる担当者みんなでこれから新築する住まいの設計コンセプトや工事概要を皆で共有します。そしてまた、お施主様にとっては、実際に工事に携わるチームメンバーとの顔合わせにより距離を縮めていただくことを目的にしています。
ミーティング最後には、お施主様よりご挨拶をいただいたのですが、「数多くの住宅会社を見て回りましたが、カネタ建設さんの住宅にかけるこだわりは他の会社とは全然違いました。」という嬉しいお言葉に、「しっかりと見分けていただけた!」と私たちスタッフも本当にうれしい気持ちになりました。
また、お二人とも地元が県外というお施主様。はじめは晴れの日が少ないどんよりとした鉛色の空の日が多い上越地域の気候に馴染めなかったというお二人でしたが、暮らしていくうちに、食の豊かさ、暮らしやすさに少しずつ魅力を感じていき、「今ではこの地域がとても好きになりました」と笑顔で語ってくださいました。今回の住宅新築によって、まさにここがお施主様の新たな「地元」となるわけです。私たちの仕事は、家を建てることですが、実はいちばん大切な仕事は、その先にある、お施主様ご家族お一人おひとりの豊かな暮らし=「最高の地元ライフ」を実現することにあります。
お仕事もさることながら、多趣味で非常にアクティブなお施主様。来春完成予定のキノイエを新たな舞台に、新しいご家族と共に最高の地元ライフをスタートされることを心から応援しています。
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新人さんいらっしゃい
December 16, 2017
先日、弊社に来春入社予定の建築女子Iさんが2日間の研修にやってきました。
地元糸魚川市の出身で、大学でも熱心に建築の学びを深めてきたIさん。縁あって、弊社カネタ建設の門をたたいて下さいました。来春入社予定ですが、既にこれまでも弊社の夏の一大感謝祭「オレンジフェア」をはじめとするイベントに何度か参加してもらっていますので、既に会社の雰囲気は少し理解してもらっている状態での今回の研修です。今回は、朝の定時出勤から体験してもらいました。
なぜか天使の格好をさせられています(笑)(オレンジフェア2017「恐怖だらけのなつやすみ」)
しかし、イベントの時の楽しげな雰囲気とはうって変わって、朝の全体朝礼の(ピリッとした?)様子を目の当たりにして、かなり緊張したのではないかと思います。そう、この緊張感はとても大切なのです。
研修では、建設現場の視察や各事業部門の仕事の雰囲気などを見てもらいつつ、女性の先輩建築士からCADソフトの使い方指導や、現在計画中の新築プランを参考に模型の製作にも取り組んでもらいました。
学校でもひと通りの実習経験もあるIさん、模型製作の手際はいい感じです。
さて、結果はいかに・・・? この続きはまた後日。
雪を楽しむ暮らし
December 14, 2017
12月7日~21日の間は、二十四節気でいう「大雪(たいせつ)」です。文字通り、私たちの暮らす上越地域のまちなかにも、この2日間で雪が降り積もりました。
昨日の「塩屋新田の家」はこんな様子です。どんよりとした空色の中、雪が降り積もると、まちに立ち並ぶ家々は少し寒々しい表情になりますが、キノイエの住まいは少し表情が違います。
越後杉の温かいぬくもりが感じられる外観が雪化粧とのツートーンカラーを生み出し、ひときわ美しい冬の表情に変わります。
そして、なんといってもナカのあたたかさは折り紙付き!裸足なのに、足元はポカポカ。エアコンやヒーターの直風も一切ない、じんわりとくる温もり。とても過ごしやすい理想的な環境です。
また、七十二候では12月12日~16日頃までの間を「熊蟄穴(くまあなにこもる)」と呼びますが、雪の降り積もる冬こそ、ソトの景色を思いっきり取り込んで暮らせるあたたかい住まいが理想ではないでしょうか?
キノイエのモデルハウス「塩屋新田の家」は、今月27日まで公開中です。自然素材に囲まれ、寒さ厳しい真冬の上越地域でもソトとナカをつないで快適に暮らせる住まいの魅力をぜひこの機会に体感してみてください。
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まちの未来へつなぐために
December 11, 2017
昨年12月22日に発災した糸魚川市駅北大火からもうすぐ一年が経とうとしています。そんな中、昨日の12月10日、糸魚川市民会館にて、糸魚川復興支援ミュージカル「オデュッセイア外伝 未来へつなぐために」が上演されました。
このミュージカルは、この度の大火を受けて「大火による悲しみを決して忘れることなく、地域の復興や未来のまちづくりへつなげていきたい」という思いから、地元の若者有志団体である糸魚川青年会議所による声掛けと地元の舞台演劇団体とのコラボレーションによって立ち上がった復興事業。プロの演出・脚本家、作曲家を交えて、約10ヶ月の制作準備期間を経て市民参加型によるミュージカルとして完成しました。
この物語は、糸魚川市の過去と現在、そしてかつてこの地を納めていた奴奈川姫が司る異次元の地底王国などが舞台。早稲田大学校歌の作詞者としても有名な糸魚川市を代表する文人相馬御風や古事記に奴奈川姫との大恋愛が記されている大国主命をはじめ、多くの糸魚川市民などが登場人物として繰り広げる全2部12幕に及ぶ壮大なストーリー。不思議な時空の旅を経験した記者の目を通して、大火という絶望に直面した人々は何をするべきなのか・・・と考えさせられる、とても深いメッセージが盛り込まれたクオリティの高いミュージカルでした。
このミュージカルには、プロの舞台俳優に混ざり、多くの市民の皆様も参加しています。また、その中には実際にこの度の大火で被災をされた方も数多く出演者として参加。実際に「あの日」を体験した人たちのリアリティのある迫真の演技もあって、本当に迫力のある舞台でした。まちが一つになる瞬間を感じられる素晴らしいミュージカル。大火からの復興はこれからが本番。きっとこのまちの未来は明るい!そう感じました。
キャスト、スタッフ、そして関係者の皆様、本当におつかれさまでした。
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