ご予約でゆっくり
February 10, 2017
昨年6月のモデルハウス「塩屋新田の家」オープン以来、これまで非常に大勢のお客様にご来場いただき、おかげさまでご来場予約も少しずつ増えております。最近では、見学・お打合せ等のご来場予約で週末が埋まることもあり、当日ご予約なしでご来場いただいたお客様に少しご不便をおかけするケースも増えてまいりました。
ご来場いただいたほとんどのお客様は、他の展示場や工務店とは一味違う素材感や空間づくりのコンセプトに感じるところがあり、必ずといっていいほど様々なご質問をいただいたり、説明を求められます。多くのお客様は、短くても1時間前後、興味関心が高い方や、その世界観を気に入っていただいたお客様は、2時間以上、場合によっては4時間以上滞在されるケースもあります。だからこそ、せっかくお越しいただいたお客様には、ゆっくりとご覧いただきたいですし、私たちからも順を追って丁寧にご説明を差し上げたいと思っています。
これからキノイエのモデルハウスの見学をご検討されている方は、仮のご予約でも構いませんので、事前にご来場予約ページからのお申し込み、または、キノイエの事務所に直接お電話をいただけると幸いです。ゆっくりとご見学いただけるよう、スタッフがお客様のためだけの時間を確保させていただき、丁寧にご質問にお応えさせていただきます。
また、モデルハウスは、毎週水曜日を除き、毎日見学が可能です。平日は比較的時間に余裕がありますので狙い目です。もしもお客様の都合で、モデルハウス閉館時間の16:00以降にどうしても時間を取りたいというお客様がいらっしゃいましたら、早めにご連絡いただければ対応可能です。
もちろん、小さいお子様連れも大歓迎です。お打合せや見学の際にお声がけいただければ、スタッフがお子様のお世話をさせていただいたり、楽しく遊ばせていただきます。キノイエのスタッフはみんな少年少女の心を持っていますので、きっと仲良くなれると思います(笑)
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コラボメニュー発表!
February 9, 2017
今週末の2/11(土)・12(日)の2日間、キノイエの今年1回目の大型イベント 『第1回 木の家フェスタ 2017 in クリナップ』 が開催されますが、いよいよ当日のお楽しみコラボメニューの全容が明らかになってきました。本日は、土の香工房cotocotoの早津さんと妙高食品の八幡さんが会場となるクリナップ上越ショールームさんに集合。私たちキノイエスタッフと共に打ち合わせと最終確認を行いました。
今回は、なんと土・日で違う種類のコラボメニューが登場します。一日目の2/11(土)は、妙高食品さんのごはん麺にcotocotoさんのバジル塩麹をからめた‟もちもちパスタ風”のメニューが2品登場。一品目は、バジル塩麹とオリーブオイルを和えたシンプルジェノベーゼ風。そして、二品目は、バジル塩麹と生クリームを和えたジェノベカルボ風。どちらも、ごはん麺とバジル塩麹にソースがよく絡み、試食したスタッフも思わず「うまっ♡」と声が出てしまいました。食レポ失格です(笑)
ごはん麺+バジル塩麹+オリーブオイル
ごはん麺+バジル塩麹+クリームソース
cotocotoさんのご家庭では、このバジル塩麹とオリーブオイルでつくるジェノベーゼ風パスタが定番料理で、バジルの風味を生かす最高の組み合わせとのこと。そして、ごはん麺+塩麹+クリームソースを使ったジェノベカルボ風は、元々妙高食品さんのご家庭でよく食べられているオリジナルメニューだそうです。
そして、2日目の2/12(日)は、本邦初公開、cotocotoさんの「チリチリ塩麹」の味噌ラーメン風「ごはん麺」。こちらのメニューは、cotocotoさんが今回の木の家フェスタのためにスープを考案してくださった完全オリジナルです!チリチリ(かんずり入り)とは言え、塩麹の旨味で辛くないスープで小さなお子様も安心してお召し上がりいただけます。スープの中には、cotocotoさんのニンニク&生姜の乾燥パウダーが入るので本格的な味になりそうです。塩麹の旨味、甘味がもっちりしたごはん麺に絡み、絶妙な味わいになります。こちらの写真は非公開(笑) ぜひ当日会場でお確かめください。
クリナップのキッチンを使っての試食作成にお二人とも若干興奮気味。厨房男子二人の少年のような目の輝きに、私たちキノイエスタッフの期待も膨らみます。
土の香工房cotocotoの早津さん(左)と妙高食品の八幡さん(右)
『第1回 木の家フェスタ 2017 in クリナップ』(2/11・12開催)の詳細はこちらまで
大勢の皆様のお越しをお待ちしています。
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小泉誠さんのミルクパン
February 8, 2017
はじめまして。
今回からキノイエブログに不定期で寄稿することになった村岡利恵です。
長年東京でインテリアやデザイン関連の雑誌編集に携わってきましたが、新潟県のおとなり、長野県大町市へとIターンし、2017年の初夏から高瀬渓谷の森のなかの別荘地で「HÜTTE muumuu」という朝食だけのカフェを営むこととなりました。キノイエスタッフのかたとのご縁で、雑誌編集者時代に触れたいろいろなもののことや、高瀬の森での新しい暮らしづくり、旅のことなど、キノイエにもつながる記事を時々書いていければと思っております。よろしくお願いいたします。
最初はキノイエのダイニングセットをデザインした、小泉誠さんの「kaico」シリーズのミルクパンです。購入したのは10年近く前。
ちょうどその頃、ある雑誌で飛騨高山の家具メーカーに出張される小泉さんに密着取材する機会がありました。80〜90年代初頭は家具メーカーなど日本の地場産業が衰退しつつあり、それを何とかしたいと有名デザイナーに依頼したものの、提案された斬新なデザインは暮らしとかけ離れたもので成果は上がらず、その結果、デザインに対する不信感が日本各地の地場産業にはあったそうです。その取材でとても印象に残っているのは、そういった背景を踏まえた上で「デザインしないという選択肢も含めて、話をしましょう」と小泉さんが彼らに提案したというエピソード。
これってすごく矛盾した言葉だと思いませんか? 自分の生活をデザインすること=暮らしをかたち作るということ。そこには変化しなくてもいいという選択肢もある。ひとり暮らしを始めて、ものが増えつつあった自分の暮らしに置き換えても目からウロコでした。(そのあとに「10年選手プロダクト」という企画をしたのですが、その話はまた今度)
このミルクパンはカフェオレ用の牛乳を温めるために買ったのですが、琺瑯製なので牛乳の膜も落としやすく、底が広めで熱伝導が高いおかげで速く温まるので、朝急いでいるときにはありがたい。ミトンなしで掴める木の持ち手も便利。当時は木の持ち手の琺瑯製ミルクパンはあまりなかった気がします。
ほかの鍋が空いていないときには別のものを温めるのに使ったり、少し余った料理を移し替えたり。牛乳専用として買った小さなミルクパンの姿は当時のままだけど、キッチンではバイプレーヤー。見た目のデザインを変化させなくても、使い手が用途をデザインできる余白があるものは長年愛用できる。そんなことを教えてくれたのが小泉さんのミルクパンです。
文:村岡 利恵(rie muraoka)
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こんな日こそ
February 7, 2017
本日の上越地域はぐんと冷え込みましたね。日中気温は、上越市内で1~2℃、糸魚川市内で0~1℃、妙高市内は中心部で-2℃前後。上越市内の街なかは、非常に冷たい風に細かい雪が巻き上げられており、比較的寒さに慣れているこの地域の人でも、本日は「刺す」ように寒いと感じている人も多いでしょう。外に出かけるのが億劫になります。
さて、こんな日の上越モデルハウス塩屋新田の家の室内温度が気になるところ。なので、早速サーモカメラで計測。本日の室内はこんな感じです。
南面の大きな掃き出し窓側の床面温度も20℃以上をしっかりキープ。サッシ枠こそ若干温度が下がっておりますが、結露はありません。足元はもちろん、体感温度も非常に暖かいです。厚手のシャツ一枚でも肌寒さを感じることはありません。また、ガラリ部の温度は25℃前後ありますので、床下エアコンが効果的に機能しているのが一目でわかります。
キッチン周りの足元もご覧の通り。厚手のスリッパは全く必要ありません。
2階は、本日お客様との打ち合わせで使用中だったため、撮影のタイミングを失ってしまいましたが、基本的には1階との温度差は1℃程度しかありません。室内温度計は、21~23℃前後をキープ。エアコンは床下送風で、設定温度22℃。弱運転です。
ちなみに、この暖かさ、「新しい家ならみんな暖かいでしょ?」と思われた方は要注意。過去のブログ「建てた後に気付く大事なこと」を是非お読みください。「快適で省エネな家は注文しても簡単には手に入らない」という現実を少しご理解いただけるのではないかと思います。
外は刺すような寒さ。本日のような天候の日は、あまり出かけたくない日。しかし、本日のような寒さ厳しい日こそ、ぜひキノイエのモデルハウスに遊びにいらしてください。違いが分かる絶好のチャンスです。
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記憶に残る眺め
February 6, 2017
昨年の暮れ、糸魚川市内で行われた上棟式の様子から。こちらのお住まいは、大きな片流れ屋根が特徴的な平屋スタイル。天候に加え、屋根の傾斜勾配が比較的優しいこともあり、今回は本流に従い、ご家族皆さんに屋根の上に上がっていただいての開催となりました。
透き通った冬の空気の中、棟梁の手で四方がための義を行います。その奥に目をやると、糸魚川市と妙高市にまたがる標高2,400mの活火山「焼山」をはじめとした山々の景色がくっきりと目に飛び込んできます。
そんな大自然のパノラマをまるで屏風のように背にしながらいただく御神酒の味は格別です。(注:未成年は形だけ真似ます)
これ以降、余程のことがない限り、お施主様が屋根の上に上がることはないでしょう。だからこそ、この時目にした風景は、ご家族の記憶の中にずっと焼き付いているものと思われます。
私たちスタッフもお施主様と過ごすこの時間とこうした特別な眺めが大好きです。「これからも最高の地元ライフをつくる工務店としてもっといい仕事をしよう」と気持ちが引き締まる瞬間でもあります。
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まちの記憶2
February 4, 2017
以前のブログ記事「まちの記憶」で、糸魚川市の中心街の賑わいの様子を写した懐かしい写真をご紹介しましたが、その他にも懐かしい写真がいくつか出てきました。
今回ご紹介するのは、昭和生まれの糸魚川市民なら誰もが知っている「親不孝通り」と「城の川/城之川(じょうのかわ)」。どちらも昭和40年代後半のものです。
親不孝通りの正式名称は「中央横丁」。糸魚川駅の西側、越後トキめき鉄道沿線に沿って約100メートルほどに渡り様々な飲食店が立ち並ぶ現在も現役の飲み屋街です。アーケードの看板こそ「中央横丁」とありますが、地元の人には「親子不幸通り」の愛称で定着しており、市内の様々な街なかマップのほとんどが「親不孝通り」と記載されています。写真は弊社で排水溝工事を行った時の記録ですが、現在もこの当時の看板が一部存在しています。
現在は、空き店舗や一部解体も行われ、当時の勢いには及びませんが、それでも当時のノスタルジックな雰囲気を残している貴重なエリアです。
そして、「城の川(城之川)」。糸魚川駅北の中心街を流れていた城の川は、柳の木に囲まれ、非常に風情のある街並みだったようですが、都市化が進んだこの時代は、既に暗渠(あんきょ)排水として地下埋設化されてしまっています。しかし、線路を挟んで南側には現在もまだ開渠(かいきょ)として露出している部分が残されています。写真はその南側部分(新潟日報社糸魚川支局から越後トキめき鉄道沿線までの間)の改修補強工事を当社で行った時のものです。
まちの風景は少しずつ変化しますが、今でも当時の面影を残している箇所がたくさんあります。この頃の糸魚川のまちには、活気と躍動感が満ちあふれてていました。昨年12月の大火でまちの中心部に大きな被害を受けた糸魚川市ですが、必ずまた力強く再生し、賑わいと人情味のあるまちの姿を取り戻してくれるはずです。
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無垢材と突板
February 3, 2017
無垢材に囲まれた住まいは、長く使えば使うほど、キズや色の変化そのものを風合いとして楽しむことができる上、素材そのものの重厚感や頑丈さも含めて一生ものの財産になるので非常に魅力的です。
反面、合成建材との比較において、造り付け家具や内装の広範囲に無垢材を使えば、それなりの価格になります。材種にもよりますが希少材種や高級木材はなかなか手が出ません。(もちろん、一生ものの財産と考えれば、その魅力は価格以上であることは間違いありません)
そこで、コストのバランスを考えつつ、プリント合成された建材を使わずに無垢材の風合いを生かした家づくりを実現する選択肢として「突板」が挙げられます。
「突板(つきいた)」とは、木材を0.2ー0.6mmほどに薄くスライスした板材、つまり木のシートのようなもので、下地素材に貼り合わせることで無垢材のような造作材をつくることが可能です。希少性の高い美しい木目を持つ木材が用いられることから、銘木単板(めいぼくたんぱん)とも呼ばれます。無垢材に比べると、壁材・床材・天井材の使用面積に対して天然木の表情を生かしたまま、価格を抑えることが可能です。また、無垢材とは異なり、内部の構造を自由に組み立てることで、無垢材特有の反りがほとんど発生しないという利点もあります。
写真は、当社の過去の施工実績から。ここでは、ブラックウォールナットを突板に使用しています。無垢材ではコスト的に見ても到底再現することのできない贅沢な風合いを広い面積で使用することが可能です。
弱点は、無垢材と比べて傷や汚れがつきやすく、人の手や物の接触が多い箇所は、表面が剥がれて下地が出てきてしまうリスクがある点です。一般的にはテーブル板や椅子などには不向きです。
無垢材と突板の性質を理解し、上手く使い分けることで、1ランク上質な家づくりが可能になります。
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囲炉裏のある暮らしから学ぶ
February 2, 2017
子供の頃、居間に囲炉裏のある生活をしていた人はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
※イメージ
弊社にも、幼少の頃の実家に囲炉裏があったというスタッフが何人もいます。囲炉裏には、「暖をとる」という主たる目的の他、調理という目的だけでも様々な機能を発揮します。私たちが子供の頃は、ここでお餅や串刺しにした魚を焼き、灰の中にはサツマイモを仕込んで焼き芋をつくったりすることが冬の生活の楽しみの一つでもありました。また、鉄瓶によって沸かされたお湯で注がれたお茶の味は今でも鮮明に記憶に残っており、今振り返ると、その鉄瓶から沸く湯気が室内の加湿も兼ねていたことに気が付きます。
※イメージ
そして、その囲炉裏のある暮らしにあった最大の特徴は、火を囲んで家族が車座になり、同じ時間を共有しながら濃密なコミュニケーションを実現していたことではないでしょうか。朝、おばあちゃんが囲炉裏の中央に被せていた灰の中から火種となる炭を掘り起こし、新たな炭を加えて火力を整え、鉄瓶に湯を沸かし、朝茶の用意をする・・・スタッフの中にも、おじいちゃんおばあちゃんから囲炉裏を通じて火の始末(作法)を教わりながら数々の昔話を聞かされた者がたくさん存在します。
カネタ建設の施工事例
さすがに、気密性の向上や安全面などのハードルも合わせ、現代の暮らしに囲炉裏を取り入れるご家庭は非常に少数になりました。しかし、囲炉裏に変わる、こうした家族のコミュニケーションを司る装置が必要です。キノイエでは、昔の日本の暮らしに合ったベーシックな価値を見出し、設計に生かしていくことを常に意識しています。
カネタ建設の施工事例
家族の暮らしにも歴史があります。一度先祖の暮らしのルーツを辿ってみると面白い発見があるかもしれません。世代をつなぐ、暮らしをつなぐ住まいで最高の地元ライフを。
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中古住宅の生かし方を探る
January 31, 2017
弊社では、新築だけでなく、大小様々なリフォーム・リノベーションのご相談をいただくことが多いのですが、中でも多いご相談の一つが、「この家を(いくらで)売れますか?」、あるいは「リフォームすれば借り手がつきますか?」等のご相談。中古住宅を何らかの事情で手放したい、あるいは資産として有効活用したいというニーズが非常に高まっているのを肌で感じています。
中古住宅は、電話で車種・年式をお伝えいただければその場で価格を査定・・・というわけにはいきません。家はほとんどが一点もの。そして、立地環境(風雪・日当たり等)や、住まわれている方お一人おひとりの暮らし方、放置された期間等の違いで、経年変化の状態は驚くほどに違いが出ます。まずは現地をしっかりと調査させていただくところから始まります。
新築時の設計図が残っている場合は、当然、平面図や立面図、あるいは仕様書などもお預かりしますが、意外にも新築時の図面と現況が合っていないケースが非常に多いです。それは、水回りを入れ替える際に部屋をリフォームされたり、風除室や車庫を追加されるなどして、小さな増改築が行われていることも多いためです。また、契約時の図面から施工途中で間取りや仕様が変更になったものの、契約図面を差し替えていない場合なども非常にありがちなケースです。
弊社スタッフは、現地調査をきめ細かく行います。柱、梁の位置を目視確認しながら、当時の図面に正しい情報を書き加えながら修正図面を作成していきます。また、外壁や内壁の傷み具合や設備の状態、サッシや建具の再利用価値についても厳しく吟味していきます。
また、築年数により、適用されていた建築基準法も変わっていますので、現行法に合った建物になっているのか、不適格状態を是正できる住宅か?等の判断も必要になります。その上で、実際に必要なリフォームを行った際の工事ボリュームを算出し、費用や工期などの見通しをお示しして、住まいの去就を検討していただきます。
建築基準法令の規定の主な改正経緯
ここで本題に戻りますが、中古住宅を売りたい、貸したい、処分したい・・・とお考えの方は、不動産屋さんに相談する前に一度、こうしたプロの査定を受けることをお勧めします。「ほとんど売り物になりませんよ」という不動産担当者の言葉だけで判断し、安く買い叩かれてしまったり、再利用の余地が残っているにもかかわらず、諦めて解体してしまうというケースをよく耳にします。ちなみに、弊社も不動産の資格を有しており、その業歴も長く、いわば住宅建築と宅地建物取引両面の専門性を兼ね備えたハイブリッドビルダー。様々な角度から、お客様の求めている答えを導き出す経験を積んでいます。
設計担当Mさんのデスクで仕事の様子をカメラに収めていたら、お隣の後輩Nさんのデスクの上にも、先日現調したばかりの平面図を発見(笑)Nさんは新人ながら、新築だけでなく、こうした複雑な中古住宅の調査にも既に関わっており、現在、着実に知識と経験を積み上げ、めきめきと成長しています。
住まいを語るには、新しく「つくる」ことのみならず、「その後」についての活用方法など、深い見識と提案力が必要です。新築とリフォーム、そして土地活用など知識と経験のバランスが大事。これからも弊社ではどれも手を抜くことなく、人材の育成と共に技術を磨いていきたいと考えています。
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「小さなこだわり集」
January 29, 2017
キノイエのウェブサイトに新しいページを追加しました。
その名も「小さなこだわり集」。
これまでこのブログでは、キノイエの細部にわたる丁寧な家づくりの考え方について、様々なテーマでご紹介してきました。そして、昨年6月の開設以来、ブログの投稿記事数は既に200を超えました。そのため、最近このサイトをご覧になった方にとっては、過去のブログ記事を掘り下げるのは少々労力が必要になってきました。
そこで、ブログ記事の中から、特にキノイエの家づくりに関するこだわりについての記述をピックアップして、見やすく紹介するページを構築してみました。
現在、記事を再編集して少しずつアップしていますので、時々こちらのページも覗いてみて下さい。連続して読んでいくと、キノイエの設計思想の奥深い部分により共感していただけるのではないかと思います。
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