浴衣で見学会
July 24, 2016
昨日より2日間開催の「涼」を楽しむ暮らし方見学会、初日の昨日はとてもたくさんのお客様にご来場いただきました。スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
当日は、スタッフも浴衣&甚平の衣装でお出迎え。前日に社長の思い付きで急遽決定し、みんな大慌てで浴衣を用意(笑)それにしても、みなさんとてもお似合いです。
会場となったモデルハウス「塩屋新田の家」は、この2日間だけ、ほんの少し前の上越地域の夏の暮らしを再現。同時に、その時代よりもぐんと性能が良くなった住まいだからこそ実現できる快適さを体感できるいくつものポイントを皆様にご欄いただきました。
そして、今回はお楽しみ企画もご用意しました。まず、専門家による無料浴衣着付け教室。ご協力いただいたのは、上越市内で長年ご活躍中の装道礼法きもの学院分院 長崎きもの学院の長崎幸江先生。長崎先生の指導はとても丁寧で、ご予約いただいたお客様も皆さん大変ご満足していただきました。また、長崎先生の無料着付け教室は土曜日だけの限定企画でしたが、なんと、長崎先生のご厚意により、本日も開催していただくことになりました!このチャンスにぜひ皆様も本式の浴衣の着付けを学んでみませんか?
そして、子供たちに大好評だったのは、風鈴づくりとかき氷のコーナー。ガラスの風鈴にアクリル絵の具で思い思いの絵を描いてもらいましたが、なかなかのセンス。近年、おうちに風鈴を飾る家庭も少なくなりましたが、そよ風にたなびく風鈴の音色はとても風流です。
「涼」を楽しむ暮らし方見学会は、本日7/24(日)16時まで開催中です。ほんの少し前の上越地域の暮らしを現代の木の家で。家づくりで忘れてしまいがちなたくさんのヒントが詰まっている見学会です。どうぞお気軽に遊びに来てください。
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「小さな邸宅」のつくり方
July 23, 2016
キノイエでは、これまで多くの住宅会社があたり前に行ってきた、間取りを足し算していくようなプランニングを行わず、「引き算する設計」に磨きをかけてきたと以前のブログでもご紹介しました。敷地全体を家と考え、切れ目のない、心地よい「場」を生むことに注力した引き算の設計により、小部屋の増殖を防ぎ、部屋どうしのつながりに連続性をもたせ、結果としてコンパクトで広々暮らせる空間を生み出すことが可能になります。
キノイエでは、平面プランを行うにあたり、まずは、敷地図に家の形を配置するところから始めます。そこで、最初に行うのは、「サイトプランニング」です。サイトプランニングとは、「建物は土地の形状にしたがう」ということです。道路に面した方向と太陽の向き、そして隣地に何が建てられており、どの方向からどのような景色が楽しめるのか、あるいはどこを隠すべきか、どこからどこへ風が流れていくのか・・・すべては縁あって手にした敷地によって、暮らし方に応じたベストポジションを見つけることがこの作業の最大の目的です。このサイトプランニングはとても重要で、最終的には、そこに住む人の行動スタイルも考慮して「坐(すわ)る」、「腰掛ける」、「寝転ぶ」位置を考えていきます。それぞれの目的に応じた居心地のいい「場」を決めていくわけです。単純な間取りの足し算では、「場所」は確保できても「場」がない住まいになってしまうことも十分に考えられます。その違いは想像以上に大きいと考えます。
このことが概ね決まってきたら、そこに実際の空間となる箱を配置してみます。そこで活躍するのが、写真のアイテム。「6×8」あるいは「6×6」等の数字の書かれた、何の変哲もない白い箱。ベース(母屋)になる部分がまさにこの箱です。この配置がある程度見えてきた段階で、今度はそこにゲヤ(下屋)のかけ方を考えていきます。キノイエではスケルトン(構造)は、概ね標準化をしており、サイトプランニングと居心地のいい「場」が決定することによって、おおよその家の全体像が出来上がってきます。これが6m×8mのベースであったり、そこにかかるゲヤの組み合わせであったりするのです。
スケルトン(構造)が標準化されているおかげで、材料も施工手間も読めるため、この段階で概ね建物本体の価格が明確になります。その代わり、内部の自由度はかなり高く、先ほど触れた居心地のいい「場」を上手に配置することが可能になります。また、キノイエでは、内部の造作にも標準化された上質素材のアイテムを用意していますので、比較的リーズナブルにこだわりを追加することができるのです。
単なる間取りの足し算をする自由設計ではなく、その土地・暮らし方に合わせ提案する「居心地設計」。無駄のないコンパクトさ。コンパクトあるがゆえに経済性と上質さを追い求めることができる家、それが「小さな邸宅。~キノイエ」のこだわりなのです。
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明日からいよいよ2日間!
July 22, 2016
明日からいよいよ2日間、「涼」を楽しむ暮らし方見学会が上越モデルハウス「塩屋新田の家」にて開催されます。
上越市・糸魚川市のお住いの皆様には、今朝の朝刊の折込チラシに入っている(一部地域を除く)と思いますので、ぜひご確認ください。
この上越地域でも、ほんの少し前によく見たあの暮らしの光景を現代の住まいに少しだけ再現しました。忘れていたあの頃の記憶と共に素敵な暮らし方のヒントがたくさん見つけられると思います。同時に、その時代よりもぐんと性能が良くなった住まいだからこそ実現できる快適さを体感していただければと思います。
そして、暮らし方を見ていただく他にも、2日間皆様に楽しんでいただくため、以下の催しも行います。
<7/23(土)のみのイベント>
無料教室 「簡単!着付」
開催時間:
①11:00~12:00
②14:00~15:00
(各開催時間中、所要時間は概ね30分程度です)
※親子で参加OKです。
この夏、地元のお祭りまでにおさえておきたい浴衣の着付について、専門家による直接指導が無料で受けられます。手ぶらでもお客様の浴衣ご持参でもOKです!
<7/24(日)のみのイベント>
無料コンサルティング
①家づくりの相談「エコで健康な家づくり」
②土地の相談「暮らし方から考える土地」
③資金の相談「得するローンの選び方」
④その他お困りごと全般
※詳しくは、当日会場のスタッフにお問い合わせください
<両日開催>
①無料工作教室 ふうりんづくり
※1組様1個まで
親子の夏の思い出に、今ではあまり見かけなくなった「風鈴」をつくってみよう。
※写真はイメージです
②無料ふるまい かき氷サービス
※お子様のみ
数に限りがございますので、品切れの際はご容赦ください。
<モデルハウスの所在地>
新潟県上越市塩屋新田地内(きらめきタウン内)
https://goo.gl/maps/Sy7W184KAcz
<お問い合わせ>
【電話番号】0120-470-456
【予約メール】info@kaneta.co.jp(キノイエ係)
【電話受付時間】9:00a.m.~5:00p.m.
なお、モデルハウスご来場の皆様には、キノイエ・コンセプトブックをプレゼント。
たくさんの皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしています。
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シンプルな窓
July 21, 2016
シンプルで、何十年経っても飽きのこないデザイン。キノイエが追及しているポリシーの一つです。
そのシンプルで美しい外観を際立たせている要素の一つ。それは窓です。
キノイエでは、メインである正面吐き出し窓をご覧の通り、サッシが全て外壁に引き込まれる設計にしています。たったこれだけで、ソトとナカの印象が大きく変わります。塩屋新田の家では、引き込み側の外壁に杉板のパネルを配置して、その中にすっぽりとサッシが入りますので、窓を全開放した時、とてもスッキリとした印象になります。
細かな工夫で大きく変わる住まいのデザイン。キノイエで取り入れている工夫はこの他にもまだまだたくさんあります。家のデザインは、とても奥が深いのです。
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納涼会
July 20, 2016
先日は、上越地域の協力業者さんとの納涼会を開催しました。キノイエの運営母体であるカネタ建設協力業者会「三丸会(さんまるかい)」の上越班の主催で、カネタ建設本社からは社長、常務、安全衛生担当部長も出席し、上越支店のスタッフと合わせて大勢の仲間で開催しました。
安全・品質・マナー・・・いい仕事をするためには、何よりコミュニケーションがとても大事。究極は、関わる人たちが家族兄弟のような付き合いで、言いたいことを言い合える関係が理想です。そんな意味も含めて、この納涼会では、純粋に楽しく飲んで語らい、コミュニケーションを取ることを第一目的に開催されました。
既に長いおつきあいをしている業者さんもたくさんいますが、こうして飲みながら語り合っていると、趣味をはじめとしたプライベートの話や、意外なところでつながる人脈の話、そして、その人の内に秘めている熱い思いなど、普段の仕事の場面では聞けないような話がたくさん聞けて、私たちにとっても新鮮です。
「カネタ建設の良いところは○○だよ。でも、課題は○○だね。」
「なぜ、僕がカネタ建設を好きなのか?それは○○だからだよ。」
「ウチの会社では○○を大事にして社員のみんなに徹底しているよ。」
「○○についてもっと力を入れたほうがいいですよ。」
等々、皆様から教えていただくことは、私たちにとって非常に大きな財産です。
それにしても、キノイエを支える協力業者の皆さんは若くて元気なスタッフが大勢います。みんなで、少しずつ、しかし着実な歩みで大きく成長していけたらと思います。
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住まいの呼吸法
July 19, 2016
突然ですが、ヒトは肺呼吸、魚はエラ呼吸ですね。ヒトは肺を動かすことによって、新鮮な空気を体内に取り込み、汚れた空気・不要な空気を外に排出します。魚はエラを動かすことによって同様の働きをします。泳ぎを止めると呼吸が止まる魚もいますから、エラの機能や必要な呼吸の量にも差があるようですね。ちなみに、昆虫はどうかというと、通常、お腹の脇に「気門」という穴が開いており、自らの体を動かすことにより空気を吸い込むような働きをします。一部には、エラのような働きをする器官が付いている虫もいるそうです。つまり、すべての生き物にとって「呼吸」とは生命にかかわる重要な機能であり、その考え方や働きにも違いがあるということが分かると思います。
では、住まいはどんな呼吸の仕方をするのでしょう?住まいでいう呼吸とは、つまり「換気」のことです。住まいも生き物です。常に新鮮な空気を取り込み、汚れた空気は排出しなければ、住まいのあらゆる箇所に、あるいはそこに住む私たちの健康にも大きな影響が生じます。
実は、建てる会社によって、あるいは住まいの仕様によって、呼吸の方法が違ってくるのです。これは、日本の住宅業界自体が、この分野に関してまだ進化・発展の途上であり、規制が甘く、企業によって様々な考え方や重要度の差が存在していることに起因しています。ですので、自分たちが建てる住まいの呼吸法を知っておくことはとても重要なことなのです。
ほんの少し前までは、日本の家はほとんどが無換気に近い作りの家でした。換気といえば、必要に応じて窓を開け閉めすることで事足りていたからです。しかし、現在の住宅を取り巻く環境は激変しました。気候の変化、外気の汚染度合い、住宅の高気密化、合成建材の普及とそれに伴うシックハウスの問題などから、2003年にようやく法改正され、住宅の新築にあたっては24時間換気の機能が義務づけられるようになりました。1時間あたり住宅内の居室の空気の1/2(0.5回)を外の空気と入れ替えるよう取り決めることで住宅内のシックハウスに関する化学物質の濃度を下げることが換気の目的です。
それに伴い、現在の日本の住宅業界で取り入れられている、機械による換気方法は、主に大きく以下の方法に分類されます。
<第1種機械換気>
外気を室内に取り込むことと、室内の空気を室外へ捨てるのを同時に機械で行う換気方式のことを指します。第1種換気は各居室に安定して新鮮な空気を供給する長所がありますが、給気と排気の両方にファンが必要なためにその駆動エネルギーが大きいことがデメリットになる場合があります。また、ダクト式の場合、給気ダクトが汚れると汚れたダクト内を空気が流れる事になります。
<第2種機械換気>
外の空気を室内に換気機器を使って取り込み、その圧力の差で室内に設置された換気口から空気を室外へ捨てる換気方式のことを指します。つまり、吸い込んだ分だけ、後ろの穴から抜けていくようなイメージをされるとわかりやすいと思います。最大の特徴は、常に圧力が一定になるという点です。
<第3種機械換気>
室内の空気を室外に換気機器を使って押し出し、その圧力の差で室内に設置された換気口等から室外の空気を取り入れる換気方式のことを指します。単純に第2種換気と真逆の考え方にあたるのが、この第3種換気です。また、第2種換気とは違い、常に排気を行っているため、設計によっては家の中が圧力不足(=給気不足)になるケースもあります。
ここまでは、いわゆる「呼吸の方法」の違いについての説明でした。次に、換気における最大のデメリットについて触れてみたいと思います。この3つ方法のいずれにも共通することは、換気によって外の温室環境の影響を100%受けてしまうということです。夏のじめじめした蒸し暑い空気や、冬の乾燥した冷たい空気をそのまま室内に取り込むため、冷暖房機器の負荷も大きく、また建物や人体に与える影響も大きくなります。そこで、その点に十分に配慮した設計や機械装置に関する工夫が必要になります。
そうした中、キノイエでは、「第1種”熱交換”換気」の方法を採用しています。この方式は、単なる給排気の機械運転だけではなく、室内の涼しい(暖かい)空気を外へ捨てる際、その熱を回収・交換して室外から取り入れる暑い(冷たい)空気をなるべく室内の温度に馴染ませて取り込むことができることが最大の特徴です。つまり、換気の際に捨てられてしまう室内の涼しさや暖かさを再利用(熱回収)するので、夏はエアコン、冬は暖房等の省エネ運転にも貢献します。さらに、冬には室内の排気から水蒸気を回収して室内に戻すので、室内の乾燥防止にもなります。
この方式のデメリットは、他の方法と比べて高性能となるため、コスト増になるということが挙げられますが、外気の影響を最小限に食い止めることは、住宅の寿命、冷暖房効率、そして何より住む人の健康面で考えても必須の課題であり、健康被害や住宅の改修にかかる費用などの生涯コストを考えると、とても合理的なのではないかと考えます。先ほど、「様々な考え方が存在する」と説明しましたが、現段階において、この熱交換換気以外の方法では、皆様に安心・安全・快適をお届ける家づくりは実現できないのではないかと考えており、また、家づくりの過程において、こうした説明を絶対に省略してはいけないものだと考えています。
また、この熱交換システムについては、各社に違いがあり、多くは天井裏に設置するケースが主流ですが、キノイエでは床下に設置する方法を採用しています。床下から給気する空気の流れは、住宅の床下も計画換気の対象となり、さらに施工方法を工夫することにより、小屋裏空間でさえも空気の通り道とすることができます。
細かい話ですが、室内の排気口の配置にも違いがあり、キノイエでは天井ではなく床面に配置されています。ホコリ・花粉・臭気は床面に溜まりやすいのですが、従来の壁や天井にガラリが設置されている換気システムだと、床面に溜まったホコリや花粉を、人が呼吸をしている空間まで巻き上げてしまいます。ホコリを舞い上げて吸い取るのではなく、ゆっくりと沈んだホコリをやさしく吸い取る方式は非常に効率がよいと考えています。昔、よくお母さんが朝に掃き出し窓を開けて掃除していた記憶を思い出すと、夜中の間に沈んだホコリを効率よく除去することが目的だったのだと合点がいきます。
また、外気の不純物対策も万全で、花粉やPM2.5を除去できる外気清浄機を床下に設置し、ここから給気しています。加えて、床下空気の温度は、夏は外気よりも涼しく(25℃前後)、冬は暖かい(15~18℃前後)ため、住まいの空気を常にクリーンに保つだけでなく、暑さ・寒さをやわらげます。また、床下は常に換気が行き届いているため、湿気が溜まるという心配がありません。
いずれにしても、こうした緻密な計画換気と室内環境の維持を可能にするためには、住宅の気密性能を高いレベルにまで引き上げる必要があります。つまり、いくら高性能な換気設備を導入しても、家中が隙間だらけでは何の意味もありません。キノイエでは、全棟気密試験を行い、建築した住まいにどのくらいの隙間が空いているのかを厳しくチェックしています。ちなみに、キノイエの住宅隙間相当面積(C値)は0.3~0.4㎠/㎡を標準性能としています。わかりやすく例えると、40坪未満の家全体に対し、隙間のサイズが名刺以下というレベルです。現在、日本国内に流通している住宅のおよそ90%以上がC値=5㎠/㎡以上(大半は測定不能あるいは未測定)で、想定では、新聞紙を広げた大きさ以上の隙間サイズがあるといわれている中、キノイエの隙間がいかに小さく、エリアトップクラスの気密性能であるということがお分かりいただけるかと思います。なお、この気密のお話や、隙間相当面積C値の説明については、こちらのブログで後日詳しくお伝えしていきたいと思います。
人の呼吸にも腹式呼吸と胸式呼吸があるように、家の呼吸法にも違いがあり、その方法の違いが、その後の健康に大きな影響を与えます。少し専門的で難しい話かもしれませんが、とても重要な要素ですので、この機会に少し気に留めていただけたら幸いです。
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里山で最高の地元ライフ~糸魚川市宮平地区
July 18, 2016
糸魚川市に自社の縫製工場をもつファクトリーブランドで代官山にショップを構えるaoさん。昨日は、そのaoさんが地元の宮平の里山にて開催したファクトリーイベント『青と森のエール』にお邪魔してきました。
会場はaoさんの社長のご実家である民家とその周辺の自然環境。様々なショップの展示販売の他、生地づくりからはじめるピザ焼き体験、自社製品の布を使ってコースターやポットマット、鍋つかみなどを編むアウトドアアイテムコーナー、マシュマロ焼き、ダッチオーブンクッキング、主力生地であるガーゼを使ったハンモックの展示など、地元早川宮平地区の自然を生かしたロケーションで、多種多彩なイベントで、大変賑わっていました。
中でも、特に注目されたのは、アウトドアのプロフェッショナルによる「焚き火カフェ」。なんと生豆から焚き火を使って焙煎するという本格コーヒーを楽しむイベントです。カフェのマスターは、三浦半島は油壺の胴網海岸でSTEPCAMP BASEを運営する焚火のスペシャリスト寒川一さん。なんと発刊された書籍『新しいキャンプの教科書』が、amazonのキャンプカテゴリで現在ランキングNo.1!というすごい人。aoさんの取り組みに共感し、はるばるこの新潟県の西端の里山に足を運んで来られたとのことです。
キノイエスタッフとして、代表の猪又もこの焚火カフェに参加させていただきました。まずは、寒川氏の軽快なアウトドアトークで、焚き火を起こすところから。
真っ白いコーヒーの生豆から専用の焚火ロースターで焙煎、専用のミルで豆を挽き、お湯も専用のケトルを使って焚き火で沸かしてドリップします。
その間、およそ40~50分。雨上がりの美しい宮平の風景と自然の風音などを感じながら自分たちの手でつくるコーヒーは、格別の美味しさです。どんなお洒落なカフェでも真似のできない、オンリーワンのこの何とも言えない時間の流れ。こんな贅沢は、都会の街中では経験することができませんが、この糸魚川では、中心市街地から車でほんの数十分でいつでも味わうことができます。
“身近にある自然の豊かさに触れ
「ここちよさ」を感じる
自分なりのライフスタイルを探してみよう
この地で暮らす楽しみを見つけながら…”
これは、aoさんのイベントチラシに書かれてあった一文です。
まさに、私たちキノイエの目指す「最高の地元ライフ」という理念と非常に通じるものがあります。それを素晴らしい発想と行動力で具現化しているaoさんの姿勢は本当に勉強になりました。
私たちの暮らすこの上越地域には、たくさんの隠れた魅力が詰まっています。この地域での暮らしがもっと魅力的で豊かになる、人生がとても充実したものになるかどうかは、私たち一人ひとりの“感じ方”によるところが大きいと思います。感じ方(=感性)は、丁寧に磨くことにより研ぎ澄まされていきます。その感性を磨く重要な舞台の一つが住まいです。私たちは、お一人おひとりのその感性を最大限に花開かせるような住まいづくりを貫いていきたいと考えています。
いよいよ今週7/23(土)・24(日)は、上越モデルハウス「塩屋新田の家」にて「「涼」を楽しむ暮らし方見学会」を開催します。こちらのイベントでも、皆様に「最高の地元ライフ」を過ごすヒントになるようなご提案ができればと考えています。どうぞお楽しみに。
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吊りデッキ
July 17, 2016
キノイエのアイテムをまたまたご紹介。今回は「吊りデッキ」です。
住まいのコストダウンは至上命題です。しかし、コストダウンによっていちばん失われやすいのが、外観の個性です。特にバルコニーや出窓など、立体的な造作はコストアップの要因となり、設計上敬遠されつつあります。結果、家は平面的なつまらない顔になってしまいがちです。
そこで考案されたのが、この「吊りデッキ」。一般的なバルコニーやベランダとは一線を画し、この吊りデッキは登り梁を軒に大きく突き出させ、そこからボルトで吊る仕組み。実にシンプル。現代町家の標準設計パーツとして規格化されていますので、オリジナリティを持ちながらも施工にかかる費用がリーズナブルです。しかも、上から吊るという構造的メリットは非常に大きく、地上からの柱が不要になります。これにより、デッキ下に障害物がなくなり、自由度の高い空間設計が可能になります。
また、強度も十分にありますので、ベランダとしてはもちろん、物干し、プランターなどの植栽置き場としても機能します。
吊りデッキは、住まいに立体感とアクセントを与える機能美の優れたアイテムなのです。
コンパクトでハイクオリティ、かつコストバランスのいい住まい。それがキノイエの基本理念です。
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餅まき上棟式
July 16, 2016
上越地域でも見かけることが少なくなってきた「餅まき上棟式」。塩屋新田の家の建設にあたっては、あえて、この餅まき上棟式を行いました。
「上棟式」の歴史的な背景について、少しだけ簡単に触れてみましょう。上棟式とは、日本で建物の新築の際に行われる祭祀で、棟上げ(むねあげ)式、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)とも呼ばれます。竣工後も建物が無事であるよう願って行われるもので、通常、柱・梁などの基本構造が完成して、棟木を上げる際に行われます。式の方法や次第には、地域による違いもあるようです。
そして、地域により、ここに「餅まき」という風習が加わります。餅をまく目的は、諸説ありますが、一般的には、様々な厄災を避けるためで、神饌であり保存食でもある餅をまくことが広まったとされています。そして、餅と一緒に、この上越地域では小銭をまく風習も残っています。そもそもこれは、「家を建てる」ということが、地域の住人たちによる助け合いの共同作業であったことに由来します。穴の開いた硬貨に紅白の紐を通して投げる風習には、「よきご縁となりますように」という意味も込められています。また、家を建てられるということは、一定の富を得たということの証でもあり、地域の人々にその幸せをお裾分けすることで、地域の中での人間関係をより円滑にするためのとても大切な習慣でした。
ところが、日本の経済成長がピークに向かう1980年代以降、世帯の核家族化が進行し、建売住宅などが大量に流通するような時代に突入すると、近所づきあいの希薄化が加速していき、次第に上棟式自体の重要性が薄らいでいきました。
近年では、「上棟式は、建主が大工や工事関係者に気持ちよく仕事を進めてもらう、もてなしの意味が強い」、「わずか1時間前後の儀式に十数万円かかる」として、簡略化や省略を勧める住宅会社も多くなりました。たしかに、建主様、同時に施工会社側にも物理的・時間的な負担が生じる「餅まき上棟式」の簡略化を勧めることは、考え方としてある意味合理的であるかもしれません。
しかし、考え方によっては、むしろこんな時代だからこそ、この儀式のもつ目に見えない影響力や、先祖からの繋がり、ご家族にとっての大切な思い出など、様々な判断材料をふまえた上で、実施の有無を決めていただくことがとても大切なのではないかと考えています。
先祖代々から住み慣れた地域、あるいは新たに近所付き合いを始めようとする土地で、家を建てるということは一生に何度もあることではありません。私たちは「最高の地元ライフ」とは何か?ということを常に追求しながら、お客様の人生の大きな節目である「住まいづくり」という場面で、様々な助言など、悔いのない関わり方をしていきたいと考えています。
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キノイエのスタッフたち その2
July 15, 2016
本日は、また一人キノイエスタッフのご紹介です。
今回ご紹介するのは、前回ご紹介した杉の上と共にキノイエのブランドディレクターを務める藤田麻実子(ふじた まみこ)です。
上越市出身。今年で在籍12年のベテランセールスエンジニア。二級建築士。常に笑顔で人と接する彼女のキャラクターは、多くのお客様から愛され、厚い信頼を得ています。
そんな藤田のキノイエでの主な役割は、ブランドディレクターとして、特にお店づくりと魅力発信に力を発揮。来週開催される「涼」を楽しむ暮らし方見学会の企画も彼女が中心となって組み立てられたもの。しかも、このチラシ作成にあたっても、モデルハウスの演出や広告用の撮影に至るまで、まるでテレビ局のADさん並みに一人で何役も担っています。撮影時、どうしても演出上欠かせないアイテムが上越市内のお店になかなか置いていないと知るや否や、市内の雑貨店を隈なく駆けずり回って撮影ぎりぎりに間に合わせたり、小さなモデルのちーちゃんが途中で飽きて投げ出してしまわないように、おもちゃを持ち出してあやしたり、バイタリティあふれる彼女の動きはなかなか真似できるものではありません。
そんな彼女の最大の武器は、その明るさと共に多くの仲間を巻き込む「チームづくり」の力。その力は、入社して間もない新人時代から既に遺憾なく発揮されています。当時、会社から指名された企画チームで、突然「感謝祭をやりましょう!」と発案。なんとそれこそが、現在までカネタ建設で12年間続く、1日で3,000人以上を集めるモンスターイベント「オレンジフェア」なのです。当日総勢70名ほどになる運営スタッフは、ほとんどが藤田よりも年配の男性社員と協力業者の幹部社員たち。彼女を中心リーダーとした実行委員会がその全てを取り仕切っていますが、これを可能にしているのはまさに、彼女の「人を巻き込む力」に他なりません。
このオレンジフェアの誕生秘話、波乱万丈の成長ストーリーについては、話せば非常に長くなりますので(笑)、いつか別の機会でお話しすることにしたいと思います。
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