まちなかの心地よい暮らし
October 15, 2021
間もなく開催されるキノイエのイベントは、キノイエの第一号となる「上越モデルハウス 塩屋新田の家」です。
住宅街の中で一際目を惹く個性的な外観でありながら、
何十年経っても飽きのこないエバーグリーンなデザイン。
糸魚川産の杉材をはじめ天然無垢の素材を程よく使い、
他とは違う住まい本来の心地よさを感じられる「小さな邸宅~キノイエ」のフラッグシップモデル。
そんな上越モデルハウス「塩屋新田の家」には、ご来場いただいた多くのお客様が‟唸る”ポイントがいくつかあるのですが、
その中の一つに「離れ」があります。
「離れ」の使い方は様々あります。
趣味部屋としてアウトドア用品、DIY、書斎や音楽を楽しむ部屋としてなど、離れだからこそ集中し、
過ごすことができる空間が実現できます。
中土間~ウッドデッキ~カーポートに隣接し、ナカとソトをつなぐ3坪弱の小さなスペースは
想像以上に利便性が高い空間です。
まちなかの心地いい暮らし見学会は10月23日(土)・24日(日)の二日間。
この機会にぜひ体感ください。
10年後、20年後も続く絆
October 11, 2021
先日、キノイエ「陀羅尼町の家」の家の引き渡し式を行いました。
着工というと、これから始まる家づくりにワクワクとしますが、
お引渡しの時は少し寂しい気持ちになります。
オーナー様との出会いから、打ち合わせを重ねた日々が次々と思い出されます。
「終の棲家を求めて家づくり考え始め、初めてキノイエのモデルハウスに訪れた時、ビビッときました。そしてファーストプランを見た時、もっとビビッときました。これは、上品な住まいになりそうだと感じました。」
「10年、20年後のお付き合いはもちろん、さらに健康に配慮した住まいをつくってくださったので、30年後も変わらず皆様とお付き合いできると今から楽しみにしています。」
オーナー様からいただいた言葉が本当にありがたく、この仕事をしていて本当に良かったと感じる瞬間です。
これからもどうぞよろしくお願いします。
スタッフ一同御礼申し上げます。ありがとうございました。
10年後、20年後も健康でいられる住まい。
モデルハウスにて是非ご体感ください。
ありがとうございました「陀羅尼町の家」オンライン見学会
October 5, 2021
たくさんのお客様にお越しいただいたキノイエ完成見学会「陀羅尼町の家」(上越市北本町地内)。
2週目はオンラインでの見学会を開催いたしました。
昨今、対面式の見学会が難しい中何度か挑戦してきたオンライン見学会。
まだまだ改善点はありますが、家にいながら参加できるので気軽に楽しんでいただきました。
2週にわたるキノイエの完成見学会はたくさんのお客様にキノイエの良さを体感していただきました。
細やかな設計と、居心地のいい空間設計。
次回見学会は10月23日(土)~24(日)の二日間、
上越モデルハウス「塩屋新田の家」にて行われます。
是非いらしてください。
間もなく開催「陀羅尼町の家」完成見学会
September 23, 2021
間もなく開催となるキノイエの完成見学会「陀羅尼町の家」。
おかげさまで予約枠も残りわずかとなりました。
ブログにて度々紹介させていただいている陀羅尼町の家ですが、
本当に多くの方に見ていただきたいおうちです。
キノイエの良さを最大限生かした外に開く設計。
今日は私のお気に入りポイントをご紹介します。
陀羅尼町の家は周辺の景色を取り入れる大きく開いた窓と、
窓に面してウッドデッキがあります。
ウッドデッキにはお手製のベンチがあります。
実はこのベンチ、下にエアコンの室外機があります。
三方が人の行きかう道に面しているため、おうちの三面には機械設備が表に見えてこないよう工夫しました。
少しの工夫、少しの手間。
ただつけるのではなく、そこには細やかな心遣いがある。
本物の良さと、上質な空間を是非体感してください。
まずはオリジナルムービーをご覧ください
ご予約はこちらから↓
町の景色の一つになる
September 22, 2021
街角の小さな庭
September 20, 2021
「陀羅尼町の家」にはこの街に住む皆様が季節を感じられるよう、敷地内に小さな庭があります。
周りの景色を切り取り、取り込む「借景」や、自分たちが室内から楽しむためのガーデニングはよく聞くと思いますが、この庭は見てもらう為につくりました。
シンボルツリーは「ソヨゴ」という木です。
ソヨゴは柔らかい印象が人気の常緑樹で、名前の由来は「風に葉がそよそよとそよぐ」ことからつきました。
春には白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけるので道を通る皆様が季節を感じ、少しでも安らいでいただけるように。
もちろん室内もキノイエならではの景色を切り取る工夫がされています。
家の中からは春は桜、秋は紅葉と周辺の景色を室内に取り込む「借景」を生かした設計をしています。
キノイエは窓をうまく使い、外にひらくつくり方。
敷地の中だけでは完結しない設計を是非体感してください。
城下町高田 ~ kinoie陀羅尼町の家~
September 13, 2021
今回は、「陀羅尼町の家」のある城下町高田の暮らしについてお話してみたいと思います。
上越市高田を調べてみるとまず上がってくるキーワードが高田城址公園の桜、そして「町家」と「雁木」が出てきます。
私(スタッフN)も上越出身ですが、実家は町家ではなかった為この仕事に携わるまで町家とはどのような家なのか知りませんでした。
町家とは、間口が狭く奥行きの長い家のつくりをいい、狭い土地により多くの町民が住むためと間口の幅で税が決まった事から造られるようになったと言われています。
町屋の特徴の一つ「通り庭」
上越地域には高田と直江津地域それぞれに町家の並ぶエリアがあります。その一帯に現存する古い建物のほとんどは昭和中期から明治期に建てられたものですが、中には江戸時代後期に建てられた町家も残されています。
旧今井染物屋:江戸時代末期の建物。上越市内に現存する町家の中でも最も古く最大級の町家
この町家のもう一つの特徴が「雁木」です。
江戸時代、「この下に高田あり」と高札がたてられたほど豪雪地帯だった高田では、冬季間でも人の往来ができるよう、家の前に張り出した庇である雁木が作られました。
雁木通りは最盛期には17.9キロにも及んだと言われ、現在は駅前や商店街のアーケードなども含め16キロ程の雁木が現存し、日本一の長さを誇っています。
雁木は母屋の一部であり、雁木の下は私有地なので、庇の高さや下の舗装も一軒一軒異なります。
大雪の時ばかりでなく、雨風や夏の日差ししのぎ安全な通学路としても活躍しています。
こんな町家の良さを「かたち」だけではなく、「暮らし方そのものの知恵と工夫」、人として普遍的な「居心地のよさ」を現代の暮らし方に上手に変換してあげること、それがキノイエの目指す家づくりの理想です。
キノイエは現代町家ともいい、雪国の暮らしに根付いた土間のある空間や、雁木を思わせる軒下空間。
陀羅尼町の家はそんな城下町高田に新しく建てられた歴史を感じさせる家になりました。