夜を美しく
September 11, 2021
キノイエは夜の姿も素敵なんです。
落ち着きがあり、ゆっくりと時が流れるような優しい光。
80年の生涯を送るとするとそのうちの65年は家で過ごす時間だそうです。
さらに仕事をしている年代であれば夜の時間が一番長いでしょう。
夜の明るすぎる照明は睡眠の質や時間・生活リズムにも影響を与えます。
足し算ではなく、引き算する設計は照明にも生かされています。
キノイエの照明はデザインも実にシンプルで、明かりも壁の反射をうまく利用します。
壁紙は卵の殻を主原料としたエッグウォールを使用することで光の質感もなめらかになります。
エッグウォールは光の反射具合が塗り壁に近いため、美しい光のグラデーションとなります。
おうち時間が見直されている昨今、ホッとできる空間づくりの一つとして照明も大切になります。
夜の顔も素敵なキノイエ、是非一度体感ください。
キノイエの木視率
September 9, 2021
「木視率」という言葉を聞かれたことはありますか?
人は木を眺めているとストレスが軽減すると言われ、木視率が40%~50%ある家は格段に安らぎ感が増すのだそうです。
キノイエの木視率は40%前後です。
多すぎず、少なすぎずリラックスした空間に感じます。
ちなみに一般的な住まいは20%程度。
間取りにもよりますが、部屋のおおよその面積の割合は、
「天井 20% ・ 床 20% ・ 壁 60%」と、言われています。
昔ながらの日本家屋を訪れた際に感じる何とも言えない「居心地のよさ」や「やすらぎ」は木視率も関係していると思います。
この木視率、適度にパーセンテージが高くなるほど和やかさや安らぎを感じることが医学的・生理学的にも証明されています。
よく、モデルハウスに来られたお客様からは「とても落ち着く」と、お褒めの言葉をいただきます。
キノイエの設計にはにはすべて理由があります。
模造品を使わず、本物だからこそできる安らぎの空間。
他にはない安らぎの空間設計を是非ご覧ください。
ご予約はこちら → 「陀羅尼町の家 完成見学会」
kinoie「陀羅尼町(だらにまち)の家」近日公開
August 10, 2021
満開の桜の下、工事が始まったキノイエ「陀羅尼町(だらにまち)の家」が間もなく完成を迎えます。
上越市高田の古き良き街並み【雁木(がんぎ)】と歴史ある風景に溶け込む現代町家。
足場が外れ見えてきたその顔は、まさに街の中にありながら、限りなく自然との調和を楽しみ、暮らしの豊かさを存分に味わう事のできる家。
これほどまでに周囲の景色に馴染むのかと、あらためて感じました。
今回のキノイエは1階に生活空間をまとめた平屋風の建物。
桜の借景と城下町高田に馴染む住まいです。
家のソトとナカ、まちと家の風景をつなぐ設計はゆるやかで居心地のよい暮らしの場がたくさん用意されています。
キノイエ「陀羅尼町(だらにまち)の家」の完成見学会は9月25日(土)・26日(日)、10月2日(土)・3日(日)の4日間開催予定となります。
内部の写真や見どころ等の詳細は近日公開いたします。
見学会まで待てない!早くキノイエを知りたい!!という方は以下の動画をご覧ください。
木陰を楽しむアプローチ、大谷石の開放的な土間玄関、ソトとナカをつなぐでウッドデッキなど、キノイエのアイデンティティが随所にちりばめられた西本町の家。コンパクトでありながら、広がりを感じる視界設計、パブリックとプライベートを“つかず離れず”絶妙につなげた生活動線など、見どころいっぱいの住まいです。
———————————————————————–
建設地:新潟県上越市西本町地内
設計・施工:株式会社カネタ建設
竣工 2018年
UA値 0.45 W/㎡K
HEAT20 G1 (5地域)
C値 0.4㎠/㎡
耐震等級 2
認定長期優良住宅
———————————————————————–
オーナーインタビュー動画公開しました
July 30, 2021
上越市内に建てられた「西本町の家」のオーナー様に、キノイエを選ばれた理由、住み心地、暮らしてみての感想などをインタビューした動画をYouTubeで公開しました。
家づくりを考えるようになって、ふとキノイエのモデルハウスに足を踏み入れて以来、ずっとキノイエの住まいが気になっていたB様ご家族。その後たくさんの住宅メーカーの展示場を見て回って出した結論が、自然素材を生かしたデザインと高性能、庭との連続性を考えた間取りのキノイエに住むことでした。
実際に暮らし始めてみると、その快適さと暮らしやすさに満足されている様子。ソトとのつながりによって、生活スタイルも少しずつ変化していったようです。
オーナー様の声を編集した動画は以下の画像をクリックしてください。
木陰を楽しむアプローチ、大谷石の開放的な土間玄関、ソトとナカをつなぐでウッドデッキなど、キノイエのアイデンティティが随所にちりばめられた西本町の家。コンパクトでありながら、広がりを感じる視界設計、パブリックとプライベートを“つかず離れず”絶妙につなげた生活動線など、見どころいっぱいの住まいです。
———————————————————————–
建設地:新潟県上越市西本町地内
設計・施工:株式会社カネタ建設
竣工 2018年
UA値 0.45 W/㎡K
HEAT20 G1 (5地域)
C値 0.4㎠/㎡
耐震等級 2
認定長期優良住宅
———————————————————————–
【暮らし番外編】雨の美山デイキャンプ
May 5, 2021
カネタ建設のYouTubeチャンネルに、私たちの暮らす上越、糸魚川地域の暮らしの魅力について、スタッフの視点で編集する「最高の地元ライフ」番外編「雨の美山デイキャンプ」の映像をUPしました。
新型コロナウイルス感染症の拡大、都市部の緊急事態宣言の影響等で、人と人との直接交流が難しい昨今ですが、地元の暮らしの楽しみ方について、今後はこうした映像メディア等も駆使して皆様にお届けしていきたいと考えています。
YouTube動画視聴は上の画像をクリック↑
糸魚川市最大規模の都市公園である美山公園。糸魚川駅から車でわずか数分に位置し、各種スポーツ施設や遊戯施設、ミュージアムなどさまざまな機能を有している市民の憩いの場。そして、海山の絶景を楽しめる最高のロケーションにキャンプスポットがあります。
しとしとと響く雨音、立ち昇る煙、ゆるやかな会話・・・雨の中のデイキャンプもまた風情があります。
大自然に囲まれた極上のダイニングでいただくアヒージョやアクアパッツァ、そして懐かしい本格中華そばなど、どれも絶品。地魚、山菜、お米、地酒・・・地元の食材は春夏秋冬豊富に揃っています。
地元にある資源を生かした様々な暮らしの楽しみ方、これからも私たちの視点でお届けしていこうと思います。
今回お届けした美山公園キャンプ場はこちら
地域課題で息を合わせる
March 9, 2021
先日のブログの続きです。
緑でつなぐ未来創造会議(3M)の令和2年度事業として取り組んできたビジョンマップが完成したことを受けて、糸魚川市役所にて完成報告を行いました。
報告会は糸魚川商工会議所の高瀬吉洋副会頭、糸魚川産業創造プラットフォーム事業の田邉榮三委員長、3Mの座長である弊社代表猪又並びに3Mメンバー企業の方々が出席し、米田市長へ完成したリーフレットとポスターをお渡ししました。
更に、弊社猪又や3M参画企業より糸魚川市長へ事業報告や今後の3Mの取り組み等を説明。糸魚川市長からは官民連携の本事業に対してお礼のお言葉をいただきました。3Mの取り組みは、素晴らしいメンバーに恵まれ、官民お互いの特技、長所を生かし、本当に息の合った連携プレーで事業を進めることができ、「地域課題はこういうチームワークで取り組むべき」という手応えを感じた事業になりました。
繰り返しになりますが、こちらのリーフレットとポスターは市内の学校や駅等で配布、設置、他にも多方面での活用を検討しています。
また、このビジョンマップは始まりに過ぎず、今後、糸魚川杉を活かした商品開発、ブランディング、教育プログラム、ツーリズム・レジャー、エネルギーなどのテーマについてよく検討し、産官連携で取り組んでいく予定です。
このリーフレットやポスターを目にした糸魚川市民のみなさんが、この糸魚川の豊かな森林資源のことを考えていただけるきっかけになれば嬉しいです。
世界の常識に近づけるか
March 5, 2021
3/4の日経新聞の報道で、国土交通省が2025年度にも、新築住宅について省エネルギー基準の適合を義務付ける方針であることが明らかになりました。
これまでは、個人が住宅を取得する際、住宅事業者に課されていた義務は、住宅の省エネ性能に関する説明のみにとどまっていましたが、政府の「2050年のカーボンニュートラル(温暖化ガス排出量実質ゼロ)を実現」という方針の下、ようやく止まっていた時計の針が動き始めたようです。
省エネ基準への適合が義務化されると、外壁の断熱材、高断熱性の窓設置、高効率の空調や発光ダイオード(LED)照明の導入などが求められるようになります。報道では、「これまではコストがかさみ、悪影響が及ぶと考える業界の反対が根強く、住宅は義務化には至っていなかった。」とあります。しかし、ここには、日本の住宅の高性能化に後ろ向きであった利害関係者の影も見え隠れし、真面目に高性能かつ良質な住宅づくりに取り組んできた多くの工務店経営者のみなさんは違和感を感じたに違いありません。また、たとえ義務化されても、その基準値がどの程度のレベルを要求しているかが重要です。
こう書くと皆さんの多くは驚かれるかもしれませんが、実は世界の先進国レベルで見てみると、日本の住宅はあまりにも性能基準が低すぎる(+義務ではない)というのが厳然たる事実であり、今や世界の常識となっています。よく、日本よりも極寒の地である北欧諸国から来日される外国人のみなさんが、「日本の家は寒すぎる」と口にするのも偶然ではありません。関連ブログ記事:「世界一燃費の悪い住宅」をお読みいただけると、少し事情がご理解いただけると思います。
今回、そこに風穴を開けたのが、先日河野大臣を中心に行われた内閣府「第5回 再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」でした。有識者による少し専門的な内容も多いのですが、通しでご覧いただけると、これまでの日本の住宅政策の功罪と課題、そこに変革を起こそうとする河野大臣の姿勢などがよくわかる内容になっています(特に後半の1時間56分あたりから、河野大臣の総括のコメントに注目です)。こちらの模様は、業界内でも非常に話題となり、この数日後に今回の報道に至っています。ご興味ある方はぜひ以下のYouTubeをご覧ください。
内閣府「第5回 再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」
今回の記事には、「日本の二酸化炭素(CO2)排出量の15%を占める家庭分野の改革を進める。」とあります。その通り、世界各国のエネルギー事情を考えてみても、膨らみ続けるエネルギー消費をいかに抑えるかを考える上で、家庭で使用される冷暖房器具の電気、化石燃料の消費量抑制が大きなカギとなります。また、日本の住宅性能の高度化は、エネルギー問題だけでなく、私たちの健康寿命にも大きく影響します。(関連ブログ記事:「老後の健康寿命は断熱化がカギ」をお読みください)
【大阪市千里ニュータウンで80名を調査。それぞれの住人群の住人の、60歳からの要介護状態になった年齢をグラフに示したもの】
すでに欧米やアジアの国々は、日本とは比較にならない省エネ性能基準が義務化されています。日本の住宅のあり方が世界の常識に近づけるか、これからに注目です。
地産地消の持続可能なまちづくりへ
March 2, 2021
森は油田だ!
糸魚川の豊富な森林資源を活かした独自の地域経済循環をつくりたい!
そんな思いで制作したビジョンマップが完成しました。
この取り組みは、林業、製材業、木材加工業、工務店、設計事務所をはじめ、糸魚川市内の森林資源に関する川上から川下までの仲間が有志で集まって組織された「緑でつなぐ未来創造会議(Midori Mirai Meeting/通称:3M(さんえむ))」によって実現しました。なお、3Mの座長は弊社代表猪又が担当しています。
完成したパンフレットは1万部発行。市内の学校や公共施設、各企業など広域に配布され、ポスターも約100ヶ所の施設に掲示されます。
糸魚川市の森林面積は市全体の約87%。その面積は東京23区を包み込むほどの大きさ。にもかかわらず、その大半がまだ未活用のまま、森の高齢化が進んでいます。
目先の損得だけで輸入木材を買えば買うほど、糸魚川市からはお金が流失し、森は荒れ、海の資源にも影響を及ぼします。地元で経済活動を行う私たちの責任も大きいと感じています。
反対に、森を適切に維持管理し、整備すれば、アウトドアレジャーやグリーンツーリズムなど、この地域の特色を生かした新たな産業育成にもつながります。また、間伐された木材を建材だけでなく、エネルギーや熱源としても利用可能です。
SDGsの考え方が少しずつ浸透し始めている今だからこそ、地元の木で学校や施設をつくり、家を建て、エネルギーとしても活かすという地産地消の「持続可能なまちづくり」の大切さを地域のみんなで学ぶチャンスだと思います。
https://www.facebook.com/MidoriMiraiMeeting