上越地域は雨降りでアジア1位(?)
September 20, 2017
今から5年ほど前、当時地域の情報サイトでも紹介されたのですが、世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」(http://www.tripadvisor.jp/)が2012年6月に発表した「世界の雨の日率マップ」で、日本では新潟県上越が一年で最も雨の日が多く、アジア地域でも上越が最多であるというちょっと不名誉なデータが公表されました。
このデータによりますと、上越市の年間降水日数は206.9日で年間の56%強。113.2日の東京都よりも90日以上も降水日数が多く、降水日数日本最少の岡山市(87.5日)よりも実に120日近くも降水日数が多いということになります。たしかに、気象庁のデータでも、1mm以上の降水が確認された年間日数は上越市高田で平均200日前後という数字が示されています。
当たり前のことですが、私たちの住む上越地域はそれだけ晴天の日が少ないということです。しかし、そんな環境だからこそ、私たちのつくる住まいは、雨の日、雪の日でもワクワクできるデザインであるべきなのだと考えるようになりました。この地域の住宅会社各社の完成見学会チラシやモデルハウスのパンフレットなどは、そのほとんどが晴天時に撮影されたものか、大きく露出加工されたものが使用されていますが、私たちが本当に見たい、知りたいと思うのは、年間の6割弱を占める雨天時の佇まいなのかもしれません。
こちらは、先日の雨模様の夕方にモデルハウス塩屋新田の家を撮った一枚。降り始めた雨がちょうどデッキに模様を描き始めたタイミングの一コマです。
雨の日も外の景色が情緒豊かに感じられる、また、雨の日も美しいと思える住まいこそ、この地域の住まいのデザインに必要な要素なのではないでしょうか。
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進行中「雁木のある暮らし(仮)」
September 15, 2017
上越市内で11月に完成予定の「雁木のある暮らし(仮)」の工事は、いよいよキノイエのアイデンティティともいうべき地元産の杉材を使った外壁並びに内外部天井仕上げに移行しています。
杉材は、糸魚川産の杉をオリジナルピッチで加工したものを使用しています。何十年経っても飽きのこないデザイン、かつどこにもない独特の美しさを・・・そんな思いから、設計段階で何度も何度も試行錯誤を繰り返し、材料の幅と隙間の幅を導き出しました。
製作にあたっては、地元の製材屋さんも協力していただき、職人さん自らの目で吟味した美しい木目の幅材のみを厳選しています。さらに、このサイズの幅材はキノイエのためだけにしか出荷されません。まさにこの地元産の杉板は正真正銘、キノイエ・オリジナルデザイン。キノイエのアイデンティティを象徴するアイテムとなっています。
内部天井のすのこ天井もキノイエのアイデンティティ。空気をたくさん含み断熱性に優れた杉の最大の特徴は細胞と細胞の間にたくさんの水分を含むことができるため、湿気を調整する機能に優れています。これがすのこ状になっているということは、板の四面全てが調湿機能を発揮するということにつながります。屋根下の断熱材は二重構造。外部からトップクラスの断熱性能をもつフェノールフォーム素材を、内側からは木質系繊維断熱材(ウッドファイバー)を敷き詰めてあります。これによって、驚くほどの蓄熱効果と防音効果が生まれます。
こちらの「雁木のある暮らし(仮)」の家は、11月に完成見学会を予定しています。詳細が決まり次第、イベントページにて、情報を更新させていただきますので今しばらくお待ちください。
リアリティのある地元の暮らし
September 14, 2017
先日、夕方の時間帯を狙って塩屋新田の家の撮影を行いました。
残念ながら当日は日が悪かったようで、あいにくの雨模様に。途中で土砂降りとなってきたので、何枚か撮影した後、その日の撮影は切り上げとなりました。
ですが、ふと夕暮れ時の雨の景色を見ながら、「この地域に暮らしている私たちの家って、本当はこういった雨降りやどんよりとした曇りの日に似合う家が本物なんじゃないだろうか?」と考えました。「住宅の完成写真は青空の下で撮らないとカッコよく見えない」・・・と考えてしまいがちですが、この地域の気候は、むしろ晴天が少ない環境。実はこうした雨振りの日やしんしんと降り積もる雪の日も絵になる家・・・を皆様に見ていただくことも大切なことだと思いました。
私たちの役割は、「リアリティのある地元の暮らし」にフォーカスし、「あたり前の日常」がとても愛おしく素敵に感じられる暮らしを提供すること。広告はそのシーンを切り取って、なるべくありのままをお伝えしていくことだと気持ちを新たにしました。
「最高の地元ライフ」は、身近な日常の中にあります。
kinoie カフェ&マルシェ開催
September 7, 2017
kinoie カフェ&マルシェ開催のご案内です。
開催期間:9月17日(日)~09月18日(月)10:00~16:00
開催場所:上越モデルハウス 塩屋新田の家
お問い合わせ: 0120-696-711
イベント詳細ページはこちら
「ソトとナカをつなぐ」
キノイエの大切な考えのひとつです。
ふたつの空間をつなげる役割のひとつが縁側。
今回はこの縁側に心地よい空間づくりをさせていただきました。
マルシェチームが作るこだわりの一品と珈琲好きのスタッフが選んだ一杯、まるっとキノイエの縁側で味わってみてください。
「時間を忘れてみる。」
今、私たちにはとても大切でとても大変なこと。
だからこそ、キノイエでそんな時間を過ごしていただく1日に。
私たちのこだわりの詰まった木の家でお待ちしております。
開催期間:9月17日(日)~09月18日(月)10:00~16:00
開催場所:上越モデルハウス 塩屋新田の家
お問い合わせ: 0120-696-711
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続き:「雁木のある暮らし」
August 28, 2017
前回の続きです。上越市内で建設中の「雁木のある暮らし(仮称)」の家、今回は内部を少しだけご紹介します。
写真手前側、キノイエのアイデンティティともいえる、ひときわ存在感のあるリビング天井の梁はあらわしになる予定です。その奥には全館換気システムのダクトが見えます。キノイエの全館換気システムは、第1種熱交換システムを採用しています。また、前回の気密試験ではC値=0.27㎠/㎡でしたので、地域トップクラスの気密性能(完成前にもう一度試験を行います)。加えてPM2.5クラスの微細物質も99%カットするフィルターも標準装備していますので、常に室内環境はクリーンで省エネ。ちなみに、エアコンは工事用の仮設エアコン(撤去予定)です。
小さくつくって大きく暮らす。こちらの住まいは11月の完成予定です。内部の仕上げが進みましたら、またこちらでご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。
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建築中「雁木のある暮らし」
August 26, 2017
上越市内で建築中のキノイエ「雁木のある暮らし(仮称)」の工事が順調に進んでいます。本日はちょっとだけ写真でご紹介。
写真はファサードから玄関へのアプローチとなるメインの雁木軒裏の部分。雨の日もこの軒下を通って我が家の玄関にたどり着きます。
この地域では、かつて多くの家に当たり前のように備わっていた、まさに暮らしの必需機能であった雁木。この地域で生まれ育った私たちの幼少期の暮らしの記憶を象徴するアイデンティティのような存在。現代の暮らしに合わせ、少しだけカタチを変えて取り入れていた住まいです。
夏の夕暮れ時の帰宅、赤く染まる我が家の庭木を眺めながら雁木を歩いて外玄関の扉を開ける。そして土間のある中玄関を開けて「ただいま」、「おかえり」といつもの言葉を交わす・・・この写真からそんなことをイメージしてもらえると、キノイエの様々な暮らしのシーンがちょっとだけ垣間見えるかもしれません。住まいはコンパクトですが、ソトをナカをつなぎ、とても贅沢な時間と空間を生み出す設計になっています。
小さくつくって大きく暮らす、雁木のあるこちらの住まいは11月の完成予定。完成見学会も計画中です。どうぞお楽しみに。
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C値の結果は…?
August 7, 2017
昨日は、上越市内で「ecoハウスのしくみ大公開」と題した構造見学会を開催しました。
観測記録では日中最高気温33度を超す暑さ。建設中の建物内もさぞかし高温状態に・・・なることはなく、しっかりと気密・断熱処理された建物内は、仮設エアコンによって涼しい環境に。
この日、ご協力いただいたのは、構造材・断熱パネルを提供しているウッドリンク株式会社様、そして高性能サッシを提供しているYKKAP株式会社様。この日はカネタ建設を含めた3社の連携で、それぞれの専門分野から住まいの性能と違いについて分かりやすいレクチャーが行われました。この日お越しいただいた大勢のお客様も、非常に熱心に各社のセミナーに耳を傾けていらっしゃいました。
ウッドリンク様からは、構造用パネルの違いと連続地震に耐える壁面構造について、そして現在断熱性能が国内最高クラスと言われているフェノールフォームの性質、性能や耐久性などについて詳しく説明。そして、窓メーカーの大手YKKAP様からは、窓のグレードによる性能の違いや実際のモデル比較による結露発生のデモンストレーションも行っていただきました。
そして、お待ちかね。この建物の実際の気密測定をご来場いただきましたお客様の目の前で実施。はたして、気になるその結果は・・・?
隙間相当面積(C値)は、0.27㎠/㎡でした。現在の一般的な目安となっているC値=5㎠/㎡のわずか5.4%のサイズ。この住宅でいえば名刺1枚分以下のサイズしか隙間がないという超高気密住宅。ちなみに、弊社の社内基準では、C値=0.5㎠/㎡以下を設定していますので、宣言通りの好結果ということになり、測定結果が判明した瞬間、会場からも拍手が聞こえました。
この日お集まりいただいた皆様は、専門家に直接話を聞き、そして実際に目で見ることで違いを知り、将来の様々なリスク(初期建築費では見えない生涯コスト・健康被害・地震対策等)に対する知識と大きな確信を得られたのではないかと思います。多くの消費者の皆様は、漠然と「家はどれもそこそこ性能がよい」と考える傾向にあるようですが、こういう機会に自分の目で確認していただくことで、その危険性に少しでも気付き、自らいい家を見分ける術を手にしていただきたいと私たちは考えています。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
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技術屋同士の熱いタッグ
August 6, 2017
さて、いよいよ本日は上越市内でキノイエの構造見学会です。構造見学会といっても、単に木組みの状態を見せて「ウチの家は頑丈です」なんていうだけの見学会ではありません。なぜ、キノイエは夏も冬もエネルギーのロスが少なく、そして快適に過ごせるのか?という根拠について、お客様の目の前で実際に行う気密測定検査などを交え、きちんとした理論も含めて分かりやすく目で見て数字で理解していただけるための様々な工夫を施した見学会です。
こちらは前日の準備風景。構造・断熱パネルを担当したウッドリンク株式会社様の担当者2名も会議に加わり、お客様の目線でいかに分かりやすく、構造と断熱、そして気密の性能が住まいの生涯コスト、住まい手の健康寿命にどうつながるのかという点について、キノイエの技術スタッフと厳しい議論が飛び交っていました。
実は、本日、住宅建築の専門家であるキノイエ担当リーダー伊藤と構造・断熱パネルの専門家であるYKKAP株式会社様の担当者によるトークセッションが準備されているのです。技術屋同士の熱いタッグで生まれたこのトークセッションは、上越地域では他にない取り組みかもしれません。お客様にとっては、少し難しい部分もあるかもしれませんが、技術的な説明をおろそかにせず、技術屋が直接皆様の前で数字を用いて語るということは、本物の高性能エコ住宅に取り組む会社としての重要な使命でもあり、姿勢でもあると考えています。
本日は、上越市大和2丁目地内の見学会場で皆様のお越しをお待ちしております。
イベント詳細・会場までのアクセスについては、こちらをご覧ください。
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いよいよ明日は構造見学会
August 5, 2017
いよいよ明日は、上越市内にて構造見学会を開催します。一日限りの見学会ですが、この日に行う気密測定(家の隙間はどれくらいかの測定)を特別にご覧いただけます。現在スタッフが気密測定前の作業として、断熱材と柱間の隙間を埋める気密テープ処理やウレタン材の注入等の処理を行っています。
構造面では、パネル自体の施工精度も非常に高いのですが、隙間は一箇所ずつ丁寧に目視確認しながら、全ての接合部をしっかりと塞ぎます。この作業の一つひとつが気密・断熱性能の差、品質の差につながります。
おさらいですが、今回の気密測定試験で判定される「隙間相当面積(C値)」とは、家の延床面積に対する 「 隙間面積 」 の割合を示す数値で、床面積1㎡当たりどれ位(何㎠)の隙間があるのかを表した数値です。この値がゼロに近いほど、隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
C値 = 家全体の隙間の合計(㎠) ÷ 延床面積(㎡)
ちなみに、弊社では、現在全ての新築住宅でこのC値の測定を行っており、その結果は、0.2~0.5㎠/㎡の値(ほとんどが0.4㎠/㎡以下)、延べ床面積が40坪の家でも隙間面積は名刺サイズ以下になります。
明日(8/6(日))のタイムスケジュールは以下の通りです。気密測定そのものは30分程度で結果がその場でわかりますので、数少ないこの機会にぜひその目で直接お確かめください。
13:30 構造見学
14:30 気密測定
15:00 終了
果たして、明日の結果はいかに・・・? なお、ご見学の際にあらかじめご予約をいただけますとスムーズにご案内が可能です。ご見学希望の方は、以下までお問い合わせください。
詳しくはこちらをクリックしてください。
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一日限りの「中身」の見学会
July 31, 2017
人も家も中身が大事。そして、その「中身」は、実際に見て触れてはじめてその違いに気づくものです。
そこで、11月に上越市内で完成予定のキノイエの住まいについて、まだ化粧を施す前、つまり「ハダカ」の状態の「素の魅力」について知ることができる特別な見学会のご案内です。
題して、「ecoハウスのしくみ大公開~キノイエの中身編~」の開催です。
開催日は、今週末の8月6日(日)。一日限りの見学会ですが、この日に行う気密測定(家の隙間はどれくらいかの測定)を特別にご覧いただけます。
タイムスケジュールは以下の通りです。
13:30 構造見学
14:30 気密測定
15:00 終了
この住まいに関して、中身を見ていただくチャンスは、おそらくこの日一日のみとなります。完成した後の美しいデザインも大切ですが、もっと大切なのことは、性能の違いを決定づける構造の違い。建てる前に見て、知って、納得していただきたいと考えています。
私たちは「暮らしづくり」のプロフェッショナルでありたいと考えています。「信用」できる「中身」があるからこそ、皆さまが「これからの暮らし」に重きを置くことができます。
ぜひ実際にその「中身」を確かめて、納得して、安心して「暮らしづくり」に専念してほしい。
きっとこの1日で「家」が「安心する」場所に変わるはずです。
ecoハウスのしくみ大公開~キノイエの中身編~は、今週末8月6日(日)の開催です。見学をご希望される方は、前もってご予約をいただければ、スムーズにご案内させていただくことができますので、ぜひご検討ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
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