小窓のおもてなし
February 20, 2017
こんにちは。村岡利恵です。キノイエブログ2回目の投稿です。
私が住む高瀬の森は(2/10ごろの)寒波で、また雪に囲まれてしまいました。そんななか、小さなキツネがパンを持って遊びに来てくれました。この雪だと食べるものに困っているだろうと、ご近所の誰かが餌付けをしたのだと思います。
野生動物の餌付けは問題ですが、遊びに来てくれるのはうれしい。
今回は小窓についてです。キノイエにも玄関先に小さな窓があるのをご存知ですか? 実はうちのヒュッテにも八角形の飾りガラスの入った窓があるのですが、その窓を外から見たときの印象が家を決めた理由のひとつでした。
昭和40年代の別荘建築らしさが出ているヒュッテ。
飾りガラスなので明かりをとるにはやや暗く、はめ殺しなので空気の入れ替えもできない。家のデザインアクセントとしてしか役割がないこの小窓を見たとき、京都在住の美術家に随分前に聞いたある話を思い出しました。京都に限らずかもですが、住宅街を歩いているとたまに外に向かってディスプレイされた出窓を見かけませんか? 通りに向かってディスプレイされているものは、手製のぬいぐるみだったり、趣味の小物だったりすることが多く、彼はそれを「おもてなし窓」と呼んで観察しているそう。通りを歩く不特定多数のひとに見られる場所に何を飾るか、そこに暮らし手の意識が表れるから面白いとのこと。
うちにやってくるのは森の動物たちばかりなのですが、玄関の小窓をどうディスプレイするかは悩みどころでした。結論から言うと、部屋に飾るには数が多く大きさもバラバラで、統一感がなかった小物たちを一気に並べてしまいました。余っていたキャンドルホルダー、友人からの出張土産でもらった謎の聖人人形、古道具屋で買った高さ4cmほどの小さなツボ(実用性ゼロ)……。
ついでに下駄箱の上にも行き場のなかった雑貨や、山で拾った鳥の羽、立ち枯れのアジサイなんかを並べたのですが、これが意外と悪くない。そこで気づいたのですが、これらの雑多なものをまとめ上げているのは、ウィリアム・モリスのポスター大の壁紙。背景がにぎやかな柄だと、手前にあるもののごった煮感がうまく馴染んで気にならなくなるだと。
ツボは京都の骨董品屋、鈴と謎の人形はお土産でもらったもの。国も年代も異なる。
窓に対して下駄箱の上は大きなものを配置。モリスの壁紙がいい仕事してます。
キッチンやパウダールーム周りは、好きなものを飾るにも実用的なレイアウトを考えないといけないけど、玄関の小窓はひょっとしたら家の中でいちばん自由な額縁みたいなものなのかなと。部屋全体のコーディネートの前にコーナーを作ってみることは、好きなものを客観視するレッスンにもなるので、ぜひ試してみてくださいね。
<村岡利恵>
長年東京でインテリアやデザイン関連の雑誌編集に携わる。2016年に長野県大町市へとIターンし、2017年の初夏から高瀬渓谷の森のなかの別荘地で「HÜTTE muu muu」という朝食だけのカフェと編集&デザイン業を営む予定。キノイエスタッフと縁があり、雑誌編集者時代に触れたいろいろなもののことや、高瀬の森での新しい暮らしづくり、旅のことなど、当ブログで不定期に執筆。
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小泉誠さんのミルクパン
February 8, 2017
はじめまして。
今回からキノイエブログに不定期で寄稿することになった村岡利恵です。
長年東京でインテリアやデザイン関連の雑誌編集に携わってきましたが、新潟県のおとなり、長野県大町市へとIターンし、2017年の初夏から高瀬渓谷の森のなかの別荘地で「HÜTTE muumuu」という朝食だけのカフェを営むこととなりました。キノイエスタッフのかたとのご縁で、雑誌編集者時代に触れたいろいろなもののことや、高瀬の森での新しい暮らしづくり、旅のことなど、キノイエにもつながる記事を時々書いていければと思っております。よろしくお願いいたします。
最初はキノイエのダイニングセットをデザインした、小泉誠さんの「kaico」シリーズのミルクパンです。購入したのは10年近く前。
ちょうどその頃、ある雑誌で飛騨高山の家具メーカーに出張される小泉さんに密着取材する機会がありました。80〜90年代初頭は家具メーカーなど日本の地場産業が衰退しつつあり、それを何とかしたいと有名デザイナーに依頼したものの、提案された斬新なデザインは暮らしとかけ離れたもので成果は上がらず、その結果、デザインに対する不信感が日本各地の地場産業にはあったそうです。その取材でとても印象に残っているのは、そういった背景を踏まえた上で「デザインしないという選択肢も含めて、話をしましょう」と小泉さんが彼らに提案したというエピソード。
これってすごく矛盾した言葉だと思いませんか? 自分の生活をデザインすること=暮らしをかたち作るということ。そこには変化しなくてもいいという選択肢もある。ひとり暮らしを始めて、ものが増えつつあった自分の暮らしに置き換えても目からウロコでした。(そのあとに「10年選手プロダクト」という企画をしたのですが、その話はまた今度)
このミルクパンはカフェオレ用の牛乳を温めるために買ったのですが、琺瑯製なので牛乳の膜も落としやすく、底が広めで熱伝導が高いおかげで速く温まるので、朝急いでいるときにはありがたい。ミトンなしで掴める木の持ち手も便利。当時は木の持ち手の琺瑯製ミルクパンはあまりなかった気がします。
ほかの鍋が空いていないときには別のものを温めるのに使ったり、少し余った料理を移し替えたり。牛乳専用として買った小さなミルクパンの姿は当時のままだけど、キッチンではバイプレーヤー。見た目のデザインを変化させなくても、使い手が用途をデザインできる余白があるものは長年愛用できる。そんなことを教えてくれたのが小泉さんのミルクパンです。
文:村岡 利恵(rie muraoka)
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無垢材と突板
February 3, 2017
無垢材に囲まれた住まいは、長く使えば使うほど、キズや色の変化そのものを風合いとして楽しむことができる上、素材そのものの重厚感や頑丈さも含めて一生ものの財産になるので非常に魅力的です。
反面、合成建材との比較において、造り付け家具や内装の広範囲に無垢材を使えば、それなりの価格になります。材種にもよりますが希少材種や高級木材はなかなか手が出ません。(もちろん、一生ものの財産と考えれば、その魅力は価格以上であることは間違いありません)
そこで、コストのバランスを考えつつ、プリント合成された建材を使わずに無垢材の風合いを生かした家づくりを実現する選択肢として「突板」が挙げられます。
「突板(つきいた)」とは、木材を0.2ー0.6mmほどに薄くスライスした板材、つまり木のシートのようなもので、下地素材に貼り合わせることで無垢材のような造作材をつくることが可能です。希少性の高い美しい木目を持つ木材が用いられることから、銘木単板(めいぼくたんぱん)とも呼ばれます。無垢材に比べると、壁材・床材・天井材の使用面積に対して天然木の表情を生かしたまま、価格を抑えることが可能です。また、無垢材とは異なり、内部の構造を自由に組み立てることで、無垢材特有の反りがほとんど発生しないという利点もあります。
写真は、当社の過去の施工実績から。ここでは、ブラックウォールナットを突板に使用しています。無垢材ではコスト的に見ても到底再現することのできない贅沢な風合いを広い面積で使用することが可能です。
弱点は、無垢材と比べて傷や汚れがつきやすく、人の手や物の接触が多い箇所は、表面が剥がれて下地が出てきてしまうリスクがある点です。一般的にはテーブル板や椅子などには不向きです。
無垢材と突板の性質を理解し、上手く使い分けることで、1ランク上質な家づくりが可能になります。
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「小さなこだわり集」
January 29, 2017
キノイエのウェブサイトに新しいページを追加しました。
その名も「小さなこだわり集」。
これまでこのブログでは、キノイエの細部にわたる丁寧な家づくりの考え方について、様々なテーマでご紹介してきました。そして、昨年6月の開設以来、ブログの投稿記事数は既に200を超えました。そのため、最近このサイトをご覧になった方にとっては、過去のブログ記事を掘り下げるのは少々労力が必要になってきました。
そこで、ブログ記事の中から、特にキノイエの家づくりに関するこだわりについての記述をピックアップして、見やすく紹介するページを構築してみました。
現在、記事を再編集して少しずつアップしていますので、時々こちらのページも覗いてみて下さい。連続して読んでいくと、キノイエの設計思想の奥深い部分により共感していただけるのではないかと思います。
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ブログダイジェスト(エコハウス編)vol.3(最終回)
January 21, 2017
昨日からの続きです。エコハウス編のブログダイジェストは、思ったよりコンテンツ量があり、3回シリーズとなりました。今回でいよいよ最終回。過去のブログ記事から高性能エコハウスと健康、住宅燃費、その他皆様の暮らしに関わる重要な情報について記載された記事のダイジェストです。インデックスから、気になった記事を見つけたら、ぜひクリックしてみてください。
November 12, 2016
断熱材の性能がいいのは当たり前。しかし、その施工精度次第でどのくらい性能が変化するのかまでご存知の方は少ないでしょう。ここでは、その施工精度について解説しています。 →記事はこちら
November 20, 2016
暖房を強めにしているのに、なぜか足元が寒い・・・そんな経験はございませんか?耳慣れない言葉かもしれませんが、多くの住まいで起こりやすい現象。冬の寒さが厳しいこの北陸信越地域で暮らす私たちにとっては、知っておかなければならない知識です。 →記事はこちら
November 25, 2016
もし、住まい選びに「お買い得」があるとすれば、それは単純な建物本体価格ではありません。見た目の安さに惑わされない、本物を見極めるための大切な判断基準について、ここでは解説しています。 →記事はこちら
November 28, 2016
ここに、A、B2つの家があります。ここで、問題です。皆さんは、どちらの家が暖かくて性能のよい家だと思いますか? →記事はこちら
December 20, 2016
まず、「パッシブハウス」は一体何者か?ということから、なるべく丁寧に分かりやすい解説を加えています。 →記事はこちら
December 21, 2016
“機能性の高いインナーを着れば、使い捨てホッカイロはいりません。家の中身をしっかりさせれば、快適は長持ちするのです。”・・・ここでは、家にまつわるそんなお話を交えてパッシブハウスについて解説しています。 →記事はこちら
December 22, 2016
「パッシブハウス」の解説最終回。ここでは、国内屈指のサッシメーカーをもつYKK株式会社様の肝入りで計画され、弊社が2015年11月に富山県黒部市で施工した「前沢パッシブハウス」の解説を中心にお送りしています。 →記事はこちら
いかがでしたでしょうか?3回シリーズとなりましたブログダイジェスト(エコハウス編)も今回で最終回です。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。ここで紹介させていただいた記事の一つでも皆様の住まい選び、住まいづくりの参考になれば幸いです。
これからも皆様にとって有益かつ楽しい記事を投稿していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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ブログダイジェスト(エコハウス編)vol.2
January 20, 2017
昨日からの続きです。過去のブログ記事から高性能エコハウスと健康、住宅燃費、その他皆様の暮らしに関わる重要な情報について記載された記事のダイジェストです。インデックスから、気になった記事を見つけたら、ぜひクリックしてみてください。
October 8, 2016
明確な根拠をもって家のナカとソトをしっかりと断熱できれば、内部は徹底して開放的な空間にデザインすることが可能となり、暮らし方にも様々な可能性が生まれてきます。玄関やホールが居間の一部になるだけでなく、床下や屋根裏も変化に富んだ内部空間になります。→記事はこちら
October 24, 2016
住宅の選び方で、これからますます生涯コストの差が大きくなります。住宅性能を上げることが将来に渡って多くのメリットをもたらすということについて、日本のエネルギー事情の変化を追いかけながら詳しく解説しています。 →記事はこちら
October 25, 2016
家の中、とりわけ入浴中にお亡くなりになる方の年間人数が、交通事故でお亡くなりになる人の約4倍近い数に上るという事実を皆様はご存知でしたでしょうか。「本物の安心安全な家を選ぶ」というテーマを、軽く見てはいけません。本物の高気密高断熱住宅を選ぶことは、単なる光熱費の削減だけではなく、医療費や介護費用などを含めたその後の生涯コストに大きく影響します。→記事はこちら
October 27, 2016
文字通りカビと温度と湿度と換気のお話です。住まいには健康を維持すべき適温と適正湿度が決まっているということ、そして、それを維持するためには、しっかりとした住宅の高気密・高断熱化とロスとムラのない計画換気が必要になります。しかし、現在、日本の多くの既設(ストック)住宅の9割以上は・・・ →記事はこちら
November 1, 2016
November 2, 2016
上記の続きです。引き続き、換気システムの専門メーカー株式会社マーベックス様のお話から。ここでも、家庭における空気環境がいかに映像も交えて分かりやすく解説しています。しっかりとした換気が出来ない家だと、1年間でどれだけのホコリを吸っていることになるかご存知でしょうか? →記事はこちら
November 3, 2016
東北・北陸地方を中心に世帯当たりの光熱・水道費の金額は高い傾向にあり、中でも新潟県は全国的にみても非常に燃費の悪い地域。なんだかとても損した気分になりますね。だからこそ、住まいの価格は見た目の安さではなく、「生涯価格」で比較し選ばなければなりません。 →記事はこちら
November 10, 2016
キノイエでは、新築住宅の気密試験を完成までに2回実施します。果たしてその数値は・・・? →記事はこちら
本日はここまでです。このダイジェストはあと1回で完結します。次回をどうぞお楽しみに。
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ブログダイジェスト(エコハウス編)vol.1
January 19, 2017
昨年よりブログの記事の中には、時々、住まいの性能についての知られざる知識や、住宅の選び方によっては、家族の健康や家計に直接影響するような驚きのデータなどを交えた情報をお届けしてまいりました。過去のブログ記事を一つひとつ紐解いていただくことでその情報にたどり着くことは可能ですが、記事数も増えてまいりましたので、ここで一度棚卸ししてみました。
以下は、過去のブログ記事から高性能エコハウスと健康、住宅燃費、その他皆様の暮らしに関わる重要な情報について記載された記事のダイジェストです。インデックスから、気になった記事を見つけたら、ぜひクリックしてみてください。
July 2, 2016
今年のブログに3回連載で登場した「解説「パッシブハウス」その1~3」の入門ガイダンスのような記事。軒の出方一つもパッシブ設計なのです。 →記事はこちら
すべての生き物にとって「呼吸」とは生命にかかわる重要な機能であり、その考え方や働きにも違いがあります。では、住まいはどんな呼吸の仕方をするのでしょう?ここでは「換気」のことについて、その知られざる重要性について語っています。 →記事はこちら
August 3, 2016
じめじめと蒸し暑い夏の日に投稿されたブログです。ここでは、エアコン1台の「弱」運転で、家中どこにいても涼しいキノイエの環境設計について解説しています。 →記事はこちら
September 14, 2016
実は、日本の住宅の高性能化はまだまだ発展途上。ここでは、特に住宅の温熱環境を左右する「気密性能」について、国の基準が示されていない現状と住宅会社のスタンスによる違いについて解説しています。 →記事はこちら
September 15, 2016
後編では、住宅の隙間を測る基準「C値」(隙間相当面積)と呼ばれる指標についての解説です。 →記事はこちら
September 30, 2016
住まいの新築をお考えの方は、是非お読みください。計画当初の重要関心度の高さに比べ、結果として住んでみたら不満が大きい(=がっかり度が非常に大きい)項目について解説しています。 思った以上に「快適で省エネな家は注文しても簡単には手に入らない」という現実を少しご理解いただけるのではないかと思います。 →記事はこちら
October 2, 2016
「子供のアトピーがなかなか治まらない」「ぜんそくがひどい」そんなお悩みをお持ちの方は必読です。家の環境が変わるだけで、体調にも大きな変化が現れます。 →記事はこちら
October 4, 2016
October 7, 2016
日本の住宅は世界一「燃費の悪い住宅」であるという話を聞いたことがあるでしょうか。その最大の違いは国策。国が義務とする住宅の省エネ基準レベルの違いが大きいと言われています。この記事では、その背景と各国の性能レベルの違いについて解説しています。 →記事はこちら
ダイジェストの前編はここまで。いかがでしたか?意外に知らなかった住まいの性能あれこれについて知ることができたのではないでしょうか?
後半のダイジェストは明日以降のブログにてご紹介いたします。
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壁を残す
January 16, 2017
ムダがない小さな邸宅は、あらゆる面でエコであり、かつ住まう人に与えるストレスもミニマムになります。小さいことが窮屈につながるのでは?という心配が出るのは当然のことですが、小さいことが必ずしも窮屈に直結するとは限りません。むしろ、大きいことで生じるモノの散乱、探す時間、間延びした居場所、温まりにくい容積とエネルギーロスなど、空間がムダに大きいことがかえってストレスの増大を生むことはよくあります。
キノイエでは、「引き算の設計」に重きをおいています。目指すのは「小さくつくって大きく暮らす」心の充足度が高まる家づくり。もちろん、大きさは人と比べることではありませんが、誰よりも充実度・幸福度の高い家を限られた予算の中で実現することが、いい家の条件であると私たちは考えています。小さいことで得られる上質感とまとまり、ほんの少しだけ他とは一線を画す付加価値の高い家を実現することが私たちの仕事です。
キノイエでは、そのための様々な仕掛けを設計の不文律の中にちりばめています。その一つが、「ソトとナカをつなぐ」設計。まずはその敷地の性格を読み取り、かつ隣地との関係性を見極めます。その上で、季節毎に現れるいちばん美しいソトの景色を、どう切り取ってナカに取り込むかを考えながら窓の位置や大きさ、その数を徹底的に吟味して設計に反映していきます。
実は、ここでも、引き算の思想を大切にします。多くの住宅会社が陥ってしまう間取りの失敗は、「明るい家」に目が行き過ぎて、南面にできる限り窓を取り付けるという失敗です。そうすることによって、見たくない景色(道路の歩行者の目、隣の家、さらには数軒離れた近隣の家の視線など)までもを取り込んでしまい、居間やダイニングに必要な安らぎを失ってしまうことが往々にして起こります。(もちろん、サッシの数が増えることで、単純にコストアップと同時に熱損失のリスクも上がり、建物燃費にも影響が出ます。)
心地よい暮らしを演出する設計の要素には、「壁」という大切なアイテムがあります。ソトとナカをつなぐ設計とは、「ひらく」ことばかりではなく、「とじる」ことも重要な要素です。ソトの景色や光を取り込む窓の位置や大きさなどが決まれば、それ以外の空間で大胆に壁を残すことで、よりソトとナカのつながりを意識することにつながります。
言い換えれば、家の中に「暗」があるからこそ「明」を愉しむ妙味が生まれるのです。
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キノイエの真価は冬に
January 14, 2017
センター試験初日となった本日1月14日(土)、上越市内は朝から記録的な大雪。受験生の皆さんにとっては、大変な一日になったことと思います。どうか無事に試験を乗りえていただきたいと願うばかりです。
さて、そんな本日の塩屋新田の家も、朝はご覧の通り白銀の世界に。朝の時点で外気温は-1℃~-2℃。この地域らしい本格的な冬の冷え込みになりました。
こんな寒い日のキノイエの室内、さぞや冷え込んでいるのでは?と思われた皆様、こちらの写真をご覧ください。
サーモカメラで計測したポイントの床面温度はなんと22度!たった1台の家庭用エアコンが床下送風でとろ火運転しているだけなのに、この暖かさです。
室内全体の空間温度は20℃をキープ。キノイエの設計チームは、上越エリアでいちばん最初に「省エネ建築診断士」の資格を4名同時取得したプロフェッショナル集団。そのチームが英知を集めて設計したキノイエの高気密高断熱性能には、確かな自信があります。
ダイニングテーブルの足元もこの暖かさ。椅子に座っているのがもったいないくらい床がほんのり暖かいです。
いかがですか?自然素材、デザイン性、広がる間取りなど、住まいの魅力を測る指標はいくつもありますが、この地域で暮らす人にとって、本当に居心地がよい家を見極める決定要素の一つ、それは紛れもなく「冬の暮らしがいかに暖かくストレスを感じないか?」という指標でしょう。
キノイエの真価が問われるのは冬・・・それが私たちの合言葉でした。いよいよその季節がやってきました。冬の厳しい寒さも窓越しに楽しむ最高の地元ライフを。ぜひ、この季節にキノイエのモデルハウスに遊びにいらしてください。
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7人の視察団
January 12, 2017
本日は、はるばる新潟市より「株式会社シンセンリフォーム」様、そして長岡市より「株式会社井浦建設」様の社長、幹部並びにスタッフ総勢7名の皆様が、私たちキノイエのモデルハウスを視察するために足を運んでくださいました。
両社は、新潟屈指のイベント・コンベンションのプロフェッショナル集団である「株式会社新宣」様を中核企業にもつ「シンセンホールディングス」様のグループ企業。私たちカネタ建設とは比較にならないほどとても大きな技能集団の皆様に興味・関心をいただいたことにただただ恐縮でした。
弊社に興味を持ったきっかけをお聞きしたところ、特徴的なコンセプト、デザイン、本物志向の木の家の魅力、そしてエアコン1台で年中快適な温熱環境を実現するパッシブ設計など、画一化しつつあるその他のコスパ住宅とは一線を画す魅力に注目されたのだそうです。
モデルハウスでは、代表猪又とブランドディレクターの杉ノ上がご案内。さすが専門の技能集団だけあって、質問のレベルが非常に高く、素材の選定理由や性能値、器具の仕様や間取り寸法の根拠、設計の意図に至るまで、実に多くの質問が飛び交いました。
井浦建設の竹内社長をはじめ、幹部、スタッフの皆様からは「小さくつくって大きく暮らす、間取りの足し算ではなく引き算の設計というコンセプトに共感」、「ストーリーが伝わる家づくり(会社づくり)であるところがいい」、「今後自社で取り組む商品づくりにとって大きなヒントになった」等、大変ありがたい感想をいただきました。
シンセングループの各企業様は、それぞれ個性的で他社にないオンリーワンの専門得意分野をもって活動されています。これからまだまだグループのシナジーを生み出す余地がたくさん残っているそうで、今後の展開がとても楽しみです。今回はとても貴重なご縁をいただきましたので、これを機にお互いに情報交換できれば何よりです。ぜひ今度は、グループ各社様に私たちの方からお邪魔させていただきたいと思います。
シンセンリフォーム様、井浦建設様、本日はありがとうございました。
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