少し小さな家|見学会を開催します
January 20, 2023
住宅の性能が試される冬。
1月21日(土)・22日(日)の2日間、キノイエモデルハウス「塩屋新田の家」を会場に
「未来を見据えた家づくり 少し小さな家見学会」を開催します。
家づくりを考える際、建物代や土地代に注意が向きがちですが、
エネルギー価格が高騰しているいま、トータルの費用を抑えるためには、
ランニングコストについて考えておくことも重要です。
小さな家は容量を小さくプランすることにより断熱材費・施工費を抑え、
ランニングコストである暖房費も抑えることができます。
エアコン一台で床下の空気を暖め、室内に効率良く空気を循環させる換気システムを使い、
天然無垢の杉板からの輻射熱で足元から家全体をやわらかく暖める家。
未来を見据えた少し小さな家の暖かさ、居心地のよさを会場にてご体感ください。
国府の家ができるまで ~はじめましての日~
June 17, 2022
これから上越市国府にて始まる11棟目のキノイエ、国府の家。
今日はオーナー様と初めてお会いした日の事を書きたいと思います。
オーナー様と初めてお会いしたのが2020年の12月末。
4棟目の西本町の家のオーナー様とお知り合いとのこともあり家作りの相談に来られました。
キノイエ「西本町の家」ウッドデッキ
キノイエ「西本町の家」LDK
ですが、初めはキノイエを建てたい・・・というよりは
温熱環境とランニングコストのかからない普通の家を希望しており、
当然、建売や規格住宅、中古住宅での暮らしも検討していました。
転勤の可能性や、ご夫妻の地元が上越でない事・・・
上越にずっと住み続けるかは分からないので子育てをする家をと考えての家づくりの相談でした。
住まいの考え方は人それぞれですし、様々な住まいの形があります。
住まいにかかるランニングコストを抑えたいならば、将来かかるコストにも注目するべきでしょう。
私たちはこれを「トータルコスト」といい、ご相談に来られたお客様に考えていただいています。
人生100年時代といわれる今、健康な20代・30代に考えた家が健康寿命(健康寿命とは
日常生活に制限のない期間)の最長と言われる70代後半を迎えた時の住み心地はどうだろうか?
様々な情報が飛び交う世の中、住まいについてもたくさんの情報が発信されています。
私たちのお話が、少しでも家づくりを考えている人の参考になれば幸いです。
7年目を迎えるキノイエ
June 3, 2022
いつもキノイエブログをご覧いただきありがとうございます。
上越モデルハウス「塩屋新田の家」はこの6月に誕生から7年目を迎えます。
今日までたくさんのお客様にお越しいただきました。
糸魚川・上越にて今まで生まれたキノイエは10棟、
間もなく11棟目の「国府の家」が着工となります。
この6年の中で住宅に対する考え方・基準、世の中のを取り巻く情勢など大きな変化がたくさんあります。
その中でも変わらず私たちが持ち続ける、「家」に「暮らし」に対する考えと、家づくりを考え始めた皆さんに知ってほしい事。
住まいに対する考えは千差万別。
なぜ、杉板の外壁なのか
なぜ、無垢の床なのか
なぜ、外に開く設計なのか
住宅ローンを組み、家を建てればその場所は切っても切れない地域となり、子供達には故郷となります。
地元が好きになる暮らしをこれからも私たちは提案します。
7年目のキノイエもよろしくお願いします。
キノイエの照明ーペンダントライトー
May 27, 2022
前回のブログにてキノイエの照明の話をしましたが、ダイニングの照明にはルイスポールセンをよく使います。
ルイスポールセンはデンマークで創業した北欧を代表する照明ブランドです。
長年にわたり単に照明をデザインするだけでなく、人々が心地いいと感じる光を形づくる照明を発信しています。
繊細にデザインされたルイスポールセンの照明からは「グレア」を感じにくいのも特徴の一つです。
グレアとは、不快感や物の見えにくさをともなう眩しさを指す言葉であり、単に眩しいと言えばそれまでですが、ひどい場合には目の障害や状況把握能力の低下にもつながります。
光の感じ方は人それぞれなので、「こういう光がグレアだ」とは一概に言えませんが、高齢者程グレアを感じやすく、それによって受けた不快感から脱するのに時間がかかる傾向にあります。
ルイスポールセン PH5「安国寺の家」
ルイスポールセンの照明の代表作とも言えるペンダントライトにPH5(ピーエイチファイブ)があります。
円盤のような形のPH5は100%グレア・フリーの光で、そのデザインは大部分の光を下方に向ける3枚シェードの光の反射原理にもとづいており、下方と側面に光を放ち、それにより器具自体も照らします。
キノイエのペンダントライトにはPH5の他に、3層の吹きガラスから柔らかな光が透過するトルボーのグラスペンダントもよく使います。
kinoie 「高田の家」
kinoe 「南寺町の家」
kinoie 「安国寺の家」
kinoie「陀羅尼町の家」
明かりが灯っていても消えていても美しく、どんなスタイルの空間とも調和を保ち、魅力的な光を発するルイスポールセンの照明はキノイエに良く似合います。
老若男女感じ方は千差万別であり、同じ場所でも時間帯や季節により大きく変わる事でしょう。
だからこそ、長く愛されるデザインや素材にこだわっています。
一つ一つに、なぜこれが使われているのかストーリーがあります。
是非、夜のキノイエにいらしてください。
キノイエの照明
May 20, 2022
キノイエをご覧になったお客様に時折聞かれるのが、
「照明はこれだと部屋の中暗くないですか?」という質問です。
日本における代表的な明るい照明手法は‘1室1灯‘。
LDKはもちろんの事、玄関や廊下、トイレに至るまでどこでも小さな文字が読めて、壁の隅々まで見えるような明るさに満ち溢れた空間を住まい手は不安だからと求めてしまいます。
実は、キノイエでは一般的なシーリングライトと言われる天井に付ける照明は使いません。
今までの住宅の明るさが住まい手の正解であり、現状維持で問題ないという考えが「住まい手が求める明るさ」と「設計士が求める明るさ」に溝を作っているのも現状です。
もちろん住まいには明るさを肯定する時間と場所も必要です。
キッチンや書き物・読み物をする書斎やスタディーコーナー。
キノイエの照明は過剰な明るさや不快なまぶしさを抑え、温かな明りで適度な影が存在する心地の良い暗さをデザインします。
それは、壁や天井にあたると柔らな光の弧を描き、陰影を作り、心地の良い暗さが夜の住まいを豊かにします。
太陽が沈むまでの時間は大開口窓から外の明るさを取り入れ、明るさと落ち着きを。
夜はまぶしさを抑えた照明で豊かな時間の演出を。
もちろん、模造品でコーディネートされた室内よりも、キノイエのように木や塗り壁の柔らな空間のほうが落ち着いた明かりが合うのかもしれません。
家が心休まる場所であるように一つ一つ厳選した素材で造るキノイエ。
せっかくの住まいづくり、照明にもこだわってみませんか?
窓の外の景色
April 22, 2022
窓の外の景色に見とれ、旅行に出かけた喜びを再確認する。
車や電車で遠出をした際にそんな経験をしたことはありませんか。
窓際は特別な場所。
住まいにおいても同じではないでしょうか。
朝起きてリビングの窓から外の景色を眺めて清々しい気持ちになる。
今の季節は窓を全開に、とはなかなかできませんが
窓を開けずともそこから陽の光や木々の枝が揺れる姿から風を感じることができます。
自然が人の精神に与える影響は大きく、家の中から窓の外の空や自然を見るだけでもリフレッシュされたり、ストレスを減少させたりといった効果があります。
キノイエではリビングの一角に大開口窓を設計することが多くあります。
窓を全開に開ければ直接ソトとつながり、風やにおいを感じます。
目を閉じれば鳥のさえずりが。
ソトとの繋がりが心を豊かにしてくれる。
窓を大きく開けられるまで、あたたかくなるまで、もう少しです。
花のある暮らし
April 1, 2022
キノイエはとてもお花が似合います。
シンプルで美しい、木が造り出す上質な空間に、同じ自然の色合いが程よくマッチします。
「現代町家」であるキノイエは、生活を室内だけで完結させず、
住宅のナカとソトをつないで暮らすことをテーマに設計します。
それは町の風景の一部になるくらい、周辺の景色に馴染み昔からそこにあったかのような佇まい。
そんなキノイエだからこそ花が似合うのかもしれません。
お花屋さんで買ってきた花も、近所を散歩したときに摘んだ身近な花も場所を選ばずよく似合う。
そんなキノイエではこの春、上越で活躍するのクリエイターさんとのコラボレーションイベントを行います。
4月8日~10日の3日間、モデルハウス「塩屋新田の家」にて開催される、住宅と花とアート展。
皆さんもキノイエで花のある暮らしを体感してみませんか?
イベント詳細はこちら 「住宅と花とアート展」
ベースとゲヤで考える、「振る」
March 18, 2022
先日キノイエブログでベースとゲヤのお話をしました。
家の基本シェルターを6メートル立法で考え、それをベースとし、
そこにゲヤを加えることで敷地形状や家族構成、地域性などに対応させるという設計です。
キノイエブログ 「ベースとゲヤで考える」
ベースとゲヤからつくる家の配置には、
「ずらす」「囲む」「並べる」「振る」「離す」の5つのパターンに分けられます。
今回紹介するのは、キノイエ「頸城の家」。
ベースとゲヤの配置は「振る」。
上越市頸城区地内に建てられた「頸城の家」は、広大に広がる田園風景とその先に佇む米山を望む
最高のロケーションに建ちます。
家の中に米山の美しい景観を取り込むようゾーニングした結果ベースに対し玄関部分となるゲヤを少しだけ斜めに振った設計となりました。
このサニタリースペースの写真は斜めに振ったゲヤの部分です。
奥のLDKに斜めにつながっているのがわかります。
外観もどこから見ても美しく見えるようにデザインされています。
キノイエのこだわり、建築実例を是非ご覧ください。
建築実例 キノイエの手仕事
ベースとゲヤで考える
March 11, 2022
キノイエでは、土間や軒下、フルオープンで外や庭につながる大きな窓など、今どきの家がなくした ” 暮らしの場所 ” があえて作られています。
キノイエの設計は先人たちの知恵を生かした現代町家です。
現代町家では、住宅をベースとゲヤ(ゲヤ)に分けて考えます。
ベースは暮らしの中心部分を指し、居間、キッチン、寝室や子供部屋など家の主要な部分がまとまっています。
一方、ゲヤは暮らしのサポート部分。水回りとしてみたり、大きな玄関土間としてみたり、あるいは離れとしてみたり。
ベースとゲヤからつくる家の配置は、
「ずらす」「囲む」「並べる」「振る」「離す」の5つのパターンの分けられます。
ベースとゲヤに分けて考えるメリットは、周囲の環境に溶け込みやすくなること。
ベースとゲヤがずれたり、並んだり離れたりしたときに出来る余白が家のソトとナカをつなぐ中間領域になるのです。
キノイエ第一号の 塩屋新田の家は「離す」。
家の中を見てみると離れがあり、ベースから離して配置したゲヤとの間にはいつも外の自然が感じられるように中庭があります。
日本では外を暮らしに使うのは容易なことではなく、雪国ではなおさらです。
閉じるのではなく、開く。離すことでできる特別な空間です。
「ずらす」「囲む」「並べる」「振る」「離す」の5つのパターンをイメージしながら、是非建築実例をご覧ください。
建築実例 キノイエの手仕事
塩屋新田の家だからこそ
March 4, 2022
モデルハウス「塩屋新田の家」が竣工してから約5年半が経ちました。
5年半経った「塩屋新田の家」だからこそ皆さまにお見せできるものがあります。
味わいある無垢の床はそのうちのひとつです。
ありがたいことに、これまで沢山のお客様にお越しいただいているため「キズひとつない状態」というわけではありません。
しかし、無垢の床のキズは表面を削り、表面と内面が同じ素材であるためキズが馴染みます。
合板フローリングのように表面のみをかっこよく木目を貼ったわけではないため、違う素材が出てくるといったことはありません。
無垢の床の足触り、独特の風合い、木の香りなどに惹かれるものの、無垢の床の経年変化が心配とお思いの方は
ぜひモデルハウス「塩屋新田の家」にお越しください。
WEBからのご予約はこちら ご来場予約
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