Staff Blog Staff Blog

「いい背中」を見つける


August 8, 2016

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

August 8, 2016

家具の配置は、家づくりにおいて非常に重要な要素です。むしろ間取りに気を取られて後回しになってしまうと、取り返しのつかないほど「居心地」に影響するものであると私たちは考えています。

 

キノイエ

 

特にソファの位置はとても重要です。広いリビングでもその中心にソファを置いてしまうと、どういうわけか狭苦しい空間に様変わりしてしまうこともよくあります。そうした過ちを犯さない一つの工夫として、「いい背中」を見つけることを意識するといいかもしれません。これは、建築家の村松篤氏の言葉です。リビングの壁を背中にしてソファを置いてみると、その前方の空間がとても広く感じます。そのためには、いい背中となり得る壁を見つけることが大切なのです。それは、時として壁ではなく、1本の柱でもよいかもしれません。

 

暮らしのイメージ‗キノイエ_修正版

 

そして、座った時の天井の高さも非常に重要な要素です。天井は高いよりもむしろ低い方が視界を広くし、奥行きを感じさせる効果をもたらすことがあります。そこに腰を下ろした時に広がる正面・左右の視界に何が見えるのか?で日々の暮らしの風景はほぼ決まります。テレビを見る、読書をする、キッチンで料理をする家族との会話を楽しむ、季節の移ろいを庭の木々を眺めて感じる・・・暮らしの中で起こる様々なシーン、こんな話をたくさんしながら設計をする家づくりが本当の家づくりなのだと思います。

 

リビング|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

居心地のよい設計とは、畳数ではないところに、いかに居心地と合理性を両立させることができるかという点がとても影響してきます。キノイエの設計では、「いい背中」に代表されるように、常に居心地と暮らしに与える影響を意識して空間設計を行っています。

 

 

|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

ソトとナカをつなぐ


August 7, 2016

平牛の家 離れ

August 7, 2016

キノイエのつくる標準的な建物は、延床面積で35坪以内。この上越地域の家づくりとしては、けして大きくはない建物です。

 

ゲヤと離れ|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

ですが、いざ建物内に入った多くの人が口にするのが「思ったよりも広く感じる」「全然狭さを感じない」という言葉です。もちろん、多くの住宅展示場見て回られた方であれば、おのずと面積を聞いただけで、どのくらいの空間になるのかは想像がつくはずです。それでもなお、「広い」と感じる理由、それは「ソト」と「ナカ」を上手につなげているからなのです。

 

その一つの手法に、「ゲヤを上手に使う」というワザがあります。ワザと言ってもけして奇抜なアイディアでも、新しく生み出された手法でも何でもなく、これまでの日本の暮らしの中にあった「あたり前」の知恵と工夫です。

 

ソトとナカをつなぐ|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

昔の農家の大屋根は、軒が長く伸び、その下には「軒内空間」ともいうべき「緩衝空間」がありました。ソトでもあるけど、ナカでもある・・・雨は当たらず、日差しも遮る、しかし、自然の風はその下を流れていく。そして、視覚的にもソトとナカ、どちらから見ても、今いる場所とつながっている空間として認識できる不思議な領域。実際、そこに様々な暮らし方を重ねてみると、それは単に視覚効果を狙った類の話ではなく、非常に理に適ったスペースであるということが実感できると思います。毎日手入れをするプランター、子供たちが飼っているメダカ、庭やデッキを使ってのホームパーティー、雨雲を気にしながらの子供たちとの花火、お父さんの喫煙オアシス、道具の手入れ・・・まだまだたくさんの暮らしのシーンが思い浮かびます。

 

ソトとナカをつなぐ|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

京都の町家は特にこの軒の使い方で暮らしの快適さを創造しています。小さな敷地にうなぎの寝床。しかし、一たび家の中に足を踏み入れると、坪庭があり、軒に囲まれたいくつもの空間が、奥行きと情緒ある住まいを創り上げています。

 

家はコンパクトである方が経済的にも有利。でも、小さく収まるだけでは多くの暮らしの楽しみ方を犠牲にします。だから、キノイエでは「小さくつくって大きく暮らす」ための様々な工夫を設計の中に取り入れています。

 

平牛の家 離れ|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

ソトとナカをつなぐ|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

エアコン1台で家中涼しい暮らし


August 3, 2016

床下エアコン

August 3, 2016

じめじめと蒸し暑い日が続きます。こんな日は外に出かけるのが非常に億劫になりますね。ですが、こんな日こそ、ぜひキノイエの住まいを見に来て体感していただきたいと思っています。

 

キノイエの住まいは、日中最高気温が30度以上でも室内はカラッと涼しい快適空間。しかも、エアコンの負担は最小限。

 

具体的には、こんな性能をもっています。

 

・エアコン1台の「弱」運転で、家中どこにいても涼しい環境設計。エアコンによる冷風は計画換気システムにより、家の隅々にまで効率よく循環。だから、家じゅう快適です。エアコンを「強風」設定にして直接的に局所を冷やす等、冷房機器の電気的負荷をかけるようなムリ・ムラ・ムダはほとんどありません。

 

床下エアコン

 

・それを実現する根拠は、冷気のロスや、室外の熱気を徹底的に遮断する超高気密施工。家全体に占める隙間の面積はとても小さく、およそ名刺の半分サイズしかありません!(現在、日本の既設住宅のおよそ90%以上が気密性能の低い住宅と言われており、40坪相当の家であれば、その隙間は新聞紙サイズ以上とも・・・)

 

ガラリ 床下換気

 

実は、この隙間の違いは、予想以上に冷暖房機器の運転効率に影響します。隙間が大きいと、計画的に循環させようとした冷気や暖気が、家全体から侵入してくる室外の暖気や冷気の影響を受けてうまく循環しなくなります。これによって、特に冬は暖かい空気が上に留まってしまい、エアコンやヒーターなどの風量を上げたり、人体に直接送風を当てなければ快適さを得られないという現象が起こります。最近では、センサーが人の動きを感知して追いかけるように送風したり、人が居ないとスイッチをOFFにする賢いエアコンも登場してきましたが、その分、機器の運転負荷や人体に与える影響は大きくなります。家全体の気密・断熱性能を一定のレベルに上げることで、不効率な機械運転のお世話にならなくて済むようになるのです。

 

気密処理

 

・断熱材には「フェノールフォーム」と呼ばれる、熱伝導率の極めて低い素材を使用しているので、真夏の高温下でも室内への影響は最小限。(熱の伝わり方は、通常のグラスウール断熱やセルローズファイバーの約半分。高い断熱性能で知られるウレタンフォームやポリスチレンフォームよりもおよそ1~2割程度低いです。)

 

・さらに、フェノールフォームは水を吸い込まず湿気に強い素材のため、結露の心配が一切なく、カビの発生も抑制します。(断熱材に湿気がこもらない)

 

フェノールフォーム

 

・結果として、キノイエの住まいは電気代も節約できます。家庭生活においてもっともエネルギーを消費するのは冷暖房。光熱費に換算すると、キノイエの工法を取り入れた場合と一般的な従来の建築方法で建てられた住まいとでは、約4割弱の開きがあり、暮らし方によっては、1年間で7万円以上もの光熱費の節約(10年間で70万円以上の節約)が可能になります。さらに、ここに太陽光発電システムを導入することにより、実質的なゼロエネルギー住宅の実現も可能になるわけです。

 

光熱費の節約 光熱費の節約

 

これらのことを住まいづくりで可能にすることは簡単なことではありません。キノイエのスタッフには多くの省エネ建築診断士の資格を持つ専門スタッフが、これまで長年数多く住宅建築の経験を踏まえて導き出した知識と技術があるからこそなし得るものです。

 

建物価格を検討する際、その後20~30年間の光熱費(ランニングコスト)がどうなるのか?を吟味する必要があります。表面的な安さに隠れた、電気代のかかる家を選ばないように注意しましょう。

 

 

省エネ診断士

 

お伝えしたいことは、まだまだ他にもたくさんありますが、このあたりのテクニカルなお話については、専門的にお話しすれば非常に細かくなっていきますので、これから時間をかけて少しずつ皆様に解説していきたいと思います。

 

なお、太陽の日差しを含め、自然のエネルギーをコントロールする「パッシブデザイン」のお話については、過去のブログ「自然の恵みを設計に~「パッシブデザイン」入門編」を、室内の空気環境、換気と気密のお話については、過去のブログ「住まいの呼吸法」もぜひ参考にご覧ください。

 

 

|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

糸魚川産杉のオリジナルテーブル


August 2, 2016

平牛の家テーブル

August 2, 2016

糸魚川市の「平牛の家」で使用されているテーブル、実は、地元糸魚川産の杉の幅はぎ材を使用した、キノイエ・オリジナル製作です。

 

キノイエ・オリジナル・テーブル

 

ちなみに、「幅はぎ」とはテーブルや造りつけの棚の天板を製作するために、何枚かの板を奥行き方向にはぎ合わせて指定の寸法を出すことをいいます。一枚ものの無垢板と比べて比較的安価で、合わせ方やピッチ(幅)によって表情が変わるため、センスが問われます。

 

糸魚川産の杉については、長年お付き合いがあり信頼できる地元の製材屋さんとじっくり吟味し、価格と品質のバランスのいいものだけを厳選し、いちばん杉の木目が美しくなるように合わせています。毎日食卓で目にするテクスチャーだけに、その住まいとの相性やテイストを考えることは、非常に重要な仕事になります。

 

平牛の家テーブル

 

平牛の家に採用されたキノイエ・オリジナル・テーブルは、デザイナー家具の考え方やいいところを取り入れつつ、なじみの深い地元産の手頃な杉材を使用して仕上げた、他には存在しない一点ものです。キノイエでは、家具についてもお客様とじっくり話し合い、住まいの方向性を検討した上で、デザイナー家具をセレクトするのか、オリジナル家具を取り入れるのか等の判断をしていきます。

 

 

|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

消えゆく道具


August 1, 2016

テンプレート

August 1, 2016

昨日に続き、設計道具のお話です。

 

私たちの仕事道具で、ここ数年の間で見かけなくなった道具があります。

 

テンプレート

 

ここに写っているのは、一般の方には馴染みの少ないヘンテコな型抜き定規。これはかつて設計士が各住器メーカーの便器や手すりなどを図面に落とし込むために使われていたテンプレートです。以前は各メーカーさんから定期的に提供されていましたが、今やCADによる製図が当たり前の時代になり、こうしたテンプレートは全てCADデータで提供を受けるようになりました。そして、私たちの職場でも、ドラフターと呼ばれる手描き用の製図板がとうとう姿を消してしまいました。(ほんの数年前まで倉庫に大切に保管してありました)

 

このテンプレートもいずれ消えゆく運命なのでしょうが、実は弊社にはまだこれを大事に使っている技術者が若干名存在しています。お客様にとって正確な図面の提出はもちろん当たり前のことですが、時には、自分だけのために一つひとつ丁寧に描きおろしてもらった図面も味わいが深くていいものです。

 

 

|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

紙と鉛筆


July 31, 2016

893361_531374116943672_193096530_o

July 31, 2016

近年はどの住宅会社もCADによる設計が主流、というよりもほぼ標準の時代になりました。それまでは、多くの建設会社、設計事務所では、ドラフターと呼ばれる大きな製図板が使われていましたが、今はすっかり姿を消し、代わりに、全ての技術者のデスクにはパソコンが設置されています。

 

私たちの職場ももちろん例外ではありませんが、家づくりの工程全てをOA化・IT化しているわけではありません。時にはこうして、手描きによる設計をあえて行っています。

 

893361_531374116943672_193096530_o

 

お客様お一人おひとりのライフスタイルを細かくヒアリングしながら、居心地のよい空間とは何か?想像力を膨らませるためには紙と鉛筆が大活躍します。お客様とのお打ち合せも、担当者自らの手で描かれた設計図を用い、その場で飛び交う様々なアイディアを描き加えたり、時には消したりしながらお互いの考えを寄り添わせていく・・・そんな時間もとても大切です。

 

 

|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

常に学び続ける


July 28, 2016

オーガニックススタジオ01

July 28, 2016

住まいはつくり手の独りよがり、自己満足になってはいけません。当たり前のことですが、住まいは作品である前に、住まい手にとって最高の暮らしを実現できる増幅装置でなければなりません。

 

キノイエ模型

 

そのためには、絶えず進化し続ける建築技術、目まぐるしく変化する法令、そして私たちの生活環境と暮らしやすさに対する価値観・・・それらの流れを正確に読み取り、まるで1km先にある小さな的を正確に射貫くような提案を出し続けることが理想です。しかし現実には、一つの住宅会社がそれをすべて完璧に成し遂げること自体、極めて難しい芸当であるといえるでしょう。

 

ただし、その理想に限りなく近づける方法はあるのだと思います。

 

私たちが心掛けていること、それは常に「学び続ける」ということです。

 

オーガニックススタジオ02

 

オーガニックススタジオ01

オーガニックスタジオ新潟様(新潟市)

 

小さな邸宅~キノイエには、私たちが長年の住まいづくりの経験を通じて導き出した明確なコンセプトによって生まれたブランドです。何十年経っても飽きのこない、コンパクトでハイクオリティ、かつコストバランスのいい住まいを目指し、緻密に計算された設計・デザイン、厳選された素材など、確立された不文律があります。私たちが自信をもって皆様にお届けできる住まいです。しかし、行き過ぎた自信は凝り固まった我流を生む原因になります。常に自らのコンセプト、考え方、技術、その他あらゆる面を絶えず客観的に見直すために、私たちは多くの同業他社様に訪問し、素直に学ばせていただくことを継続しています。

 

ミヤワキホーム

 

ミヤワキホーム02

ミヤワキホーム様(富山県高岡市)

 

これまでにも、県内外を問わず、その地域でお客様から圧倒的な信頼を得ている住宅会社・工務店の社長をはじめスタッフの皆様と直接お会いさせていただきました。そして、それは経営者だけではなく、できる限り現場に携わるスタッフも一緒に現地に赴き、皆で愚直に相手の素晴らしい取り組みや考え方を吸収するようにしています。手間も時間も使いますが、人を育てることと住まいのレベルを上げることと同じであると考えれば、けして惜しくはない投資であると考えています。

 

ヤマヒロ01

 

ヤマヒロ03

ヤマヒロ様(兵庫県宍粟市)

 

02アシストプラスアルファ01

建築工房アシストプラスアルファ様(富山市)

 

キノイエの生みの親は私たちではありますが、同時に、そこには全国の優れた家づくりのプロたちが育ての親として関わっていただいています。だから、キノイエはまだまだ成長の途中にあるブランドなのだと思います。

 

清新ハウス01

清新ハウス様(新潟市)

 

フラワーホーム01

フラワーホーム様(十日町市)

この他にもたくさんの住宅会社様、工務店様にお邪魔させていただいております。

 

|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

”やわらかい”けど”かたい”無垢の杉


July 27, 2016

圧密フロア

July 27, 2016
以前のブログ「無垢の床 違いと性質」でもご紹介しましたが、無垢の床には樹種(広葉樹・針葉樹)の違いにより、硬さの性質がまったく違い、特に針葉樹の杉は、柔らかく、断熱性がある反面、同時に傷つきやすいというデメリットも持ち合わせている(それは、考え方によっては味わいである)とお話しさせていただきました。

 

しかし、実は、キノイエで使用している無垢の杉フローリングは、ただ柔らかくて傷つきやすいだけの板ではありません。キノイエに使用している杉の無垢材は、「圧密処理」という特殊な加工が施されています。

 

キノイエ

 

圧密フローリングは、通常の杉に高熱のロールプレスを掛けることで表面を圧縮し、硬度を高めた製品です。

 

木目は普通、夏目と冬目の堅さの違いによってできる年輪というものがあります。通常は、製材加工場で製品化された無垢材は、表面がフラットでつるつるした状態で出荷されます。しかし、圧密処理を施した無垢材の表面には、その年輪の柔らかい部分が特に圧縮され、黒くて硬い筋の部分はあまり変化しないことで、いわゆる「浮造り」のような年輪の凹凸が際立った状態になります。これが、非常に足触りのよさにつながっています。この自然な風合いと心地よい感触は、素足で味わってもらえるとすぐに実感できると思います。毎日触れる場所ですから、その価値は価格以上です。

 

圧密フロア

 

そして、ロールプレスで圧縮された杉は、桧と同程度の硬度を持っています。杉は好きだけど柔らかいのでと敬遠されている方には、手頃な価格で桧相当の質感を味わうことができるので特にお勧めです。

 

元来、杉の魅力は柔らかさ・温かさにあります。その秘密は、以前にも触れましたように杉の組織構造にあります。実は杉の組織の約半分が空気の層で、いわば天然の断熱材。圧密フロアは、表面の1〜1.5ミリだけを圧縮していますので、木材内部の細胞は潰れていません。そのため、圧密処理により表面は硬くなっていますが、杉のぬくもりはそのままなのです。

 

無垢杉フローリング

|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

「小さな邸宅」のつくり方


July 23, 2016

|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

July 23, 2016

キノイエでは、これまで多くの住宅会社があたり前に行ってきた、間取りを足し算していくようなプランニングを行わず、「引き算する設計」に磨きをかけてきたと以前のブログでもご紹介しました。敷地全体を家と考え、切れ目のない、心地よい「場」を生むことに注力した引き算の設計により、小部屋の増殖を防ぎ、部屋どうしのつながりに連続性をもたせ、結果としてコンパクトで広々暮らせる空間を生み出すことが可能になります。

 

キノイエでは、平面プランを行うにあたり、まずは、敷地図に家の形を配置するところから始めます。そこで、最初に行うのは、「サイトプランニング」です。サイトプランニングとは、「建物は土地の形状にしたがう」ということです。道路に面した方向と太陽の向き、そして隣地に何が建てられており、どの方向からどのような景色が楽しめるのか、あるいはどこを隠すべきか、どこからどこへ風が流れていくのか・・・すべては縁あって手にした敷地によって、暮らし方に応じたベストポジションを見つけることがこの作業の最大の目的です。このサイトプランニングはとても重要で、最終的には、そこに住む人の行動スタイルも考慮して「坐(すわ)る」、「腰掛ける」、「寝転ぶ」位置を考えていきます。それぞれの目的に応じた居心地のいい「場」を決めていくわけです。単純な間取りの足し算では、「場所」は確保できても「場」がない住まいになってしまうことも十分に考えられます。その違いは想像以上に大きいと考えます。

 

ベースとゲヤ

 

このことが概ね決まってきたら、そこに実際の空間となる箱を配置してみます。そこで活躍するのが、写真のアイテム。「6×8」あるいは「6×6」等の数字の書かれた、何の変哲もない白い箱。ベース(母屋)になる部分がまさにこの箱です。この配置がある程度見えてきた段階で、今度はそこにゲヤ(下屋)のかけ方を考えていきます。キノイエではスケルトン(構造)は、概ね標準化をしており、サイトプランニングと居心地のいい「場」が決定することによって、おおよその家の全体像が出来上がってきます。これが6m×8mのベースであったり、そこにかかるゲヤの組み合わせであったりするのです。

 

ベースとゲヤ

 

スケルトン(構造)が標準化されているおかげで、材料も施工手間も読めるため、この段階で概ね建物本体の価格が明確になります。その代わり、内部の自由度はかなり高く、先ほど触れた居心地のいい「場」を上手に配置することが可能になります。また、キノイエでは、内部の造作にも標準化された上質素材のアイテムを用意していますので、比較的リーズナブルにこだわりを追加することができるのです。

 

キノイエ外観模型

 

単なる間取りの足し算をする自由設計ではなく、その土地・暮らし方に合わせ提案する「居心地設計」。無駄のないコンパクトさ。コンパクトあるがゆえに経済性と上質さを追い求めることができる家、それが「小さな邸宅。~キノイエ」のこだわりなのです。

 

キノイエ内観模型

 

|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

シンプルな窓


July 21, 2016

M窓

July 21, 2016

シンプルで、何十年経っても飽きのこないデザイン。キノイエが追及しているポリシーの一つです。

 

そのシンプルで美しい外観を際立たせている要素の一つ。それは窓です。

 

M窓

 

キノイエでは、メインである正面吐き出し窓をご覧の通り、サッシが全て外壁に引き込まれる設計にしています。たったこれだけで、ソトとナカの印象が大きく変わります。塩屋新田の家では、引き込み側の外壁に杉板のパネルを配置して、その中にすっぽりとサッシが入りますので、窓を全開放した時、とてもスッキリとした印象になります。

 

M窓

 

細かな工夫で大きく変わる住まいのデザイン。キノイエで取り入れている工夫はこの他にもまだまだたくさんあります。家のデザインは、とても奥が深いのです。

 

キノイエ外観

 

|上越・妙高・糸魚川で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

12425262728

月別ブログ記事月別ブログ記事

2025年4月
« 2月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
資料請求 モデルハウス
Copyright c kaneta All Rights Reserved.