塩屋新田の家だからこそ
March 4, 2022
モデルハウス「塩屋新田の家」が竣工してから約5年半が経ちました。
5年半経った「塩屋新田の家」だからこそ皆さまにお見せできるものがあります。
味わいある無垢の床はそのうちのひとつです。
ありがたいことに、これまで沢山のお客様にお越しいただいているため「キズひとつない状態」というわけではありません。
しかし、無垢の床のキズは表面を削り、表面と内面が同じ素材であるためキズが馴染みます。
合板フローリングのように表面のみをかっこよく木目を貼ったわけではないため、違う素材が出てくるといったことはありません。
無垢の床の足触り、独特の風合い、木の香りなどに惹かれるものの、無垢の床の経年変化が心配とお思いの方は
ぜひモデルハウス「塩屋新田の家」にお越しください。
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革の取っ手
February 25, 2022
モデルハウスや見学会に行くと収納を開けてみたくなります。
私もその一人です。
キノイエを見学に訪れたお客様は、収納を開ける前に一度、手が止まります。
「あ、革だ。」 そう、革なんです。
この取っ手の名前は「Tongue」。
デザイナーの小泉誠さんの作品です。日本を代表するデザイナーで、
建築から箸置きまで、生活に関わる全てのデザインを手掛けています。
デザイナー小泉誠氏 「Tongue」
シンプルで美しい・・・素材の良さを生かす家・キノイエにぴったりと言えるでしょう。
永く使えば使うほど味わいを増す。年月を重ねれるほど手に馴染みます。
モノづくりを大切にされている方のデザインには何か特別なものを感じます。
私たちがオーナー様の為に選んだもの、キノイエで使われているものにはすべて理由があります。
大きな取っ手がついるのが、当たり前ではない。
本物の素材感を是非見に来てください。
キッチンを暮らしの中心に
February 18, 2022
一昔前、台所は家族が集まるリビングとは切り離された部屋になっており、単に調理という家事をこなすだけの簡素な場所でした。
時代の流れと共に、住宅も変化し現在のようなキッチンスタイルの原型は昭和30年代に誕生した公団住宅と言われています。
団地の登場により、居室から少し離れた動線上にひっそりとあった台所が初めて居室の一角に配置されました。
今ではリビング・ダイニング・キッチンが一つの空間となったLDKが一般的になってきましたが、そんな中でもキッチンのあり方で暮らしは大きく変わります。
2019年竣工 「頸城の家」セミオープンの回遊キッチン
2017年竣工 「大和の家」L型の対面式回遊キッチン
コンパクトに作られた家の中にどのようにキッチンを寄り添わせ、家族の居場所を作るか。
例えばキッチンに廻れる動線を持たせ、家族の誰もが出入りし、みんなが見えているところで楽しく料理をする。
キッチンを暮らしの中心に考え、一緒にご飯を作り、一緒に食べる。当たり前ですが、少しの工夫で暮らしが変わる。
そしてもう一つ、キノイエの廻れるキッチンには「箱パントリー」というコンパクトなのに多機能な収納ボックスがあります。
建築家の趙海光(ちょう うみひこ)氏による設計でキノイエのコンセプトから生まれたオリジナルアイテムです。
2021年竣工 「陀羅尼町の家」箱パントリー
2016年竣工 「塩屋新田の家」箱パントリーとダイニング
壁を作らずに家具で空間を仕切ることにより、空間に奥行きを持たせることができます。
キッチンを暮らしの中心に考えると、家族の居場所に寄り添った、暮らす楽しさをもたらす場所になるのではないでしょうか。
町の風景の一部になる
February 11, 2022
キノイエが目指す家づくり。
それは「あんな暮らしがしてみたい」と人が憧れ、生まれ育った故郷や、この地域で暮らしたいと移住を決めたオーナー様が「最高の地元ライフ」と感じていただけること。
そして、オーナー様が選ばれた「場所」に、昔からそこにあったように「馴染む」事。
2018年竣工「上刈の家」
このキノイエは糸魚川の山々の景色を臨む田園の中に建てられました。
キノイエの薄くてシャープな片流れの屋根と杉の外壁は周囲の自然環境と良く調和します。
景色の良いところだけでなく、町なかに建てられることもあります。
2021年竣工「陀羅尼町の家」
「陀羅尼町の家」は上越市高田のいわゆる町家の中にあります。
古くから雁木のある通りで知られ、全国有数の豪雪地でもあります。
まちの風景に溶け込むには、敷地の中だけで設計を完結させないこと。
ソトに開き、地域の特性、周辺環境を大切にしなければなりません。
陀羅尼町の家は新築でありながら、周辺の歴史ある街並みに馴染んでいます。
町の風景の一部となるように。
私たちが大切にしていきたいキノイエの姿です。
2019年竣工「頸城の家」
階段も家具のように
February 2, 2022
2階建ての家であれば必ず見かける階段ですが、階段は単に上り下りのための装置ではなく、空間や暮らしを演出する要素でもあります。
建築家・増田奏さんは「階段とは上の階の床がだんだんと下がってきたもの」とおっしゃっています。
キノイエの二階の天井はすのこ天井になっており、上がるにつれその空間の美しさが増します。
階段のあり方や見せ方、その家のインテリアに溶け込み馴染む素材。
そして、家具の一部のような存在感。
キノイエの階段からは、設計者のエネルギーが感じられます。
踏板も無垢の杉幅はぎ材で作り、一段一段踏みしめるごとに足裏から感じる本物の気持ちよさ。
素足で過ごしてほしいお家だからこそ、素肌に触れる部分にこだわりたい。
単なる昇降の装置ではなく家具のような美しさを備えた存在でもよいのではないでしょうか。
2月5日(土)~6日(日)にはキノイエモデルハウス「塩屋新田の家」にて見学会を開催いたします。
この機会に是非ご覧ください。
イベントページ・ご予約はこちら
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土間がつなぐ空間
January 21, 2022
モデルハウス「上越 塩屋新田の家」の住まいはコンパクトですが、玄関土間は広々と確保し、この土間を介して、玄関ホール~リビング~庭~離れへとアクセスできます。
内土間を作ることで、室内に「動く生活の場」を作ります。
最近では室内に土間のある家を見かけるようになりました。
土間に自転車が置いてあったり、ベンチがあったり、パソコン机や薪ストーブなどが置かれているのを見ると、家の中に活動スペースがあるのはいいものだと感じます。
昔から雪国の生活に根付いてきた「土間」には広くあるべき理由がたくさんありました。
長靴やカンジキについた雪や泥汚れ、採れたての野菜や山菜、雪かき装具を置くなど。現代の生活スタイルは変化していますが、それでもこの土間のある暮らしには根強い人気があります。
土間というと寒いイメージをお持ちの方も多く、キノイエに来られたお客様から質問をいただく事もありますが、実際は土間を室内に取り込む設計を行っても暖かく、高い断熱性能がうかがえます。
※写真のブログはこちら → 外気温0℃でこの暖かさ
キノイエモデルハウスでは大好評でした「足元から暖かい暮らし見学会」がアンコール開催されることになりました。
この時期にしか体感できない暖かさと土間のある暮らしを、是非この機会にご覧ください。
見学会は 2月5(土)~6(日)の2日開催しております。
皆様のご来場をお待ちしております。
明日から開催「雪国の冬 足元から暖かい暮らし」見学会
January 7, 2022
明日から開催となるキノイエ「塩屋新田の家」の足元から暖かい暮らし見学会。
おかげさまでたくさんのお客様からお問合せをいただいております。
ブログにて度々紹介させていただいている塩屋新田の家ですが、
kinoie 第一号のモデルハウスです。
他にはない、何十年経っても飽きのこないエバーグリーンなデザインと
糸魚川産の杉材をはじめ天然無垢の素材を程よく使ったサスティナブルな住宅。
今回はキノイエのエアコン一台で暮らせる高い気密性と断熱性を体感できる見学会です。
雪国新潟の寒い冬でも素足で過ごしたくなる家。
自然素材をふんだんに使ったこだわりの設計は、健康面に配慮され人生を豊かにします。
今の時期にしか体感できない雪国の暖かい暮らしを是非ご覧ください。
見学会のご予約はこちらから 足元から暖かい暮らし見学会
軒下の空間
October 28, 2021
私たちが暮らす新潟県上越地区は言わずと知れた雪国です。
豪雪地の暮らしに順応する先人の知恵、雁木や軒下空間は、古くからこの地域の風景の象徴でした。
軒の出は、夏冬の日の入り方を調整したり風雪から外壁を守ったりと住宅設計の基本に関わる重要な要素なのですが、
最近では軒を出さない住宅も増えてきました。
キノイエでは、住宅の性能を最大限に引き出すパッシブデザインを意識し、軒の出を重視していますが、軒下空間がつくる「ソトとナカを柔らかくつなぐ」という視覚的な要素も設計の根拠として大切にしています。
軒の出を深くすると、軒裏に溜まりができ、何とも言えない心地よい空間が生まれます。
近年建てられる多くの住宅は、外の自然環境に対して閉鎖的になる傾向がとても強いです。
だからこそ、ソトとナカをつなぐクッションのような役割をもつ軒下空間を体感してみませんか?
まずは実際にキノイエで暮らすオーナーズボイスから。
住宅街にありながら
October 17, 2021
最近は敷地が小さくなったせいか、家づくりを考え始めた時に庭をあきらめてしまう人が増えました。
家を建て、カーポートをつくればそれでもういっぱい。
庭なんて作る余裕がない・・・、ついそう思ってしまいがちです。
私たちキノイエの家は「たとえ一坪でもいいから庭をつくろう」と考えています。
もともと日本の町には家々に庭があり、そこが色々な生き物の住処になっていました。
モデルハウス「塩屋新田の家」にも様々な生き物が遊びに来ます。
先日も庭の草取りをしているとご近所の方にきれいに色づいたムラサキシキブを褒められました。
ですが、このムラサキシキブ、キノイエが建てられた5年前にはお庭になかったんです。
きっと鳥が運んできたのでしょう。
一坪でもいい。
住宅街にありながらも鳥が遊び、蝶が戯れる小さな緑のネットワークを広げたいものです。
まちなかの心地よい暮らし
October 15, 2021
間もなく開催されるキノイエのイベントは、キノイエの第一号となる「上越モデルハウス 塩屋新田の家」です。
住宅街の中で一際目を惹く個性的な外観でありながら、
何十年経っても飽きのこないエバーグリーンなデザイン。
糸魚川産の杉材をはじめ天然無垢の素材を程よく使い、
他とは違う住まい本来の心地よさを感じられる「小さな邸宅~キノイエ」のフラッグシップモデル。
そんな上越モデルハウス「塩屋新田の家」には、ご来場いただいた多くのお客様が‟唸る”ポイントがいくつかあるのですが、
その中の一つに「離れ」があります。
「離れ」の使い方は様々あります。
趣味部屋としてアウトドア用品、DIY、書斎や音楽を楽しむ部屋としてなど、離れだからこそ集中し、
過ごすことができる空間が実現できます。
中土間~ウッドデッキ~カーポートに隣接し、ナカとソトをつなぐ3坪弱の小さなスペースは
想像以上に利便性が高い空間です。
まちなかの心地いい暮らし見学会は10月23日(土)・24日(日)の二日間。
この機会にぜひ体感ください。