アンコウ会
February 17, 2018
昨日、糸魚川の本社では毎年恒例行事となっている「アンコウ会」が開催されました。
これは、長老スタッフ有志が幹事となって会社の非公式行事として行われるもので、毎年2月に開催しています。
「東のアンコウ、西のフグ」と言われるほど冬の代表的な魚として有名な「あんこう(鮟鱇)」、新潟県の観光案内ページを調べてみると、あんこうは「霜月あんこう絵に描いても舐めろ」と言われるほど、冬のあんこうは美味しいと言われていおり、霜月(11月)以降のあんこうは産卵をひかえ、厳しい寒さに備えてキモ(肝臓)が肥大し、でっぷりと太っていてとっても美味しいと記されています。
また、今では全国で高級魚として認知されていますが、地元糸魚川では、昔から大衆魚として親しまれ、あんこうが魚屋の店頭に吊り下げられると、鍋や器を持ち寄って人々が集まってくる・・・そんな光景がかつての糸魚川にあったそうだと記されています。今では、その昔の光景を知っているのはかなり上の世代になるのでしょうか。今は毎年この時期に市内各地で開催される「糸魚川荒波あんこう祭り」で、この吊るし切りを楽しむことができます。
糸魚川でのあんこう定番料理といえば、何といってもあんこう鍋やあんこう汁。今回のアンコウ会でもボリューム満点のあんこう鍋の他、酢味噌で楽しむあんこうの刺身や空揚げなど、まさにあんこう尽くしの宴席でスタッフみんなもお腹いっぱいに!
あんこうは毎回様々なルートから調達していますが、今回は総務スタッフTさんのお父様から極上のあんこうを調達していただきました。本当にありがとうございました。
ちなみに、たっぷり飲んで食べ、大いに盛り上がったアンコウ会でしたが、その後まだまだ余力のあるスタッフたちはいくつかに分かれて夜の糸魚川の街に消えていきました。ちなみに、社長は某スナックでスタッフたちにウィスキーボトルと焼酎ボトルをおねだりされ、財布は空に(笑)今年の冬はこれで雪も止んでくれますように・・・
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「あったか体験見学会」ご来場ありがとうございました!
January 29, 2018
週末1月27日(土)・28日(日)は上越モデルハウス「塩屋新田の家」にて「あったか体験見学会」が開催されました。
2日間は、イベントタイトルにふさわしく、まさに雪国の厳しい寒さの中で、キノイエの本当の実力である「素足で体感できるあたたかさ」をしっかりと実感できる見学会となりました。
おかげさまで、2日間共に大勢のご予約のお客様、そして当日ご来場のお客様で大変にぎわいました。
一時外気温が氷点下を下回る厳しい寒さの中でも、室内はたった一台の家庭用エアコンだけで足元から驚くほどの暖かさ。お時間のあるお客様には、あえて室内でアイスを召し上がっていただきました。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。このイベントはご好評により、なんと2月に第2弾を開催することが決定いたしました。詳細はまた後日発表させていただきますので、どうぞお楽しみに。
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山雪と里雪
January 14, 2018
昨日は大学入試センター試験の日でしたが、記録的な寒波と降雪による交通機関の乱れから、新潟県内の受験会場でも開始時間を最大1時間繰り下げたところがあったようですね。受験生の皆様、そして送り迎えに奔走されたご家族の皆様、関係者の皆様、本当におつかれさまでした。
そして、今回の大雪は特に地元では「里雪だったね」と言われます。これまでは「山雪」、つまり山間部だけに集中していた降雪が一気に逆転した状況でした。ちなみに、この言葉は北陸を中心に使われている言葉で、季節風による雪の降り方の違いを表しています。新潟地方気象台にこの「山雪」と「里雪」の特徴についてわかりやすい解説がありましたので、抜粋してみました。
「山雪」
1.季節風が強く、海岸・平野部では風雪となる。
2.山沿いでは山に沿って風が吹き上がり、地形の影響による上昇気流が発生する。
3.上昇気流の影響を受けて雪雲の内部で雪片が成長し、降雪が強まる。
「新潟地方気象台」より
「里雪」
1.季節風が弱い。
2.上空の寒気の中心が日本海や日本列島の上空にある。
3.その寒気の中心付近で雪雲が発達し、降雪が強まる。
「新潟地方気象台」より
今回の大雪は、典型的な「里雪」。上越地域はここしばらくの間、ここまでの里雪がなかったので油断していた人も多かったことでしょう。あらためて、私たちは雪国に暮らしているということを思い出させてくれた今回の大雪でした。
さて、そんな大雪の中、ありがたいことに、弊社のモデルハウスに足を運んでくださるお客様がいらっしゃいます。雪国の暮らしを知る地元の住宅会社の設計力、アフターメンテナンスの違いは、こういう時に本領を発揮します。
これからしっかりと雪国の暮らしを支える家づくりのお手伝いをしてまいりたいと思います。
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大雪・・・をも楽しむ暮らし
January 12, 2018
久しぶりに降りました!
今年に入っていちばんの寒波の影響で、新潟全域が深々と降り続く大雪に、各地で交通の混乱が生じた本日。弊社も朝から除雪作業に奔走するとともに、各方面から除雪依頼の電話対応などに追われる一日となりました。
上越モデルハウス「塩屋新田の家」もご覧のように、すっぽりと雪化粧に早変わり。外気温も氷点下を記録する寒さです。
・・・ですが、こちらをご覧あれ。
室内は嘘のように足元まであたたか。
床下エアコン1台の稼働、しかもごく普通の家庭用。それだけで、これだけのあたたかさを維持できるのは、標準的な指標となっている次世代省エネ基準の2歩先を行くキノイエの高気密高断熱設計によるもの。住宅業界はどのメーカー、工務店も同じように「高気密高断熱」をうたい、“設計上の”性能値を表示する会社も増えてはいますが、実際に実測値を自信をもってお見せできる会社は、意外に少ないのです。「表示性能値が高い = 本当に足元まで快適であたたかい」とは限らないのです。
こうした快適な環境を実現できるからこそ、こうして大雪の日や、寒さ厳しい日でも外の景色を楽しむことができるのです。
ちなみに、「はなれ」をもつ塩屋新田の家には、こうして軒がつながっています。スノーダンプやスコップ、小型除雪機はこの地域の必需品。これが雪をかき分けなくても簡単に出し入れができます。ちょっとしたことですが、こうした設計の違いが、この地域の気象状況には大きな利便性・快適性の違いにつながります。全国標準規格で、ほぼ真四角な家ばかりを売る全国大手の住宅会社にはなかなかたどり着けない細かな設計思想が、この地域に暮らし、この地域を愛する私たちにはあります。
大雪をも楽しむキノイエの暮らし。気になった方は、ぜひ私たちまでお問い合わせください。今月下旬には体験会も予定しています。
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素敵な一枚(2)
December 19, 2017
「大和の家」完成後のお施主様を交えた素敵な一枚をご紹介する第2弾。今回は、2階のプライベートスペースでの一枚です。後ろからパシャっと撮影してみました。
ハンモックはお施主様所有。後ろ姿だけなのですが、何でしょう?こういう関係っていいなぁと純粋に思います。こんな二人のゆっくりでやさしい時間さえあれば、もう何もいらない。家のデザインもポートレートの背景のようにぼやけてしまいそうです。
10年後、20年後、おじいちゃんおばあちゃんになってもまたここでツーショット写真を撮ってみたい・・・そんなふうに思える素敵な一枚でした。
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最高の地元ライフをスタート!
December 18, 2017
先日、上越市内で新築予定のお施主様をお招きし、弊社担当スタッフと協力業者交えてのスタートミーティングが行われました。
最初の出会いは1年以上前。たまたま通りがかりに完成見学会ののぼりを見て弊社のモデルハウスにご来場いただいたのがきっかけでした。その時は漠然と家づくりを考え始めた頃で、その後数多くのハウスメーカーや工務店を見て回った結果、「自然素材を使っていてデザインがいちばん良かったのでもう一度きちんと話を聞きたい」ということで半年後に再度ご来場。実はその間に奥様のご懐妊もあり、これから生まれてくるお子様の健康な暮らしを真剣に考えた結果、キノイエをお選びいただいたことでこの度の計画がスタートしました。なお、奥様はめでたく今月無事にかわいい女の子をご出産。よって、この日のスタートミーティングは旦那様が代表してのご出席となりました。
スタートミーティングは、そうしたお施主様とのなれそめやご家族の構成、ライフスタイルなどをはじめ、工事に関わる担当者みんなでこれから新築する住まいの設計コンセプトや工事概要を皆で共有します。そしてまた、お施主様にとっては、実際に工事に携わるチームメンバーとの顔合わせにより距離を縮めていただくことを目的にしています。
ミーティング最後には、お施主様よりご挨拶をいただいたのですが、「数多くの住宅会社を見て回りましたが、カネタ建設さんの住宅にかけるこだわりは他の会社とは全然違いました。」という嬉しいお言葉に、「しっかりと見分けていただけた!」と私たちスタッフも本当にうれしい気持ちになりました。
また、お二人とも地元が県外というお施主様。はじめは晴れの日が少ないどんよりとした鉛色の空の日が多い上越地域の気候に馴染めなかったというお二人でしたが、暮らしていくうちに、食の豊かさ、暮らしやすさに少しずつ魅力を感じていき、「今ではこの地域がとても好きになりました」と笑顔で語ってくださいました。今回の住宅新築によって、まさにここがお施主様の新たな「地元」となるわけです。私たちの仕事は、家を建てることですが、実はいちばん大切な仕事は、その先にある、お施主様ご家族お一人おひとりの豊かな暮らし=「最高の地元ライフ」を実現することにあります。
お仕事もさることながら、多趣味で非常にアクティブなお施主様。来春完成予定のキノイエを新たな舞台に、新しいご家族と共に最高の地元ライフをスタートされることを心から応援しています。
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雪を楽しむ暮らし
December 14, 2017
12月7日~21日の間は、二十四節気でいう「大雪(たいせつ)」です。文字通り、私たちの暮らす上越地域のまちなかにも、この2日間で雪が降り積もりました。
昨日の「塩屋新田の家」はこんな様子です。どんよりとした空色の中、雪が降り積もると、まちに立ち並ぶ家々は少し寒々しい表情になりますが、キノイエの住まいは少し表情が違います。
越後杉の温かいぬくもりが感じられる外観が雪化粧とのツートーンカラーを生み出し、ひときわ美しい冬の表情に変わります。
そして、なんといってもナカのあたたかさは折り紙付き!裸足なのに、足元はポカポカ。エアコンやヒーターの直風も一切ない、じんわりとくる温もり。とても過ごしやすい理想的な環境です。
また、七十二候では12月12日~16日頃までの間を「熊蟄穴(くまあなにこもる)」と呼びますが、雪の降り積もる冬こそ、ソトの景色を思いっきり取り込んで暮らせるあたたかい住まいが理想ではないでしょうか?
キノイエのモデルハウス「塩屋新田の家」は、今月27日まで公開中です。自然素材に囲まれ、寒さ厳しい真冬の上越地域でもソトとナカをつないで快適に暮らせる住まいの魅力をぜひこの機会に体感してみてください。
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まちの未来へつなぐために
December 11, 2017
昨年12月22日に発災した糸魚川市駅北大火からもうすぐ一年が経とうとしています。そんな中、昨日の12月10日、糸魚川市民会館にて、糸魚川復興支援ミュージカル「オデュッセイア外伝 未来へつなぐために」が上演されました。
このミュージカルは、この度の大火を受けて「大火による悲しみを決して忘れることなく、地域の復興や未来のまちづくりへつなげていきたい」という思いから、地元の若者有志団体である糸魚川青年会議所による声掛けと地元の舞台演劇団体とのコラボレーションによって立ち上がった復興事業。プロの演出・脚本家、作曲家を交えて、約10ヶ月の制作準備期間を経て市民参加型によるミュージカルとして完成しました。
この物語は、糸魚川市の過去と現在、そしてかつてこの地を納めていた奴奈川姫が司る異次元の地底王国などが舞台。早稲田大学校歌の作詞者としても有名な糸魚川市を代表する文人相馬御風や古事記に奴奈川姫との大恋愛が記されている大国主命をはじめ、多くの糸魚川市民などが登場人物として繰り広げる全2部12幕に及ぶ壮大なストーリー。不思議な時空の旅を経験した記者の目を通して、大火という絶望に直面した人々は何をするべきなのか・・・と考えさせられる、とても深いメッセージが盛り込まれたクオリティの高いミュージカルでした。
このミュージカルには、プロの舞台俳優に混ざり、多くの市民の皆様も参加しています。また、その中には実際にこの度の大火で被災をされた方も数多く出演者として参加。実際に「あの日」を体験した人たちのリアリティのある迫真の演技もあって、本当に迫力のある舞台でした。まちが一つになる瞬間を感じられる素晴らしいミュージカル。大火からの復興はこれからが本番。きっとこのまちの未来は明るい!そう感じました。
キャスト、スタッフ、そして関係者の皆様、本当におつかれさまでした。
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素敵な一枚
December 6, 2017
先日お引渡しを完了した上越「大和の家」ですが、その少し前に、お施主様ご夫婦をスタッフが撮影させていただいた写真の中に素敵なシーンがいくつもありました。本日はその中から一枚をご紹介します。
笑顔で語らい合うご夫婦の表情がなんともいえません。優しく、そして丁寧に時間を紡いでいく暮らし方・・・そんな言葉が似合います。
この他にも素敵なシーンがありますが、それはまたどこかのタイミングでご紹介させていただきます。
駅北復興!まちづくりカフェ
December 2, 2017
昨日は、昨年の大火で焼失した糸魚川市中心部のにぎわいを取り戻す、市民参加のワークショップ「駅北復興!まちづくりカフェ」に、子育て世代の保護者として参加してまいりました。
糸魚川市駅北大火では、中心街の商店街を含め147世帯が焼失してしまいました。糸魚川市の主催で行われるこのワークショップは、幅広い市民や関係団体から復興まちづくりに対する提言やアイデアを拾い上げると同時に、これからの復興まちづくりに主体的に参画してもらうことを目的にしています。まちにどんな「にぎわい」が必要か、どんな活動がしたいかなどを参加者みんなの自由な発想から考え、市に提言するという取り組みとして今回で3回目。過去のワークショップからは、今後まちなかに必要な機能や施設のアイディアとして、子どもたちが災害の伝承や体験学習をするためのメモリアル施設や防災公園、地区の行事を含むイベ ントスペースにも活用できる公園・緑がある安らぎの空間、公共的な施設と糸魚川の食を味わえる複合施設(にぎわいと若い人の職場づくり)など、かなり具体的な提案もありました。
今回は、前回のまちあるきを踏まえ、参加者の皆さんの目線で、どんな回遊ストーリーが浮かぶか?というソフト目線からのアイディア出しを行いました。ほとんどの方が初めての経験で戸惑いもありましたが、なかなかどうして!出てきたアイディアはどれも新鮮な視点ばかり。
海と夕日と山の風景を堪能できる「まちなか地酒マラソン」、バル街のランチ版、ペット目線と飼い主さん同士の交流を目的とした「ペットストリート」、趣味を楽しむママたちの「手習い広場」、歴史と風情あるまちなかのお寺群をカフェやギャラリー、集いと学びの場に生かす「てらす(テラス、照らす、Tell us…)プロジェクト」など、ちょっと聞いただけでもワクワクするような様々なアイディアが。素晴らしい発想にお互いがさらに刺激し合うことで、アイディア同士がその場でつながり始め、魅力的なオリジナルストーリーに変化していきました。
最後はグループに分かれて、それぞれの班よりテーマ性のある様々な回遊ストーリーが発表されました。このアイディアを元に、一つでも実現できるプランにつながるよう、今後さらに中身を掘り下げていく予定です。
この「駅北復興!まちづくりカフェ」は、全4回開催。最終回は来年の1月の開催です。どんな具体的アクションが生まれるのか、今から楽しみです。