HOUZZの特集に選ばれています
July 25, 2018
リフォームをしたい人と住まいの専門家をつなげる米国のコミュニティサイト「houzz」。家づくりを考えている人々、住宅デザインやインテリアが大好きな人々、リノベーションのプロフェッショナルなど、今や全米にとどまらず世界中から 4,000万人以上が集まるコミュニティになりました。2015年からは日本にも進出し、着実にユーザーを増やしています。
そのhouzzの公式サイトが、このほど地域特集として「新潟の厳しい気候に対応する、高性能の美しい家19選」というページを開設。実はその19選の中に私たちキノイエも選ばれています。
“日本有数の豪雪地帯で、かつ夏は蒸し暑い新潟県。厳しい気候に対応する性能と美しいデザインを両立させた住宅をセレクトしました。”・・・キノイエのこだわりがしっかりピックアップされている・・・houzzの情報収集力にあらためて驚くばかりです。
「新潟の厳しい気候に対応する、高性能の美しい家19選」は、下記URLよりご覧いただけます。
HOUZZ:https://www.houzz.jp/ideabooks/109571706/list
|パッシブデザイン|高断熱高気密|エコで快適な家づくり|上越・糸魚川・妙高の家づくり|木の家をつくる工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|
地元の草木で彩る天井画
July 23, 2018
ご縁があり、私たちカネタ建設では現在、糸魚川市田伏地区にある曹洞宗の寺院、大雲寺様の霊雲堂改修工事を施工させていただいております。
ここでは、昨年春より霊雲堂の天井を色彩画で飾る事業が進められておりましたが、この度その天井画48枚が完成。天井取付け前の貴重な機会に間近でその天井画を鑑賞できる完成展示会が行われました。
この鮮やかで美しい見事な天井画の作者は、糸魚川市能生柵口にある西運寺ご住職の奥様、楠 愛 様。ご結婚されるまでは、京都、奈良などで寺院の建材やふすま絵などの文化財修復に携わっておられました。
リンドウ/フクジュソウ
ツバキ/アサガオ
ヒガンバナ/ヒマワリ
ホタルブクロ/ウメ
日本美術の源流ともいえる仏教美術の不文律を押えつつ、現代アート的な独特の視点と繊細なタッチで描かれている彼女の作風は、見る人に様々な印象を与えてくれます。インスタ映えもする彼女の素晴らしい作品の数々に思わずため息が出てしまいました。
また、この48の草木は全て地元糸魚川市に自生する植物ばかりを集めています。まさに地元に根付き、地元を映し出す寺院。訪れた人々に心の静寂を与えてくれると共に、この地域の美しさにあらためて気づかせてくれる霊雲堂。完成が今から楽しみです。
|パッシブデザイン|高断熱高気密|エコで快適な家づくり|上越・糸魚川・妙高の家づくり|木の家をつくる工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|
河川水位マップ
July 11, 2018
上越地域もいよいよ梅雨明けし、各地で真夏日となりましたが、全国的には、過去例を見ないほど同時多発的に西日本13府県を襲った豪雨被害がさらに拡大し、7月10日時点で死者は12府県で合計145人、安否不明者は6府県で58人に上るという大きな被害となりました。お亡くなりなりました大勢の皆様に謹んでご冥福をお祈り申し上げます。そして、今なお被災により避難生活を余儀なくされている大勢の皆様の一日も早い日常生活への復旧を願うばかりです。
さて、今回は各地で河川の氾濫による床下床上浸水による被害が広がりましたが、危険予知と避難のプロセスで、私たちもぜひ知っておくべきサイトがありますのでご紹介いたします。
これは、株式会社ウェザーニューズがリアルタイムで更新している「河川水位マップ」( https://weathernews.jp/s/topics/map/river_level.html )。降雨分布と共に各地の河川水位情報を「平常」、「水防団待機水位」、「はん濫注意水位」、「出動水位」、「避難判断水位」、「はん濫危険水位」、「計画高水位」の7段階に色分けして表示されており、自分たちの地域の河川の状態がどの程度の危険レベルにあるのかを瞬時に判断することができるようになっています。
この地域でも1995年(平成7)の今日、「7.11水害」と呼ばれる大規模な水害が発生しました。当時糸魚川市では、一級河川の姫川が大氾濫し、支流や付近の山腹斜面では、土石流や地すべりが多数発生し、平岩地区の住民500人以上がヘリコプターにより救出される事態となりました。また、この復旧活動の際に発生した蒲原沢土石流災害では14名が犠牲になっています。
いざという時、どこで情報を取得し判断するのかによって、ご自身はもとより、ご家族の安否ももしかすると明暗が分かれるかもしれません。ぜひこのサイトの情報も押さえておいてください。
|上越・糸魚川・妙高の家づくり|木の家をつくる工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|高気密高断熱|パッシブデザイン|
まちに少しずつ
July 5, 2018
先日、大火から復興再建中の糸魚川市駅北エリアにて、地鎮祭が執り行われました。
まちの中心部147軒を焼失させた大火の爪痕は大きく、住宅再建が本格的に始まるまでの約1年近くの間は、本当にこのまちに人々の暮らしは戻ってくるのだろうか?と心配になるほど周辺一帯には何もない空間が広がっていました。
しかし、年明け以降、ようやくここ数ヶ月間の間にあちらこちらで少しずつ住宅・店舗の再建が始まり、少しずつまちに暮らしと活気が戻りつつあるのを感じます。
弊社でもいくつかの再建でお手伝いをさせていただいています。一日も早く皆様の暮らし、そしてこの地域の人と人とのつながり、コミュニティーが復活する日を心から願っています。
|上越・糸魚川・妙高の家づくり|木の家をつくる工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|高気密高断熱|パッシブデザイン|
男の茶道
June 21, 2018
地元の関係者の方からお誘いいただいて、初めての茶道を体験してきました。
素人男性を中心とした軽い入門編ということで気軽に参加しましたが、非常に奥が深く、見方が変わりました。市内では、女性の方が中心に活動されているようですが、もともと茶道は、荒々しく力を鼓舞したがる武士たちの品格を養う必須科目でもあったようで、現代の仕事にも様々な応用が利きそうなヒントが満載です。
茶道の体験が行われた会場は、糸魚川市の翡翠園。1978年に開園。お城のような石垣の横の石段を上り、玄関をくぐると、正面にコバルト色の70tのヒスイ原石が目に入ります。造園家の巨匠 中根金作氏が手掛けた素晴らしい庭園を眺めながら過ごす時間はプライスレス。こちらの施設はまだまだ利用価値がたくさんあります。皆様もぜひ足を運んでみてはいかがですか。
|上越・糸魚川・妙高の家づくり|木の家をつくる工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|高気密高断熱|パッシブデザイン|
環境デー
June 19, 2018
先日の日曜日は糸魚川市の環境デー。各地区が一斉に周辺の草取り他環境美化に携わります。
弊社は、毎回その前日に本社のスタッフで敷地周辺の環境美化を行いますが、今回は弊社の敷地周辺から少し離れた糸魚川駅アルプス口前の歩道の美化を行いました。
この通りは、「まちの顔」ともいうべき南側のメインロード。毎朝多くの地元高校生や市役所に通勤される方などが利用されています。
雑草は逞しく、様々な隙間からスクスクと・・・
特に視覚障碍者用誘導ブロックはこのような状態に。
夕方1時間ほどの作業で、南口の大通りはこんなにスッキリ。
ほんのささやかな地域貢献活動でした。
|上越・糸魚川・妙高の家づくり|木の家をつくる工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|高気密高断熱|パッシブデザイン|
日本の家は寒過ぎる
June 4, 2018
6月衣替えの季節に入り、日に日に日中の暑さが本格的な夏の到来を予感させるこの頃、今日はあえて冬の話をしたいと思います。
先日、スウェーデンに現地法人のある企業の方とお話をすることがありました。スウェーデンは、東はフィンランド、西はノルウェーに接し、南はオーレスン海峡を挟んでデンマークと向かい合う、北欧諸国最大の面積をもつ国。国土の北部はラップランドと呼ばれる北極圏の地で夏は白夜となります。
メキシコ湾流のおかげで、緯度のわりには比較的温暖ですが、北極圏の冬はやや厳しい気候で、四季ははっきりと分かれている国です。東京の平均気温よりも5~10℃低く、8月に至っては、13℃ほど下回ります。
そのスウェーデン駐在の方との会話で盛り上がった話題、それはなんと「日本の家は寒過ぎる」ということ。特にスウェーデン人のご家族が日本に赴任し、日本の住宅に入居してまず発する言葉が「なんでこんなに日本の家は寒いの!?」だそうです。日本よりも冬の平均気温が低く、一時的には極寒状態になるスウェーデン。とてもおかしな話ですが、実は、アジア・欧米諸国の中でもそれだけ日本の住宅の断熱気密性能は低いというのは、残念ながら厳然たる事実なのです。
スウェーデンの住宅の断熱性能は日本よりもはるかに厳しい基準で建築されます。自治体がセントラルヒーティングシステムを取り入れ、まち全体を温かく快適な環境にしています。また、日本とスウェーデンの気候での決定的な違いは「湿度」。日本の夏は湿度が高く、とても蒸し暑いですが、スウェーデンはカラッとしています。夏は窓を開けるだけで十分。空調機器に頼る必要がありません。(だから、スウェーデンの家のつくりをそのまま日本にもってきても合いません)「家のつくりようは夏をもって旨とすべし」と徒然草で吉田兼好が謳ったように、日本は昔から夏の高温多湿の環境の中でいかに快適に、そして病気にならずに住まうかということに心血を注いできた歴史があります。もともと冬は「寒ければ厚着をしなさい」という考え方が根底にあったようですね。
しかし、高度成長時代を過ぎて久しい現在もなお、日本の住宅性能が世界最低レベルに甘んじている背景。それは、戦後の復興から高度成長時代、人口の増加、生活水準の向上の中、住宅建設にあたって、質よりも量を重視した政策が大きく影響しています。(もちろん、ここに日本のエネルギー政策に関する考え方も加わってきます)その間、日本は住宅性能に関して急激な性能基準の引き上げを避けてきました。近年うたわれる「高気密高断熱」「次世代省エネ基準」にしても、大手から中小工務店、個人大工まですそ野の広い住宅産業が混乱しないための激変緩和措置が講じられた折衷案によるもの。世界の基準からみればなんとも心もとない基準。だから、実は現在、法で定められた性能基準の下限値ギリギリでクリアすることだけに徹し、価格の安さを訴求する住宅会社から、その20年先を見据えた高性能化に舵を切っている住宅会社、今後性能基準が引き上げられてもそもそも技術的に対応できない会社などが混在し、日本の住宅業界は混沌とした状態になっています。
現在の日本の住宅性能は、みな同じでもなければ、ブランド力のある企業の家が必ずしも世界基準で高性能ではないということを知っておいても損はないと思います。
|上棟日和|上越・糸魚川・妙高の家づくり|木の家をつくる工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|高気密高断熱|パッシブデザイン|
上棟日和
June 2, 2018
少し前になりますが、先月の21日、快晴の中、上越市鴨島地内で建方が行われました。前日まで何もなかった場所に一日にして突如建物が建つので、ご近所さまも皆さん興味津々。先週末は上越市内で小学校の体育祭が行われ、月曜日を代休としていた学校も多かったようで、現場近くにもたくさんの子供たちの姿がありました。また、現場では大きなクレーン車も動いていたので、特に小学生くらいの男の子たちは、お家の窓からのぞいたり、外に出てちょっと離れた所からジッと眺めたりと、とりわけ小さな現場監督さんのようでした。
本日は、そんな一日の上棟の様子をダイジェストでお伝えしたいと思います。
まずは、建方前、基礎工事完了の様子。
建方当日の朝。現場内に沢山の資材が運びこまれ、1階の柱から立ち上げていきます。
2階の床組が完了するとこのような状態になります。
次は、2階の柱を立ち上げていきます。
小屋組の様子です。
当日の午後4時には、ご覧の姿に。
おかげさまで、事故なく無事に建方作業を終了しました。施工に携わった関係者のみなさん、大変おつかれさまでした。それにしても、大工さんたちの息の合ったチームワークや、クレーンのオペレーターさんとの絶妙な連携作業は、毎回見ていてため息が出るほど、その美しさに脱帽です。 周りで見学していた小さな監督さんたちの中で、将来建築を目指す若者が誕生してくれるといいなと思います。
Aさま、上棟おめでとうございます。これからも、よろしくお願いいたします。 (追伸:差し入れ、ありがとうございました。)
|上棟日和|上越・糸魚川・妙高の家づくり|木の家をつくる工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|高気密高断熱|パッシブデザイン|
敢闘賞おめでとう!
May 31, 2018
以前のブログ記事でもご紹介しましたが、今年春、弊社に新入社員として建築部スタッフに加わった岩﨑さんがこの度、出身大学代表としてJIA全国学生卒業設計コンクール2018 北陸支部公開審査会に臨み、見事敢闘賞を受賞しました。
審査会は去る5月13日(日)、福井県国際交流会館にて開催され、北陸4大学1高専から計9作品がエントリー。その中で弊社の岩﨑さんの制作発表が、最優秀賞の次点となる敢闘賞に見事選ばれました。最優秀賞は、来る6月23日(土)に東京で開催される全国コンクールへの出場権が獲得できたのですが、その差はわずか1点!本当に惜しい結果となりましたが、とても素晴らしい成績を収めてくれました。
彼女の卒業制作テーマはずばり、地元糸魚川のまちづくり。設計された建物は、糸魚川の地域防災力を展示するための防災ハイブリッド施設、その名も「IDEC(アイデック/Itoigawa Disaster Education Center)」。糸魚川駅から見える日本海に面した国道沿いに、多階層を交差するいくつもの曲線フロアが美しい外観。しかし、優れているのはそのデザインだけにあらず。幾度も大火を経験した糸魚川の中心部に、地域防災に関する全ての英知と、そして体験・学習できる機能を集約したハイブリッド施設は、市民への防災意識の向上だけでなく、憩いの場としての機能や観光のランドワークとしての機能も視野に入れた複合型施設なのです。
今この地域に何が必要なのか?糸魚川らしさとは?という視点も忘れていません。この施設(IDEC)に向かうアプローチには、新しい発想でリ・デザインされた雁木の提案や、災害発生時に必要な備蓄品を常設展示して、市民に向けて日頃からの防災意識啓発を促すと同時に、有事の際にはそこから備蓄品を速やかに取り出せるようなストックヤードとしての機能を兼ね備えている発想も素晴らしいです。
災害時の現象を疑似体験できるスペースにも様々な創意工夫があり、実際にこのような施設が糸魚川にあれば、市街県外からの誘客も大いに期待できます。
夕日が沈む美しい日本海のパノラマビューを前面に、各フロアが多階層を行き交う設計、つまり「ねじる」「重ねる」という発想を取り入れ、単調になりがちな施設内の動線に楽しさ、ワクワク感を組み込むという設計アイディアに先輩建築スタッフたちも感心。
コンクールにおける審査員の皆さんの評価は、明確でメッセージ性の高いコンセプトの秀逸さと構造的な実現可能性に対する疑問の間で評価が分かれたようですが、それだけに多くの審査員の注目を集めた彼女のプレゼンテーションは大健闘だったのではないかと思います。社内で予行練習を開催したことも功を奏したのではないかと、私たちも密かに自己満足(笑)
それにしても、「建築は愛だ」と再確認した嬉しい出来事。彼女の地元愛、建築愛が、いずれ彼女自身の仕事、そしてこのまちに様々なよい影響を与えてくれる日が来ると確信しています。
本当によくがんばりました。
|上越・糸魚川・妙高の家づくり|木の家|自然素材をつくる工務店|自然素材の新築・リフォーム|注文住宅|キノイエ|カネタ建設|高気密高断熱|パッシブデザイン|
おかえりなさい
May 25, 2018
昨年から産休・育休中だった建築スタッフの藤田さんが今月より復帰しました。新卒入社から早十数年、設計から現場監理まで何でもこなすセールスエンジニア。オレンジフェアでは10年以上初代リーダーとしての辣腕も振るった弊社のエース。今度は母親としての顔を併せ持つことで、子育て世代のお客様との共感力はこれまで以上に進化していることでしょう。今後家庭と仕事の両立を実現しながら、時に母として、時に働く女性として、より一層輝いてもらいたいと思います。
写真は、先日復帰前に一度愛娘を連れて本社事務所に顔を出してくれた時の様子。以前のブログでもご紹介しましたが、休暇中、これまで何度か事務所に足を運んでくれたことがありますが、その度に私たちスタッフの顔、特に社長の顔を見て娘さんが大泣きするというパターンでしたが、今回は大きく変化。いちばんのリトマス試験紙である社長の顔を見ても全く平気な様子。お母さんの会社復帰を無意識に感じ取って、既に忖度がはじまったのでは?という話も(笑)
以前までは、こんな感じだったのですが・・・免疫?忖度?いずれにしてもお母さんと共に娘さんも成長しています(笑)