酒と笑顔と女性スタッフ
March 25, 2017
昨日の続きです。本日は、昨年6月から営業スタッフとして仲間に加わっている天野美里(あまの みさと)さんをご紹介。
天野さんは糸魚川市能生出身。前職はなんと某保健所の生活衛生課で食品衛生やビル管理などを担当。そのためスーパーのバックヤード事情については誰よりも詳しいという特技あり(笑)食中毒の調査や食品検査の収去などもしていたので、とにかく食の衛生管理にはひときわ厳しい目を持つお母さん。食べることが大好きで、料理も得意。ハーフマラソンに出るという目標があり、これから少しずつ走り込んで距離を伸ばしていきたいと意気込んでいます。
そんな彼女の最大の魅力は、最高の笑顔!その満面のスマイルと、事務所に響き渡るキレのいい声は、常に周りを明るく元気な雰囲気に変える不思議なプラスオーラに満ち溢れています。そんな彼女の笑顔と積極的な姿勢は、自然にお客様やスタッフに伝播していくのがよくわかります。まだ入社して1年未満ですが、気が付けば既に第一線で大勢のお客様を担当する本社営業の中核を担っています。
建築部長崎さん(左)も大の酒豪。美味い日本酒に目がない大型新人として2015年春に入社(笑)
そんな彼女と最後まで勝負できるのは、男性スタッフではなく、おそらく天野さん(右)しかいないという噂(笑)
ちなみに、なぜか弊社にはお酒大好き系女子が大勢集まってきます。昨日のご紹介した屋村さん、2015年春新卒入社の建築部長崎さんも合わせ、三人とも例外なく大のお酒好き。ここでは詳しく書けませんが、お酒にまつわる伝説数知れず、会社の懇親会でも並の男性スタッフでは太刀打ちできないらしく…(笑)
草食系が多いこのご時世、弊社はとても頼もしいスタッフたちに恵まれています(笑)
|工務店がつくる上越・糸魚川・妙高の木の家|自然素材の新築・リフォーム|最高の地元ライフ~キノイエ|高性能エコハウスの注文住宅|
スタッフ歓迎会
March 24, 2017
昨日は、本社営業部と関係者にて、先月より弊社に入社したスタッフさんを囲んでの歓迎会でした。
先月新たな仲間として加わった屋村靖子さん(右:赤い服)と昨年6月入社の天野美里さん(左:手前から二番目)
新たに仲間に加わったのは、屋村 靖子(おくむら やすこ)さん。
営業部 広報・企画課に配属。出身は埼玉県。出版社、スタジオマンを経て、有名アウトドアメーカーの広報を長年経験。震災を機に消費者から作る側へを目指して、1年半前に新潟県の津南町 へ移住。そこから縁あって昨年の12月に糸魚川市へ越してきたIターン者。鬼舞地区の中古住宅を購入し、なんと自身でセルフリノベーションしながら暮らしています。そんな異色の経歴を持つ彼女は一見、おっとり、ふわふわとしたイメージがありますが、いざ実務となると判断・行動が非常にテキパキ。また気遣いも抜群。そのギャップもあってか、どうやら既に地元鬼舞の住民のみなさんのアイドルになっているようです(笑)
最近は隙間から入ってくる風と、ネズミに悩まされており、猫を飼おうか・・・と、検討中のようです(笑)
そんな彼女は、既に次回の広報誌「kinoie times」の編集をほぼ一人で担当。今後の活躍がとても楽しみな仲間です。
そして歓迎会にはもう一人。昨年6月から営業スタッフとして仲間に加わっている天野美里(あまの みさと)さんがいますが、こちらは明日のブログでご紹介したいと思います。
|工務店がつくる上越・糸魚川・妙高の木の家|自然素材の新築・リフォーム|最高の地元ライフ~キノイエ|高性能エコハウスの注文住宅|
日本の建築遺産を訪ねて
March 20, 2017
先日のパッシブハウス・ジャパンの設立7周年記念大会で東京入りしたついでに、台東区池之端にある旧岩崎邸庭園を散策しました。
近代日本住宅を代表する西洋木造建築として知られ、重要文化財にも指定されている旧岩崎邸は、1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として建築されました。広大な芝の近代庭園は、大名庭園の形式も踏襲し庭石、灯籠、築山なども設けられた和洋併置式。邸宅の設計は、鹿鳴館の建築家としても有名な英国人ジョサイア・コンドル。館内の随所に施された17世紀の英国ジャコビアン様式の装飾は、ため息が出るほど美しく繊細なデザイン。他にもイギリス・ルネサンス様式、イスラム紋様などが採り入れられた装飾、トスカナ式、イオニア式と階によって様式の違う列柱、コロニアル様式を踏襲したベランダに英国ミントン製のタイルなど、これでもかといわんばかりに世界各国の一流を取り入れた贅沢な設計。シンプルで機能的な日本のスタンダード住宅を目指すキノイエとは真逆の建物ですが、住宅のデザインを語る上で有り余るほどのお手本がちりばめられています。
各部屋には、それぞれお招きする客人の特性に合わせた装飾と色の組み合わせがあり、その類稀なセンスは、時代を超えて今もなお輝きを放っています。また、2階の一部客室には、金唐革紙(きんからかわし)と呼ばれる日本の伝統工芸品でつくられた壁紙が使用されてあります。金唐革紙とは、和紙に金属箔(金箔・銀箔・錫箔等)をはり、版木に当てて凹凸文様を打ち出し、彩色をほどこし、全てを手作りで製作する高級壁紙。館内は全て写真撮影が禁じられていますので、お見せできないのが残念ですが、あまりの贅沢さとその美しさに、言葉を忘れて見入ってしまうほどです。
(台東区文化ガイドブック掲載の写真より)
洋館の隣には書院造りを基調にした和館がつながっています。当時は洋館を遥かにしのぐ規模を誇っていましたが、現在は一部だけが残っています。政財界の大立者たちの屋敷を数多く手がけた大河喜十郎棟梁の作といわれる本格的な純和風建築。舟底天井の渡り廊下を過ぎ、居間に続く長い廊下の天井には、今では入手困難な継ぎ目のない一枚物の桧板が使用されています。当時、岩崎久彌氏は主にこちらを一家の住まいとして使用し、洋館は客人を招き入れる迎賓館としての役割に徹していました。
別棟として建つ、当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の木造建築は、同じくコンドル設計の撞球室(ビリヤード場)。こちらは外から内部の撮影が可能でした。
岩崎家の集まりや外国人、賓客を招いてのパーティーなどプライベートな迎賓館としてはもちろん、時の政治家の接待や軍の壮行式会場としても使用された旧岩崎邸。時代を動かした若き三菱財閥の御曹司の品性、そして当時の人間模様が窺い知れる貴重な建築遺産。建築に携わる者なら一度は目にしておきたい作品です。
この日は、十数年ぶりに上野恩賜公園を歩きました。あともう少しで桜の開花時期。気が付けばもうすぐ4月ですね。
|上越・糸魚川・妙高の自然素材の家|高性能エコハウスの工務店|注文住宅デザイン|新築・リフォーム|最高の地元ライフ|キノイエ|
より身近になったパッシブハウス
March 19, 2017
先日17日、一般社団法人パッシブハウス・ジャパンの設立7周年記念大会に出席してきました。
記念大会は、社会のニーズに対応すべく「学び」から「実践」への舵を切るというテーマで開催。各地で活躍されている各工務店・設計会社・メーカーをはじめとする賛助会員、省エネ建築診断士の日頃の成果が一同に集まる一日。前日16日にオプショナルツアーとして行われたパッシブタウン黒部の視察に始まり、全国各地で支部勉強会などで行われている活動報告、解析ソフトの現状報告、専門家を招いての基調講演、エコハウスアワードの開催等、非常に中身の濃いプログラムでした。
特に注目されたのは、今年で第2回目となる「エコハウス・アワード2017」。エントリー枠は、もっとも厳しい燃費基準をクリアした「パッシブハウス部門」、同団体の推奨基準をクリアした「推奨エコハウスゾーン部門」、国内の次の基準となる省エネ性能をクリアした「地域トップランナー部門」の3部門。各部門にエントリーした作品は事前にパッシブハウス・ジャパンのサイトに詳細が公開され、ネット投票による評価に加え、会場審査と参加者全員の当日投票によって、今年の受賞者が決定、即日発表が行われました。
世界最高水準の省エネ住宅基準であるドイツ認定の「パッシブハウス」部門。年間暖房負荷=15kWh/㎡a以下という、日本国内ではもっとも厳しい燃費基準をクリアすることが条件となっており、その性能レベルは、日本国内のいかなる高性能住宅を並べても文句のつけようのない数値ですが、その施工コスト面を考えると、まだ一般住宅での採用で広がりを見せるには一定のハードルがあると考えられていました。
ところが、今年はそんな考えを大きく覆す出来事が起こりました。今年の「パッシブハウス部門」の最優秀賞受賞者は、倉敷市の倉敷木材株式会社様。国産標準仕様の樹脂サッシや換気システムなど、どこでも手に入る素材で部材を構成した結果、延床面積30坪とコンパクトながら坪単価83万で世界最高水準のドイツ・パッシブハウス認定取得を目指せる建物を完成させることが出来たということは非常に大きなインパクト。しかも、価格を抑えながらも年間暖房負荷=8kWh/㎡aと、けしてギリギリの性能値ではなく、他の認定基準クリアの作品と比較しても全くひけを取らない非常にレベルの高い性能値を実現している点、施工のプロセスも一般的な日本の在来工法を踏襲しながらの性能値クリアということで、全国の高性能エコハウスに取り組む工務店に大きな希望を与えました。
代表理事の森みわ氏、理事の松尾和也氏、昨年最優秀賞を受賞した西方設計の西方里見氏をはじめ、多くの専門家の皆さんも異口同音にこの流れを歓迎。パッシブハウスは一つの方法にこだわってはいません。高性能エコ住宅を追求することに道は一つではない。全国の工務店、設計者がその地域特性やお客様の暮らしに対する考え方を考慮して様々な方法を選びながら、目指す性能値を実現していくことで、業界全体の意識を上げ、日本の住宅とエネルギー環境の向上に貢献していくことが大きなテーマです。今回の受賞者を見て、パッシブハウスの設計施工は、もはや一部の温熱専門家やマニアの取り組みではなく、これからの日本の住宅を世界レベルに押し上げる工務店のスタンダードな取り組みになるのではないかと実感しました。
「来年のアワードはぜひ私たちもエントリーしたい!」こう胸に誓った工務店がたくさん生まれた一日でした。
<パッシブハウスに関する過去の記事>
|上越市・糸魚川市・妙高市で最高の地元ライフ|工務店がつくる木の家|高性能エコハウス|デザイン建築|新築・リフォーム|自然素材のハウスメーカー|注文住宅|小さな邸宅|キノイエ|
黒部K-TOWN完成間近
March 15, 2017
「K-TOWN二期工事」がいよいよ大詰めを迎えています。
K-TOWNとは、YKK株式会社様が、あいの風とやま鉄道黒部駅前に社員(単身)寮を中心とした街並みの再開発を行う大きな事業。設計は、元東京大学教授で工学博士の大野秀敏氏を代表として組織される建築集団、株式会社アプルデザインワークショップ様。YKK株式会社様の数多くの施設を手掛けています。弊社は、その二期工事全14棟のうち、6棟を担当させていただいています。
弊社カネタ建設の担当街区は黒部駅前に隣接した6棟。あいの風とやま鉄道の車窓からもよく見えます。(写真奥右方面に向かうと黒部駅があります)
本日の黒部市は時折抜けるような青空を見せるものの、日中気温-4℃を記録する寒さ。そんな透き通る空気の中、本日は、YKK株式会社の吉田会長も完成前の確認で現場入り。先行で施工を担当した第一建設さんの現場を確認されていかれました。
1棟に単身寮としての居室4世帯分が組み込まれているK-TOWNの建物。上下階、左右それぞれ形の違う部屋が設計されています。
弊社は6棟ほぼ同時施工ということもあり、各棟のチーム編成、工程管理、品質の一定化など様々な課題をマルチタスクで同時解決していかなければなりません。一昨日ブログに登場した弊社若手監督の松川君が現在担当していますが、ここまで大きなトラブルなく、本当によく頑張って現場をまとめてくれました。また、この二期工事では、4社が一堂に会して同じ設計の建物を施工監理していきますので、お互いに各社のいいところを肌で吸収しながら工事を進めることができ、松川君が監督として大きく成長する上でも非常によい機会となりました。
K-TOWNの現場事務所と松川監督。
今回、実績のある建築事務所、そして大手や地元有力建設会社、工務店とのいわゆる「他流試合」を経験したことは弊社にとって大きな収穫。住宅の新築・リフォームのみならず、大小様々なプロジェクトでの経験値が、キノイエの施工監理技術をさらに一歩高いフェーズに引き上げ、弛まぬ進化の原動力につながっています。
|上越・糸魚川・妙高の家づくり|自然素材の木の家|高性能エコハウスの注文住宅|デザイン建築|新築・リフォーム|上越市・糸魚川市・妙高市で最高の地元ライフ|小さな邸宅|キノイエ|
家電選び
March 14, 2017
こんにちは。キノイエブログも3回目の投稿になりました。
昨年末、洗濯機の排水ができなくなり買い替えるべく、ネットであれこれ調べていました。結論としては、排水管が凍結しただけだったので買い替えずに済みましたが、このときに家電を選ぶって大変だなぁと改めて考えてしまいました。
予算5万円前後、5~7kg。これが私の探していた洗濯機条件。満たされるものは多いのですが、ここにデザインが加わると俄然難しくなる。高級感を出すためかパール調になっていたり、水をイメージさせるブルーがアクセントカラーになっていたり。洗濯コースだけでも5つくらいあり、操作部の説明書きも盛りだくさん。結局、気に入るものは見つからずでした。
私の家電を選ぶポイントは、ありきたりですが「見た目も機能もシンプルなもの」。インテリアアイテム選びと同一線上で選んでいます。それは使われている素材の質感や説明書きのグラフィックデザインも含めて。いくつか実際に使っているものを挙げてみますね。
ダイヤル周りの表記もシンプルこの上なし。機能を選んで、温度を決めて、スイッチを入れる。それだけです。
最初はデロンギのコンベクションオーブン。よく見る赤いダイヤルのものは、庫内の高さが低めなので並行輸入のものを選びました。3つのダイヤルはそれぞれ、温度調節/機能選択(グリルや保温など)/オン&オフ。温度が華氏表記なのとタイマーがないので、温度計とキッチンタイマーは必須です。オート調理機能がないので、すべて手動。でも料理で火加減を調整することを思えば、それほど面倒くさくはありません。
最近買ったものは、クイジナートのマルチグルメプレート。これは朝食カフェをする際にも使えるかなと思いました。開閉できる両面プレート式なので、広げるとパンケーキ、閉じるとホットサンドやワッフルができます。こちらも機能は温度調節のみ。
ヘアライン加工のステンレスなので甘さはゼロ。広げると2面のホットプレートになります。
いま日本のメーカーが出しているホットプレートも随分変化していて、カラフルなキャセロール型というのもあるのですね。でも私はアメリカの家庭にありそうな武骨なデザインでこれを選びました。雑貨っぽさより道具っぽさ。これは好みの問題かなと思います。
そして最後は、トヨトミのファンヒーター。5年くらい使っています。Amazonなどで検索するとわかるのですが、ファンヒーターのほとんどは前面に操作部があるのですが、これは上部にあります。なので正面から見ると、運転時のランプのみが光ります。これはかなり珍しい。先日友人宅に泊まったときに、このファンヒーターの色違いを使っているのを見て、「おぉ、同志!これを見つけ出したのね!!」とうれしくなりました(言わなかったけど)。
このデザインが廃番になってしまったので、壊れないことを願うばかり。友人宅は赤色でした。
……と、ここまで書いて、たかが家電選びで面倒くさいやつだなと軽く自己嫌悪になりました。
デザインなど、もっともな理由は挙げてみたものの、結局は日本製家電特有の多機能を使いこなすには、説明書を読んで、操作部の使い方を理解しなくてはいけないというのが、面倒くさがりの私には億劫なだけなのかもしれません。多機能家電の操作部には「日本語の説明が理解できる」というユーザー前提があると思いますが、海外製のものはそれがほぼない。「柔軟剤の香りを残す洗濯コース」や「切身魚グリル」など、言葉を使わずに説明するのは難しいだろうなぁと。だから、必然的に海外製の割合が多くなっています。
でも、そんな面倒くさがりで選んだ家電は、機械に複雑な機能を委ねなくても、自分で操作すれば思った通りの機能を果たしてくれるし、デザインもすっきりする。わりと一石二鳥だなと思っています。願わくば、デロンギのオーブンはタイマーとスイッチが連動してくれるといいんだけどな。うっかりタイマーを忘れて、焦がしたこと数回……。これも愛嬌といえば愛嬌ですが。
<村岡利恵>
長年東京でインテリアやデザイン関連の雑誌編集に携わる。2016年に長野県大町市へとIターンし、2017年の初夏から高瀬渓谷の森のなかの別荘地で「HÜTTE muu muu」という朝食だけのカフェと編集&デザイン業を営む予定。キノイエスタッフと縁があり、雑誌編集者時代に触れたいろいろなもののことや、高瀬の森での新しい暮らしづくり、旅のことなど、当ブログで不定期に執筆。
|工務店がつくる木の家|高性能エコハウス|自然素材のハウスメーカー|注文住宅|デザイン建築|新築・リフォーム|上越市・糸魚川市・妙高市で最高の地元ライフ|小さな邸宅|キノイエ|
YKK APメディアレポート取材再び
March 13, 2017
YKK AP株式会社様が発行する業界誌『YKK APメディアレポート』の取材がありました。弊社は2016年4月号の掲載に引き続き2回目の登場となります。(前回の取材記事はこちら)
今回の取材は、この春完成を予定しているYKK株式会社様の社員寮「K-TOWN」二期工事を担当する現場監督松川君にスポットが当たりました。K-TOWNは、YKK株式会社様が黒部市のまちづくりに関わるビッグプロジェクトの一つ。弊社は、二期工事全14棟のうち6棟を担当させていただいています。
松川君は、上越エリアの工務店でいちばん最初に省エネ建築診断士を受験し、見事満点合格した一人。その後2015年11月に完成した「前沢パッシブハウス」の施工も担当しており、若手ながら今や弊社の高性能エコハウスの施工でナンバーワンの実績を持つ技術者。ドイツ認定の世界最高峰の省エネ住宅「パッシブハウス」の経験で一回り大きく成長し、今回の取材での堂々たる受け答え。入社した頃をよく知るスタッフたちは異口同音に「風格出てきたなぁ」と感心。
そんな松川君は上越市出身。「あとは伴侶だね」という先輩社員たちのアドバイスに、どんな回答をみせてくれるのか、今後の動きに注目です(笑)
|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|デザイン住宅・高性能エコハウスの新築・リフォーム|小さな邸宅|キノイエ|
成長と進化の一年に
March 8, 2017
本日、キノイエスタッフで今年度の運営や方向性を決める重要なミーティングを行いました。
おかげさまで、これまでにいくつか建築のお申し込みをいただいており、現在鋭意プランニングが進行中。春から順次本格的な着工が始まるため、現在、大工さんを含めて中長期の工程組み等を行っています。
同時に、これまでの取り組み結果を様々な角度から分析し、よかった部分は横展開、悪かった部分は全員で反省・共有を行います。それを踏まえ、年間のスケジュールを組み立てながら、お客様により伝わりやすい説明のあり方や、モデルハウスの活用方法、スタッフの個性を最大限生かした役割分担など、仕事の中身をどんどん分解してよりいいものへと組み立て直す大事な作業を行っています。
キノイエの誕生から約9か月。今年はより成長と進化の一年にしたいとスタッフ全員がはりきっています。地元の工務店が本来担うべき丁寧な家づくり、違いの分かる本物の住宅づくりを追求し、昨年とはまた一味違う新たなご提案ができると思いますので、どうぞお楽しみに。
|工務店がつくる小さな邸宅|上越・糸魚川・妙高の新築・リフォーム|木の家専門ハウスメーカー|高性能エコハウス|キノイエ|
その味、その佇まいに歴史あり
March 6, 2017
糸魚川市旧青海町の方は特によくご存知の隠れた名店「大むら」さん。
創業は昭和45年。昭和の佇まいが今でも残るレトロな店内にいつもと変わらないにこやかな笑顔を見せるマスターは、当時麻布十番にあった同名の蕎麦屋さんで修行を積んだ後、暖簾分けによってこの地で開業しました。以来ずっとこの場所で営業を続けています。
蕎麦屋ですが、このお店の看板メニューはかつ丼。甘じょっぱい濃厚なタレが特徴。カツを揚げる油自体が黒いためか、女性の方は賛否がはっきりと分かれますが、好きな人にはたまらないほどクセになる味です。(ちなみに、ツウの常連さんの間では「もりそば」が人気です。)
そして実は、こちらのお店、弊社がまだ合名会社の時代に設計施工させていただいた建てものなのです。その証拠として、お店の入り口の手洗いには、合名会社時代の弊社のネームが入った鏡が今でも残っています。
さらに、当時の担当者は、なんと70歳を迎えた今でも弊社の現役技術者として活躍しています。こうしたバックボーンが少なからず影響し、キノイエの設計、暮らしの考え方に厚みを持たせています。今年で創業84年となる私たち会社の魅力の一つといってもいいかもしれません。
その味、その佇まいに歴史あり。大むらさんに興味を持たれた方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょう。
「大むら」
|上越・糸魚川・妙高で木の家の注文住宅|新築・リフォーム専門ハウスメーカー|高性能エコハウス|小さな邸宅|最高の地元ライフ|キノイエ|
最高の地元ライフを生み出す人々
March 5, 2017
先日とある視察ツアーの中で、とても眩しく輝いている方々と出会いました。本日のその中のお一人をご紹介したいと思います。
新潟市の西蒲区にある養蜂業「はちみつ草野」さん。そこで代表を務める草野竜也さん(30)は、大学では情報工学を専攻していたものの、おじいさんが庭先でミツバチを飼っていたのを見て興味を持ち、養蜂の道へ入ったという異色の経歴をもつ若き養蜂家。
‟もしミツバチがいなくなったら、人類は4年しか生きられない。”
これは、アインシュタインの言葉だそうです。
地球上の植物はそのほとんが受粉という行為を通じて命をつないでいます。実は、その受粉という行為の約3分の2は、花から花へ飛び、甘い蜜と一緒にいのちを運ぶミツバチが担っているといわれています。だから、仮にミツバチが絶滅すると地球上の植物の半分以上が種子を作れなくなる恐れがあります。特に人間が食糧としている作物の多くは今やミツバチの協力なくては生産出来ない状態にあるため、その食糧生産に対する被害率はさらに高まるわけです。
つまり、養蜂家の仕事とは、単にはちみつを採取し生計を立てることだけではなく、植物の花粉交配を支えることで地球上の植物、ひいては私たちの暮らしを守る仕事でもあるわけです。
花の種類によって、ハチミツの色、状態(固形、液状等)、香り、味は全て違います。草野さんは毎年春になると、花をもとめてミツバチたちとともに新潟県内を旅します。一番人気の「山桜」は次のシーズンまで品切れ状態だそうです。
草野さんのはちみつは純国産100%。現在、国内に流通しているはちみつは大半が輸入に頼っており、純国産のはちみつは全体の7%程度と言われています。ちなみに、国内のはちみつは大半が加熱処理が施されています。これは、はちみつをやわらかくして瓶に入れやすくしたり、水分を飛ばして甘さを濃くしたりできる代わりに本来の栄養分(ビタミン・ミネラル・酵素など)が失われ、香りも損なってしまうという大きなデメリットがあります。そのため、草野さんのはちみつは一貫して非加熱処理にこだわっています。そして、花の名所からミツバチだけが知る穴場まで、様々な土地から花を集めるため、毎年各地を旅しているそうです。南北に長い新潟県は、日本海に面した海岸部、地平線まで続く広大な平野、深く険しい山々など、多様な地形を持つ土地。また、四季のコントラストがはっきりとしていることから、さまざまな植物が自生しています。花や採蜜地で異なる味や香りをそのまま楽しめるのも、草野さんのはちみつならではです。
明確な使命感を持ち、自然を感じ、ミツバチに寄り添い生きる・・・みつばちのことを熱く、そして楽しそうに語る草野さんの姿はとても眩しく、仕事に誇りをもって生きるその姿は誰の目から見てもかっこいいと思える存在です。なんと、彼のウェブサイトを見て、北海道から15歳の少年が一人で草野さんに会いに来たということがあったそうです。まさに、最高の地元ライフを生み出す地域のエンジンたる人だと感じました。
そんな草野さんのプロダクトの中に、ミツロウ(蜜蠟)がありました。「建築用に販売されたりしないのですか?」と聞くと、「実はこれからどう生かしていくか慎重に考えているところなんです。」という答えが返ってきました。新潟で育てたミツバチが生み出す新潟産のミツロウ。地元でつくられた木の家にぜひ生かしてみたいと思えるアイテムでした。ミツロウに限らず、こんな素晴らしい夢を持つ若き実業家と一緒にお仕事ができる日が来ればと素直に思います。
今回の視察では、こうした最高の地元ライフを生み出す眩しい人たちとたくさん出会うことができました。このブログで、また少しずつご紹介できればと考えています。
|最高の地元ライフ工務店|上越・糸魚川・妙高で建てる小さな邸宅|木の家の注文住宅|新築・リフォーム専門店|