挑戦するなつやすみ
August 10, 2020
8/3〜7の5日間にわたり、オレンジフェア 特別企画「挑戦するなつやすみ」の競技・撮影が行われました。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、部活の大会などが軒並み中止となり、活躍の場が少なくなってしまいました。しかし、それでもなお懸命に練習している子どもたちの姿に背中を押されたオレンジフェア スタッフが、子どもたちに今年限りの特別な活躍のステージとして用意した特別企画。
事前告知に市内在住の小中学生66名がエントリーしてくれました。
まず最初の2日間、8/3・4はサッカー(ストラックアウト)。会場は、糸魚川中学校のご厚意で同校のグラウンドをお借りしました。
ゴールポストにオリジナルのストラックアウトの的を設置します。
競技は、一人10球を蹴り、8つの的を何枚抜けるかを競うもの。参加してれた子どもたちの真剣な表情がとても印象的でした。
競技はサッカー・野球それぞれエントリー時間を予約制とし、競技は一人約10分間で終えられるように設営。子どもたちの競技時間が重ならないように配慮しました。また、ギャラリーも保護者のみ観戦可能とし、応援席はソーシャルディスタンスをしっかりと確保するなど、徹底した三密対策をとりました。
8/5〜7の3日間は野球(飛距離対決)。会場は美山球場のナイター施設をお借りしました。
バッターボックスに設置されたバッティング用のティーにボールを設置し、5球打って最長飛距離を記録する形式。計測にあたっては、建設現場での測量に使用するトランシットを使用し、なんとミリ単位まで計測。このあたりが建設会社ならではの設営(笑)
こちらも非常に盛り上がりました。参加者の中には野球チーム所属の強豪選手も大勢名を連ねていました。
中には大人顔負けのスラッガーも。3日間、美山球場では大きな歓声が響き渡りました。
こちらの競技の様子は全て映像記録を取り、9月にカネタ建設のYouTubeチャンネルにてダイジェストムービーを公開する予定です。今回の企画のためにゼロから映像編集を学んだスタッフ渾身の番組を是非お楽しみに!
8/9付地元紙「糸魚川タイムス」の1面に記事を掲載していただきました。
風情のある暮らし
August 7, 2020
先日、上越モデルハウス「塩屋新田の家」の芝刈りを行いました。
短くなった芝からコオロギが顔を出しました。
日中はセミの鳴き声が聞こえますが、
日が暮れてくると、この子たちにバトンタッチをしているのでしょうか。
お盆を前にさっぱりしたお庭。
夏はビニールプールや、友人を呼んでバーベキューなどお庭での楽しみ方がたくさん。
窓を開けて、自然が運んでくるやわらかい風の心地よさを感じる。
ソトとナカをつなぐキノイエの住まいだからこそ楽しめる風情のある暮らしです。
素材にフォーカスする
August 5, 2020
住宅のデザインは千差万別。そして日々進化を繰り返し、時間の経過と共にユーザーの目も養われ、全体的なレベルはひと昔前に比べて洗練されてきていると思います。
ところが、1棟1棟その住まいに使用されている素材一つひとつにフォーカスしてみると、それとは違った視点で捉えることができます。
そこには、何十年と変わらず愛される王道の素材もあれば、商業主義、マスマーケティングにより省略と置き換えが繰り返され、誤解を恐れず表現するならば、退化(無機質化)した素材も存在します。
まずは、手頃で上質な自然無垢の素材をいかに取り入れるか?あるいは模造品で済ませるか?という点では、その会社の考え方、フィロソフィが如実に表れます。
今や住宅会社のインテリア写真はどれでもお洒落で洗練されています。遠目に見てもそれほど大きな違いに気づく人はまだ少ないかもしれません。しかし、間近で見れば一目瞭然。疑似プリントされた合板と天然無垢の生きた素材の存在感は雲泥の差です。
また、その差は時間の経過と共にさらに広がります。時間の経過と共に、使い込むことで美しくなっていく素材と、作ったその日が最高の状態で、それから日々劣化していくことで価値を失っていく素材。「古びる」という言葉は「古美る」と置き換えます。住宅は何十年と使われる究極の道具。そうであるなら、古美ていく過程を通して、いっそう愛着が深まっていくような素材を、できることならなるべく地元上越・糸魚川地域の素材を迷わず選びたいものです。
キノイエの住まいでは、ぜひその価値の違いを存分に味わっていただくことができます。
世界最大の無印良品 直江津に出店
August 2, 2020
2020年7月20日、上越市西本町3の直江津ショッピングセンター2階に「MUJI 無印良品 直江津」がついにオープンしました。コンセプトは「地域の“くらしの真ん中に”」。オープンにあたり、全国から公募した社員が事前の上越市内フィールドワークを実施。そこで生まれた様々な地域密着のアイデアを反映させた挑戦的なお店になります。
直江津ショッピングセンターは、2019年5月にキーテナントであったイトーヨーカドー直江津店が撤退していましたが、このテナント2階部分のワンフロアが無印良品で埋め尽くされています。売り場総面積は約5,830平方メートルで、同社の取り扱いブランドのほとんどとなる約7,000アイテムの商品が並び、無印良品としては世界最大級の広さになります。
新潟県補助事業である「令和元年度 ふるさと新潟木づかい事業」により、店内は雁木通りをイメージした梁をはじめ、至る所に上越産の杉がふんだんに使用されています。地元密着を意識した設計になっています。
店内のメインコンテンツともいえる「BOOKS & CAFÉ」コーナーは、MUJI BOOKSとスターバックスコーヒーで構成されており、ひときわ目を惹きます。
スターバックスコーヒーが無印良品内に出店するのは、この直江津店が初めて。というより、実は、無印良品自体がこうしたサブリースの形で外部企業に売り場内に出店させたのは、この直江津店が初めて。他にもカルディコーヒーファームや久世福商店(長野)などが参加しています。
地元上越産の杉材をふんだんに使用した本棚が渦を巻くように並ぶ同コーナーには、食と絵本を中心とした書籍と古本約3万5,000冊が並びます。本を買わなくても3冊までならスタバに持ち込んで読めるというのもうれしい仕掛け。
スターバックスコーヒー裏面の壁画コンセプトは、上越市出身の児童文学作家・小川未明の代表作と店のつながりを表す人魚のアートが描かれています。ここでも地元上越地域を意識した工夫がなされています。
店内には他にもフードコートとして「なおえつ良品食堂」があります。妙高名物「とん汁のたちばな」さんからつくり方を教わった豚汁など、随所に地元との共生を意識したメニューも並んでいます。将来的には地元企業が自ら出店・運営できるように促していくことで地域活性化に貢献しようという狙いがあります。
無印良品の住宅ブランド「陽の家」のショールームも全国で初めて店舗内に設置されました。
ここでは、住宅と暮らしに関する様々なアイテムが取り揃えられています。ハウスメーカーとは一線を画すシンプルで自然派志向の暮らしのイメージ。家づくりを考える人にとっては、暮らしのショーウィンドウとしての利用価値は大いにあるのではないかと思います。
写真:キノイエ「南寺町の家」(糸魚川市)
ちなみに、上の写真は私たちの「キノイエ」。実は無印良品さんのアイテムとの親和性も高く、実際にキノイエの住まいを建てられたオーナー様の中にも無印良品ユーザーがいらっしゃいます。また、反対に、木の家づくりを得意とし、地元産の杉をはじめ、自然素材にこだわり、ここちよい暮らしを設計する私たちの家づくりの価値など、無印さんとの比較を通じてより一層理解が深まるのではないかと私たちは考えています。
無印良品 直江津は、JAえちご上越の農産物直売所「あるるん畑」とも連携。上越産の野菜や米など約100品目を販売する「なおえつ良品市場」も地域連携の特徴的な例。下の写真の通り、ここまで潔く上越産杉材を取り入れる無印良品の店舗デザインの発信は、地元の杉材に対する肯定的なイメージを増幅させ、多くの上越市民のマインドに「地元×デザインがいい」というパラダイムシフトをひき起こしてくれたのではないかと感じています。
また、店内には、上越市の後援により自習や休憩スペースとして開放する「Open MUJI」と呼ばれるコミュニティースペースもあります。
今後、こちらのスペースでは、デザイナーの展示会や同店スタッフによるワークショップなどのイベントも開催する予定とのこと。また、オープンキッチン設備も充実。料理教室や関連イベント、キャンプ関連のワークショップも積極的に実施予定としており、ここからも地域との共生、土着化にかける無印良品の本気度が伝わってきます。
この他、「くらしの備え。いつものもしも。」をコンセプトに、普段から使っているアイテムを万が一の災害時に防災用品として活用できるよう提案する「MUJI CAMP TOOLS」コーナーを無印良品として初めて設け、無印の商品と合わせ国内外の20アウトドアメーカーの商品が並べられています。
コロナ禍でのオープンでありながらも、休日は特に隣県からの来場もあり、時間帯によっては入場制限がかかるなど、店内は大変なにぎわいで、アクセス道路もやや渋滞気味になります。
実はそこから車でわずか数分の通り沿いに私たちカネタ建設の上越店があります。店内は木をふんだんに使っていることから、無印良品 直江津を見てからご来店いただいたお客様から、「MUJIさんの別館みたい」という感想をいただくこともあったります(笑)
ちょっと便乗したような感じ(笑)に見えますが、私たちの店舗はそれ以前に完成していますのでそこに意図はありません。ですが、お客様のご要望に応じ、無印良品のアイテムや世界観からインスパイアされた暮らしのイメージを具現化するお手伝いもまた私たちの得意分野。一方で、地域密着の建築設計のプロとしてより有益な情報をご提供し、失敗しない家づくりをナビゲートすることも私たちの重要な仕事だと考えています。
地域と時間の壁を超える
July 31, 2020
こちらは弊社で行っているオンライン見学会の舞台裏。
実際に手で触れ、五感で体験できる完成見学会を超えることはできないかもしれませんが、このような時代だからこそ、オンライン見学会の存在意義はとても大きいのではないかと思います。
また、例えば、こちらの写真は糸魚川市で新築された住宅ですが、オンライン見学会に参加されるお客様は上越市在住の方もたくさんいらっしゃいます。コロナ禍におけるオンライン見学会の登場は、けして消極的な意味だけでなく、お客様にとっては地域や時間の壁を越えてより手軽に体験できるという点で、「新たに登場した住まい探しの選択肢の一つ」というプラスの意味もあると捉えることができます。
私たちは、環境の変化を常にお客様目線で前向きに捉え、日々新たな挑戦を重ねていくことに意義を感じています。
今後、お客様がご自宅に居ながらでも、よりリアルに住まいの魅力が伝わるよう、カメラワークや分かりやすい説明の方法など、スタッフ同士で意見を出し合いながら少しずつ進化させていきたいと思います。
キノイエでは、モデルハウス「塩屋新田の家」につきましても常時お客様のご要望に応じてオンライン見学を実施させていただきます。ご興味のある方は、ぜひこちらまでご連絡ください。
糸魚川産杉で家具をつくる
July 24, 2020
私たちは時々、糸魚川産の杉材を使ってオリジナル家具を製作しています。
こちらは、糸魚川市内で新築された住まいに納品されたオリジナルチェア。100%糸魚川産の杉材を使用して製作しています。
明日から2日間開催するカネタ建設のオンライン限定見学会で紹介されるこのチェアは、地元の建具職人さんと一緒に考案し、糸魚川産杉を使って生み出されたカネタオリジナル。
杉の柔らかい特性を生かし、薄い杉材を貼り合わせてつくった棒状の集成材に曲げ加工を施し、つなぎ目のない美しい木目が生きるようにデザイン。また、身体に直に触れる面をあえて全て杉材にしてみました。
通常はこのようにつなぎ目が出る
テーブルも糸魚川産杉材で製作しています。地元の素材を積極的に取り込む豊かな暮らし、プライスレスです。
家具が主役ではなく、この住まいの主人が主役になれるような存在。時を重ねるごとに愛着が深まるようなエバーグリーンのデザイン。
オンライン見学会なので実際に手に触れたりできないのが残念です。
カネタ建設の見学会の情報はこちらまで↓
おうち時間の質(季節編)
July 20, 2020
「おうち時間」を考える第3回。今回は、「季節」との関わりで少し触れてみたいと思います。
突然ですが、みなさんのお住まいは、季節の移ろいに対し、「ひらいて」いますか?それとも「とじて」いますか?日本の四季の変化は、美しくも、時に厳しい自然環境の影響を住生活に与えます。私たちの住まいは、それに対し「性能の進化」で対応してきました。
性能の進化は、同時に外部環境との遮蔽や隔離を進めました。その結果、住まいはシェルターのように変わっていきました。私たちのような住宅の作り手の多くは設計上の性能「数値」の向上とコストパフォーマンスの追求の中で、いちばん合理的で効率的な方法を採用してきたのです。つまりは、建物はシンプルな箱型へ、そして窓は小さく、その数を減らすことで対応してきました。私たちの住むこの新潟県上越地域の住宅も例外ではありません。
そして、人が建物の合理性に合わせるように、また、核家族化、少子化など様々な社会環境の変化で暮らし方も少しずつ変化。まさに住宅のトレンドは、常に社会の縮図を具現化しているといえます。
ところが、今回のような急激な社会環境の変化で、私たちは「おうち時間」についてあらためて見つめ直す貴重な機会を得ました。これまで以上に家で過ごす時間が増えたとき、シェルターのように囲われたその住まいは本当に心地よい暮らしを提供してくれているでしょうか?
夏の厳しい蒸し暑さ、新潟の冬の寒さなど、厳しい環境に対し、私たちの住まいは「とじる」性能ばかりを追い求めてきたように思います。天気のよい日は窓を開放してソトの自然を思い切り取り込む。また雨風雪の日も窓の向こうの景色を楽しめるような視線配置など、ソトに「ひらく」家づくりが今あらためて求められていると思います。
雨の日も窓の向こうの景色が愛おしくなる住まい
秋の夜長に虫の声や微かな風の音を感じる住まい
白銀の世界に変わった玄関先や庭先で子どもたちのはしゃぐ声が聞こえる日常
この機会に、本来あるべき家づくりの本質について見つめ直してみませんか。
「頸城の家」(上越市)オーナー様ご提供
「西本町の家」(上越市)オーナー様提供
おうち時間の質(「仕事と私事」編)
July 17, 2020
今日は前回に続いて「おうち時間」を考える第2回。今回は、「仕事」と「私事」編です。
「在宅ワーク」「リモートワーク」という言葉が、少しずつ地方の私たちの暮らしの中にも入り込んできているように思います。都会のビジネスマンだけではなく、私たちの暮らすここ新潟県上越地域の多くの職場の中でも、密を避ける働き方、職場にこだわらない働き方、集まらない仕事スタイルといった考え方が浸透し、家と職場の境目が薄くなりつつあります。
そうなると、「家で仕事」という概念も、少し前の「持ち込み残業」というマイナスイメージから、出社を必要としない仕事は家でさっと片付けて、残り時間を自分のために有効に使うというポジティブな志向の働き方も増えてくる傾向にあります。また、「仕事」だけでなく、趣味やセカンドワークのような「私事」の時間に対してもよりフォーカスされる傾向にあると思います。
そこで問題は、家の中に「ワーク」に適した居場所があるかどうか?です。家に書斎コーナーを設けるケースも多々ありますが、実際はTVと食事と一体のダイニングテーブルの方が落ち着く場所になっていたりします(実は現在の私の仮住まいがそんな感じです(笑))。
また、実は「書斎スペース」をつくった多くの住まいで、その使われ方が必ずしも当初の目論見通りにはなっていないケースも多く、子どもの自学スペースに占領されたり、単なる書棚や生活雑貨置き場になっていたり・・・それは物理的な事情だけでなく、そもそもその場所と機能がワークに適した居心地のいい場所であったかどうか?ということも見逃せない点です。
よく設計段階で「独りっきりになれる空間」というワードが出てきます。確かに、オンライン会議の普及により「隔離」や「遮蔽」といった物理的ニーズが増えているのも事実。しかし、単に隔離部屋をつくるという発想だけでは、本当の答えにはたどり着きません。もしかするとその人によっては、独りになりたいのではなく、「頭を切り替えるスイッチがほしい」という動機もあれば、「子ども勉強の邪魔にならないようにしたい」、「奥様にリラックスタイムをあげたい」など動機は様々。また、実は「独りっきり」とは言いつつも、実は「つながっていたい」という裏腹なニーズも存在したりします。「書斎」「独り」というその言葉の奥にある、その人が真に求めていることの解を探すことがとても重要になります。私たちの設計ではその本当の「居場所」を見つけ出すために、初期の段階で、お施主様の一日の暮らしぶりをよくヒアリングしたり、必要に応じて観察させていただくことで、思いもかけなかったような居場所が、最適なワークスペースになることもあります。
冒頭にも触れましたが、ワークスペースは、「仕事」だけでなく、その延長線上に「私事」としても重要な居場所になります。よく仕事場と趣味の部屋は別と考えられがちですが、仕事も私事も、同じ感覚をもった一人の人間のアクション。したがって、その使われ方はとてもシームレスにつながっていくと考えるのが自然です。仕事をするにも、映画を見るにも、読書をするにも、うたた寝するにも、その人にとってその場所が快適な空間といえる一点をつくりあげることも私たちにとって大事な仕事になるのです。
おうち時間の質(家族編)
July 14, 2020
しばらくブログの更新が滞っておりました。楽しみにされていた皆様には、心よりお詫び申し上げます。仕切り直して、また少しずつ様々なコラムを綴っていきたいと思います。
さて、第二派とも呼べる連日の感染者数拡大の報道、私たちの地域での感染者報道なども合わせ、今や「withコロナ時代」という言葉はすっかり定着してきました。それに伴い、私たちのライフスタイルにも少しずつ変化の兆しが見られます。何より、今ほど「在宅生活」のあり方について考えさせられた時代はこれまでなかったのではないでしょうか。
そこで、今一度、「おうち時間」の質について、キノイエの住まいと暮らしのあり方から少し考えてみたいと思います。まずは「家族×おうち時間」について。
仕事、部活、塾など、外出の機会が減少し、家族一人ひとりの在宅時間が増えた時、あなたはどこで何をしていますか?そこにどんな「居場所」があるでしょうか?
キノイエの設計においてとても大切にしている考え方が、「家族とのちょうどよい距離感」です。窮屈でなく、そして、離れ過ぎないちょうどよい距離感。それは、ダイニングテーブルの直径や壁との距離といった物理的な感覚はもちろんのこと、視線の重なり具合や、どこに誰が座った時に居心地がよいか?という点についても、そこに住まうご家族お一人おひとりが主人公になるポイントを考えて設計しています。
「住まいの問診票」はそのための大事な最初のツール。家を建てるにあたって、実は「こう聞かれてみてはじめて家族でじっくり考えた」という項目も多いのです。「○○部屋を○帖ほしい」という顕在的なニーズの奥にある、ご家族それぞれの暮らし方を掘り下げていく形で質問は続いていきます。私たちはその中に、お一人おひとりの「ほしい暮らし方」「距離感」「時間」などを見つけていきます。そして、その効果は、住みはじめてから徐々に実感として湧いてきます。
それが、コロナ禍の今、より謙虚に表れているように思います。
また、住まいのもつ基本的な衣食住の機能以上に、様々な楽しみ方を見出すご家族が増えていますが、その+αの楽しみを叶える空間設計になっている住まいは必ずしも多いとは限りません。なぜなら、これまでの経済合理性重視の考え方によってつくられた住宅業界のマーケティングに導かれ、多くのユーザーが、「家はこれでいい」「余計なモノはいらない」という視点で家を「買う」という選択をしてきたからです。画一的な価値観で省かれたその「余計なモノ」の中に、顕在化していなかったご家族それぞれの暮らしの楽しみ方が隠れていたりするのです。
こちらは、キノイエでの「おうちキャンプ」。今年の5月の連休は各家庭がこぞって、おうちバーベキューなどを楽しんだことと思いますが、こうしたおうちキャンプ、おうちバーベキューのような半アウトドアライフ、やってみると似合うおうちとそうでないおうちの歴然とした違いがよく分かります。
みなさんのおうち時間、とりわけご家族との時間はどのように質を高めることができたでしょうか?一番大切なのは、もちろんお互いに対する尊敬と愛情。ですが、住まいもそこに大きな一役を担っているのです。
地域の子どもたちのために
July 5, 2020
新型コロナウィルス感染症の第二波が心配される今日この頃、私たちの地元でも多くの影響があり、夏に向けてすでに様々なイベントの中止が決定しています。そのような中、弊社が毎年8月に開催する感謝祭「オレンジフェア」につきましても、集団感染のリスクを考慮し、残念ながら中止が決定されています。
オレンジフェア2019「冷たいなつやすみ」の様子
2018オレンジフェア「地球最後のなつやすみ」
・・・しかし、そのままで終わらせないのが、私たちカネタ建設。実は特別企画をご用意しました。その名も「挑戦するなつやすみ」。
ある日の晩。スタッフが見かけた、ランニングをする子どもの姿。
ひとり、家の前で素振りをする子どもの姿。
この夏、目標にしていた舞台・活躍の場が少なくなってしまった子どもたちがそれでも前を向いて歩こうとしていた。
私たちにできることはないだろうか…?
子どもたちの熱い想いに背中を押された私たちスタッフが今年限りの特別な活躍のステージをご用意しました!
【募集(エントリー)期間】
7月1日(水)~7月17日(金)
【応募方法】
下記の応募専用フォームにて必要事項をご入力ください。
募集〆切後、ご入力いただいたご住所に参加申し込み書・保護者様の同意書を郵送致します。書類をご記入いただき、返送用封筒にて 7/26 までに ご返送 いただきますようお願いいたします。
【対象】
糸魚川市在住の小学4年生~高校3年生
男女関わらずどなたでもOK!
小学生部門・中学生部門・高校生部門 でそれぞれ部門別にランキングを行います。
※糸魚川市民限定の企画となります。ご容赦ください。
【競技実施日時・会場】
■サッカー(サッカー版ストラックアウト)
チャンスは10球!!8マス中、何マスあけられるか!?
日時:8月3日(月)・4日(火) 19:00~21:00
会場:糸魚川中学校グラウンド
■野球(バッティング飛距離競争)
チャンスは5球!!ティーバッティングで一番遠くまで打てるのは誰だ!?
日時:8月5日(水)・6日(木)・7日(金) 19:00~21:00
会場:美山球場
【その他】
お一人ずつ予約時間を割り振らせていただきます。なお、一人あたりの競技時間は10分以内です。競技開始時間の20分前までに集合してください。
【保護者の皆様へ】
感染防止対策及び熱中症を含む安全対策を万全の状態で運営させていただきます。また、出場選手の保護者様のみご観覧いただけます。詳細は後日郵送にてお知らせします。
1位には賞品もご用意!未経験の人大歓迎!みんなの挑戦を待ってるよ!
ご応募はこちらから
https://www.kaneta.co.jp/category-orange
カネタ建設オフィシャルサイト
こちらの告知映像2本は、なんと全てが弊社スタッフの手づくり。絵コンテ、演出、撮影、ドローン操作、ビジュアル制作全てをスタッフの手で行いました。ぜひご覧ください。