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方針発表会


December 6, 2018

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December 6, 2018

明日は、弊社の下期方針発表会。ここ数日はスタッフみんなが資料の追い込みで、事務所内の複合機がフル稼働でした。

 

 

毎年6月と12月に上期・下期の2回ずつ開催している方針発表会は、今回で記念すべき30回を迎えます。

 

 

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今から15年前の方針発表会の資料をあらためて開いてみると、その内容の幼稚さに恥ずかしくなってしまうほど。でも、そこから一歩ずつ進化して今日があります。地味な努力を一歩一歩。これに勝るものはありません。社員みんなが作り上げる方針書。今回の方針発表会では、少し新しい取り組みの発表も予定されています。

 

 

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今年6月に開催された2018年度上期(第29回)方針発表会

 

 

 

その模様は、後日またブログでご紹介したいと思います。

 

 

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肩寄せ合うも


December 3, 2018

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December 3, 2018

以前、出張で横浜を訪れた時の1コマ。この日は、知る人ぞ知るディープな飲み屋街がひしめく「野毛」というエリアに足を運んでみました。

 

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桜木町駅から徒歩7~8分ほど歩くと、大岡川沿いに面して横に長く湾曲した2階建ての集合ビルが目に飛び込んできます。ここは「都橋(みやこばし)商店街」と呼ばれ、野毛のランドマークともいえる建物です。見るからに昭和のレトロな雰囲気を醸し出しており、ともすると常連さんの巣窟のようにも見えますが、近年は地元、観光客、老若男女を問わず、多くの人たちから愛される野毛の人気ハシゴ酒スポットになっています。

 

 

建物内には約60店も肩を並べて軒を連ねており、その一つひとつのお店は3坪ほどの広さしかありません。カウンター越しに7、8人も座ればほぼ満席のような状態になります。お店によっては立ち飲みオンリーというところも多数。もちろん、各お店にトイレはなく、ビル内に設置されている共用のトイレを使用しますが、その扉を開けるには、各店内に掛けてある共有の鍵を借りなければ開けられないようになっています。

 

 

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そんな小さなお店に足をひとたび足を踏み入れると、その日初めて出会った人たちばかりなのに、なぜか10分後には、みんながカラオケマイクを手に仲良しになるという不思議な雰囲気があります。狭い空間だからこそお互いに譲り合いながら身を寄せ、カウンター越しのママさん(バーテンさん)とのさりげないキャッチボールから違う席のほろ酔い気分のお客様にパスが流れ、そこから気の利いたジョークが返ってくる・・・まさに、昭和の懐かしい人情劇が建物内のあちこちで繰り広げられています。

 

 

そんな楽しい時間を過ごしながら、実はあらためて建築の役割の重要性を感じました。清潔感あふれる開放的な空間創造も建築の仕事であるなら、人と人とが肩をぶつけあい、自然と気心を交わせる仕掛けを創造することも建築の重要な仕事・・・この都橋商店街を見ていると、その原点を思い起こさせられたような気がしました。

 

 

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ちなみに、その都橋商店街ビル前の通りを1本入った裏通りに、「日の出理容院」と書かれた廃墟のような怪しげな建物がありますが、これもれっきとした立ち飲みバー。その名の通り、昔理容院だった場所をほぼそのまま再利用して使用している、知る人ぞ知る隠れ家バー。うっすらと灯る照明だけが営業しているかどうかを見分けるサイン。まともな看板すら立てていませんので、初めての人は勇気が試されます(笑)気になる方はぜひ、野毛のディープな世界をぜひ覗いてみてはいかがですか?

 

 

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まちに「ひらく」アプローチ


November 30, 2018

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November 30, 2018

家づくりを考える上で、特に新築の際、どうしても建物本体に気を取られ、後まわしにされがちなのが、外構部分です。特に玄関アプローチはお客様を迎え入れる際に第一印象となるとても重要な部分になります。

 

 

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玄関アプローチの考え方は様々。防犯・プライバシーという側面の「かくす」という役割がある一方、外観と並んでまちに対して「ひらく」部分でもあり、美しいまちなみを形成する重要な要素でもあります。また、家族が毎日通る場所。その家ならでは趣や個性を主張すべき場所でもあると思います。

 

 

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ソトとナカをつなぐキノイエのデザイン、敷地のゾーニングからアプローチにかけてもしっかりお施主様と打ち合わせをしながら進めていければと思います。

 

 

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嬉しいサプライズ


November 27, 2018

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November 27, 2018

本日は、上越市内でお引渡し式がありました。

 

 

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実はそこで、とても嬉しいサプライスが。

 

 

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なんと、お施主様から私たちカネタ建設上越支店のスタッフに向けて、感謝状をいただきました。これには、上越支店のスタッフも思わず涙。同席した代表猪又にとっても、お施主様ご家族と支店メンバーみんなとの良い関係が伝わってくる本当に嬉しい瞬間です。

 

 

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感謝状は、なんと書道師範の資格を持つお施主様直筆。早速、上越支店に飾らせていただきました。

 

 

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いつお会いしてもとても仲のよいお施主様。親子二世帯で暮らす新しい住まいで、たくさんの思い出を紡いでいってほしいと思います。本当にありがとうございました。

 

 

 

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モノマネからの脱却


November 25, 2018

November 25, 2018

出張その他の業務が重なってしまい、しばらく投稿が途切れてしまいました。このブログを毎回楽しみにされていた皆様、大変申し訳ありませんでした。

 

 

 

 

先日、異業種の視察研修旅行で、都内のショッピングモール内にある「Una casita(おなかすいた)」という珍しい名前のお店にお邪魔しました。コンビニエンスストアよりも小さな店内に産直の野菜が市場の2~3割程度安い値段で販売されており、連日主婦を中心とした買い物客で賑わっているお店です。現在都内を中心に人気が高まり、破竹の勢いで出店が進んでいます。昨年には、 TV番組「カンブリア宮殿」でも取り上げられました。

 

 

 

 

このお店の強さには大きく3つの特徴があります。まずその1つは、品揃えを捨て、旬と安さに集中した点。旬の野菜は出荷量も多く値段が下がることに着目し、集中仕入れを行い、反対に、旬ではない野菜には極力手を出さないという戦略で、大型スーパーおよそ10分の1の種類の仕入れで勝負しています。何よりも、肉や魚の生鮮品の扱いをやめたことで、店内には冷蔵ストッカーの姿すらありません。

 

 

 

 

2つめは、とことん「鮮度」にこだわっている点。おなかすいたでは、その日の野菜はその日のうちに極力売り切ることに力を入れており、開店後から閉店までの間も、鮮度の変化に応じ、時間によって価格をどんどん下げていく方法をとっています。したがって、店内にはなんと冷蔵ケースがないのです。仕入れと販売に甘える隙をつくらせないので、自然にスタッフも背筋が伸び、全員が緊張感の中で店舗運営に関わります。その結果、他店よりも鮮度がよいという口コミが広がります。

 

 

 

 

そして、3つめは他にはない独創的な陳列。おなかすいたでは”匠チーム”と呼ばれる特別なチームが社内に存在しており、店舗の商品棚をほとんど自前で作っているそうです。資材の大半はホームセンターで購入し、そのお店にあったディスプレイやケースを次々に自作し、商品一つひとつがより魅力的に見えるように陳列してことで、より一層お客様の注目を集めているのです。

 

 

 

 

 

けっして高度な技術ではなく、あくまで現場のニーズに寄り添い、リアルタイムに対応できる柔軟性やフットワークの軽さが、売り場に集まってくる主婦たちの心をしっかりと掴んでいるというところに、私たちも仕事の原点を垣間見た気がします。

 

 

 

 

「Una casita(おなかすいた)」を運営する株式会社MongTeng(モンテン)の高品社長は40代半ば。ここに至る過程で、様々な挫折と失敗を繰り返し、人のモノマネでない本物の経営を追求することに目覚め、次々に新しい取り組みを展開する若き社長の姿に元気をもらいました。今後の活躍がとても気になります。

 

 

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時間をつなぐリノベーション


November 20, 2018

November 20, 2018

先日、所用で村上市にお邪魔しました。

 

 

糸魚川市が新潟県最西端であれば、村上市は新潟県最北・最東の市。かつて村上藩の城下町として栄えた場所で、三面川の鮭や村上牛などが有名。今も城下町の面影が色濃く残る歴史情緒溢れるまちです。

 

 

 

 

その村上駅前に大正11年の創業当初から存在する扇屋旅館さんに宿泊させてもらいました。80年以上に渡り増改築を繰り返してきたこの旅館は、2012年に敷地内にオーナーの住宅を新築することをきっかけに、耐震補強を含む全面リノベーションを行い、モダンとクラシックの融合する素敵な旅館に生まれ変わりました。生まれ変わった扇屋旅館の敷地内にはカフェも併設し、まちに開いた新たな駅前スポットとして親しまれるようになり、2013年にはGOOD DESIGN賞、インテリアデザイン大賞等を受賞するなど、この地を建築探訪する際には外せない場所になっています。

 

 

 

 

 

最大の特徴は、既存の古い建物と新築部分が緩やかにつながるような設計デザインに腐心されている点。新旧の対比ではなく、グラデーション。宿泊客が建物内にひとたび足を踏み入れると、廊下やお部屋の随所に、新しさで清潔感あふれる旅館でありながら、創業当時の時代感がクロスオーバーしてくる、不思議な落ち着きが感じられる空間になっています。こうしたあたりに設計者の絶妙なセンスを感じます。

 

 

 

 

このリノベーションを手掛けた設計事務所によると、「着目したのは既存の中庭です。通りに対して閉ざされていた中庭を減築によって街に開き、それを核として旅館と住宅の諸機能と、雑多な建築群を再編した」とあります。「長年親しまれてきた空気感を残すことにも留意した」とあるように、新しく生まれ変わったこの中庭は、この地を訪れる観光客や宿泊客、そして地域の人々にも開かれた公共空間を生み出しており、さすがの一言です。

 

 

 

 

 

キノイエの設計思想にもある「ソトとナカをつなぐ」というコンセプトに通じるものを感じつつ、新築では絶対に表現することができない、その建物の歴史と息づかいが現代という時間としっかりとつながるリノベーションの好例に、大いに刺激をいただきました。

 

 

001

 

 

なお、この旅館の宿泊料金はとても良心的(素泊り:¥5,400~/1泊2食:¥7,560~/朝食のみ、夕食のみも対応可)です。村上を訪れた際はぜひ一度宿泊してみてはいかがでしょうか?

 

 

扇屋旅館のホームページ

http://www.ougiya-murakami.com/

 

 

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時間を届ける


November 18, 2018

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November 18, 2018

皆さま、こんにちは。はじめましての方は初めまして、ながさきです。(2回目の投稿になります)

 

 

今回は手紙についてのつぶやきを一つ。

 

 

先日テレビで、「早くも今年の年賀状が発売された」というニュースを見ました。確かに、今年はもう残り2ヶ月。

 

「もう、そんな時期かぁ」

 

なんて思って観ていました。

 

 

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そんな中、年賀状発売のニュースとともに流れるのは、年賀状を書く人が年々減っているという郵便局さんの嘆き。確かに年賀状どころか手紙を書く人も少なくなってきましたね。

 

 

私自身、就職活動中に手紙を書く授業がありました。20代目前にも関わらず、手紙とメールの書き方講座。「日本人の手紙離れはここまで進んでいるのか…!」と、衝撃を受けたのはいい思い出です。

 

 

手紙やメールでこんな状態なら、年に1回だけしか書かない年賀状は確かに書く人は少なくなるでしょう。

 

 

新年の挨拶と旧年の感謝を伝える年賀状。最近はSNSで済ませる人も多くなってきましたね。確かに私自身もすべて年賀状を書くか、と聞かれるとそうでもない。友人、知人からLINEで来ると、ついついそのままLINEで返してしまいます。

 

 

けれど、やっぱり年賀状に限らず、手紙などは貰うと嬉しいものです。

 

 

小学生のころは手紙交換なんてものも流行っていまして。内容は学校で話すこととなんら変わりないのですが、やっぱり封を開けるときはワクワクしました。

 

 

年を重ねるとともに手紙の内容や渡す相手はどんどん変わっていきましたが、封を開けるときのワクワクはいつまでも変わりません。

 

 

さて、ここまで手紙について話していながら、ふと考えました。

 

「最近、手紙書いたのいつだろう?」

 

…覚えてない。全然、思い出せない。

 

 

しかし、買い物に行くとフラフラ行くのは便せん売り場。特に手紙を書く予定もないのに、しばらく居座ります。「あの人に手紙を書くなら、この便せんが似合うかな」なんて、思って眺めているのが好きです。

 

 

手紙にすると、普段中々言えないことも伝えられる、なんてよく言います。確かに、素直になれると言えばそうでしょうね。

 

 

SNSが普及し、言葉はとても簡単に届くようになりました。しかし、簡単に届くようになったからこそ、相手を思う時間は減っているような気がします。

 

 

例えば、遠く離れた家族や友人に、

 

「元気です。」

 

という、たった一言だったら、私は手紙でもらった方が嬉しいです。

 

 

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手紙は書いている時の自分の時間も一緒に届けることができます。

 

性格が表れている便せん。

 

緊張したのか、強い筆圧で書かれた文字。

 

何度も書き直した、消しゴムのあと。

 

そんな手紙を書いた時間が、変わらない癖字とともに相手に届きます。

 

 

手紙を書く機会はとても減りました。自分の時間を相手に届ける機会はとても少ないです。だから、せめて年に一度だけでも、自分の時間を届ける人が、少しでも増えるといいなぁと思う、今日この頃です。

 

 

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白鳥の季節


November 16, 2018

November 16, 2018

先日、とある用事で新発田市方面に向かいました。

 

 

 

水田が広がる景色にふと目を凝らすと、たくさんの白鳥が羽を休めている姿に気付きます。新潟県は国内有数の白鳥の飛来地。冬の訪れを知らせる渡り鳥の白鳥は、何千キロも離れた遠いシベリアから毎年越冬のためにこの地にやってきます。特に新潟市はコハクチョウの飛来地として日本一を誇っています。

 

 

 

 

県内にある白鳥の飛来地として代表的な場所は、「鳥屋野潟」、「福島潟」、「佐潟」の三つの潟湖。白鳥たちは日中、周辺の田んぼへエサを取りに出かけ、夕方に湖に戻ってくるというサイクルを繰り返します。

 

 

 

 

ちなみに、私たちの暮らす上越、糸魚川エリアにも時折白鳥が飛来し、周辺の田んぼで目撃されることがあります。最近では、繁殖に成功したトキにも出会うケースもあります。美しい田園風景と純白の野鳥が大空を舞う姿がすぐ近くで見られるこの新潟という地域は、素晴らしい魅力に恵まれた自慢の地域だとあらためて感じます。

 

 

 

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にぎわいの復活へ


November 14, 2018

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November 14, 2018

先日、糸魚川市駅北エリアにて住宅再建の地鎮祭が執り行われました。

 

 

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こちらは、一昨年12月22日に発災した糸魚川駅北大火にて被災されたお住まいの復興再建となります。このお隣の敷地でも同様に再建工事が進んでいます。

 

 

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来月で被災から丸2年。現在、少しずつ再建が進んでいます。同時に、大火からの復興を目指し、市民会議やまちづくりフォーラム、にぎわい創出イベントの取り組みなど、官民が協力し合って様々な取り組みが精力的に行われています。

 

 

まちの“にぎわい”とは何か?・・・建物の再建によって物理的な復興は進みますが、本当に必要なことは、「人と暮らしの輸血」ではないかと私たちは考えています。身体中にあたたかい血が巡るように、そのまちの普段の日常に人の暮らしの息づかいが感じられることこそ、本当のにぎわいと呼べるのではないかと思います。本町通り、広小路通りなど、ロの字商店街と呼ばれるエリアに人と人とが自然に触れ合い、会話が流れる暮らしが再び訪れること・・・そんな“にぎわい”が復活する日が訪れることを私たちは心待ちにしています。そのために、私たち市民一人ひとりにできることは?・・・完成後の暮らしをイメージしながら、そんなことを考える今日この頃です。

 

 

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地鎮祭では、様々な思いをはせながら拝礼をさせていただきました。

 

 

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欄間のもつ歴史


November 10, 2018

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November 10, 2018

日本建築様式の一つ「欄間」。昔の家には必ずといっていいほど、特に二間続きの和室の境目に設置されていたもので、現在も多くの日本建築に採用される伝統工芸ともいえるものです。

 

 

欄間の歴史はとても古く、その起源は江戸時代中期の17世紀初期からともいわれています。欄間彫刻といえば、富山に古くから伝わる「井波彫刻」が有名ですが、その由来は、1700年代終わり頃、本願寺五代の綽如上人(しゃくにょしょうにん)が1390年に建てた富山の瑞泉寺を修復するため、京都から御用彫刻師が派遣されたことから、この地で地元大工が本格的に彫刻の技術を学んだことから始まっているようです。そのような背景からも、欄間は当初、お寺や特権階級の屋敷に限られており、その力を示すためにつくられたものでした。これが江戸時代以降になると、徐々に一般住宅へと広まっていきました。

 

 

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鴨居の上に取り付けられる欄間の目的は、主に採光や通風を良くするという実用性の他、その家の品格となる室内装飾の位置づけとして取り付けられるようになっていきました。なお、通風という点では、単に外からの風通しだけではなく、焚いたお香の煙を各部屋に行き渡らせる風の通り道の役割もあったといわれています。

 

 

そしてこの欄間、時々、建て替えのお客様より「新築の家にどこかで使ってほしい」とオーダーされるケースがあります。

 

 

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つい先日も完成した建て替え新築住宅にも旧家の欄間が大切に再利用されました。欄間の彫刻は、その家の顔ともいえる存在。もし、ご実家に欄間が残っているようでしたら、その歴史を辿ってみてはいかがでしょう。その家を建てたご両親やご先祖様の思いに触れることができるかもしれません。

 

 

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