新 魚沼の家
August 3, 2018
先日、十日町で圧倒的なシェアを誇る実力派工務店「フラワーホーム」様にお招きいただき、先日完成したばかりの藤田社長のご自邸を見学させていただきました。フラワーホーム様と弊社はお互いの成長進化のために多くの情報交換を通じて、良好な関係を築かせていただいている会社様です。
今回、こちらの新築の設計を担当したのは、建築家の伊礼智先生。建築業界ではもう知らない人はいないカリスマ建築家。戦後日本のモダニズムを代表する建築家吉村順三氏の路線を受け継ぐ建築家であると同時に、日本のスタンダード住宅のあるべき設計作法をレシピ化(=標準化)した功績などから全国の工務店、建築関係者たちから絶大な支持を集めています。
伊礼先生の設計の魅力は語ればキリがありませんが、ため息が出るほど美しい細部の収まり、シンプルで色褪せない照明計画、快適さを実現する視覚・肌触り・配置・動線の絶妙なバランス、敷地との連続性など、「小さくつくって大きく暮らす」という私たちキノイエの建築思想に大きく影響を与えています。
こちらの藤田社長の新たなご自邸は、伊礼先生の建築思想と共に、藤田社長のこだわりで地元県産杉である「越後杉」の採用や地域最高クラスの断熱性能(UA値=0.28W/㎡K)とZEH準拠など、地元でトップを走る進化系工務店のプライドを感じる素晴らしい建物に仕上がっています。
いくつか写真を掲載せていただいていますが、この空間に腰を下ろした際の居心地のよさは、なかなかお伝えするのが難しいです。とにかく、ため息が出るほど居心地がいいです。
上の写真は、今回、建物の解説をしていただいた藤田会長(奥)と仲良しの二村建築 二村社長(手前)とのツーショット。二村建築様もまた弥彦エリアで圧倒的な人気を誇る超技能集団。他にも感性の高い各地の優良工務店の社長並びにスタッフの皆様が数多く訪れています。
十日町は先週から「大地の芸術祭」が始まりましたが、大自然の中に溶け込むように建つ藤田社長の新しいご自邸は、まさに魚沼地域の芸術作品と言っても差し支えないのではないかと思います。
「新 魚沼の家」と命名され、先月下旬から完成見学会が開催されています。ご興味のある方はぜひフラワーホーム様のウェブサイトよりチェックしてみてください。
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ショートドラマ第3話
August 1, 2018
実に15年ぶりに地球に火星が最接近するというニュースが流れる中、カネタ建設ファン感謝祭「オレンジフェア」の告知ムービーの第3話が公開されました。早速ですが、以下の画像をクリックしてください。
第3話「ヤツラハモウスグソバニ」
↓↓↓
侵略のやり方がなぜが日本式(笑)敵ながら愛おしくも感じます。
「オレンジフェア2018」は、8月5日(日)、今年も新しいメニューをご用意して、皆様に最高の夏の一日をお届けしたいと、現在スタッフが総力を挙げて準備中です。会場は例年通り糸魚川市民会館前特設会場の予定となっています。どうぞお楽しみに。
追伸・・・
今朝、代表猪又が出社すると、社長室の入り口ドアにはこんなものが貼られていました・・・スタッフの暴走ぶりが半端ないって(笑)
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「地球最後のなつやすみ」まであと1週間!?
July 29, 2018
カネタ建設がお贈りする夏の一大感謝祭「オレンジフェア2018~地球最後のなつやすみ」、8月5日(日)の開催まで、残すところあと1週間となりました。現在弊社の本社敷地内にてアトラクション装置の製作その他準備が進められております。
・・・よく見ると、製作しているのは宇宙からの侵略者たち!?
当日、どんな仕掛けが子どもたちを襲うのか?!
そして、研究室(給湯室)でも、何やら怪しい球体の開発が・・・(笑)
こちらの物体は、毎年好評の流しそうめん(今年のタイトルは「地球防衛そうめん」)コーナーで登場予定です。
なお、オレンジフェアの準備の様子は、カネタ建設スタッフブログ、フェイスブック、インスタグラムなどで少しずつご紹介していますので、こちらも合わせてご参照ください。
オレンジフェア2018「地球最後のなつやすみ」は、8月5日(日) 10:00~15:00 糸魚川市民会館前特設広場で開催します。どうぞお楽しみに。
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「上刈の家」完成見学会は9/8・9
July 27, 2018
現在建設が進んでおります「上刈の家」(糸魚川市)の完成見学会の開催日程が正式に決定しました。
「上刈の家」完成見学会
9月8日(土)・9日(日)
10:00a.m.~4:00p.m.
会場:糸魚川市上刈地内
会場図他イベント情報はこちらをご参照ください。
外装にキノイエでは初の横板張り仕様を採用しました。自然に溶け込み幾年変化の中で風景とよく馴染むデザインが、キノイエのラインナップに新たに加わります。また、内部は、キノイエのアイデンティティでもある開放的な玄関土間、断熱性能はもとより、超湿性、吸音性にも優れた2階の「すのこ天井」などを標準採用。ソトとナカをつなぎ、自然と調和する落ち着いた空間を実現しています。
工事は現在順調に進行中。見学会の詳細は後日発表させていただきますので、今しばらくお待ち下さい。
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HOUZZの特集に選ばれています
July 25, 2018
リフォームをしたい人と住まいの専門家をつなげる米国のコミュニティサイト「houzz」。家づくりを考えている人々、住宅デザインやインテリアが大好きな人々、リノベーションのプロフェッショナルなど、今や全米にとどまらず世界中から 4,000万人以上が集まるコミュニティになりました。2015年からは日本にも進出し、着実にユーザーを増やしています。
そのhouzzの公式サイトが、このほど地域特集として「新潟の厳しい気候に対応する、高性能の美しい家19選」というページを開設。実はその19選の中に私たちキノイエも選ばれています。
“日本有数の豪雪地帯で、かつ夏は蒸し暑い新潟県。厳しい気候に対応する性能と美しいデザインを両立させた住宅をセレクトしました。”・・・キノイエのこだわりがしっかりピックアップされている・・・houzzの情報収集力にあらためて驚くばかりです。
「新潟の厳しい気候に対応する、高性能の美しい家19選」は、下記URLよりご覧いただけます。
HOUZZ:https://www.houzz.jp/ideabooks/109571706/list
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地元の草木で彩る天井画
July 23, 2018
ご縁があり、私たちカネタ建設では現在、糸魚川市田伏地区にある曹洞宗の寺院、大雲寺様の霊雲堂改修工事を施工させていただいております。
ここでは、昨年春より霊雲堂の天井を色彩画で飾る事業が進められておりましたが、この度その天井画48枚が完成。天井取付け前の貴重な機会に間近でその天井画を鑑賞できる完成展示会が行われました。
この鮮やかで美しい見事な天井画の作者は、糸魚川市能生柵口にある西運寺ご住職の奥様、楠 愛 様。ご結婚されるまでは、京都、奈良などで寺院の建材やふすま絵などの文化財修復に携わっておられました。
リンドウ/フクジュソウ
ツバキ/アサガオ
ヒガンバナ/ヒマワリ
ホタルブクロ/ウメ
日本美術の源流ともいえる仏教美術の不文律を押えつつ、現代アート的な独特の視点と繊細なタッチで描かれている彼女の作風は、見る人に様々な印象を与えてくれます。インスタ映えもする彼女の素晴らしい作品の数々に思わずため息が出てしまいました。
また、この48の草木は全て地元糸魚川市に自生する植物ばかりを集めています。まさに地元に根付き、地元を映し出す寺院。訪れた人々に心の静寂を与えてくれると共に、この地域の美しさにあらためて気づかせてくれる霊雲堂。完成が今から楽しみです。
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農村の家こそ高性能化を
July 20, 2018
“日本の住宅がずっと貧しかった理由は何だと思いますか?”
これは先日、とある全国の住宅会社・工務店関係者が集う勉強会に参加してきた際のこと。同席されていた建築家の堀部 安嗣(ほりべ やすし)先生が、集まった参加者に問いかけた言葉です。堀部先生はその後、このように続けました。(以下、話し言葉を文章に書き起こしましたので、表現が適切でない部分もあるかもしれません。)
“それは、日本人がこれまでずっと「我慢」することを「善し」としてきたからです。真冬の寒さも我慢していれば、いずれ春が来る。(言い換えれば、夏の厳しい暑さも、我慢していれば、いずれ秋が来る)・・・昔は、大半の日本人がそう考えていました。しかし、今はどうでしょう?「おばあちゃんの家は寒いから嫌だ(行きたくない)」・・・東京に暮らすお孫さんが、実家に里帰りする際に、こんなことを言われるのが今の時代です。かくいう私の実家も富山県にあります。真冬の話になりますが、たまに実家に戻ると、夜は全く暖房の効いていない客間で寝ます。当然ですが、朝は凍りついた部屋で白い息を吐きながら目覚めることになります。富山の広い屋敷の中、お風呂もトイレも同じように凍りつく。ばあちゃんはそんな暮らしでも元気でしたが、現代人ならとても我慢できません。そして、いつかきっと身体を壊す(あるいは命を落とす)ことになるでしょう。自然が豊かで、都会にはない美しい風景が広がる田舎の生活に若い人が魅力を全く感じていないのは、家の性能が悪いから。そして、そのことをずっと見過ごしてきたからです。”
“私も今までは、住宅の高断熱高気密化について少しバカにしていたところがあったかもしれません。でも今は違います。よく、「住宅の高断熱高気密化を進めると、人は内に籠る息苦しい暮らしになってしまう」と考える方がいらっしゃいますが、それは全く逆。住宅が高断熱高気密になり、快適になればなるほど、実は人間はソトに向かって出ていくのです。つまり、快適な暮らしを約束されているという「安心感」が人をソトに向かわせるのです。・・・だからこそ、自然が豊かで風情があり、人と人との関わりに血が通う田舎の家(あるいは農村の家)が都市の家よりも高断熱高気密化し高性能になれば、地方に対する価値観、暮らし方は劇的に変わります。”
自然の恵みをもっと身近に享受し暮らしを楽しめるようにするには、家の高気密高断熱化が不可欠。堀部先生の考え方は、小さくつくって大きく暮らす、ソトとナカをつなぐ暮らし、世界基準で考える高断熱高気密住宅を追求するという私たちキノイエの考え方と、向いている方向はほぼ同じであることを強く実感した一日でした。より多くの人が(どれも同じように見える)家の性能(が会社の考え方によって大きく違うということ)についての理解を深めてほしい、私たちの暮らす上越地域でも、こうした考え方に基づいた家づくりが当たり前になる日が訪れてほしい・・・私たちは、住宅性能後進国に陥ってしまっている日本の家の性能水準を上げていくという社会的使命を果たし、ソトに向いた豊かで快適な暮らしを実現させていきたいという気持ちを新たにしました。
建築家 堀部 安嗣(ほりべ やすし)先生
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いよいよ全貌公開
July 18, 2018
カネタ建設が毎年夏にお届けするモンスター級の感謝祭「オレンジフェア」の今年の詳細がいよいよ発表されました。
今年は題して「地球最後のなつやすみ」。
今年のテーマは「宇宙人来襲!」。次々に立ちはだかる宇宙人と障害物を乗り越え、アースプールに設置してあるミサイル発射を阻止せよ!・・・子どもたちはそれぞれにウォーターガンを手に取り、次々に攻撃してくる宇宙人をかわしながら親玉の総攻撃を突破し、地球に向けて発射しようとするミサイルの発射スイッチを破壊してクリアするミッション。作戦が成功すると、アース・プールと呼ばれる巨大な水の遊び場で楽しむことができるという内容で、昨年の人食いザメが襲い掛かってくる(⁉)「恐怖だらけのなつやすみ」からさらに内容が進化しています。
14年目に突入したオレンジフェアは、様々なNEWアトラクションを引っ提げてさらにパワーアップ!! カネタ建設スタッフが総力を挙げて、地域の皆様に最高の夏の思い出をプレゼント致します。
開催日:8月5日(日) 10:00~15:00
会場:糸魚川市民会館前特設広場
詳しくは、カネタ建設のウェブサイトにて情報を随時更新中です。どうぞお楽しみに!
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よるカフェ
July 16, 2018
週末の14日(土)・15日(日)の2日間は、「よるカフェ」と題して、夕方17時から20時までの時間帯を特別開放しての暮らし方体験イベントを開催いたしました。
「家」時間の中で一番長く過ごす「夜」。・・・風がそよぐ・・・虫が鳴く・・・草木が触れ合う・・・心地よい音に耳を澄ませる初夏。自然を肌で感じる丁寧な暮らし・・・そんな夜の キノイエ をゆっくりと体感する特別な時間をご用意しました。
当日は、ウッドデッキでスイカを頬張ったり、2階のフリールームでまったりと映画鑑賞したり、リビングでおいしいコーヒーとスウィーツを堪能できるなど様々なメニューをご用意して開催。日中開催の見学会とは異なり、より身近な雰囲気でキノイエの暮らしをイメージすることができる設えに。「住宅展示場を見て回る」という感覚とは一線を画し、友人宅にお呼ばれした時のような感覚で楽しんでいただけたのではないかと思います。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。また折を見てこうした楽しい企画を開催していきたいと思います。
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家づくりで町かどの風景を変える
July 13, 2018
建築家の趙 海光(ちょう うみひこ)先生の執筆による『「現代町家」という方法 ~ 家づくりで町かどの風景を変える』と題した著書が発刊されました。
「一軒の家から町の家へ・・・町の風景をつくっているのは建物自体よりも家と家の間を埋めている空地の方なのでしょう。その空地に向かってどんなふうに暮らしを開くかが、住宅の佇まいを決めており、それが集まった姿がまちの風景になります。」・・・そう語る趙海光先生は、私たちキノイエの外部設計アドバイザーとしても協力いただいている現代町家の提唱者。この本は、単なる住宅設計・デザインの指南書ではなく、街なかの「まちづくり」と、田園居住の二つの路線を進める上で、どちらにも通用する高いメッセージ性を持っている素晴らしい本に仕上がっています。
そして、実は、この書籍の随所に、私たちキノイエの作品写真が事例として採用されています。
No.16 厚板
No.19 箱パントリー
No.20 Mソファー
そして、後半の章には、「現代町家で町かどをつくる」と題し、趙先生が各地で工務店と共に取り組まれてきたプロジェクトの紹介があるのですが、その中に、なんと私たちカネタ建設との取り組み事例も紹介されています。
タイトルは「路地型の町かどづくり」。平成28年12月に発災した大火後の糸魚川駅北中心部の町かど再生を考えようと、趙海光先生と私たちで試行錯誤した一部を紹介しています。2軒の住宅で今後のまちなかの顔となる町かどのモデルを先行して建ててみてはどうか?ということで取り組んだ事例です。
この取り組みは、まだ実現に至っていませんが、今後この地域の町かどの在り方、賑わいを考える上で非常に試金石となるプロジェクト。いつかチャンスがあれば、この考え方をベースに具現化できればと考えています。もしご興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひ私たちにご相談ください。
※趙海光先生に関する過去のブログ記事
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