環境デー
June 19, 2018
先日の日曜日は糸魚川市の環境デー。各地区が一斉に周辺の草取り他環境美化に携わります。
弊社は、毎回その前日に本社のスタッフで敷地周辺の環境美化を行いますが、今回は弊社の敷地周辺から少し離れた糸魚川駅アルプス口前の歩道の美化を行いました。
この通りは、「まちの顔」ともいうべき南側のメインロード。毎朝多くの地元高校生や市役所に通勤される方などが利用されています。
雑草は逞しく、様々な隙間からスクスクと・・・
特に視覚障碍者用誘導ブロックはこのような状態に。
夕方1時間ほどの作業で、南口の大通りはこんなにスッキリ。
ほんのささやかな地域貢献活動でした。
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子どもたちに「ふるさと」をつくりたい
June 17, 2018
7月にカネタ建設にて完成見学会を予定している糸魚川市能生の住まい。先日、お施主様を交えて竣工撮影を行いました。
「子どもたちに“ふるさと”をつくりたい」・・・そう語っていたお施主様ご夫婦の家づくりは、以前に転勤で長く地元から離れた生活を続けた経験から、子どもたちには、しっかりと自分たちのふるさとの暮らしを味わい、楽しい思い出を記憶に留めてほしいという思いがとても強くありました。
親子の絆、特別な意味が込められた記念樹を毎日眺め、畑の土に触れ、自然の恩恵を直に感じる暮らし・・・
私たちにできること、それは、そのご家族が思い描く「暮らし」の各シーンを一つずつ丁寧にカタチにするお手伝い。デザインの奥にあるオンリーワンの暮らしを考える。設計とは何かという思想の違いこそが、住宅会社の違い。皆様にはぜひその違いを直接その目でお確かめいただければと思います。
こちらの住まいの完成見学会は、7月7日(土)・8日(日)の2日間、糸魚川市能生地内で開催予定です。詳しくは、カネタ建設のウェブサイトをご参照ください。
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地味な努力の積み重ね
June 14, 2018
先日は、新年度のスタートとなる上期の方針発表会が開催されました。
弊社の方針発表会は毎年上期・下期の2回に分けて行われ、全部門の社員が集まって一日かけて行います。写真ダイジェストで雰囲気ををご覧ください。
今年のテーマは“シゴト・カイカク”。私たちが掲げる“シゴト・カイカク”とは、単なる働き方改革、業務革新ではなく、1.自分を幸せにする、 2.お客様をファンにする、 3.会社を強くする・・・といった3つの明確な動機と目的をもっています。この目的を達成することで、地域でいちばん進化する魅力的な建設業の姿を目指していきたいと考えています。
毎回少しずつ新しい試みを繰り返しながらの方針発表会も気がつけば29回。次回で30回目を数えます。最初は何もかもが手探りで、試行錯誤の連続でした。あらためて当時の第1回目の方針書と見比べてみると、気が付かないうちにここまで変われるのかと思うほどに中身の充実と発表者のプレゼン内容の進化を見ることができました。やはり、時代がどのように動こうとも、地味な努力も一歩一歩の積み重ねに勝る成長戦略はないと実感します。もちろん、私たちが目指している理想の姿はまだはるか遠くの世界ですので、日々精進が必要です。
これからも、できないことを嘆くより、「できるように繰り返しがんばってみる」という精神を忘れず、地味な努力を一つひとつ積み上げていきたいと思います。
方針発表会の後は、恒例の社内コンパ(懇親会)。普段は、建築、土木、介護など、各セクションに分かれ、なかなか顔を合わせない仲間たちもここでコミュケーションを深めます。地域で唯一の「暮らしワンストップ企業」を目指して、チームワークづくりもしっかりと構築していきたいと考えています。
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もうすぐ2歳
June 11, 2018
キノイエのモデルハウス「塩屋新田の家」が上越市内にグランドオープンしたのは、2016年6月17日。そう、まもなくキノイエは誕生2周年を迎えます。
・・・でも、まだ2歳なんですね。とても長いようで短かった2年間、これまでにたくさんのお客様との出会いがありました。デビュー当初は馴染みの少なかった広い土間玄関スペース、小さくつくって大きく暮らす、コンパクトでハイクオリティな木の家での暮らし方・・・「住まう・暮らす」というキノイエ独特の考え方に馴染みの少なかったお客様に対し、正直なところ、私たちも最初はその魅力の全てをうまくお伝えすることができていませんでした。
しかし、こうして2年の月日の経過と共に、徐々にキノイエの魅力に気づき始めたお客様からの反応が変わり、少しずつお問い合わせの件数も増えてまいりました。そして、私たちの中にも、2年前のデビュー当時と比べて強い確信をもつことができるようになりました。キノイエにしかない魅力、キノイエだからこそ実現できる暮らしについて自信をもってお伝えすること、そして、30年後もその住まいに誇りを持てる暮らしを提供することこそが私たちの使命でもあり、働く喜びだと考えています。
まだまだ2年。これからも素直に向上心をもって研究開発に取り組み、私たちキノイエは進化を続けてまいります。ぜひ皆様からの応援をよろしくお願いいたします。
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キノイエのエッセンスを継ぐ
June 9, 2018
キノイエをプロデュースしているカネタ建設では、キノイエのエッセンスを生かしたもう一つのラインを開発しています。
開発コードネーム:通称「Mライン」と名付けられているこちらの住まいは、キノイエで培ったコンパクトかつハイクオリティなパッシブ設計、木のぬくもりを最大限に生かしたデザインを踏襲しながら、お求めやすい価格帯で上質な暮らしを実現する新カテゴリー。
コストパフォーマンスに優れ、断熱気密性能はキノイエと全く同等。地域トップクラスの性能を標準化し、全てのお客様に住宅本来の機能で後悔させないことが、私たちカネタ建設としてのポリシーです。
こちらの住まいは、現在糸魚川市能生地域で建設中。7月7日(土)・8日(日)の2日間に完成見学会を予定しています。詳しくは、カネタ建設のウェブサイトにて。詳細はこれからになりますが、お時間のある方はぜひこちらもチェックしてみてください。
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お引渡し その前に
June 6, 2018
先日、「西本町の家」のお引渡しをさせていただきました。
お引渡しにあたり、前日は建物並びに敷地周りの最終チェック、清掃、お引渡し式の準備その他の作業を行います。この時期は、敷地内の雑草も伸びるのが早く、スタッフが手分けして綺麗に取り除きます。
キノイエでは、敷地全体を暮らしの空間と捉え、土地と建物を切り離すような設計ではなく、敷地と建物を一体とした設計をしています。
住まいのお引渡しに際して、壁や床に小さな傷や汚れがあっても許されません。それと同じように、敷地内もスギナ一本ですら残してのお引渡しはできないのです。
建物の完成直後は綺麗だった敷地内も、この時期には既にスギナ等も伸び盛りに。
水仙は来年も綺麗な花が咲くように、残しました。
キノイエでは、いつもほんのちょっぴり工夫をして感動のお引渡し式を行います。お施主様にとって、思い出に残るお引渡しの瞬間をどのように演出するか、毎回スタッフも真剣に考えます・・・ちなみに、上の写真は、音声ケーブルがうまく接続できず立ち往生しているところでした(笑)
感動のお引渡しの様子はまた後日、お見せできる範囲でご紹介できればと思います。
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日本の家は寒過ぎる
June 4, 2018
6月衣替えの季節に入り、日に日に日中の暑さが本格的な夏の到来を予感させるこの頃、今日はあえて冬の話をしたいと思います。
先日、スウェーデンに現地法人のある企業の方とお話をすることがありました。スウェーデンは、東はフィンランド、西はノルウェーに接し、南はオーレスン海峡を挟んでデンマークと向かい合う、北欧諸国最大の面積をもつ国。国土の北部はラップランドと呼ばれる北極圏の地で夏は白夜となります。
メキシコ湾流のおかげで、緯度のわりには比較的温暖ですが、北極圏の冬はやや厳しい気候で、四季ははっきりと分かれている国です。東京の平均気温よりも5~10℃低く、8月に至っては、13℃ほど下回ります。
そのスウェーデン駐在の方との会話で盛り上がった話題、それはなんと「日本の家は寒過ぎる」ということ。特にスウェーデン人のご家族が日本に赴任し、日本の住宅に入居してまず発する言葉が「なんでこんなに日本の家は寒いの!?」だそうです。日本よりも冬の平均気温が低く、一時的には極寒状態になるスウェーデン。とてもおかしな話ですが、実は、アジア・欧米諸国の中でもそれだけ日本の住宅の断熱気密性能は低いというのは、残念ながら厳然たる事実なのです。
スウェーデンの住宅の断熱性能は日本よりもはるかに厳しい基準で建築されます。自治体がセントラルヒーティングシステムを取り入れ、まち全体を温かく快適な環境にしています。また、日本とスウェーデンの気候での決定的な違いは「湿度」。日本の夏は湿度が高く、とても蒸し暑いですが、スウェーデンはカラッとしています。夏は窓を開けるだけで十分。空調機器に頼る必要がありません。(だから、スウェーデンの家のつくりをそのまま日本にもってきても合いません)「家のつくりようは夏をもって旨とすべし」と徒然草で吉田兼好が謳ったように、日本は昔から夏の高温多湿の環境の中でいかに快適に、そして病気にならずに住まうかということに心血を注いできた歴史があります。もともと冬は「寒ければ厚着をしなさい」という考え方が根底にあったようですね。
しかし、高度成長時代を過ぎて久しい現在もなお、日本の住宅性能が世界最低レベルに甘んじている背景。それは、戦後の復興から高度成長時代、人口の増加、生活水準の向上の中、住宅建設にあたって、質よりも量を重視した政策が大きく影響しています。(もちろん、ここに日本のエネルギー政策に関する考え方も加わってきます)その間、日本は住宅性能に関して急激な性能基準の引き上げを避けてきました。近年うたわれる「高気密高断熱」「次世代省エネ基準」にしても、大手から中小工務店、個人大工まですそ野の広い住宅産業が混乱しないための激変緩和措置が講じられた折衷案によるもの。世界の基準からみればなんとも心もとない基準。だから、実は現在、法で定められた性能基準の下限値ギリギリでクリアすることだけに徹し、価格の安さを訴求する住宅会社から、その20年先を見据えた高性能化に舵を切っている住宅会社、今後性能基準が引き上げられてもそもそも技術的に対応できない会社などが混在し、日本の住宅業界は混沌とした状態になっています。
現在の日本の住宅性能は、みな同じでもなければ、ブランド力のある企業の家が必ずしも世界基準で高性能ではないということを知っておいても損はないと思います。
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上棟日和
June 2, 2018
少し前になりますが、先月の21日、快晴の中、上越市鴨島地内で建方が行われました。前日まで何もなかった場所に一日にして突如建物が建つので、ご近所さまも皆さん興味津々。先週末は上越市内で小学校の体育祭が行われ、月曜日を代休としていた学校も多かったようで、現場近くにもたくさんの子供たちの姿がありました。また、現場では大きなクレーン車も動いていたので、特に小学生くらいの男の子たちは、お家の窓からのぞいたり、外に出てちょっと離れた所からジッと眺めたりと、とりわけ小さな現場監督さんのようでした。
本日は、そんな一日の上棟の様子をダイジェストでお伝えしたいと思います。
まずは、建方前、基礎工事完了の様子。
建方当日の朝。現場内に沢山の資材が運びこまれ、1階の柱から立ち上げていきます。
2階の床組が完了するとこのような状態になります。
次は、2階の柱を立ち上げていきます。
小屋組の様子です。
当日の午後4時には、ご覧の姿に。
おかげさまで、事故なく無事に建方作業を終了しました。施工に携わった関係者のみなさん、大変おつかれさまでした。それにしても、大工さんたちの息の合ったチームワークや、クレーンのオペレーターさんとの絶妙な連携作業は、毎回見ていてため息が出るほど、その美しさに脱帽です。 周りで見学していた小さな監督さんたちの中で、将来建築を目指す若者が誕生してくれるといいなと思います。
Aさま、上棟おめでとうございます。これからも、よろしくお願いいたします。 (追伸:差し入れ、ありがとうございました。)
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敢闘賞おめでとう!
May 31, 2018
以前のブログ記事でもご紹介しましたが、今年春、弊社に新入社員として建築部スタッフに加わった岩﨑さんがこの度、出身大学代表としてJIA全国学生卒業設計コンクール2018 北陸支部公開審査会に臨み、見事敢闘賞を受賞しました。
審査会は去る5月13日(日)、福井県国際交流会館にて開催され、北陸4大学1高専から計9作品がエントリー。その中で弊社の岩﨑さんの制作発表が、最優秀賞の次点となる敢闘賞に見事選ばれました。最優秀賞は、来る6月23日(土)に東京で開催される全国コンクールへの出場権が獲得できたのですが、その差はわずか1点!本当に惜しい結果となりましたが、とても素晴らしい成績を収めてくれました。
彼女の卒業制作テーマはずばり、地元糸魚川のまちづくり。設計された建物は、糸魚川の地域防災力を展示するための防災ハイブリッド施設、その名も「IDEC(アイデック/Itoigawa Disaster Education Center)」。糸魚川駅から見える日本海に面した国道沿いに、多階層を交差するいくつもの曲線フロアが美しい外観。しかし、優れているのはそのデザインだけにあらず。幾度も大火を経験した糸魚川の中心部に、地域防災に関する全ての英知と、そして体験・学習できる機能を集約したハイブリッド施設は、市民への防災意識の向上だけでなく、憩いの場としての機能や観光のランドワークとしての機能も視野に入れた複合型施設なのです。
今この地域に何が必要なのか?糸魚川らしさとは?という視点も忘れていません。この施設(IDEC)に向かうアプローチには、新しい発想でリ・デザインされた雁木の提案や、災害発生時に必要な備蓄品を常設展示して、市民に向けて日頃からの防災意識啓発を促すと同時に、有事の際にはそこから備蓄品を速やかに取り出せるようなストックヤードとしての機能を兼ね備えている発想も素晴らしいです。
災害時の現象を疑似体験できるスペースにも様々な創意工夫があり、実際にこのような施設が糸魚川にあれば、市街県外からの誘客も大いに期待できます。
夕日が沈む美しい日本海のパノラマビューを前面に、各フロアが多階層を行き交う設計、つまり「ねじる」「重ねる」という発想を取り入れ、単調になりがちな施設内の動線に楽しさ、ワクワク感を組み込むという設計アイディアに先輩建築スタッフたちも感心。
コンクールにおける審査員の皆さんの評価は、明確でメッセージ性の高いコンセプトの秀逸さと構造的な実現可能性に対する疑問の間で評価が分かれたようですが、それだけに多くの審査員の注目を集めた彼女のプレゼンテーションは大健闘だったのではないかと思います。社内で予行練習を開催したことも功を奏したのではないかと、私たちも密かに自己満足(笑)
それにしても、「建築は愛だ」と再確認した嬉しい出来事。彼女の地元愛、建築愛が、いずれ彼女自身の仕事、そしてこのまちに様々なよい影響を与えてくれる日が来ると確信しています。
本当によくがんばりました。
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「西本町の家」見学会の様子
May 29, 2018
先週末5/26(土)・27(日)に開催されました「西本町の家」完成見学会の様子をフォトダイジェストで少しご紹介いたします。
この2日間は、おかげさまで快晴。土曜日は、近隣の学校で運動会も開催されていましたが、朝から大勢のお客様が次々に会場に足を運んでくださいました。木陰を楽しむアプローチ、全解放のリビングサッシからウッドデッキ、そして庭へのつながり、大谷石の開放的な土間玄関、寝室とユーティリティーの繋がり、木の香りが気持ちいい「すのこ天井」の2階フリースペースなど、一つひとつの設計コンセプトに、お客様一組一組じっくりと耳を傾けていただき、とてもゆっくりと滞在していただくことができました。
見渡せば、会場のあちこちで、実際の生活シーンを再現するように、皆さんのくつろぐ様子を垣間見ることができました。「生活シーンにとてもリアリティがある」という反応が多くのご来場のお客様からいただけたことは何よりです。
気が付けば、二日間とも予定の時間を少しオーバーして、大勢の皆様に楽しんでいただいた最高の見学会となりました。ご来場いただきました皆様に、あらためまして心より深く御礼申し上げます。
キノイエのコンセプトに共感いただき、もっと詳しく家づくりのことを知りたい!とお考えの皆様は、ぜひ、6/16(土)開催予定の「木の家で暮らそうー帰りたくなる家ー ~kinoie暮らしの勉強会~」にご来場ください。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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