花はないけど花見会
May 5, 2018
ゴールデンウィークもいよいよ残すところ2日間となりましたが、皆様はどのようにお過ごしですか?
さて、先月の下旬の話になりますが、弊社恒例の「花見会」兼「歓送迎会」が行われました。
「花見会」とはいうものの、今年は例年よりも早い開花ということもあり、桜はとうの昔に散ってしまい、その趣旨はどこかに行ってしまいました(笑) それよりも、この春に新しく入社された仲間の歓迎会と、この度ご結婚等、人生の節目でご退職されるスタッフさんの送別会を兼ねての懇親会という大切な主旨で大勢が集まりました。特に、今回は建設部門と介護事業部との合同開催でしたので、花はないけど、会としての盛り上がりは「満開」という言葉がぴったりの大変盛り上がった会となりました。
そして、会の終盤には、毎年気になる「あの企画」についての重大発表がありました。
それは、毎年8月に開催される弊社の一大感謝祭「オレンジフェア」の今年のテーマについて。今年度リーダーを務める土木部の村上君より、少し勿体つけながらの発表がありました。
・・・ですが、申し訳ありません!ここではまだシークレットなんです。これまでにない新たな取り組みを含めてとてもワクワクするようなテーマが用意されており、皆様に一日も早くお知らせしたい気持ちでいっぱいなのですが、実行委員会の緘口令により、正式なテーマと詳細が確定しない限り、皆様にお知らせできないことをお許しください。7月くらいには正式公開となりますので、どうぞお楽しみに。
そう、気がつけば、ゴールデンウィークが終わると、もう目の前には夏が近づいているんですね。
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カントクのシゴト・カイカク
May 3, 2018
弊社は比較的勉強が好きな会社。今度は現場監督編。先月の話になりますが、キノイエの現場監理を担当する監督スタッフたちがまとまって東京へ1日研修に行ってきました。
研修テーマは、ずばり「カントクのシゴト・カイカク」。現場監督が1棟の住まいを担当する際、着工前からお引き渡しの間までに携わる業務を細かく分解すると、実は約70に近い作業項目・確認項目があり、この項目一つひとつをどのように管理し標準化・平準化できるか?という部分が、実はそのままその住宅会社のクオリティにつながります。また、70の作業項目・確認項目が標準化のないまま、工事の件数が重なっていくと、当然ですがヒューマンエラーのリスクが上がります。今時、「とても忙しかったので・・・」という言い訳は通用しません。ですが、気合と根性だけで仕事を行うのも本末転倒。しっかりとした社内の管理システムが機能してはじめて、お客様に高品質の住まいをお届けすることができます。意外にこの部分がきちんと対応できていない住宅会社・工務店も多いようです。
今回の研修を通じて、知っているつもり、分かっているつもりの私たちも、目からウロコの内容も多く、非常に身になる研修となりました。お客様の一生の住まいをより安心して手にしていただくためのとても重要なプロセスとして、今後も定期的にこうした研修プログラムを取り入れていくつもりです。
ちなみに、研修には弊社代表猪又も同行。研修前の腹ごしらえは、代表猪又のおススメ(いきつけ)の人気ラーメン店「支那麺 はしご」さん。銀座、新橋、赤坂などに数店舗を構える知る人ぞ知る名店。人気は「だんだんめん(担々麺)」「さんほんめん(酸紅麺)」など。四川料理の色が強い印象ですが、実は日本人好みの和風テイストにアレンジした逸品。女性客の比率も高く、お昼時は銀座のOLさんがこぞって来店します。ご興味のある方はぜひ一度試してみてはいかがでしょう。
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「上刈の家」上棟式
May 1, 2018
先日、糸魚川市内にて「上刈の家(仮)」の上棟式が行われました。
抜けるような青空、穏やかな心地よい風、上棟式としてはベストコンディションの日となりました。
「上刈の家」の大工工事を取り仕切るのは、園田大工さん。考え方も非常に柔軟でキノイエの設計思想や技術的な新しい取り組みにとても理解を示してしてくださる棟梁。また、親子でしっかりと技術の伝承が行われており、地元の中でもとても信用が高い技能集団です。
上棟式の祝詞(のりと)奏上は、お父様の園田棟梁から。半世紀以上に渡り、数多くのご家族の繁栄と安全を願い奏上されてきた、歴史の重みを感じる園田棟梁の祝詞が澄んだ空気の中に響き渡ります。ちなみに、棟梁が手にしている祝詞の奉書、写真でお見せできないのが残念ですが、相当な年代物です。
何といっても、この「上刈の家」から眺める山々の景色は最高。現在、こちらの建設予定地の周辺は田畑に囲まれており、焼山、雨飾山、黒姫山など、四季折々の変化に富んだパノラマビューを楽しめるローケーションになっています。
上刈の家、完成は7月末を予定しています。
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「西本町の家」撮影
April 29, 2018
5月26日(土)・27日(日)に上越市内で開催予定の「西本町の家」の第1回目の撮影が先日行われました。
実はまだ完成まであともう少し。作業をしながらの内部の一部撮影でした。
南に面した大きな掃き出し窓は、全開放型。デッキと庇がナカとソトの空間の連続性を演出。陽の光もちょうどよい柔らかさ。イメージした通りの空間に仕上がっています。
今回の撮影に友情出演してくれたのは、お施主様愛用の自転車。広い玄関土間には大谷石をふんだんに使用。実はご夫婦で自転車を趣味にしています。時に、今回の撮影には旦那様の愛車が登場していますが、いずれ奥様の愛車も並べてスナップに収めたいと思います。
この空間の心地よさを早く皆様にも体感していただきたいという気持ちでいっぱいです。見学会の詳細は、確定次第皆様にお知らせしますので、どうぞお楽しみに。
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再測定結果
April 27, 2018
以前のブログ「これだけ違う強風下のC値」でご紹介した建物の隙間相当面積(C値)の再測定が先日の21日に行われました。遅くなりましたが、その後の結果ということでお伝えいたします。
この日は風もなく、非常に安定した環境の中での測定になりました。
早速ですが、3回測定したデータをどうぞ。
1回目:測定成功
測定された総相当隙間相当面積:αA=41㎠
C値= 総相当隙間面積(αA)41㎠ ÷ 延床面積 88㎡ = 0.46㎠/㎡
弊社の基準値C値=0.5㎠/㎡をクリア。下の段の「隙間特性値(n)」※1の値も n=1.46と安定。風による外部環境の影響が少なかったことが反映された数値になっています。
続きまして、2回目の測定。
2回目:測定成功
測定された総相当隙間相当面積:αA=35㎠
C値= 総相当隙間面積(αA)35㎠ ÷ 延床面積 88㎡ = 0.40㎠/㎡
こちらも弊社基準値C値=0.5㎠/㎡をクリア。下の段の「隙間特性値(n)」※1の値も n=1.33と安定しています。
そして、3回目の測定。
3回目:こちらも測定成功
測定された総相当隙間相当面積:αA=40㎠
C値= 総相当隙間面積(αA)40㎠ ÷ 延床面積 88㎡ = 0.45㎠/㎡
こちらも弊社基準値C値=0.5㎠/㎡をクリア。下の段の「隙間特性値(n)」※1の値も n=1.38。こちらも安定しています。
通常、C値の測定では、この3回の数値の中央値を採用することになります。すると、最終的なC値の測定結果は以下のようになります。
測定された総相当隙間相当面積3回の測定平均:αA=40㎠
C値= 総相当隙間面積(αA)40㎠ ÷ 延床面積 88㎡ = 0.45㎠/㎡
無事に、弊社の厳しい隙間相当面積(C値)基準 C値=0.5㎠/㎡ をクリアすることができました。ちなみに、もう少し分かりやすい例えでこちらの住まいの隙間のサイズを表現すると、ちょうど名刺サイズよりも一回り小さい大きさしかないという結果になります。本当に隙間が小さいということがご理解できるかと思います。
これで安心して次工程へ進むことができます。このように、1棟1棟丁寧にC値を測定していくことで得られる技術的な経験値は、他社にはない大きなアドバンテージになります。
※1:「隙間特性値(n)」とは、隙間の状態を表し、通気特性式を対数で表した場合の直線の傾きを表し、一般にnの値は1~2の範囲をとり、それぞれの隙間が極めて狭い場合は1に近づき、広い場合は2に近づくというものです。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、要するに、1~2の範囲内でなければ測定エラーになり、複数回の試験で数値が上下に大きくブレるということは、何らかの外部要因による異常値であると言えます。
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神様と近かった昔の暮らし
April 24, 2018
1週間ほど前のことになりますが、糸魚川市内で弊社が特別奉賛企業として長年関わらせせていただいている美山稲荷神社並びに水前神社の春季例大祭があり、参拝にお邪魔させていただきました。
以前のブログでもご紹介しましたが、国土交通省が公表している一級河川の水質現況において、1999年以降4回にわたって水質ランキング日本一に輝いている糸魚川市の清流「姫川」を見下す山腹にあるのが水前神社です。昔から水害が多く発生していた地域の守り神として、彌都波能賣神(はつはのめのかみ)他三神(水や川の神)が祀られていると言われています。
そして、その水前神社の境内には、美山稲荷神社もあり、この日に両方の神社を氏子並びに奉賛企業の参列者で参拝します。
何年も通わせていただいているのですが、実はまだこの神社にまつわる歴史や昔この地域の人たちの暮らしについてはあまり詳しく聞いたことがありませんでした。そんな中、この日は地区の宮委員の方から「この美山稲荷神社の脇にある雑木林は、以前、相撲の土俵と桟敷席があったんだよ」というお話をお聞きすることができました。
相撲の歴史を紐解いてみると、もともと相撲は日本固有の宗教である神道に基づいた神事であり、今でも日本国内各地で「祭り」として奉納相撲が行われています。糸魚川市では、この水前神社がその機能を果たしていたのでしょう。実は弊社カネタ建設の創業者猪又匤(ただし)の兄もまた、地元では有名な力士でした。確かな記録は残っていませんが、おそらくその当時は、この神社の境内で相撲をとっていたと思われます。(なお、土俵は長い歴史の中で様々な場所へ渡り歩き、現在は、糸魚川市総合体育館の敷地内に根をおろしています。)また、神社は、当時地域の人々にとって集会場でもあり、様々な祭りや芸能の発表の場の機能を果たしていました。地域の暮らしに密接な存在であった神社には、その地域の暮らしを紐解くまだまだたくさんの手掛かりが残っているはずです。
水前神社・美山稲荷神社境内の入口はgoogleストリートビューで見ることができます。
ちなみに、この一帯には当時、美山の山頂付近からこの神社の境内を抜け、かなり長い距離に渡る「ボブスレー」のコースがあったのだとか。話だけでは実際の距離が想像つきませんが、おそらく何百メートル(もしかすると1キロメートル以上)に及ぶロングコースだったようです。PC・スマホゲーム全盛の現代に比べ、大自然をそのまま遊具に活かす昔の子どもたちの遊び方の方がとてもダイナミックで贅沢です。そして、昔の神様たちは神社の境内で夢中になって遊び回るたくさんの子どもたち声を毎日のように聞いていたのでしょう。暮らしの中における神様の存在が少しだけ遠くなってしまった現代、少子化の加速も重なり、神社の境内には長く静寂の時間が流れています。少し寂しい気がしますね。
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期待の新人現る
April 22, 2018
期待の新人現る?!
糸魚川市出身で富山県の大学の建築学部を卒業後、この春に弊社の建築部に新入社員として仲間入りした岩﨑さん。なんと彼女の卒業制作発表が、JIA 全国学生卒業設計コンクールの大学代表に選ばれ、北陸地区代表選考会へ出場することになったという報告を受け、これはめでたい!ということで、早速社内にて緊急練習発表会を開催することになりました。
岩﨑さんの発表練習には、建築部はもちろんのこと、なぜか噂を聞きつけた営業、総務スタッフもぞくぞくと会議室に大集合。気が付けば、10名以上の怖~い(⁉)先輩スタッフに囲まれてのプレゼンに(笑)
さすがの岩﨑さんも、これには相当委縮してしまうのでは?という心配の中、本人のプレゼンが始まりましたが、そんな心配はどこ吹く風!全く堂々としたプレゼンで、さすがの先輩スタッフたちも異口同音に感心。しかも、驚くべきはその内容。糸魚川大火からの復興をテーマにした設計コンセプト、斬新かつ合理的なデザイン、わかりやすいプレゼンビジュアル、美しい仕上がりのCGムービー、どれをとってもその完成度の高さにスタッフ一同感動。糸魚川市の関係者の皆様にも見てもらいたいと思えるほどのメッセージ性とクオリティだと素直に感じました。
ちなみに、発表後に「もう一度やって!」というアンコールも(笑)その後は、先輩スタッフたちから様々な温かいアドバイスが岩﨑さんに向けられていました。
代表選考会は、来月福井の地にて開催予定。ここまで来たらぜひ地区選考を突破し、全国への舞台に進んでもらいたいと勝手にみんなの期待も膨らみますが、あまりプレッシャーに感じることなく、岩﨑さんらしさを大切に、いきいきとした発表で臨んでもらいたいと思います。
期待の新人岩崎さんの今後の活躍をスタッフみんなが応援しています。
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「西本町の家」完成見学会予告
April 19, 2018
現在上越市内で建設中の「西本町の家(仮)」の完成見学会の開催日程が決定しました。
開催予定日は、5月26日(土)・27日(日)の2日間。時間は各日共に10:00~16:00を予定しています。
現在、内部の造作工事が進行中。PM2.5を98%カットしたクリーンな外気を熱交換しながら室内に取り入れる第1種熱交換換気システムを標準採用しているキノイエは、夏冬エアコン1台で快適な全館空調を実現できるよう設計されています。
詳細につきましては、後日こちらのサイトのイベントページにてご案内させていただきたいと思いますので、今しばらくお待ちください。
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これだけ違う強風下のC値
April 17, 2018
先日、糸魚川市内におきまして、ご予約された方を対象に、前回同様、構造説明とC値(隙間相当面積)を測る気密測定試験が行われました。
当日は朝から一日強風続きのコンディション。実はこの気密測定における最大の天敵はこの「風」。弊社が行う気密測定は、一般的に「減圧法」と呼ばれる測定方法で、室内に設置された排気ファンで内部の空気を外に排出し、室内の気圧を低下させる過程で発生する抵抗値をセンサーで読み取ることで、建物に存在する隙間の量を計測するという方法で行われます。したがって、建物の外が強風の影響を受けると、排気が正確に行われず、数値が大きく変動してしまうという現象が起こります。
この日は、その恐れていた状況が起こってしまいました。
ですが、これもまた施工現場においてはよく起こり得る事態。今回は、あえてそのリアルな測定結果を皆様にお伝えしたいと思います。
1回目の測定・・・エラー
2回目の測定・・・エラー
強風の影響が大きく出てしまいました。
3回目の測定・・・測定成功(データシートはN0.0001となります)
測定された総相当隙間相当面積:αA=69㎠
C値= 総相当隙間面積(αA)69㎠ ÷ 延床面積 88㎡ = 0.78㎠/㎡
弊社の基準としているC値=0.5㎠/㎡以下に届かず・・・しかし、その下の数値「隙間特性値(n)」※1の値にご注目。n=1.84という数値は測定限界上限値であるn=2に限りなく近い数値となっており、私たちが過去に施工した建物のデータの中では異常に高い値。強風による影響を受けたことを匂わせる値となっています。ですので、ここで算出された単独C値=0.78㎠/㎡は、データとしては少し疑ってみてもよい値と判断。(ちなみに、C値=0.78㎠/㎡という数値自体は、住宅業界が慣例的に「高気密」とうたってよい(であろう)C値=2.0㎠/㎡以下と比較しても申し分のない値ですが、弊社の基準が地域トップクラスの厳しい値であるため、あえてこういう書き方をしています。)
※1:「隙間特性値(n)」とは、隙間の状態を表し、通気特性式を対数で表した場合の直線の傾きを表し、一般にnの値は1~2の範囲をとり、それぞれの隙間が極めて狭い場合は1に近づき、広い場合は2に近づくというものです。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、要するに、1~2の範囲内でなければ測定エラーになり、複数回の試験で数値が上下に大きくブレるということは、何らかの外部要因による異常値であると言えます。
気を取り直して、再度計測。
4回目の測定・・・測定成功(データシートNo.0002)
測定された総相当隙間面積:αA=26㎠
C値= 総相当隙間面積(αA)26㎠ ÷ 延床面積 88㎡ = 0.30㎠/㎡
C値=0.5㎠/㎡以下のよい値がでました。それにしても3回目の測定値と大きな開きがあります。そこで、「隙間特性値(n)」の値に目をやると、今度はn=1.01という測定下限値ぎりぎりの低い値が表示されています。3回目と4回目のn値がこれほど大きくブレるということ自体、外部の強風による影響を受けたことを示しており、信憑性としては低い数値と見た方がよいでしょう。
そして、5回目の測定・・・測定成功(データシートNo.0003)
測定された総相当隙間面積:αA=41㎠
C値= 総相当隙間面積(αA)41㎠ ÷ 延床面積 88㎡ = 0.47㎠/㎡
C値=0.5㎠/㎡以下の値がでました。そしてここでも「隙間特性値(n)」の値に注目。3回目、4回目のやや中間より下の n=1.28という値。やはり変動しています。この時点で確定的なことは言えませんが、この全3回の測定結果をならして想定すると、おそらく、実際のC値は0.3~0.5㎠/㎡の間に収まっているのではないかと考えられます。
今回は、完全に正確なC値を特定するところまではいきませんでしたが、弊社の基準値であるC値=0.5㎠/㎡に対し、おおよそ合格ラインであることまでは掴めました。ですが、私たちはここで終わりにすることはありません。C値=0.5㎠/㎡以下の値が出なければ次工程に進まないという覚悟で、まずは、再度風のない日に仕切り直しで今回と同じ中間測定を行い、その測定結果をもとに、気密施工においてまだまだ不足の箇所がないかの徹底検査と、気密処理の補正作業を行い数値の改善を図ります。そして、完成後に再度気密試験を行い最終的なC値測定を行う予定となっています。
いかがでしょう?このように、C値の測定一つをとってみても、幾度に渡る試験を重ねて、はじめてその建物の性能値を語ることができます。同じ設計であっても一棟一棟施工状況が違えば数値にも大きな違いが出てきます。また、こうして一棟一棟丁寧に気密測定を重ねることで、施工の良し悪しをその場で判定することができ、細かい原因究明と対策が行われ、施工方法の改善など経験値の向上にもつながります。
地味な努力の一歩一歩の積み重ねこそが、本物のクオリティを追求できるという信念に基づいて、私たちは日々取り組んでいます。
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しだれ桜を眺める暮らし
April 14, 2018
先日、上越市内でOBのお客様のお宅に伺った際のこと。ふと玄関の窓に目をやると、そこには鮮やかな色をしたしだれ桜が咲き誇っていました。
あまりに美しかったので、スタッフが思わずパシャリ。こちらの住まいは、キノイエとは異なる弊社の自由設計プランの家ですが、キノイエの箱窓をイメージしたピクチャーウィンドウを玄関ホールに配置した設計。窓の位置や大きさは奥様のご要望でしたが、その奥様も「おうちの中でこんなに桜がきれいに見えるとは思っていなかった!」と、とても感激されていました。それを聞いた私たちも思わずニンマリ。
また、住まいの中身もとても魅力的。お施主様ご家族の丁寧な暮らし方が随所に見られ、背面収納も素敵にコーディネートされて私たちも感動しました。
しだれ桜を取り込んだピクチャーウィンドウも素敵でしたが、階段の踊り場に飾られたお子さまの作品たちもまた素敵。甲乙つけがたいですね。
入居後のお施主様の住まいを訪問するたびに感動があります。それぞれの家族の佇まい、暮らし方に触れる瞬間が何よりもうれしい時間です。
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