「一緒に時を重ねてほしい」
October 29, 2017
来月見学会を予定している「大和の家」が間もなく竣工を迎えます。雁木のあるこちらの住まいは、「おじいちゃん、おばあちゃんになったとき、自分たちがこの家で生活している姿が想像できた」という、お施主様ご夫婦のお言葉を頂戴し、実現した住まいのかたちです。
先日は、事前告知として上越タイムスさんの下段広告にほんの少しだけメッセージを入れさせていただきました。その内容は、こんな感じです。
「一緒に時を重ねてほしい」
プロポーズは人生で2回目。
おじいちゃん、おばあちゃんになったとき、
この家で暮らしていたい。
家にプロポーズする日が来るなんて。
何十年たっても飽きのこないシンプルさ、
まちの顔になる美しい外観。
ソトとつながる心地よさ。
自然素材、本物の安全・安心。
コンパクトでハイクオリティ、
かつコストバランスのいい住まい。
全てにおいてちょうど良い暮らし――
それが私たちの「キノイエライフ。」
・・・少しくすぐったいフレーズかもしれませんが、素直にそう感じられる住まいです。家づくりに余計な足し算をせず、真正面からお施主様と向き合い、「引き算」の設計で生まれた、まさに「キノイエスタイル」の家。
間もなく、セレクト家具の搬入と外構工事が完了します。来月の完成見学会をどうぞお楽しみに。
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「大和の家」連続20日間の完成見学会
October 25, 2017
これまで「雁木のある暮らしの家(仮称)」として、ご紹介しておりました上越市内で建築中の住まい、いよいよ足場も解体され、全体像が見えてまいりました。正式な住まいの呼称は、その地域から「大和(やまと)の家」と名付けられました。完成まであと一息。完成見学会は、来月いよいよ11月11日(土)よりなんと20日間連続で毎日開催いたします。
すっきりとしたシルエットに、糸魚川産の杉材を使用した外壁が美しい外観は、この先十年、二十年と歳を重ねるごとに深みが増し、既製品の建材では表現できないような個性を生み出していきます。まさに、まちなかに溶け込むデザイン。キノイエだけのアイデンティティです。
玄関の雁木アプローチは、毎日の「いってきます」、「ただいま」の時間をちょっぴり楽しくする魔法の空間。雨と雪が多いこの地域の住まいにとって、雁木の存在は、単なる「庇(ひさし)」という機能を超えた、豊かな暮らしのストーリーを演出してくれるはずです。
内部壁は、卵の殻を使ったエコ素材「エッグウォール」を中心に。杉の見せ梁やすのこ天井がアクセントになっています。白い壁と無垢材、「自然素材の家」を標榜する住まいは数ありますが、デザイン性と素材のちょうどよいバランスをしっかりと整えるというのは案外難しい作業なのです。
雁木のある暮らし「大和の家」完成見学会は、上越市大和地内で、11月11日(土)~11月30(木)までの間、毎日開催いたします(10:00a.m.~4:00p.m.)。イベント情報の詳細が更新されていますので、ぜひそちらをご確認ください。
今週金曜日の「上越タイムス」さんの帯広告にも見学会の告知が入る予定です。どうぞお楽しみに。
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ファブリック選び
October 23, 2017
先日のブログでもご紹介していました家具選びの続きです。今回は、キノイエのオーダー家具のファブリック選びについてです。
住まう人に寄り添い、毎日の暮らしをさりげなく引き立てる家具たちの役割は重要です。住まいが完成し、お引渡しが完了したその先は、衣服や雑貨など、お施主様のチョイスによりその家に少しずつ様々なアイテムが仲間に加わっていきます。そのお施主様のチョイスしたアイテムたちとも仲良くできる色と素材選びは、中でもとりわけ重要な作業なのです。
まず大切なのは、張り生地。今回ベンチソファでセレクト中の生地はリバコトレーディング社のNCシリーズから。このNCシリーズは、多くの椅子に採用されている実績があり、椅子張り生地の定番ともいえるアイテムでカラーも豊富です。弊社モデルハウス塩屋新田の家でも採用されています。
素材の内訳はアクリル70%にウールが30%の構成。アクリル素材100%だと固く冷たいイメージになりやすい生地感に、ウール素材が含まれることで、やわらかい肌触りと素材感を実現しています。ウールは夏場だと暑苦しいイメージがあるかもしれませんが、このNCシリーズの配合バランスはとても絶妙で、夏場でもそれほど暑苦しさは感じられず、一年中快適に座ることができます。気になった方は、ぜひモデルハウス塩屋新田の家で実際に座ってみてください。
お次は色。色とりどりの素材サンプルを見ると、どうしても鮮やかで発色のよいものに目を奪われがちですが・・・
キノイエのコンセプトには、「何十年たっても飽きのこないデザイン」、「歳を重ねるごとに味わいが深まる素材・デザイン」という不文律があります。もちろん、鮮やかな色をチョイスする場合もありますが、今回は、ネイビー系、グレー系の落ち着いたカラーから厳選中。カットサンプルだけでは、なかなかイメージしにくいかもしれませんが、この組み合わせ、無垢材との相性、なかなかいいですよ。お施主様の個性と馴染んだ時、じわじわと良さが伝わってくるようなインテリアになりそうです。来月の見学会をどうぞお楽しみに。
地鎮祭
October 22, 2017
先日、上越市内でまた新たなキノイエの住まいの契約が結ばれ、地鎮祭が執り行われました。
奥様が妊娠されたことをきっかけに家づくりを考えるようになったお施主様は、工務店、ハウスメーカーをいろいろと回っていたところ、たまたま通りかかったキノイエのモデルハウスに目が止まり、自然素材を使っていて、デザインがいちばん気に入ったということで、そこから私たちとの出会いがスタートしました。
また、冬をいかに快適・健康に、そして経済的に過ごせるかということにも非常に関心が高く、その後、私たちの「エコで健康な家づくり」セミナーをはじめとする様々なイベントにも積極的にご参加いただき、断熱素材の違いや気密の仕組みなど一つずつ不明な点をクリアしながら、そして納得を重ねながらこの度の計画に至りました。この間、私たちスタッフとの交流も深まり、お施主様のご家族との距離が非常に近くなることで、より設計の精度が上がっていきました。このプロセス、本当に大切です。カタログ的な家選びは、必ずミスリードを生み、後々に様々な疑念と不信感を残してしまいます。「なんとなく気が付いたら契約書に判を押していた」という家づくりは契約を急ぐ住宅会社のエゴでしかありません。少し時間がかかってもこうした関わりの中からちゃんと家づくりをする、そのことに共感していただけるお客様をこれからも大切にしていきたいと考えています。
完成、お引渡しは暖かくなる春頃を予定しています。今からとても楽しみです。
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他流試合
October 21, 2017
先日は、新潟市にある人気工務店「オーガニックスタジオ新潟」様に、多くの工務店の皆様と共に視察にお邪魔させていただきました。
オーガニックスタジオ新潟様は、建築業界で今注目の会社。新潟市に拠点を置き、自然素材をベースにした個性的な家づくりを行いながら、この雪国新潟の気候特性や地域性を知り尽くし、ライフサイクルコスト(生涯の光熱費コスト)や健康・快適な暮らしに関して具体的で明確な根拠とメリットを示した家づくりができる理想の工務店です。設計デザイン力も非常に高く、大手ハウスメーカーやローコストパワービルダーのような大量生産型の住宅には決して実現できない数々のメリットを提供できる理想の会社。現在は1年先まで建築予定のお客様が決まっているという、まさに「行列のできる」工務店です。代表者の相模社長は、近年、多くの企業やメディア、業界団体からの要請で全国各地に講演、セミナーに出演、新潟から建築業界をリードするベンチマーク企業なのです。
今回の視察研修には、全国各地から意欲的で実力のある工務店が大勢参加。モデルハウスやオフィス、そして現在建築中の建物で、それぞれ相模社長自らによる徹底解説が入りますが、その圧倒的な知識レベルの高さ、説得力に参加者たちも脱帽。広告宣伝や棟数だけを自慢する大きな会社とは全く違う、本物の強い会社の姿がそこにはありました。私たちの理想とする会社像でもあります。
コンパクトでありながら解放感あふれるオフィスも、年間光熱費コストを最小限に抑え実用的で説得力あるショールームとして機能。
数多くの現地視察の中でも今回特に注目されたのが、建築家・飯塚豊さんとのコラボによって実現した住まい。オガスタ相模社長と飯塚氏の長年のブログ・SNSを通じた交流が、有名建築家と地域ビルダーとの理想的なコラボ企画につながっている好事例です。既にお引渡しが完了し、お施主様が生活されているにもかかわらず、お施主様のご厚意で、入居後の生活の様子もすべて見学させていただくことができました。
新建新聞社の三浦社長の言葉を借りると、「平屋が浮かんでいるような外観。隅々まで神経が行き届いた、それでいて重苦しくない、整理力はさすが。楽しい時間が過ごせる心地良い場所」と表現される素晴らしい住まい。施工にあたっては、様々な新しいチャレンジ、難しい課題があったかと思いますが、飯塚氏も唸るほど、オガスタの監督さんの実力者も相当に高かったようです。
ちなみに、そんなオーガニックスタジオ新潟様と弊社のお付き合いはかれこれ5、6年ほど前から。とある勉強会で相模社長の考えに触れた私たちキノイエスタッフは、その後何度もオーガニックスタジオ新潟様に足を運び、実に多くのことを学ばせていただいています。「新潟の住宅をもっとよくしたい」、「そんな理想をもつ地元の工務店を応援したい」という相模社長と素晴らしいスタッフの皆様との交流を通じて、私たちキノイエの家づくりの考え方も着実に洗練させてきていることを実感しています。まさに、「他流試合」を通じて多くの研鑽を積むことで、時代の変化にも柔軟に対応できる、魅力的な会社に成長できるのだと思います。
オーガニックスタジオ新潟の皆様、この度は本当にありがとうございました。また、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
まだまだお伝えしたいことがたくさんありますが、本日はこの辺で。
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家具選びのストーリー
October 19, 2017
キノイエの家具は、お客様それぞれの暮らしに合わせ、一部がオーダー製作、そして市販のセレクト家具との組み合わせによって構成されています。
来月に予定されている上越市内での完成見学会「雁木のある暮らし(仮称)の家」の家具について、担当スタッフが企画書をまとめていたので、ちょっとのぞき見してみました(笑)
「今回の家具選び、カラー選びは、自然についてしまった自分たちにある「固定概念」をまず疑ってみることから考えました」
こんなフレーズが刻まれているこの企画書には、選定家具の仕様はもちろんのこと、そこには選定に至るまでのちょっとしたストーリーが書かれています。
お施主様が最終的にキノイエに決めた理由、求めている未来の暮らし、これまで私たちとの会話の中で発せられた象徴的なフレーズ、それらを元にたどり着いたメインテーマ。それと共に、お施主様だけではなく、協力していただいている家具・雑貨ショップの担当者の目線、もう一度考え直してみた私たちのあるべき役割などにも言及しています。「決してプロの押し付けではいけない」、「家具から考えるのではなく居場所から考える」、「使いやすさと求めやすさのバランス」・・・そこから最終的に選ばれた家具たちは、必要な機能、具体的なサイズ感、カタチ、素材、カラーなど、アイテム一つひとつに、しっかりとした根拠と思いが込められています。
来月の見学会で、そんなストーリーを皆様にお伝えできればと考えています。どうぞお楽しみに。
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kinoie cafe & marche #2 開催します
October 17, 2017
ご好評につき、第2弾の開催を計画しました。
「kinoie cafe & marche(キノイエ カフェ & マルシェ)#2」を11月11日(土)・12日(日)の2日間、上越モデルハウス「塩屋新田の家」で開催します。 >>詳しくはこちら
「時間を忘れてみる。」
今、私たちにはとても大切で、とても大変なこと。だからこそ、キノイエでそんな時間を過ごしていただく1日にしたいと考えています。
マルシェチームが作るこだわりの一品と珈琲好きのスタッフが選んだ一杯、まるっとキノイエで心地よい時間を味わってみてください。
私たちのこだわりの詰まった木の家でお待ちしております。
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地域を守る260年以上続く例大祭
October 15, 2017
糸魚川市を流れる姫川は、国土交通省が公表している一級河川の水質現況において、1999年以降4回にわたって水質ランキング日本一に輝いている清流。この清流を見下す山腹にあるのが水前神社です。彌都波能賣神(はつはのめのかみ)他三神(水や川の神)が祀られていると言われています。
本日は、その水前神社の恒例行事である「秋季例大祭」が執り行われました。実は、弊社はこちらの水前神社の特別奉賛会企業として毎年参拝に顔を出しています。
例大祭は約260年続く歴史ある行事で、毎年地元(上刈・新鉄・横町)の氏子の若衆が神輿を担ぎ、水前神社~山之井神社~秋葉神社と練り歩きます。1762年製作の歴史ある神輿は昨年お色直しされています。
今年は朝からあいにくの雨模様でしたが、神輿をビニールで保護し、寒い中氏子の皆さんが懸命に神輿を運ぶ姿に、地域を守る文化がしっかりと若い世代に継承されていることを感じ、とてもうれしい気持ちになりました。
ちなみに、この神社に祀られている彌都波能賣神(はつはのめのかみ)とは、書紀本文には記載のない神のようで、一書においては罔象女と記されています。おそらく「水際之女」と云う意味であると考えられています。川辺の低湿地帯に祭られる事が多いと言われていますが、まさに、この水前神社の麓は、糸魚川市上刈地区内で水崎(みっさき)と呼ばれている場所であり、近年では平成7年7月に出水で姫川が破堤した場所でもあります。昔から水害に対する守り神として、この神社は地域の人々の暮らしに寄り添ってきたのでしょう。
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一斉清掃
October 13, 2017
本社のある糸魚川市の中央地区では、この日曜日に秋季一斉清掃を実施するとのことなので、それに先立ち、本日本社の敷地内を一斉清掃することにしました。
敷地内を見渡すと、長い間雑草に覆われた未開の地がたくさんあり、大いに反省です。普段あまり手を入れない場所とはいえ、まずは、身の回りをきちんとしなければ、良い仕事はできません。
茂みの草を刈ると、なぜかそこから草刈りガマやメガネが出土。おそらく過去にここで草刈りを行った人が置き忘れていった遺物・・・この場所はかなり深い茂みでもあり、刈り取りにくい場所でもあったので、もしかすると作業途中で失くしてしまったのかもしれません。それにしてもメガネまで落としてしまうとは(笑)
ちなみに、メガネは事務スタッフIさんのものと判明。100円ショップで購入した老眼鏡のようですが、モノは大切にしましょう。
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復興の槌音
October 11, 2017
先週2日(月)並びに本日11日(水)、糸魚川市駅北エリアにて、大火で被災された2組のお施主様について、それぞれ住宅再建の地鎮祭が執り行われました。駅北大火の被災住宅の新築再建、とりわけ住宅としての再建としては、ほぼ最初の着工事例となります。
これ以前には、まちなかの店舗・事業所として、創業367年の歴史を持つ地元屈指の酒造会社「加賀の井酒造」様の工場や町家の佇まいで人気であった「そば処泉屋」さんがそれぞれ地元の建設会社・工務店により先月から着工となっており、まちなかにこれから少しずつ復興の槌音が聞こえ始めるようになってきました。
私たちのふるさと糸魚川市の中心市街地が、再び賑わいを取り戻し、活気のあるまちとして一日も早く再生できることを心から願っています。私たちとしてもできる限りのバックアップをしてまいりたいと思います。
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