花のある暮らし
April 1, 2022
キノイエはとてもお花が似合います。
シンプルで美しい、木が造り出す上質な空間に、同じ自然の色合いが程よくマッチします。
「現代町家」であるキノイエは、生活を室内だけで完結させず、
住宅のナカとソトをつないで暮らすことをテーマに設計します。
それは町の風景の一部になるくらい、周辺の景色に馴染み昔からそこにあったかのような佇まい。
そんなキノイエだからこそ花が似合うのかもしれません。
お花屋さんで買ってきた花も、近所を散歩したときに摘んだ身近な花も場所を選ばずよく似合う。
そんなキノイエではこの春、上越で活躍するのクリエイターさんとのコラボレーションイベントを行います。
4月8日~10日の3日間、モデルハウス「塩屋新田の家」にて開催される、住宅と花とアート展。
皆さんもキノイエで花のある暮らしを体感してみませんか?
イベント詳細はこちら 「住宅と花とアート展」
kinoie 「住宅と花とアート展」
March 25, 2022
長い冬もようやく終わりを告げ、花冷えの日が続いております。
キノイエ「塩屋新田の家」の植物たちも、芽吹きの日を今か今かと待ち焦がれているようです。
さて、そんな芽吹きの季節にモデルハウスでは、地元上越で活躍するクリエイターさんとのコラボイベント「住宅と花とアート展」を開催することとなりました。
日々の暮らしの中で花を楽しみ、もっと身近に感じてもらいたい。
そんな思いから生まれたイベントです。
当日は生花やドライフラワーのデザイン展示や木彫りアートの展示、
気に入った作品に巡り合えたら買う事も出来ます。
この機会に一味違うキノイエをお楽しみください。
皆様のご来場お待ちしております。
イベント詳細はこちら
ベースとゲヤで考える、「振る」
March 18, 2022
先日キノイエブログでベースとゲヤのお話をしました。
家の基本シェルターを6メートル立法で考え、それをベースとし、
そこにゲヤを加えることで敷地形状や家族構成、地域性などに対応させるという設計です。
キノイエブログ 「ベースとゲヤで考える」
ベースとゲヤからつくる家の配置には、
「ずらす」「囲む」「並べる」「振る」「離す」の5つのパターンに分けられます。
今回紹介するのは、キノイエ「頸城の家」。
ベースとゲヤの配置は「振る」。
上越市頸城区地内に建てられた「頸城の家」は、広大に広がる田園風景とその先に佇む米山を望む
最高のロケーションに建ちます。
家の中に米山の美しい景観を取り込むようゾーニングした結果ベースに対し玄関部分となるゲヤを少しだけ斜めに振った設計となりました。
このサニタリースペースの写真は斜めに振ったゲヤの部分です。
奥のLDKに斜めにつながっているのがわかります。
外観もどこから見ても美しく見えるようにデザインされています。
キノイエのこだわり、建築実例を是非ご覧ください。
建築実例 キノイエの手仕事
ベースとゲヤで考える
March 11, 2022
キノイエでは、土間や軒下、フルオープンで外や庭につながる大きな窓など、今どきの家がなくした ” 暮らしの場所 ” があえて作られています。
キノイエの設計は先人たちの知恵を生かした現代町家です。
現代町家では、住宅をベースとゲヤ(ゲヤ)に分けて考えます。
ベースは暮らしの中心部分を指し、居間、キッチン、寝室や子供部屋など家の主要な部分がまとまっています。
一方、ゲヤは暮らしのサポート部分。水回りとしてみたり、大きな玄関土間としてみたり、あるいは離れとしてみたり。
ベースとゲヤからつくる家の配置は、
「ずらす」「囲む」「並べる」「振る」「離す」の5つのパターンの分けられます。
ベースとゲヤに分けて考えるメリットは、周囲の環境に溶け込みやすくなること。
ベースとゲヤがずれたり、並んだり離れたりしたときに出来る余白が家のソトとナカをつなぐ中間領域になるのです。
キノイエ第一号の 塩屋新田の家は「離す」。
家の中を見てみると離れがあり、ベースから離して配置したゲヤとの間にはいつも外の自然が感じられるように中庭があります。
日本では外を暮らしに使うのは容易なことではなく、雪国ではなおさらです。
閉じるのではなく、開く。離すことでできる特別な空間です。
「ずらす」「囲む」「並べる」「振る」「離す」の5つのパターンをイメージしながら、是非建築実例をご覧ください。
建築実例 キノイエの手仕事
塩屋新田の家だからこそ
March 4, 2022
モデルハウス「塩屋新田の家」が竣工してから約5年半が経ちました。
5年半経った「塩屋新田の家」だからこそ皆さまにお見せできるものがあります。
味わいある無垢の床はそのうちのひとつです。
ありがたいことに、これまで沢山のお客様にお越しいただいているため「キズひとつない状態」というわけではありません。
しかし、無垢の床のキズは表面を削り、表面と内面が同じ素材であるためキズが馴染みます。
合板フローリングのように表面のみをかっこよく木目を貼ったわけではないため、違う素材が出てくるといったことはありません。
無垢の床の足触り、独特の風合い、木の香りなどに惹かれるものの、無垢の床の経年変化が心配とお思いの方は
ぜひモデルハウス「塩屋新田の家」にお越しください。
WEBからのご予約はこちら ご来場予約
お電話でのご予約はこちら 0120-696-711
革の取っ手
February 25, 2022
モデルハウスや見学会に行くと収納を開けてみたくなります。
私もその一人です。
キノイエを見学に訪れたお客様は、収納を開ける前に一度、手が止まります。
「あ、革だ。」 そう、革なんです。
この取っ手の名前は「Tongue」。
デザイナーの小泉誠さんの作品です。日本を代表するデザイナーで、
建築から箸置きまで、生活に関わる全てのデザインを手掛けています。
デザイナー小泉誠氏 「Tongue」
シンプルで美しい・・・素材の良さを生かす家・キノイエにぴったりと言えるでしょう。
永く使えば使うほど味わいを増す。年月を重ねれるほど手に馴染みます。
モノづくりを大切にされている方のデザインには何か特別なものを感じます。
私たちがオーナー様の為に選んだもの、キノイエで使われているものにはすべて理由があります。
大きな取っ手がついるのが、当たり前ではない。
本物の素材感を是非見に来てください。
キッチンを暮らしの中心に
February 18, 2022
一昔前、台所は家族が集まるリビングとは切り離された部屋になっており、単に調理という家事をこなすだけの簡素な場所でした。
時代の流れと共に、住宅も変化し現在のようなキッチンスタイルの原型は昭和30年代に誕生した公団住宅と言われています。
団地の登場により、居室から少し離れた動線上にひっそりとあった台所が初めて居室の一角に配置されました。
今ではリビング・ダイニング・キッチンが一つの空間となったLDKが一般的になってきましたが、そんな中でもキッチンのあり方で暮らしは大きく変わります。
2019年竣工 「頸城の家」セミオープンの回遊キッチン
2017年竣工 「大和の家」L型の対面式回遊キッチン
コンパクトに作られた家の中にどのようにキッチンを寄り添わせ、家族の居場所を作るか。
例えばキッチンに廻れる動線を持たせ、家族の誰もが出入りし、みんなが見えているところで楽しく料理をする。
キッチンを暮らしの中心に考え、一緒にご飯を作り、一緒に食べる。当たり前ですが、少しの工夫で暮らしが変わる。
そしてもう一つ、キノイエの廻れるキッチンには「箱パントリー」というコンパクトなのに多機能な収納ボックスがあります。
建築家の趙海光(ちょう うみひこ)氏による設計でキノイエのコンセプトから生まれたオリジナルアイテムです。
2021年竣工 「陀羅尼町の家」箱パントリー
2016年竣工 「塩屋新田の家」箱パントリーとダイニング
壁を作らずに家具で空間を仕切ることにより、空間に奥行きを持たせることができます。
キッチンを暮らしの中心に考えると、家族の居場所に寄り添った、暮らす楽しさをもたらす場所になるのではないでしょうか。
町の風景の一部になる
February 11, 2022
キノイエが目指す家づくり。
それは「あんな暮らしがしてみたい」と人が憧れ、生まれ育った故郷や、この地域で暮らしたいと移住を決めたオーナー様が「最高の地元ライフ」と感じていただけること。
そして、オーナー様が選ばれた「場所」に、昔からそこにあったように「馴染む」事。
2018年竣工「上刈の家」
このキノイエは糸魚川の山々の景色を臨む田園の中に建てられました。
キノイエの薄くてシャープな片流れの屋根と杉の外壁は周囲の自然環境と良く調和します。
景色の良いところだけでなく、町なかに建てられることもあります。
2021年竣工「陀羅尼町の家」
「陀羅尼町の家」は上越市高田のいわゆる町家の中にあります。
古くから雁木のある通りで知られ、全国有数の豪雪地でもあります。
まちの風景に溶け込むには、敷地の中だけで設計を完結させないこと。
ソトに開き、地域の特性、周辺環境を大切にしなければなりません。
陀羅尼町の家は新築でありながら、周辺の歴史ある街並みに馴染んでいます。
町の風景の一部となるように。
私たちが大切にしていきたいキノイエの姿です。
2019年竣工「頸城の家」
kinoie「雪国の冬 足元から暖かい暮らし」見学会
February 4, 2022
明日からアンコール開催となるキノイエ「塩屋新田の家」の足元から暖かい暮らし見学会。
この時期に是非体感したい、床下エアコンを体感したいというお客様からお問合せをいただいております。
ブログにて度々紹介させていただいている塩屋新田の家ですが、kinoie 第一号のモデルハウスです。
他にはない、何十年経っても飽きのこないエバーグリーンなデザインと
糸魚川産の杉材をはじめ天然無垢の素材を程よく使ったサスティナブルな住宅。
どの部屋も室温が一定で、空気が淀まない―。
住まいの基本条件である温熱環境についてさらに一歩進んで取り組んだ住宅です。
今の時期にしか体感できない雪国の暖かい暮らしを是非ご覧ください。
見学会のご予約はこちらから
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前回の見学会の様子はこちら
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階段も家具のように
February 2, 2022
2階建ての家であれば必ず見かける階段ですが、階段は単に上り下りのための装置ではなく、空間や暮らしを演出する要素でもあります。
建築家・増田奏さんは「階段とは上の階の床がだんだんと下がってきたもの」とおっしゃっています。
キノイエの二階の天井はすのこ天井になっており、上がるにつれその空間の美しさが増します。
階段のあり方や見せ方、その家のインテリアに溶け込み馴染む素材。
そして、家具の一部のような存在感。
キノイエの階段からは、設計者のエネルギーが感じられます。
踏板も無垢の杉幅はぎ材で作り、一段一段踏みしめるごとに足裏から感じる本物の気持ちよさ。
素足で過ごしてほしいお家だからこそ、素肌に触れる部分にこだわりたい。
単なる昇降の装置ではなく家具のような美しさを備えた存在でもよいのではないでしょうか。
2月5日(土)~6日(日)にはキノイエモデルハウス「塩屋新田の家」にて見学会を開催いたします。
この機会に是非ご覧ください。
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