木の家マルシェ#3開催報告
November 21, 2016
昨日11月20日(日)は、「木の家マルシェ#3」を開催させていただきました。
当日はあいにくの雨模様で、終日とても寒い一日でしたが、たくさんのお客様にご来場いただきました。ご来場いただきました皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
昨日の模様の一部をフォトダイジェストでご紹介したいと思います。
まずは、マルシェ第1回開催から全3回ご出店いただいている「こびと窯」さん。イーストや市販の天然酵母は一切使わず、自家採取、自家培養の5種の自家製天然酵母を使用。古来の”石窯焼き”を再現したオーブンによって、 香り高い独特の風味のパンを焼き上げる人気店。
当日は他のイベントと重なっているにもかかわらず、奥様と手分けしての木の家マルシェご出店。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
いつもこびと窯さん目当ての常連のお客様がご来場いただいていますが、今回も同様に常連さんがご来場。
相変わらずの人気の高さ。パンもみるみる品切れになっていきました。
続いて、こちらも全3回毎回ご出店いただいている「土の香工房cotocoto」さん。今回は代表の早津薫さんが自らご対応いただきました。
スタッフにも大人気の「バジル塩麴」をはじめ、数々の乾燥食材が販売されました。また、唐辛子塩麹は、これからの季節の鍋物にとてもよく合います。スタッフの個人的な好みですが、「両商品にマヨネーズを1:1の割合で入れるとディップソースになるので、冬の夕食メニューは温野菜サラダが定番になりそう。」とのこと。気になる方は是非お試しあれ。
ちなみに、余談ですが、代表の薫さんは大の動物好き。家では、犬、猫の他にヤギやポニーまで飼っているのだそうです。
続いて、第1回目に続き、2回目の出店となりました「スゥイーツ工房くみ」さん。妙高市産こしひかり玄米粉を100% 挽いて使用した数々の創作スゥイーツが人気。
妙高市内の学校給食でも登場したことのある米粉の揚げパンも人気。今回は、定番のプレーンの他、きな粉、ココア味も販売。
今回は、新作の「かぼちゃシフォンケーキ」がご自身としては納得の出来ではなかったということで、なんと他の商品ご購入者の皆様におまけとして無料進呈されていましたが、食べてみると本当においしい!妥協を許さないくみさんのスゥイーツづくりへの飽くなきこだわりの強さが人気の秘密なんだとあらためて実感しました。
そして、前回に続き2回目のご出店「とうふ工房矢代」さん。今回はご夫婦でご参加いただきました。今どきの豆腐には珍しく、にがりだけで固めた特撰とうふは100%国産の大粒大豆を厳選使用。ジューシーな手作り湯葉や濃厚な手作り豆腐がオススメです。
油揚げなどは、菜種油を使い、どの豆腐店よりも高い頻度で油を交換することで、他には出せない味を生み出しています。常連さんは、油の交換タイミングまで味で分かるのだそうです。
ご夫婦はまだ新婚ホヤホヤだそうです。実は、奥様は元来、大のお豆腐嫌いだったそうですが、この矢代さんのとうふだけは大好きになるほど惚れ込んだそうです。素敵なご夫婦とこだわりの豆腐、夫婦二人三脚でこだわりの豆腐づくり。これからの展開がとても楽しみです。
モデルハウスの見学の方もたくさんのお客様にご来場いただきました。
「小さくつくって大きく暮らす」キノイエのエコで健康な暮らし方に共感され、とても熱心に説明を聞いていかれるお客様が多く、皆様の関心の高さを実感しました。
スタッフTの愛犬も遊びに来ました。
毎回強く感じるのは、参加されている出店者の皆様のモノづくりに対するこだわりと愛着。「ウチの商品は本当にいいんですよ!」と語る皆さまのその表情からは、自信と誇り、そしてこの地域に対する深い愛着が滲み出ています。また、出店者さん同士が材料の事、加工の仕方等、積極的に意見交換を行っていました。本当に熱心ですね。いつかコラボ商品ができるといいなと期待がふくらみます。
こんな素晴らしい仲間と共に、素敵なイベントが開催できることにあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。第4回目は、来年の開催を検討中です。次回もまたお楽しみに。
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コールドドラフト
November 20, 2016
暖房器具でお部屋を暖めているのに、なぜか足下が冷えてしまうという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。もしかすると、その多くは「自分が冷え性だから」と思われている方もいるかもしれません。しかし、実際はそうとは限りません。
部屋の温度は暖房器具の設定通りに暖まっているのに、なぜか足下が寒くなる・・・その犯人は、住宅の中で起きている「コールドドラフト」という現象である場合が多いのです。
コールドドラフト現象とは、冷たい外気に接している窓が冷えて、その窓に触れた室内の空気が冷やされて発生する下降冷気のことをいいます。家の中でいちばん熱が逃げる場所、それは窓です。そのため窓の性能を上げることは必須ですが、高性能の窓でも必ずコールドドラフトの発生リスクは残ります。コールドドラフトによって室内に温度差が生じると、お部屋の快適性を損なうばかりか、冷え性が悪化するなど身体的にも悪影響が生じる場合 があります。
コールドドラフトの仕組み(YKKAP資料より)
空気の性質は単純です。暖まった空気は、上方へと昇っていき、空気の温度が下がってくると下方へ落ちてきます。また暖められると上方へ…と空気の流れ(=対流)が作られます。この2つの性質を組み合わせて対流を上手くコントロールし、窓ガラスからのコールドドラフトを防ぎ、輻射熱で躯体を暖めるような場所へ輻射暖房を設置する事が重要です。
キノイエでは、床下にエアコンを配置し、床下全体を温めて輻射熱を発生させます。その輻射熱の出口となるガラリの位置を窓付近に多く配置することで、この対流をコントロールしています。
住まいの快適性は、断熱・気密の性能+窓の性能+冷暖房機器の性能に加え、室内空気の「対流」をコントロールするメカニズムを掌握することではじめて実現できます。コストパフォーマンスの良さは、それぞれの性能を100%生かし切るバランスが重要。そのことを理解している住宅会社を選びましょう。
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明日はマルシェ#3です
November 19, 2016
明日は、いよいよ「木の家マルシェ#3」が開催されます。新聞折込にて『kinoie times vol.3』も配布されましたので、マルシェの告知情報を目にされた方もいらっしゃるのではないかと思います。
あいにく明日の天気予報は雨。あまり芳しくないのが残念ですが、会場の塩屋新田の家に設置されていますカーポートやイベント用の雨除けを設置しての開催となりますので、安心してお買い物を楽しんでいただけるようになっています。
繰り返しになりますが、『木の家マルシェ』とは、衣食住の分野における『地産地消』の大切さと『安心・安全・健康 』な暮らしに共感する仲間たちの手によってつくられる「小さな暮らしの市場」です。この上越地域で暮らす人たちの手による、この地域で生まれたモノや技術。その中でも、暮らしに身近で彩りを与えてくれる選りすぐりのモノ、コトを集め、実際の住まいと暮らし方を通じてもっと多くの方に感じていただきたい・・・そんな思いで企画させていただいています。
また、このマルシェを通じてつながる人の輪にも大きな魅力を感じています。モノづくり、地元志向、ライフスタイルで共感の輪が広がっていくこと、物売りではなく「コト売り」の仲間が集まることで、地域の皆様に長く愛される仕事を創造していきたいと考えています。
9月18日(日)開催 第1回目の「木の家マルシェ」 今回もこびと窯さん、スゥイーツ工房くみさん、土の香工房cotocotoさん等、今回の出店メンバーが初顔合わせしました。
10月30日(日)開催の「木の家マルシェ#2」 こびと窯さん、土の香工房cotocotoさんに加え、「ごはん麺」の妙高食品さん、とうふ工房矢代さんが初参加。
そして、今回は、第1回、第2回の参加店舗の皆様がリピート出店していただいています。少しずつこのマルシェの認知も広がりつつありますので、出店仲間の皆さんと共に‟小さくて大きな”マルシェに育てていきたいと思います。
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撮影日和
November 18, 2016
本日は、上越市内某所にて「とことん薪ストーブライフを楽しむ家(仮)」の撮影日でした。お施主様がモデルとして登場です。
お天気に恵まれ、開放的な吹き抜けと薪ストーブのあるリビングの温かい雰囲気が最大限伝わる画が撮影できました。また、旗竿地の奥は川沿いの雑木林のため、視線を気にせず、外の緑をたっぷり取り込める南東窓からの借景と合わせ、薪ストーブライフにぴったりのロケーションであることが伝わりやすい写真に仕上がりました。
ちなみに、こちらの住まいはキノイエブランドではなく、カネタ建設のオンリーワンデザイン住宅として、来る12月3日(土)・4日(日)の2日間、完成見学会の開催が決定しています。キノイエでも標準仕様としているプレウォール工法を採用した高気密高断熱の高性能エコ住宅。詳しくは、近日中に、カネタ建設のウェブサイトの方で紹介されますので、こちらもお楽しみに。
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町にむかって開く
November 17, 2016
~町にむかって開く~
日本の町なかは、四角四面のアパートが
雨後の筍のようにニョキニョキと顔を現わし、
町の調べや、素形を押しやっている。
朝に夕に、町をウォークする愉しみは、
家と町の響き合いを、五感がひろうこと。
現代町家は、一軒の家が町に開くことで、
ウォークする人に、その家の心づかいを、
緑の蘇生を、そっと語りたい。
「町にむかって開く」・・・これは、「現代町家」の考え方を提唱し、このキノイエの設計にも関わっていただきました建築家の趙 海光(ちょう・うみひこ)先生がよく口にされる言葉です。
現代の建築基準法は、昔の町家のように、狭い間口で短冊形をした細長い敷地に目一杯家が肩を並べるような家づくりを認めてはいません。建蔽率(けんぺいりつ)や敷地後退の制約があり、一つひとつの独立した敷地の中に必ず「空地」が残ります。
家は内に向かって閉じられた箱のようにつくられ、外とのつながりが遮断されています。そして、残された空地のほとんどは、カーポートなどのスペースを除き、有効活用されることなくそのままになっています。
現代町家では、その空地をうまく利用し、坪庭や中庭と空地をつなぐことで、町にむかって開かれた住まいをつくろうという考えをもっています。そして、このやり方は様々なアプローチ手法をもって行われます。これから少しずつこのブログでもお話ししていきたいと思います。
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毎日手に触れるものだから
November 16, 2016
一日の始まりと終わりに必ず握手をする相手・・・それは玄関のドアノブであったりします(笑)
今は、建材メーカーから毎年様々な高機能の玄関ドアが発売されており、日に日に進化していますが、キノイエではお客様のご理解の下、あえてオーソドックスな真鍮のドアノブを提案させていただいています。
建材メーカーの新製品も魅力的かもしれませんが、反対に「玄関ドアを見ると年代(古さ)が分かる」と言われるくらい栄枯盛衰が激しいのも特徴です。そうであるなら、長年、毎日握手しても飽きのこないマテリアルを選ぶ・・・というのも賢い選択かもしれません。
以前のブログ記事『用の美』でも触れたように、一見すると、まるで普通のデザイン。他にも似たような道具があり、さらに巷には次々と最新の機能やデザインを有した新製品が生み出されているにも関わらず、何年も捨てられずに大切に使われ続けている道具や家具などがあります。そうしたモノには、おそらく、作り手の思いの深さの違いが存在しています。これまで、形を変えることなく、何十年とロングセラーを続けているドアノブには、そうした「用の美」を感じずにはいられません。
自邸にお客様をお招きした時、最初の入り口である玄関のドアノブ一つでそのことを感じ取ってくれるお客様が増えていくと、この上なく嬉しいものです。
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木の家マルシェ#3開催!
November 15, 2016
大好評『木の家マルシェ』の第3弾が開催されます!
『木の家マルシェ』とは、衣食住の分野における『地産地消』の大切さと『安心・安全・健康 』な暮らしに共感する仲間たちの手によってつくられる「小さな暮らしの市場」です。この上越地域で暮らす人たちの手による、この地域で生まれたモノや技術。その中でも、暮らしに身近で彩りを与えてくれる選りすぐりのモノ、コトを集め、実際の住まいと暮らし方を通じてもっと多くの方に感じていただきたい・・・そんな思いで企画させていただきました。
開 催 日: 2016年11月20日(日) 10:00a.m.-4:00p.m.
場 所: キノイエ 上越モデルハウス「塩屋新田の家」
※まちの中にある小さなお家そのものがマルシェの会場です。ぜひ、ご近所を訪ねる感覚で足をお運びください。
<出店者のご紹介>
■こびと窯様
イーストや市販の天然酵母は一切使わず、自家採取、自家培養の5種の自家製天然酵母を使用。古来の”石窯焼き”を再現したオーブンによって、 香り高い独特の風味のパンを焼き上げる人気店。
今回で3回目の出店!小麦の香りがとても良く、自家製天然酵母の味がしっかりと味わえるカンパーニュがオススメです。
■土の香工房 cotocoto様
「発酵のまち上越」。厳選した上質な素材を手間と時間をかけじっくりと乾燥。地域に根差した食材で
安心安全はもとより、天然の酵素や旨みが活き活きと凝縮されたドライ商品や塩糀を作っています。
今回で3回目の出店!バジル塩麹でいつもの料理が大変身♪そしてドライトマトもオススメです。
■スゥイーツ工房 くみ様
自宅で店舗を持たず、注文販売をメインに営業。お米つくりからお菓子つくりまで一貫して行い、添加物は一切不使用。妙高市産こしひかり玄米粉を100% 挽いて使用。玄米の栄養がまるごとスイーツに。
今回で2回目の出店!出来たてのもっちり揚げパンに愛情たっぷり玄米クッキーがオススメです。
■手作りとうふの店 とうふ工房 矢代様
妙高連山の麓、水は矢代の伏流水、“きぬ”には沖縄産のにがり、“もめん”には赤穂の塩田にがりを使用。今どきの豆腐には珍しく、にがりだけで固めた特撰とうふは100%国産の大粒大豆を厳選使用。
今回で2回目の出店!ジューシーな手作り湯葉や濃厚な手作り豆腐がオススメです。
『kinoie times vol.3』もいよいよ今週発刊です。マルシェの情報の他、今後のイベント情報が満載です。
今回も素晴らしい出店者様に恵まれ、楽しいマルシェが開催できそうです。今後も少しずつ「最高の地元ライフ」を共有する仲間たちのネットワークを広げていきたいと思います。
以前のマルシェの様子はこちらをご覧ください。
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小さくつくって大きく暮らす【トイレ編】
November 14, 2016
塩屋新田の家では、お風呂や洗面、ランドリーなどの水回りスペースを2階に持っていくことで、完全なプライベートフロアとして機能させています。
今回ご注目いただきたいのが、トイレ。この住まいでは、1階にも独立したトイレはありますが、2階にもトイレを設置しています。実はこの2階のトイレ設置、予算や間取り等、多くのプランニングの場面で頭を悩ませる要素の一つになります。場合によっては、「予算・間取りで2階のトイレを諦めた」というケースも耳にします。でも、2階のトイレの有無はその後の暮らしで大きな差になります。
そこで、この住まいでは、写真のように、バス・ランドリー・洗面スペース内に仕切りなしで設置。こうすることで、余計な建具、壁等と共にスペースの削減が驚くほど可能になり、大幅なコストダウンにもつながります。
「トイレは仕切らないと困る」という方も多いかもしれません。しかし、ものは考えようです。1階のパブリックスペースには独立したトイレがあり、2階は家族だけの完全プライベート空間。しかも、使用時間帯を考えた場合、その多くを1階で過ごすことを前提にすると、2階のトイレはこのくらいで十分なのかもしれません。
「小さくつくって大きく暮らす」・・・この考えのベースには、コストを意識するあまり、コストに縛られ過ぎて窮屈な家づくり、我慢する家づくり、わが家オリジナルを諦める家づくりからの解放という意味も含まれています。住まいに対するあこがれや自分たちらしさなど、豊かな暮らし方までもを諦めない暮らし、これは知恵と工夫次第で必ず見つかります。
家づくりにワクワク感を失ってはいけません。住まいをコンパクトにしながらも1ランク上の上質さと豊かさを実現する暮らし、私たちといっしょに考えてみませんか?
【合わせてお読むとさらに理解が深まる記事】
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ご来場ありがとうございました
November 13, 2016
昨日11/12(土)から本日13(日)までの2日間開催されました「本物の木の家のつくり方 見学・相談会」、おかげさまで、2日間に渡りご予約のお客様並びに当日ご来場のお客様で、大変充実したイベントになりました。ご来場いただきました皆様にこの場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
ここのところ、キノイエのウェブサイトやこのブログをよくご覧いただいてご来場いただくお客様も増えてきました。キノイエの「小さくつくって大きく暮らす」コンセプトや、「本物の安心・安全・健康」について非常に強い関心を持っていただいていることにスタッフも大変うれしく感じています。
ちなみに、見学イベントでは、お子様連れのお客様も多いですが、キノイエには子供大好きスタッフがたくさん!お客様もゆっくり見学・セミナー並びにお打ち合わせを行うことができますのでご安心ください。
秋も深まってきました。この2日間は気持ちのよい秋晴れ。オープンサッシ全開放で、キノイエの「ソトとナカをつなぐ住まい」の魅力を最大限に感じていただける見学会となりました。スタッフもご覧の通り、イベント後はしばしテラスでリラックスタイム(笑)
さて、いよいよ来週11/20(日)は、「木の家マルシェ#3」が開催されます。大好評により早くも第3弾の開催です。工務店と上越地域のこだわりのお店のコラボによって運営される「小さな暮らしの市場」です。まちの中にある小さなお家そのものがマルシェの会場です。ぜひ、ご近所を訪ねる感覚で足をお運びください。
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断熱材は施工精度が命
November 12, 2016
過去に家を新築された方の中で、おそらくこのように内部の状態を確認することは、大規模なリフォーム、もしくは建て替えのために家を解体する場合を除いて、ほとんどないのではないでしょうか?
写真は、現在普及率がいちばん高い繊維系(「グラスウール」や「ロックウール」など)の断熱材が内部結露によってカビが繁殖した状態を写したものです。この状態を何年も、あるいは何十年も放置していると、その間、人体に及ぼす影響は計り知れません。さらに腐食が進行すれば、シロアリ等の発生も含めて建物そのものの寿命を縮める結果となります。しかし、自分の家が今どのような状態になっているのかを知ることができる人、あるいは我が家は絶対に大丈夫だと確信できる人はほとんどいないでしょう。
ではなぜ、このような現象が起こるのでしょう。その最大の理由は、「施工不良」によるものです。特に、柱と柱の間に断熱材を敷き詰めていくという施工方法の中で、施工不良が非常に発生しやすいとされています。
まずは、正しい施工状態を見てみましょう。
<正しい施工状態>
断熱材同士、あすいは柱と柱の間に断熱材が隙間なく正常に敷き詰められた状態を性能面で100としてみた場合、以下のような施工不良によって、その性能差は格段に変化します。
<長さ大 端部押し込み>
これは、断熱材のサイズが大きすぎて端の部分が若干たわんでしまった状態。これだけでも断熱材のゆがみにより、断熱性能そのものが約8割強に下がってしまいます。加えて、たわみの影響で隙間の発生が懸念されます。
<長さ不足 隙間大>
今度は断熱材のサイズが小さすぎたことにより、断熱材同士あるいは断熱材と柱との間に隙間が発生するケース。これだと、性能値はおよそ67%にまで低下。さらに、外気の侵入及び内部の空気が至る所から漏れ出す結果となり、断熱材の周囲は常に熱橋(激しい温度差)が発生し、たちまちに結露の原因となります。
<長さ大 押し込み度大>
これはもう断熱材の効果としては半分以下です。断熱材のサイズがあまりにも大きすぎて完全にそり上がってしまい、至る所に結露の発生を許してしまいます。
この他、施工当初は整然と敷き詰められているように見えた断熱材も、タッカー(ホチキスのような止め金)打ちが正しく行われず、不用意に断熱材の袋に穴を空けてしまい、そこから湿気の侵入を許してしまうケーズがあります。また、タッカー打ちが不足、もしくは弱かったことで、長年の間に断熱材がずり落ちてしまい、大きなすき間を発生させるケースも少なくありません。
以上のように、同じ性能の断熱材でも、特にグラスウールをはじめとした敷き詰め型の断熱材の場合、施工をする大工もしくは施工業者の技術力のばらつきの影響を大きく受けやすく、製品として表示されている正しい性能値を100%発揮させることが非常に難しいということがお分かりいただけるかと思います。
そこで、キノイエでは、設計通りの断熱材をあらかじめ工場で採寸し、構造材と合わせてをパネル化した「プレウォール工法」を採用することにより、技術者の習熟度や技術力に最も影響を受けにくい方法にしています。これにより、どの現場でも断熱性能を100%発揮できる高い精度を実現しています。
プレウォール工法では、写真のように、断熱材はあらかじめ工場で正確にカットされ、構造用合板と共に隙間なく施工されたパネルとして現地に運ばれます。
また、この工法では、結露の発生メカニズムまでをもしっかりと把握。一般的に水蒸気を通しやすいグラスウールを使わず、水分を一切通さない「フェノールフォーム」と呼ばれる素材をこの上越エリアでもいち早く採用し、現在標準化しています。
さらに、このフェノールフォームは、熱伝導率も現在クラス最小。現在、高性能をうたう様々な断熱材が各社で採用されていますが、その中ではトップクラスの性能値です。
施工精度の高さも合わせ、その恩恵は、上記のようなカビ・腐食の発生リスクの最小限化と共に光熱費の大幅な削減につながります。
私たちの目指す家づくりの一つ、それが、「建てた後に壁の中の心配をしなくてもいい」住まい。つまり、具体的な根拠をもって「長年にわたってエコで健康、安心な暮らし」を実現する住まいを提供することにあります。
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