Kinoie Work Gallery

vol.11

国府の家

[上越市国府地内]

 

28ヘクタールに及ぶ自然豊かな五智公園に隣接し、近隣には居多神社、五智国分寺、本願寺別院など歴史施設が多数存在する静かな住宅街の一角に建つ国府の家。

 

周囲の環境に溶け込むようにデザインされた外観はキノイエのアイデンティティそのもの。休日の散歩など通りを行き交う人々の視界にも配慮した落ち着いた色合いと素材の組み合わせは、経年変化でさらに深みと愛着が増していくように設計されています。

まちの風景を整える佇まい
地元の人に日常の散歩コースとして親しまれているこのエリア。通りを行き交う人々の視界に映る建物の表情はそのまちの印象に大きく影響を与えます。

国府の家は通りに面して大きく杉板の外塀を配置。外からはまちの風景の一部としての顔、中からは通りを行き交う人の視線を遮蔽しつつ、居間からウッドデッキ、そして庭へとつながるソトナカの空間づくりに一役買っています。
明かりと暗がりのバランス
居心地を大きく左右するのが明かりと暗がりのバランス。国府の家は、自然光を積極的に取り込む部分と大きく閉ざす部分のバランスを工夫しています。

開放的にソトとつながる明るい部分と壁で囲われた暗がり部分で落ち着きを感じる、日本古来の住まいで培われた設計作法をキノイエでは積極的に取り入れています。
糸魚川杉の香りが広がる多目的空間
キノイエではお馴染みの「すのこ天井」をあしらった2階スペースは将来、奥様の部屋、子ども部屋を想定した多目的空間に。

随所に糸魚川杉を使用し、全体的にあたたかみのある雰囲気に。家族の第二の居場所として機能します。
離れの寝室
寝室はベースに接続したゲヤ部分に配置し、奥の離れのような空間となっています。コンパクトな住宅設計でありながら、居間の生活音から遠ざけることで、質の高い睡眠が取れるように配慮しています。
全てが見渡せる回遊性の高い台所
玄関土間から台所へ続く動線には大容量の収納を配置。また、対面型の台所は、必要に応じて左右どちらからでも通り抜けが可能。回遊性が高く使い勝手のよさはもちろん、視線の先に広がる居間と庭、二階とのつながりによって、常に家族とのつながりを感じられる台所になっています。



[施工DATA]
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HEAT20 G1
Ua値0.43W/㎡K
C値0.2㎠/㎡
BELS★★★★★(最高等級)取得
長期優良住宅認定
耐震等級2
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