高い品質と建主様の上質な暮らしを実現するため、キノイエはあえて「やらないこと」を決めました。
一読すると、なんとなく高飛車な表現に感じてしまうかもしれません。
もし、そう感じられた方がいらっしゃいましたら本当にごめんなさい。
でも、本当にいい住まいを手にしていただくために、誤解を恐れず、私たちの信念をコミットさせていただいています。
ご理解いただければ幸いです。
その1
設計は会社の命でもあり、コストも伴います。
設計は建築士が相当の時間を要して真剣勝負で行うことで、いいプランが生まれます。
そのため、「いくつもの会社のプランを見比べて判断したい」というお客様のご依頼には残念ながらお応えできません。
もし、仮に3組のお客様の設計を行い、縁あってご成約に辿り着いたお客様が1組であったとすると、
残り2件の設計料は、全てご成約に至ったその1組のお客様に負担がかかることになります。
だからこそ、建主様の利益を守るため、私たちの理念、設計思想に共感していただき、本申込をいただいた方に全力で設計しようと考えました。
その2
「大は小を兼ねる」―この言葉がいちばん使われたのは、今からはるか昔の高度経済成長時代です。
現代の家づくりはもっと緻密で合理的であるべきです。
ソトを上手に取り込み、小さくつくって大きく暮らす。それが、賢い家づくり。コンパクト設計が肝です。
その人その人の暮らしのシーンをよく理解しないまま、「○○部屋を○帖」という単なる間取りの足し算をする設計では、
多くのムダを生み、結果として建築コストも上がり、生活燃費のかかる住みづらい家をつくってしまうことにつながります。
私たちの家づくりは、敷地全体を家と考え、切れ目のない、心地よい「場」を展開する設計術を最大の価値と考え、
「引き算する設計」に磨きをかけています。
その3
「お洒落」の定義も「落ち着き」の基準もそれは人それぞれです。
だから、同業の方や業界関係者の方を批判する気持ちは毛頭ありません。
あくまでも私たちが理想と考える設計思想です。
シンプルに表現するとすれば、派手なデザインではなく資産価値のあるデザイン。
「永く住み続ける」ことを念頭に置くからこそ、お施主様がその後歳を重ねていくことにまで思いを巡らせ、
生活感・暮らしやすさを重視した設計・デザインに徹する・・・「落ち着き」とは、そんな思想から生まれてくるものであると信じています。
その4
私たち住宅業界が最も陥りやすい落とし穴であると考えています。
住宅建築もビジネスです。
ですから生産性と効率を求めることは当然のことです。
しかし、家づくりという仕事の本質を見失ってはいけません。
わずか数回の打ち合わせで一生の住まいが決まる・・・暮らしが見えない家は後悔の元。
だから、巧みなセールストークで、型にはめる規格住宅は売りません。
その5
キノイエの家は唯一無二です。
見積比較の上で簡単に値引きできるような価格をお客様に提示することはいたしません。
その「駆け引き」そのものも営業コストと考えれば、これほどお客様に失礼なことはありません。
徹底したコスト管理の元、当社に決めていただいた方だけに全力でベストプライスをご提示させていただきます。