この家の土間に使用されているのは大谷石(おおやいし)と呼ばれる石材。大谷石は柔らかく加工がしやすいことから、古くから外壁や土蔵などの建材として使用されてきました。また、その耐火性・蓄熱性の高さからパン釜やピザ釜等、石釜の構造材として用いられる素材です。この何とも言えない独特の風合いが特徴で、木の家との相性も抜群です。かつて近代建築の三大巨匠の一人、フランク・ロイド・ライトが帝国ホテルの設計で採用したことでも有名です。
玄関ホールに採用されている「箱窓」は、限りなくシンプルさを追求し、余計なものは一切排除。まさに「禅」の思想です。外から見ても中から眺めても「美しい」の一言に尽きる・・・そんなデザインを追求したアイテムの一つです。中からの景色は、玄関アプローチに植えられたモミジやマユミ、アカシデ、そして長寿桜などがその季節に応じて色とりどりの表情をまるで小さなスクリーンのように映し出してくれます。
vol.01
塩屋新田の家
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[上越市塩屋新田地内]
小さな邸宅~キノイエのフラッグシップモデル第1弾。洋漆喰と地元糸魚川産の杉材の組み合わせが美しい、シンプルかつ個性的な外観。玄関をくぐると広い大谷石の土間、そして圧密処理され、足触りの心地よい無垢の杉フローリングの開放的な空間が訪れる人の心を掴みます。
そして、玄関土間からゲヤを通り離れの空間へ。ここは、ナカとソトをつなぐハブのような位置づけの存在なので、3坪弱の小さなスペースにも関わらず、想像以上に利便性が高く、あらゆる使用シーンに絶大な威力を発揮します。
二階は、天井全体に広がる杉板がぬくもりのある空間を演出。完全なプライベート利用として必要な機能を凝縮した空間になっています。
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大谷石の土間、シンプルな「箱窓」が美しい玄関ホール
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「ちょうどいい」が心地いいリビング
圧密処理され、まるで浮造りのような足触りがとても心地よい無垢の杉フロア。枠の寸法をすべて統一し、閉めた時まるで一枚の障子に見えるようにデザインされた、ミニマリズムを追求した「吉村障子」。建築家の趙海光(ちょう うみひこ)氏のデザインによるキノイエオリジナルソファは地元上越市内のファブリック店とコラボ製作。この他にも、細部の取っ手には、家具デザイナーの小泉誠氏によるデザインの革製「Tongue」を使用するなど、細部にもこだわった統一感あるデザインが特徴です。 -
想像以上の機能スペース~「離れ」
弊社の男性スタッフにも大人気の場所です。このスペースに足を踏み入れた途端、かなり高い確率で「うわぁ!いいなぁ!」という歓声が上がります。このスペースの使い勝手は変幻自在。趣味部屋としてアウトドア用品、DIY、バイク関連、その他クラフト系などなど、離れだからこそ集中し、楽しめる空間が実現できます。しかも、中土間~ウッドデッキ~カーポートに隣接し、ナカとソトをつなぐハブのような位置づけの存在なので、3坪弱の小さなスペースにも関わらず、想像以上に利便性が高く、あらゆる使用シーンに絶大な威力を発揮します。
写真ではその魅力の何分の一もお伝えすることができないのが残念です。 -
極上プライベート空間~2階
完全なプライベート利用として必要な機能を凝縮した空間。水回り機能を2階に設置することで、お風呂~着替え~就寝~起床~身支度(シャワー/朝浴)など、一連の行動を1フロアで行えるスタイルに。同時に、水回りが2階へ移動したことにより1階の自由度と利便性を高めることを両立させました。また、天井全体に広がる杉板がぬくもりのある空間を演出しています。 -
西洋漆喰と地元糸魚川産杉板を使用したキノイエオリジナル外壁
キノイエの外装に使用されている木板は、地元上越地域の糸魚川産の杉板を使用しています。
何十年経っても飽きのこないデザイン、かつどこにもない独特の美しさを・・・そんな思いから、設計段階で何度も何度も試行錯誤を繰り返し、材料の幅と隙間の幅を導き出しました。製作にあたっては、地元の製材屋さんも共感していただき、職人さん自らの目で吟味した美しい木目の幅材のみを厳選しています。このサイズの幅材はキノイエのためだけにしか出荷しないキノイエ・オリジナルデザインです。
また、塗膜のカラーは、住まいのテーマによってオリジナルで2種類の色を調合してつくります。暮らす場所、住まい手、そして時間の経過によってその表情は少しずつ変化していきます。そして、外装で杉板を張る部分は基本的に手の届く場所に限定しており、後々のメンテナンスのしやすさを念頭に入れてデザインしています。
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