上越モデルハウス 新光町の家

糸魚川杉板の外観と一体のソト収納。
道行く人の目を愉しませる季節折々の植栽。
奥に長い敷地形状を活かした配置。
居間・台所から広がる遠景と水の音。
まちのなかにありながら自然と調和した佇まい。
家のソトとナカ、家とまちの風景をつなぐ。
ゆるやかで居心地のよい暮らしの場が
たくさん用意されています。

- 住所
- 新潟県上越市新光町3丁目12番2-3号
四季を楽しむ雁木アプローチ
奥行のある雁木を取り入れることで、雪国であり、降雨の多いこの地域でも濡れることなく、家から出入りすることができます。
それだけでなく、おでかけする朝や夕時の帰宅時、雁木の下を歩いているちょっとした時間に四季を感じることができ、また、気の沈みがちな雨天時でも、葉を打つ雨音を楽しむことができます。
上越糸魚川地域の伝統的な「雁木」には、利便性だけではない、暮らしにゆとりを持たせてくれる大きな役割があります。
糸魚川杉の板壁
新光町の家には糸魚川杉の板壁が全面に使用されています。
飽きのこないシンプルなデザインであり、かつ、年々シルバーグレーに経年変化していく杉板は、道行く人もついつい見とれてしまうような美しさがあります。
家族の成長とともに杉の色味が変化していく過程が見れるのも、楽しみのひとつです。
また、地元の気候で育った杉板は、たとえ家の板壁に姿を変えても、この上越糸魚川の気候に慣れているので温暖な気候で育った杉板と比較しても、長持ちする特徴があります。
箱窓とベンチ
まるで壁を箱でくりぬいたような箱窓は、ソトの景色を切り抜き、中の空間に広がりや情緒を与えてくれます。
杉のベンチは小さいお子様からご年配の方まで、ゆったり靴を履くためであったり、近所の方がふらっと立ち寄ってくれたときのお話スペースであったりします。
そのベンチに腰掛けたときに箱窓からの木々の木漏れ日は心地よく、なんだかずっと座っていたくなるような場所になっています。
角窓で広がりをつくる
広間に入ると真っ先に目に入るのが、大きな角窓。
コンパクトな設計でありながら、真っ直ぐ視線が抜けるので空間に奥行がでます。
また、対角のキッチンにも出窓があることでより広がりを演出します。
それぞれの窓際ではソトとのつながりを感じ、ベンチではうとうと日向ぼっこしたくなるような窓際、キッチンではそよ風に揺れる木々に癒されながら料理を楽しめる窓際になっています。
建具の美しさを追求する
この障子は、「吉村障子」をアレンジしたオリジナルデザインです。
吉村障子とは、建築家の吉村順三氏が、框と組子の見付寸法を統一した全ての枠の寸法が同じになっていることが特徴で、これにより、閉めた時、まるで一枚の障子に見えるようにデザインされています。
やわらかな光、美しいシルエット・・・ミニマリズムを追求した日本の建具は、けして和風建築のだけのアイテムではなく、様々な様式の建築スタイルにも合うということが分かる実例です。
角窓に採用することで、ソトから見ると行燈のように浮き上がって見え、夜の外庭時間も楽しめます。
また、高性能のサッシと併せて使うことでより断熱効果を高めてくれます。
箱パントリー
キノイエのダイニングスペースにひときわ存在感を放つ収納ボックス、通称:「箱パントリー」。
「小さな邸宅」の魅力を引き立てる強力なアイテムの一つです。(希望により選択施工)
キノイエのコンセプトから生まれたオリジナルアイテムです。
サイズはいたってコンパクト。シンプルがゆえにとても美しいデザイン。その中に食器棚、配膳台、ゴミ箱や調理家電スペースがあります。
台所の目隠しにもなるため、一台で多くの役割を果たしています。
4つの機能を持つ空間
キノイエでは間取りを足していく設計ではなく、「引き算する設計」に磨きをかけています。
新光町の家でも、一つの空間を多機能にして無駄な空間を無くしています。
この空間には寝室や脱衣場に行く通路としての機能だけでなく、洗面所や収納、物干場の機能も兼ねています。
家族しか使わない空間だからこそ、機能を集約させることができ、またそれによって家事効率も上がります。
高所窓でプライバシーを保ちつつ、天井面で広がりを作り、冬の時期は太陽の光が洗濯物に届くようになっています。
将来を見据えた空間配置
家族のかたちに合わせて可変性のある設計にすることで、次の世代まで永く暮らしつづけることができます。
新光町の家では、寝室を1階のゲヤ部分に配置。水回りも1階に集約されているので、老後は平屋のような暮らし方ができます。
また、2階も間仕切りを可動式家具を用いることで、子供の成長に合わせた空間づくりをすることができます。
明かりの重心を下げる
必要な時に、必要な場所だけを照らす。
キノイエの照明計画は、明かりの重心が低くなるように壁に照明をつけています。
そうすることにより、空間に安定感・落ち着き感が生まれます。
またキノイエでは天井にシーリングライトはつけません。
落ち着きや外観を整えるために天井高を低く抑えているので、天井に照明をつけると圧迫感が出てしまいます。
そこで天井から壁面へ。天井につく器具を減らし、天井面にきれいな余白をつくることで広がりが生まれます。
ソトとナカをつなぐ
ソトとナカをつなぐ空間設計において大切なこと、それは「分断」を取り除くこと。
中でもとりわけ、外部との接続を担う窓・サッシのあり方がとても重要になってきます。
キノイエの設計では、メインとなるリビングに、引き込み完全開放型のサッシを採用することがあります。
ソトの自然を望む視界からサッシのフレームを取り除くことで、驚くほどの開放感が生まれます。
開放したその瞬間から、それは窓ではなくなり、ソトとナカをつなぐゲートに変わります。
「窓の景色」ではなく、ソトの自然がナカのリビングに取り込まれるのです。
この感覚は、ぜひ実際にキノイエの建物に足を運んで体感していただきたいと思います。
快適装置「すのこ天井」
キノイエの住まいの特徴の一つに、地元糸魚川産の杉板ですのこ張りにした2階の天井があります。
見た目にもやわらかい天然木の風合いがあり、毎日見ても飽きない普遍的な美しさがあります。
しかし、それだけではないんです。本当の価値は、その性能にあります。
空気をたくさん含み断熱性に優れた杉の最大の特徴は細胞と細胞の間にたくさんの水分を含むことができるため、湿気を調整する機能に優れています。これがすのこ状になっているということは、板の四面全てが調湿機能を発揮するということにつながります。
そして、すのこ張り内部には、外周部と同じ厚さのフェノールフォーム断熱材と高性能グラスウールにより、屋根から吸収される日射熱をブロックしつつ、室内の熱を蓄え、防音効果を高めます。
窓辺の居心地
居心地のいいところは窓辺に宿ります。気が付くと外の景色を眺めてしまうのも、自然と外とのつながりを求めているから。そのつながりが出来る部分は不思議と居心地がいいものです。
新光町の家の2階にはカウンターと連続した全開放の窓があります。
この窓からは関川沿いの桜の木々や水田が見え、晴れた日はさらに向こうの山々まで見ることができます。
休日の昼間、ここで読書をしたり、勉強したり、絵をかいたり・・・
窓を開け、風にあたりながら、趣味に没頭する時間は暮らしを豊かにします。
秘密基地「ロフト」
年齢問わず人気のあるロフト。片流れのシルエットによって生まれるこのスペースを有効活用。
少し狭くて、薄暗いので、こどもたちの秘密基地になったり、寝室になったり、将来の収納になったり・・・
使い方も住まう人それぞれで楽しむことができます。
杉の香る天井がより近いので、香りの生む心地よさも体感できます。
空気の巡りと明暗をつくる
新光町の家には大きな吹き抜けがあります。
吹き抜けがあることで、家全体の空気の流れをよくし、新鮮な空気を行き渡らせます。
また、夏は涼しく、冬は暖かい空気が家中にめぐるので、家の中の温度が均一になり、喘息をおさえたり、ヒートショックを防止するなど、健康面にもいいことがたくさんあります。
それだけでなく、空間に明暗を創り出してくれるため、空間にメリハリができ、広がりが感じられます。
立地条件で1階で採光が取れない場合、吹き抜けを活用することで、2階からの明かりを取り入れることができます。
吹き抜け一つにとってもたくさんの理由があるのです。